私季彩々
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お酒はお好き。私はお好き。宴会はあまりお好きではないがこじんまりとしたのはとってもお好き。ホテルの個室はお好きでないが安居酒屋の雰囲気はお好き。チェーン店も悪くはないが親父と話せたりすればなおお好き。安く飲めればなおお好き。
年をとってくるとなかなかただ酒にはありつけないが珍しく社長と飲んだ。すすきののおばさんがやっている囲炉裏酒場とでもいうのだろうか。目の前で魚を焼いてくれるやつだ。こういうときは変に遠慮するのもなんだからありがたく好みのツボダイを頼んだ。社長はトキシラズを頼んだ。高級魚に肩をすくませるも滴る油に幸せを感じる。暗い店の中は香ばしい香りで満ち客も相応で落ち着いている。そんななか割烹着のおばちゃんはなかなかいい感じだ。ホワイトアスパラとしいたけを追加して酒の肴とした。囲炉裏の炭火は暖かさのみを伝えてまだ夜寒い札幌の街中を忘れさせた。
その後2軒目と相成ったのだが社長もあまり店を知らない人らしい。私もそんなに知らないが、まぁこうこじんまりしたのもよかろうと昔良くいった店にいってみた。札幌に3軒あるロシア料理屋だ。お酒の強いという社長にウォッカというのもおもしろかろうと。 ウォッカは冷凍庫くらいでは凍らない。冷やすほどとろみと甘味がひき出てうまい。もちろん度数は40度以上と高いのだけど是非ストレートで飲んでいただきたい。ロシア音楽が流れる中これまた薄暗い店内でまぁ話は弾んだ。 この店を始めた亭主は数年前になくなって今はその婦人さんがやっている。白髪の方で猫でも抱いたらよく似合いそうな感じだ。顔なじみではないけれどまだお元気そうでうれしい。この店は昔付き合ってた子と良く来た店だからなんとなく足が遠のいていたがまたこよっと。
で、社長の奥さんに電話を入れて私が無理に誘った事にしてお開きという事で。もともと約束していた飲み会の相手に連絡したらもうお開きだった。札幌駅に程近い公衆電話からかけたのだけど20円で話せるのは30秒ほどもない。中途半端に切れた会話をひきずって駅へと歩いて帰ってきた。 空にはビルの赤い点滅が妙に優しかった。酔ってはいるのだがはっきりしている。ウゥッカの酔い方はそんな感じだったなと思い出してみた。
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