セールという名の在庫処分 - 2004年01月16日(金) あちらこちらでバーゲンセールを行っている。消費者からすれば安く買えるというメリットがあるのだけれども、中には良いものを安くという商品もあるだろうが見る限りどう見ても在庫処分品としか思えない代物も多い。売る側からすればセールという名を借りて在庫を処分できるのだからおいしい商売と言える。これも商売の手法としては決して悪いこととは言えないし、それを求める消費者がいてビジネスとして成り立っているのだから文句も言えない。 しかし、通常の品物を買いたいけどセール期間中は限られた売り場の中を在庫処分品販売コーナーが幅を利かし商品構成が変わってしまう。欲しい物が倉庫に追いやられ、いらないものが山のように積み上げられている光景は納得いかない。俺はこんなもん欲しくないんだよと心の中で叫んだところでその商品が倉庫からこんにちわってやってくるはずもない。 今の時期に限らず商売としておいしいセールはやたら名目を付けて頻繁に行われている。がためにただ安いだけの訳のわからないものを必要としない者からすればやっかいな悪しき商環境と言わざるを得ない。巷ではそれ以上に頻繁にセールを行い通常の販売日っていつなの?と思われる物販店も結構見かけるが、セールでしか集客できないような店はいずれ破綻を期すことであろう。 それともう一つ驚かされるのは、そういう際に並べられている商品を見て誰がこんなセンスのないものを商品化しようとしたのか理解に苦しむ物が多いということ。商品化ということはある程度しっかりと販売会議なり何らかの稟議を経てルートに乗るのだからそういうものが売れると思う決裁者の責任も大なのかな? -
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