断念したけど・・・最後には - 2005年06月26日(日) 今日は天気も良いし仕事の予定も入れていなかったので、毎月恒例の鎌倉・鶴岡八幡宮へのお参りに行って来た。先日、とある方から言われたように携帯電話を持たずに出掛けることにしたのである。携帯を持っているとどうしても仕事のことが頭から離れないし、本当に休んだ気にならなかったりもするのでそういう際は持たない方が良いよとアドバイスを受けていた。携帯電話と手帳は公私に分けて持っているので今日は共に「私」用のものをバッグに入れた。それは全く持たないというのも少々不安でもあるので・・・ 鎌倉へ着いて驚いたがいつもに増して人の多いこと多いこと。紫陽花の季節だからだろうか?天気も良いしやっぱりこういうところに来ちゃうんだよね・・・。今日はお参り以外に出掛ける前から決めていたことがあったのである。最近ご無沙汰の行き付けのお店で軽く一杯を・・・。ここ数ヶ月は時間がなかったり行列が出来ていて断念することが多かった。平日の遅い時間なら間違いなく入れるので何とか平日で調整しようとしたけど中々難しい。でも、駅を出た瞬間に諦めざるを得ないのではなかろうかということが脳裏を過ぎった。昼飯も食わずに出て来たし、今日こそはと心に決めて来たので時間を潰してでも入ろうと思っていた。 お参りを済ませてからお店へと向かったが、時計は既に3時を廻っているにも拘らず外まで行列が出来ている。仕方がないので前から入ってみたかった喫茶店へ。いつもは駅横の「スタバ」か参道沿いの「玄」というお店に行くのだが、今日は小町通の「門」へと向かった。店構えも内装もかなり古い昔ながらの喫茶店であるが、デザイン的には物凄い興味を感じていたところである。当時は斬新でありモダンな格好良いお店だったと思う。たぶん当時有名だった人が手掛けたのかもしれないね。今でも少しアレンジすれば最近流行の手法やイメージを変わらないんだよね。それを大切に使っているオーナーに敬意を表したいと思う。やはりデザイナーにとって手掛けたお店を何年も大切に使ってくださるということは嬉しいのである。20年以上は経っているだろうか?ひょっとしたらもっと経っているかもしれないね。いつも店頭には美術館や画廊のポスターが貼ってあるので、たぶんオーナーはそういうことが趣味なんだろうね。だからしっかりとしたデザイナーに依頼してこういう店をつくったんだろう。アイスコーヒーを飲みながらこのお店が出来た当時のことやオーナーの思い、人々の感想などをひとりでいろいろ想像してしまったのである。 4時過ぎに出てお目当てのお店へと向かったが、外の行列はなかったが中の待合には数組が待っている。こうなったら夕方まで待つしかないね。時間潰しにいろんなお店へ入ったり、路地散策をしてみたが面白そうなお店も出来ていたり、今度来た際は入ってみようと思った飲食店も探し出すことが出来た。その間も何度か店の前を通り入れそうだったら突入!と思ったが全て突入断念という事態であった。腹減ったぁ〜・・・鎌倉に着いてからは小町通で買った煎餅を一枚食べただけだから当然だけど、他に入って空腹を満たすことはこれから訪れる至福のときを台無しにする行為に等しいと自ら心し我慢にガマンを重ねていたのである。でも、食べ物屋さんが何処行っても沢山あるし、美味しそうな写真が目に飛び込んでくるのは辛い・・・。 6時ちょっと前に行った際は外にも待っている人がいたのである。何たることか!並べばいいんだけど、それが出来ない性分だから仕方がない。娘と来たときは仕方なく並んだが自分自身の本意ではない。並んでいればとっくの昔に入れていたにも拘らずそれをしないのは偏屈なる拘りでもある。それとあんまりゴチャゴチャしている時は入りたくないとも思っているから出来る限り夕刻の人が少なくなった時間帯を選んでいたが、今日はそれすら叶わぬ位の人出であったということ。7時閉店だったからビールから始まって樽酒、肴は板わさに焼き海苔又は蛸ぶつ、〆に辛味おろしと決めていたコースを堪能するにはやはり1時間は欲しいところ。だから余計に混んでいるときを避けての時間帯が望ましいのであった。でも、そのひとときを堪能するにはギリギリの時間でもある。4組近くいたしもう少し時間を潰してから来たとしても入れる保証はない。