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「確認」という意識と「想像」という無意識 - 2005年11月07日(月)

物事で分からない点があれば何らかの手段を取って確認するのが常識ある行為であると思う。しかし、それを確認と言う行為を怠り想像の中で勝手な判断をして先に進んだとしたらどういう結果を招くことになるか?答えは明白であろう・・・。

これまでの経験値から言えることは店舗専門の施工業者さんは不明点があれば設計事務所への確認をした上で進めていくが、工務店さんや大工さんは自分自身の判断により勝手に解釈して進めてしまうというケースが多かった。結果的にそれはやり直しとなったり、現場に嫌な空気が流れてしまったりとあまり良い状況を招くことはない。普通に考えれば分からない点は「確認」という行為をすることによって改善することが出来るのであるが、その行為を考えず、自らの判断によって「想像」だけの解釈で進めてしまう行為は言葉は悪いが、私には愚かなるものとしか思えない。

どうして確認しないんだろうか?
分からないから勝手に判断してどうするの?
私にはどう考えても理解できない行為である・・・

特に緻密な納まりや詳細を求めるデザイナーズショップに於いては「確認」という行為は最優先事項として考えなければならないことである。そういう仕事に慣れているか、慣れていないかが最終的な仕上がりにも影響してくるものである。それを嫌というほど経験してきているので業者選択に関してはシビアに見るし、そういう経験値というものも重要なる要素となる。

例えば料理人が分量をしっかりと計量(確認)して作るタイプと、目分量(想像)で作るタイプとがいると思う。後者でも経験豊富な人ならある程度の精度で完成させることが出来るであろうが、それほどの経験がない場合はやはり完成度は低くなるのではなかろうか?現場での実績は豊富でも内容が異なると、これまでの経験値だけでは判断付かないことが出て来るものである。そこで迷った際にどういう行動に出るかが重要なのである。経験値だけでの判断は結果的に誤った判断となるなることが多いし、多くの無駄を発生させてしまうことにもなってしまう。

「想像」での判断が仕様変更をせざるを得ない結果となることに何処まで理解しているのだろうか?また意識しているのだろうか?でも、こういうことって必ずと言って良いほど、こういうケースに於いては起こってしまうんだよね。

「モノづくり」の意識の違いと言うか、「拘り」を求める場所の違いでもあろうか・・・?こういうことが起こる確率が高くなるから今回の決定となったんだけどね。完全なる線引きが難しいから取り合いが出て来てしまうし、こういう結果となるのである。

それと言えることは「確認」は意識して行う行為で、「想像」は無意識で行う行為あるということ。無意識というのは極普通の業務の流れの中で深く考えずに行っている場合が殆どなので、決して悪気があって行っている行為ではないし、残念ながら追求したところで本質の改善も問題の解決も出来ないのである。

でも、たった1本の電話で済むことなのにね・・・



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