鎌倉で昼酒、大磯でワインと花火!そして - 2005年07月30日(土) 今日は3時までに仕事を終わらせて恒例の鎌倉・鶴岡八幡宮へのお参りに行って来た。平日に行ってお気に入りの蕎麦屋で昼酒をしたかったのだが、またまた週末になってしまい至福のひとときは諦めていたのである。お参りを済ませダメ元でお店の前まで行くと今日に限って行列が出来ていないし、お店の中を覗いても6人掛けの大テーブルが空いている。 やったね!久々の昼酒だよ、今日は!外が見える席に座り、まずはビールと板わさを頂くことに。窓の外に垂れ柳が風に揺れ動く様を眺めながら至福の昼酒を堪能。次はお酒を冷やで頂くことにし、序でに焼き海苔もオーダーした。ここはきちんと炭の入った木箱で提供してくれるし、程好い炭の香りがかすかに漂ってきます。これまた蕎麦屋酒、昼酒の愉しみでもある。ここの酒は菊正宗。やはりこういう古き良き風情の佇まいの蕎麦屋にはピッタリの酒ですね。ビールには塩豆が、日本酒にはそば味噌が突き出しとして付いてきますが、これまた双方共に相性が抜群です。 土日でこんなに空いているなんて久し振りである。諦めかけていた中での思い掛けないこのひととき。次第に先客が帰り店内は数人しかいなくなった。以前、夕暮れ時に一人だけという貸し切り状態になったことがあるが、それ以来の静けさので中の蕎麦屋酒かもしれない。すると6人の団体客が入って来て少し雰囲気が変わってしまったのが残念至極であるが、まあ仕方がないよね・・・。だってここ数ヶ月は毎回行列で入れずじまいだった訳だし、それが今日は夏休み中にも拘らずこれ程の静けさを堪能できたんだからね。 お酒も無くなり、蕎麦で〆ようと思ったが折角だからもう一杯頂くことにし、今度は樽酒をオーダーした。樽酒は冷やしてあるのだがちょっと劣化しているのが残念であった。でも、それくらいは我慢ガマン。至福のひとときを堪能させて頂いているんだからね。少しづつ混み始めて来たので〆の蕎麦を頂くことに。頼んだのはやっぱりいつも通りの辛味おろし。蕎麦湯へは薬味の葱を入れ、少し残しておいたお酒と一緒に最後の楽しみを。 お会計の際に女将さんが「いつもありがとうございます」と優しく語り掛けて下さり、大満足の中でお店を後にしたのであった。やっぱりこういうお店での昼酒はホントなんとも言えないいい気分だね。少し散策をしながら酔いを醒まし、ほろ酔い加減が残るまま駅まで行き、次なる目的地である大磯へと向かった。 先日オープンしたお店へ客としての抜き打ちチェックに行くのであるが、今日は地元の花火大会ということで立て込んでいる状況下でどのようなオペレーションをしているかを見てみたかった。7時半頃に大磯へ着き、お店まで向かうと花火を見に来る人達で人通りがいつもとは比べ物にならないくらいであった。丁度お店の前を通って会場へと向かうのでオープンしたてのお店にとっては良い宣伝にもなると思っていた。 店の近所で店主を見掛けたが俺には気付いていない。良かった・・・。ここで気付かれては何にもならないからね。でも、店主が外に出て来れるというのは客がいないということか?まあ、みんな花火を見に行っているんだろうし仕方がないか・・・。でも、店の前に立って驚いた!看板も入口を照らすスポットライトも消されている。これじゃ店がやっていないと思われてしまうじゃんか!店内には客はいなかったし、一体何やってんだろう? 店主が外からお店へ戻る時に気付くだろうと思い、少し離れたところから様子を伺っていたが終に電気が付くことはなかったのである。これじゃ何の為に商売をやっているの?って思っちゃうよ。勿体無いという以前の基本的な意識の問題である。 お店へ入ろうかと思ったが残念ながら既にそういう気持ちが消え去っていた・・・。そこで近所にあるオープンの際に来て下さったフレンチレストランへ行ってみることにしたのである。奥様から「今日はやっているんですかねぇ?」と聞かれたが「やっているんじゃないですか・・・」と答えるしかなかった。勿論、電気が消えているのを分かって言って来た言葉であるのでそれ以外に言葉が見つからなかった・・・。 地元野菜の料理と肉料理と共にグラスワインをオーダーし、店内の様子を窺うと殆どが常連客らしく店主と奥様との会話を楽しみながらお食事をされている様子は良い感じだったね。