私季彩々
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2001年07月15日(日) 北の漁場は・・・ 

 積丹の海へでかけた。北海道とはいえ夏はある。狭い海岸の砂地にはキャンプを張ってバーベキューにいそしむ人が多く見られた。泳いでいる人はまばらだけど夏を楽しんでるなぁって感じ。そんな中我々が向かったのは”イカ釣り”。ユーミンやサザンを唄う雰囲気ではない。
 船には乗った事がないので船酔いが心配。そんななか昼食にサバ寿司を頼んでしまうという甘チャンである。
 出港は17時。凪いだ海原を駆ける釣り舟はどんどん速度を増し舳先から舞い上がる飛沫は時に大雨となって降りかかる。雨具は身にまとっていたがフードがない私はいきなり服まで濡れるという幸先のよさだった。
 イカ釣りは細長い円筒形の蛍光版にハリ(というか引っ掛ける部分)がついているものを深く沈めるというもの。竿は使わないで直接糸を手に持ってあたりをまつ。イカにいる深さ(タナ)を探り、当たれば入れ食いが待っているというわけだ。30分ほどたってようやくイカがあがってきた。白い魚体は海から上がると潮を吹いて甲板上では墨を吐く。みるみる赤黒い色へと変わっていく。そんな連中を”沖漬”にする。酒と醤油とみりんを混ぜたたれに生きたままつっこむわけだ。海でしか作れない珍味ということだ。
 日本海に浮かぶのは白色のいさり火。陸からみるとなかなか見事だが海から見るとなんとも頼りない。波は蒼くゆらぎ羽を休めているかもめたちの眼はこちらの隙をうかがっている事がひしひしと伝わってくる。踏みしめる揺らぐ甲板の心もとなさと遠近感のないスポットライトの中で昼のサバ寿司の匂いが胃から上がってきたりする。なんとも海のロマンを感じるには何かが足りない私のようだ。
 で、釣果は稀に見る最低だった。200は硬いという話がうまい人でも50。私は15という寂しさだ。薄明まで行くはずが12時にはお開きと相成った。
 後でわかった事だけれど帰りの船は舵が壊れていたらしい。途中から大き目の漁船が来て何してるのかと思ったら牽引していたのだ。接岸する時は大騒ぎになってワイヤーを慎重に操って無事接岸と相成った。
 というわけでなんとも冴えない船行きとあいなったけれど、まぁ釣りは久々。波飛沫とエンジン音にかこつけて大声で唄っておりました。歌った曲は
 兄弟舟、津軽恋女、知床岬、襟裳岬、冬のリヴィエラ、さらばシベリア鉄道、落陽、冬景色、やさしさ紙芝居、グッバイ青春、みどり、うさぎ
 演歌だけで行きたかったけれどレパートリーが足りなかったので。だけどユーミンや最新ポップスは避けた。何をやっているのだか。ほほ。 Home&Photo


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