嬉しく思うこと・・・ - 2002年12月22日(日) これまで手掛けたお店にはいろいろなお客様が来店されている。殆どは普段はあまり蕎麦屋には入らないであろうという雰囲気の客層である。逆に薀蓄を語り、場の雰囲気を壊すような嫌な客層はあまり来ない。それは何故かというと、そういう客が寄り付かないようなデザインにしているのが大きな要因である。私は普通の人が普通に入って来て、肴を摘まんで酒を呑み、締めに蕎麦を手繰ってもらいたいという思いがあるから薀蓄を語る嫌な客は避けている。まあ、たまには来るだろうが能書きを語らせない雰囲気をつくり、店側もそういう方とは積極的に会話しないようにしているからそれほどの問題にはなっていない。 最近、嬉しい話しを聞いた。とあるお店で結婚披露パーティをしたらしい。最初に依頼のあった人数はとても無理なので席数分の50名に減らしてもらったらしいが、蕎麦屋でパーティなんて普通じゃ考えられないよね。店の方からはフランス料理なんて作れませんよと言ったら、普段食べているいつもの料理で充分ですからと。その話しを聞いて本当に嬉しかったね。その二人にとってたぶんいろいろな思い出とかもあったんだろうか?結局は何を食べるかじゃなく、何処でやるかを優先させたんだろうね。蕎麦豆腐やかつ煮とかでいいんだよね。招待した人達に自分達の普段の姿を見てもらいたいという思いもあったのかな? 以前は誕生日に家族揃って食事に来たという光景にも出会ったことがある。普通はレストランとかに行っちゃうよね。でも、それらのお店が何処にでもあるような雰囲気だったらこんなことはまず在り得ないし、蕎麦屋としてではなく飲食店として捉えて頂いている証拠でもある。デザインも如何にもおそば屋さんというものではなく、飲食店としてきちんと考えてつくっているからでもある。 明後日のイブにはまた大勢のお客様が楽しいひとときを味わうことであろう。クリスマスイブに蕎麦屋で食事なんて格好いいね。格好つけたレストランじゃなく、自分が一番好きな店がそこにあるから行くんだよね、きっと。 -
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