ホントこういう時は並べば済む簡単な話なんだけど、それが出来ない性分はあきらかに可笑しなものである。 ここまで散々歩き回って時間を潰して入れなかったというのは残念であるが、今更他に入るのも違うような気もするので空腹の辛さをぐっと堪え、断腸の思いで電車に乗って横浜へと戻ったのであった。今更他のものも嫌だし、やっぱり蕎麦屋がいいと思ったが横浜駅周辺にはまともな店がない。途中下車して本郷台のお店(トップページ画像のお店)へ行けば良かったと後悔したけど既に遅し・・・。電車に乗った際は落胆と失望でそんなことを考える余地すらなかったのであった。喉が渇いたし居酒屋でもいいかな?なんて考えたけど意地になって蕎麦屋に拘る自分は身体が欲している喉の渇きと空腹をバッサリと切り捨ててしまった。 そごうの飲食街に老舗があるけど今は工事中だったし、高島屋にはチェーン店的になってしまっている某店がある。他にもいくつかあるけど何となく気が進まない。東横線に乗って何処か手掛けたお店へ行こうかとも考えたが、これ以上の遠出は疲れてしまったので断念し、うちの近所の普通のおそば屋さんへと向かったのである。8時閉店であるから1時間ちょっとの時間はあるから大丈夫だろうと思い店の前に着くとほぼ満卓状態。良く見るとみんなまだ食べていない。ということは何を頼んでも待たされる可能性があるが、もうここまで来たら多少の待ち時間は我慢するしかない。とりあえずビールと板わさをオーダーし、一杯目のビールは一気に飲み干したのであった。平日の夜は殆ど客は見掛けないが、土日はかなりの集客であり、先々週も確かかなり混んでいたように記憶している。 日本酒は5種類あるけど肴は5種類しかないという偏ったメニュー構成であるが、時間が掛かると思い先に天ぷらの盛合せも追加オーダーした。すると花番さんが「時間が掛かりますが宜しいでしょうか?」と聞いてきたが、ここまで来たら多少のことは仕方がないということで了承した。でも、思ったよりも早く出て来たし、その間もビールはどんどん胃袋の中へと吸収されていき、最終的には3本も飲んでしまったのである。日本酒も飲みたかったが、5種類あるにも拘らず殆どの方は飲んでもビールである。当然劣化しているものも多いし、それがどれかは客からはわからない。冷蔵ケースに並べられていて客から見える場合は瓶を見てそんなに減っていないものや、まだ開いていないものをオーダーしたりもするが、ここはコールドテーブルに仕舞ってあるのでそれは叶わない。前回も多少の劣化でも大丈夫という銘柄を選んだがダメだったのでビールのみで通したのであった。 でも、入った時にいたのが12人の客がいたが、その後に12〜3人が入って来たのでやはり土日はかなり混む店である。23席のお店だけどやり方さえしっかりとすれば出前なしでもやっていけるだろう。アルコールは私以外は後から来た4人組でビール1本だから日本酒のアイテム数は減らした方が良さそうだし、もう少し肴を増やしてくれれば利用する機会も増えるのだが・・・。蕎麦は機械打ちだが石臼で粉を挽き、下手な手打ちよりは良いものを出していると思っている。汁をしっかりとしたものに変えれば更に良くなるんだろうけど、客としてい行っているのだから店へそこまでは言わない。隣の人が饂飩を食べていたが、珍しいことに茹で置きじゃないんだね。こういう形態のお店は朝一度に茹でてしまい、玉取りして冷蔵庫に入れてオーダーが入ったら軽く湯がいて出すのであるが、きちんとその都度茹でているんだね。それじゃぁということで私も饂飩にすることにし、鴨せいろをオーダーしました。 ちゃんとコシもあり美味しかったですね。でも、残念なのは汁と鴨・・・。勿体無い気もするが、まあ・・・仕方がないのかな?2代目の若い店主?が少し考え方を変えて工夫していけば良くなる要素って結構あると思っているんだけどね。 鎌倉では食べ損ない近所に戻っての最終選択だったけど、あの空間での至福のひとときとは比べられないけども満足することが出来ました。でも、花番さんは腰の曲がったいつものお婆ちゃんがではなかったが一体どうしたんだろうか・・・? -
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