ターゲット - 2004年06月24日(木) どんなお店にも狙っている客層としてのターゲットというものが存在する。ある意味これがない店というのは存在し得ないということでもあり、何らかの形で存在するこのターゲットは店にとってのコンセプトとも合致する重要なものである。 幅広くいろいろな人に来て頂く店もあれば、客層を絞り込んで間口を狭めている店もある。では、それをどのような形で表現なり主張していくことになるのか?例えば価格帯である。せいろが500円の店と700円の店ではあきらかにターゲットは異なるし、もう少し分かり易く言うと500円町場の機械打ちの店と700円の手打ちの店では狙いどころが異なると言うことである。700円の店はその価値を分かる人がファンになりリピーターとなるが、500円の価値しか分からない人は余程のことがない限り通い詰めることはないだろう。 手打ちでせいろを700円なり800円で設定するということはその時点である程度のターゲットを決めているということにもなる。300円の立ち食いそばの店とはあきらかに狙いどころが違うのだし、その層まで取り込もうとすることは到底無理な話しとも言える。その辺の見極めをしっかりとした上でスタートしないと掴み所のない中途半端な店になってしまう可能性が高くなる。 だからショップコンセプトというものをしっかりと考えた上で設計やメニュー構成を構築していく必要があるということ。只単に安く出来ますよとか、いきなり図面を持って来るようなところは正直言って不安に思って然るべき。商売というものをしっかりと見据えた上で店の形態が決まり、レイアウトやデザインが決まるということで、それを通り越していきなり図面では何の根拠もないものになってしまいかねない。 ポッチーランドの店づくりはその辺のところに一番神経を使い、且つ時間も使っているのである。 -
|
|