なんか違うんだよな・・・ - 2004年02月10日(火) 某校の学生が雪山で遭難し無事に救出されたが、記者会見を見ていて思ったのは確かに結果論として冷静な判断で救助を待ち全員が無事であったということは喜ばしいことであると思う。しかし、こういう遭難劇の後に行われる記者会見や遭難者のコメントを聞いていてあまり世間に迷惑を掛けていないという認識じゃないのかなと思える態度や言葉遣い、表情を窺い知ることが多々ある。 今回の件にしてもこれだけ世間を騒がせ、多額の税金を使って救助されていながらそういうことに対しての謝罪というか反省を感じることはなかった。一応頭は下げていたが、本当の意味での反省ではないような気がしてならない。一年位前であろうか、何処かで老人のグループが遭難したときにもそうであったが、自分達は間違っていないという表情が滲み出ていたのに驚かされた。今回の件にしても誰かがコメントしていたが、登山家にとって一番大切なのは決断であり途中であっても断念する勇気だと。もし彼らにそういう勇気と決断力があれば無駄な税金を使う必要もなかっただろうし、自分達も生死を彷徨う危ない目に会うこともなかったはず。 気象条件が悪いことを承知の上でチャレンジし、結果的には遭難という事故を起こしている訳である。助かったことは喜ばしいことだが、何故遭難してしまったのかということに対しての自己反省が足りないのではなかろうか?自分達なら必ず助かるというサブリーダーのコメントも聞いたが、それは違うだろう!助けてもらったんだよ、あんた達は!助かったことだけが取り立たされているが、要は何故そんなことが起こったのかという点が重要なのである。論点を摩り替えるんじゃないよ! -
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