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レイアウトはパズルじゃない - 2002年09月06日(金)

限られた空間を如何に有効的に使うか、これはレイアウト次第で決まると言っていい。どういう客層をどのように狙うのかによっても異なるし、ある意味捨てなければならない客層も存在してくる。それを考えた上で図面を描かなければ本当に使い勝手の良い店にはならない。

よく4人掛けのテーブルを観光地の大衆食堂の如くただ平然と並べただけの店があるが、こういうところに限って一人で4人掛けを占領し、効率が悪くなっているものである。広い店ならいいが狭い店では尚更効率が悪くなってしまう。また、工夫しているようでもただ空間を埋めていっただけというレイアウトもあるが、コンセプトが存在しない中でレイアウトを作っているからそうなるのであって、いわゆる死に席が出てくる。

よく何パターンものレイアウトを持って来る設計事務所や内装屋さんの話しを聞くが、そういうところは殆どパズル的な図面で根拠のないものである。根拠があるレイアウトならばそんなに出来ないはずだし、ただ空間を埋めるだけのものだから幾つも作れてしまう。こういうパターンは施工を請け負うことを目的とした業者に多いが、設計事務所やデザイン事務所とうたっておきながら工事を受注するところであり、こういうところは設計事務所とは言えない。工事を受注することが最大の目的で、だから幾つものレイアウトを考えるのであって、お店の繁栄を考えてのものではないのが殆どだ。

とあるハンコ屋さんの仕事であるが、角印を依頼し最初に出て来た4つのパターンを気に入らないからもう一度考えて欲しいと言ったところ今度は16個も作ってきた。結局その中にも気に入ったものはなかったのだが、数を作ることが目的なのではなく、相手が何を求めているかを把握した上で最高のものをプレゼンするのがプロの仕事であると思う。

レイアウトも同じでプレゼン能力のないところは数で勝負をするしかなく「下手な鉄砲数撃ちゃ当る」の世界になるのである。初回に簡単な打合せをして「次にレイアウトを持ってきます」なんてところは大抵こういうレベルということ。本当のレイアウトはそんなに簡単には出来ないものである。

その程度でもいいよという方はそういうところに依頼してもいいと思うし、そのレベルの店を作ればいいということ。ただ、私は絶対にそんな店づくりはしたくはないし、そういう依頼はお断りさせて頂く。


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