暫くして花火が始まり、店主が椅子を外に出して下さり「みんなで見ましょうよ!」と。ワイングラス片手に良いポジショニングでの花火見学。夏だねぇ〜!たまや〜!!! お店へ戻ってからは奥様と店主と暫し話しをしたが、やはり永年この業界でやってきている方だけにオープンの際に来てかなりのところまでチェックというか、客観的にリサーチをしていたのである。「早くこのお店へ行って下さいね・・・」と言ったにも拘らずまだ来ていないとのこと。時間がないということなのだろうか・・・?本当に勉強になることが沢山あるんだから、要は本人の貪欲なる探究心と意識の問題だけどね。 本当は大磯のお店のチャックで来た訳だけど、状況が変わり?このフレンチレストランで美味しいお料理を頂くことになってしまった。グラスワインを2杯飲んだ後に、もう一杯違う銘柄のものを頂こうと思ったが、皆さんが飲んでいる「フランスビール」とやらを試してみたくなり順序が逆になってしまったがそれを頂くことにした。かなり炭酸が効いている感じの味わいで中々美味しい。量は少ないのでもう1本・・・ 時計を見ると既に10時少し手前で、シマッタ・・・向こうのお店はラストオーダー終わっているよ。直ぐにお会計をしてお店へと向かったのである。店長には外部照明の件を言うと最初に出た時は気付かなかったが、次に出た際には気付き電気を付けたとのことであるが、どうして最初に気付かないの?とぶつけた見たけど、残念ながら俺を納得させられる答えは返って来なかった。一体何やってんだろう?昼じゃなく夜だよ!夜に看板も入口も暗かったら気付くじゃんか!貴方はここの店主ですよ!スタッフが付け忘れたのがそもそもの原因であるが、貴方は外へ出ても目の前の状況に気付きもしなかったんですよ。これじゃ今日は休みかな?ってみんな思っちゃうよ。 今日はメニューも絞り込んでちゃんと準備をして向かえた地元の一大イベントの日であるにも拘らずに、これじゃ何にもならないんじゃないですか?少なくともこれからこの地で商売を続けていこうという意識があるのなら目の前の状況に気付かなければならないんじゃないですか?これじゃあ、怒る気にもならない・・・ もっとちゃんとやってよ・・・ 一体何考えて商売やってだよ・・・ 開業間もないという次元じゃないよ・・・ 悔しいやら・・・ 情けないやら・・・ もどかしさだけが心に残るやるせなさ・・・ 他にも手抜きをしている箇所が幾つかあった・・・。何故言ったことを守らない?簡素化することによっての弊害を分からないのと、一歩踏み込んで面倒臭いことをさせるのにはきちんと理由があるということを分かっちゃいない。営業終了後にカスターセットをパントリーに下げてお醤油を別の容器に移して醤油注しを洗浄してもらっているが、トレイに楊枝入れと七味入れを残し、醤油注しだけを下げていることに気が付いた。多分、ホールスタッフからこうしようという意見が出たのだと思うけど、何故全てを一旦下げるようにしているのか?パントリーに下げて一箇所に集めることによって楊枝も七味もチャック一緒に出来るし、カスターそのものが汚れているかどうかの確認も出来るんだよ。ホールの暗い中ではチェック出来ないでしょうが・・・。 もし、楊枝入れにゴミでも入っていたらどうするの?テーブルに置いたままではまずチェックなんかしないよ。そういうことが分かっているから態々下げてもらっているんだよ。多分、他にも簡素化しているところが沢山あるはずである。それを増やし続けていけばどうなるか?その答えも分からないようだったら、この先はないと思った方がいいね。厳しい言い方かもしれないが商売を舐めたら絶対に上手く行かないよ。そういう姿勢がお客様には全てしっかりと伝わるんだよって俺は何遍言った?何考えてんだよ! とにかくやる気があるところを見せてくれよ!今のままじゃホントに無理だよ。そんな甘いもんじゃないよ、商売は。蕎麦打ち、汁取り、他にも大切なことは沢山あるが、今貴方に欠けているのは、それ以前の「意識」と「姿勢」の問題です。 -
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