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綱島のお店・色決め難航・・・ - 2006年10月31日(火)

色決めというのはデザイン上に於いて非常に大事な行為である。サンプル帳から決まった色を指定するということは調色が出来ない塗料以外は滅多にないし、微妙な調合を何度も何度も繰り返して漸く目指す色が決まる。それは時には丸々一日を費やすこともあるから職人さんにとっても大変な作業となる。

そこには妥協はしたくないというデザイナーの拘りと塗装職人そしての意地とプライドとのぶつかり合いでもある。色というのは本当に大切なものでちょっとでも間違えると野暮ったくなってしまったり、全体的な調和が取れなくなったりすることにも繋がる。だからこちらとしても妥協ということはせずに納得いくまでトコトン追求していく。

今日は外壁の色を決めたのだが、イメージしている色がサンプル帳にはないし、とりあえず塗料の見本ではなく左官材で近いものがあったのでそれに合わせて調合をしてもらった。職人さんから提示された色はどう見てもサンプルの色調とは異なる。一回目のやり直しである・・・。

その後も近くはなっているもののやっぱり違う・・・。またやり直し・・・。そういうやり取りの中でふと気になったのが、サンプルを塗っているのはコンパネというベニヤの厚いものである。しかし、実際に塗るのは外壁で既に既存の塗料が吹き付けられており、その上にプライマーという塗料と塗料を付着させるための白い下地材が塗られている。

サンプルを塗っているコンパネは塗料を吸い込むし、地の色は茶系である。実際に塗ろうとしている面とは全く異なる素材だから同じ塗料を塗っても仕上がった色は違ってくる。だから、作ったサンプルを実際に外壁に塗ってみて確認したいとお願いした。すると段々近づいてきたように思えた色が全く異なる・・・。

基本的な調合の配合からやり直しである。そこからがデザイナーの拘りと職人の意地とプライドとの戦いが始まる・・・。何度も何度もやり直したがやっぱり違う・・・。まあこの辺でいいかな・・・?という感じには近づいては来たがやはり微妙な違いであるけど違うことには変わりがない。この色を塗ったら野暮ったくなってしまう・・・。

結局、微妙な調合を繰り返しながらやり直した回数は15回を超えた・・・。時間にして4時間近くを費やした作業であった。これを既製の塗料をそのまま使って塗ればこの作業時間は省けるが、出来上がったものは全く満足出来るものにはならない。職人さんの半日の仕事を色決めに費やすということは作業効率から考えれば勿体無いとも言える。他にもいろいろな色を使うし、それらのものを全部調合していく時間はかなりのものになる。

でも、そこまでしても納得いくものをつくりたいし、中途半端な妥協などしたくない。それを面倒くさいと考えるか、拘りと考えるかはデザイナーの姿勢次第。レトルト食品使うお店と手作りに拘るお店の違いとでも言えば分かり易いだろう・・・。それは人それぞれの考え方でもあり、一概にどちらが正解かとも言い難い。でも、私には前者を選択することは出来ない・・・ただそれだけである・・・。

そして、そういう拘りを求めている方からの依頼が多いからでもある。


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