私季彩々
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| 2001年08月03日(金) |
上がらない花火をみる |
先週の花火大会の帰りに寄った飲み屋で”ボンボン”をもらった。”ヨーヨー”ともいうのだろうか。丸いゴム風船の中に水を入れたあれである。ひんやりとした感覚とわしゃわしゃという水音がなんとも涼しげで良い。閉店間際の店先で野郎には一つ、女性には2つと配っていた。 その”ボンボン”もだんだんとしぼんできた。
今日も豊平川の河川敷で花火大会の予定だったけれど雨模様の天気で流れた。先週も流れたからやっぱりぱっとしない夏だ。そんななか河原を歩いているとわずかだが人影がある。浴衣姿の女の子が二人、河原を通る人に手を振って愛想を振り撒いていたり、なんとも可憐である。ちらほらいるのは階段状の傾斜地にたたずむカップルだ。明らかに流れたとわかる夜にもしあわせそうに並んでいる。なかにはただ前を向いているだけの人もいれば膝枕としゃれこんでいるのもいる。 上がらない花火と静寂な河原。けれど目を少し上げれば華やかな街の明かりが色を添えている。歓声と喧騒の花火もまた素敵だけど予定にない貸切の会場に座り込むのも悪くはない。恋人達の”間(ま)”はどんな出来事だって素敵に昇華させる事ができるもの。そんなお二人に大輪の打ち上げ時花火とは言わなくとも線香花火の一本をプレゼントしたくなります。憎らしさは敢えて押し留めて、大人だし。何より風はほとんど秋ですし。
ボンボンが張りを失ってしぼむ頃には盆も暮れるかな。残暑などどこ吹く風で秋はすぐにやってくる。 日曜の天気予報は週間予報を裏切って晴れとのこと。まだ元気な”ボンボン”はてるてる坊主ということかも。
雨模様今日の花火は上がらない闇満つ河原寄り添う二人
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