私季彩々
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| 2001年07月02日(月) |
バナナフィッシュにうってつけの日 |
本を読めるようになってきたのはごく最近の事で以前は読もうと思っても途中で挫折するばかりだった。そんななか読んでもまったくわからん本の一つが”バナナフィッシュにうってつけの日”だ。ご多分に漏れず私は漫画から入ったわけだが。
吉田秋生の漫画”BANANAFISH”は少女漫画でありながらドラッグ、セックス、バイオレンス、キッズポルノ有りとなかなか派手なマンガだ。そんななかに人を操る麻薬がでてくるがそれが”バナナフィッシュ”という名前ででてくる。そこからサリンジャーという作家に結びつくわけだ。
で、短編集を買ってみたけれど。日常的な浜辺のリゾートにいくつかの人間模様が描かれるわけだがそんななか、男が小さな少女と海を行きながらバナナフィッシュの話をする。バナナフィッシュは海にあるバナナ穴に入ってたらふくバナナを食べる。そして大きくなって出られなくなる。最後にはバナナ熱にかかって死んでしまうという。その話をした後、彼はホテルに戻って自殺をする。 なんのことやらまったくわからん。わからんながらもなんとなく気になって常にリュックにいれて読むのだがやっぱりわからない。わかろうというところでまず無理があるのだろうけれど。
河原を歩いていて橋の下にテントを張って外国人が20人くらいボールで遊んでいた。その周りで子供達がマウンテンバイクを乗り回していた。しばらく歩くと自動車練習のコースがあって信じられないくらい遅い速度で2台の車が走っていた。面白くなさそうに助手席に座っているおっさんをみて妙にいらいらした。プレハブ小屋のなかで待機している若い女性は美しいけれど何か物憂げだった。そんな光景を歩いていると妙にバナナフィッシュのことを思い出した。それはまだリュックの中に入っていた。 立ち止まって河川敷に寝転がり読んでみる。やっぱりよぉわからん。けれど私が歩いてきた光景がやけに重なって思えた。空は川の爽やかな音を含んで高く時折自転車がゆっくりと過ぎていった。 このあたりはホテル街だから今私がその中のどれかに入ったとしたら、、、。
よくはわからないけれど今日は私にとって”バナナフィッシュにうってつけの日”だったのかもしれない。
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