大切なのは物事の見極め・・・なのに - 2005年10月03日(月) いろいろな開業希望者がいる。しっかりとした見識のある方、この人ホントに大丈夫なの?と感じる方、まあ可もなく不可もなくそれなりになんとかなるのかな?と思える方など様々な方々がいる。ここで問題になるのはホントに大丈夫なの?という方である。そういう方に限って自分は大丈夫・・・と思っているものである。そう思っているからこちらから見て間違った見解を持っていてもそれに気付かず、また改めようとはしなかったりする。 中にはおぼろげながらも自らの落ち度に気付き、そして改めようとする方もいるが、そこで何かが邪魔をして中途半端なものに終わってしまうこともある。それは何か?変なプライドであったり、商売の本質の見極めが出来ていなかったり、要は考え方が甘過ぎるのである。中途半端な知識の中でそれが正しいと思い込んでしまい、そこから脱却できずに間違った見識のまま計画を進めていくことになる。 うちのようなところや周りにそれを正してくれる人がいればなんとかなるのだが、そういう人に限って他人に意見を聞かずに自己流だけで進めたりするので結局は商売が始まっても伸びることはない。 つい最近もそういう方と出会った・・・。言葉の端々には変なプライドを覗かせ、人の意見を聞くようでいて実はそうじゃない。こちらから見て感じるのは商売の本質が見えていないというか、これまでやってきた事業とは大きく異なる世界に飛び込もうとしているのだが、その根本的な違いに気付いていないからこれまでの経験値だけで物事を判断してしまうことになる。 そういう場合の結果はどうなるか・・・?敢えてここから先を書くまでもない。スタートラインは勉強不足は仕方がないが、あまりにもそれが不足していると見ていてとても不安になってくる。えっ?蕎麦屋を開業しようとしているのにこんなことも知らないのかな?って思えることが会話の中で沢山出て来る・・・ 商売はそんなに甘いもんじゃない・・・。でも、どうしてそういう中途半端な考え方になってしまうんだろうか?本人は大丈夫と思い込んでいるから考え方や見識を変えようとしないんだろうけど、商売が始まってもそのままだったら結果は見えているということである。 まあ、そういう方に限って間違った意見の人の言うことを聞いてしまうものであるが、本当に大切なことの見極めが出来ていないからそうなっちゃうんだけど、悲しいかなそれが現実である。 -
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