意識改革 - 2004年06月23日(水) 「意識改革・・・」これはリニューアル、新規開業問わず必要なことと思っている。これまでもリニューアルに関しては何度となくこの日記にて書いてきたが、実際には新規開業者にも同じことが言えるのではないだろうかと。 新規の場合、脱サラで始める人が多くの比重を占めるであろうが、サラリーマンといっても様々な職種があり、それぞれ置かれていた状況も環境も違うはずである。それがどういうものであれ自分が全ての責任を負う世界とそうじゃない世界や環境の違いを何処まで理解し把握してスタート出来るか?あきらかに異なる世界へ飛び込む訳であるから当然の如く考え方や意識をどう変えていけるかが大切なポイントでもある。これは何も脱サラだけに限ったことでもないし、若い頃から何処かのお店で長期間修行してきた方にしても同じである。 開業とはただ蕎麦打ちが上手ければ経営が軌道に載るというレベルの話ではない。全ての責任を自分自身が背負い経営者としての考え方を確立し、且つ蕎麦職人としての技術の向上と研究心をどう維持していけるかどうか。このバランスが非常に大事である。更にはサービス業として、指導者として、製造販売業としての意識の確立なども複雑に絡み合ってくることになる。このバランスが非常に上手く取れていると思わされた経営者の方がいたが、実際にお会いしてみてやはり意識、努力、向上心、どれをとってみても素晴らしかったと今でもハッキリと記憶に残っている。この方も以前はサラリーマンだったらしいが、自分自身でしっかりと意識改革が出来て商売というものを成功へ導いたに違いない。 実際には普通の人がここまできちんと改革出来るというのは難しいであろう。しかし、少しでもそれに向かって頑張ろうとする意識があればいいのではと思う。そういうことを何も考えずに只何とかなるだろう的に商売を始めようとする人が未だに多いのが嘆かわしい事実ではあるが、少なくともポッチーランドで手掛けてきたお店にはそういうところはないと思っている。技術的なレベルは様々だけれども商売に対しての姿勢という面に於いては合格点をあげられるお店は多い。時間は掛かるだろうが一歩一歩階段を登りながら目指すべきものへ歩んで欲しいし、更なる意識改革を進めていって欲しいとも思っている。 -
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