私季彩々
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太陽が暖めるのはまず地面からと昔習った。炭の暖かさは風が吹いても暖かいのも知っている。実感するにはまず地面に寝転がる事と見た。
昼休みに寝不足の私はまた河原に休みに行った。時計を忘れたので戻る時間がわからなかったけれど、何とかなる気がしたのでさっさと寝転んだ。川は雪解け水をたたえてけっこういい音を出している。風はまだ冷たく寝転がっているのは私だけだった。 転がってみるとよくわかる。地面の暖かさは太陽の香りがする。風は思いのほか底では弱い。まだ弱い日差しは底から受け止めた方がずっと感じられる。川の音と土の香り。ゆっくり休むにはこんな素敵な環境はない。
と、食べた弁当を狙ったカラスが2匹、驚くほど近づいていた。お、カラスの頭はわりとふさふさだ。目は愛嬌たっぷり。口はものすごい強力そうだ。これだけ身近なのに、全く気を許していないのもよくわかる。つかずはなれずというのは、大人の関係というより人とカラスやすずめとの関係なのかもしれない。 弁当の袋をあきらめた彼らは木の根の方へと仲むつまじく飛んでいった。そばを自転車が通り過ぎた。寝ているそばを通られるとまるですっごく早く回る観覧車みたいに思えた。
さてと、そろそろ起きてみる。風はやっぱり冷たい。でも、時間の流れには根拠のない自信があった。川の音を聴いていたからかもしれない。
で、時間は間に合ったかって? しっかり2分前。だから川辺はやめられないの
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