本当にわかっているのかな? - 2004年05月13日(木) ネット上のサイトで、この人ってどこまでわかっているのだろうか?と不思議に思う書き込みが多いが、実際に店主に聞いたら店からしたら大きなお世話で、とやかく言われたくはないという内容のものがやたらと目に付く。一億人総評論家時代とも言えるネット社会での弊害か?はたまたそれが良かれと思える時代ということなのか?仕事柄いろいろなお店を見ている中で、一客としての目線で物事を見るようにはしているが、素人ではない分客観的には見ている心算である。 しかし、そうじゃない人はあくまでも主観的な意見や主張で店を評価している。店は客が来てナンボだからそういう意見もしっかりと受け入れていかなければならないという理屈もあるだろうが、どう考えてもそうは思えない主張が蔓延り過ぎているのは異常ともいう状況ではなかろうか?特に蕎麦に関しては他の飲食業に比べてそういう人達が多いし、ランキングのサイトでもこれは素晴らしい意見だねと感心するものもあれば、こんな見方しか出来ない意見を取り上げて店を評価しているということも理解出来ない。ワザと低い評価の意見を書いてランキングを下げさせたり、またはそれの全く逆のことを書いてランキングを上げる操作もしているということを聞いたことがある。 だからそういうランキングは信用していないし、だって同じ土俵の上での勝負ではないのだから順位なんて付けられる筈はないとも思う。いろいろな見方や評価の仕方があるものを一つの括りとしてまとめていくなんて不可能なはずである。きちんと物事を良し悪しを比較出来る人や冷静なる評価をしているものならばいいけど、何も判っちゃいない人が大勢いてそれで評価が決まっちゃうというのも訳がわからないね。 まあ、お店の経営者はあんまり気にはしていないようだからいいけど、こういうものによって店の売上にも影響があるとちょっと問題にはなるね。あと言えるのはどうこう能書き垂れて店を掻き回す客はどこでも嫌がられているということである。こういう人も何もわかっちゃいないのである。たぶん一生掛かってもわからないだろうけどね。うちが手掛けてきたお店の殆どはそういう雰囲気が合わないところばかりだし、店の空気がそれに染まることを嫌っているから、自分のコメントなり評価が店の全ての左右する位の思い上がった意識を捨ててからにして欲しいね。 食事というものは楽しく!美味しく!が大事なことだと思っているし、どうこう言いながら食っても旨くはないからね。女性が一人で入って来ても安心してお酒を飲めて楽しめる雰囲気を作り上げているからそういう一人客も多いのが特徴で、何処にでもある普通のお店が目指すものとは違うスタイルと言えるし、マスコミへの露出も媒体を選んだり客層も割りと良い店が多いのである。 -
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