ぼそっ・・と独り言
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末っ子曰く 「ボソを書くのに、幽霊ネタならいくらでも提供するよ」 いえいえ、稲川さんじゃないんだから それに、沢山聞いてますから。
でも世の中、霊感を持った人は多いと思うし、皆見えることで悩んでいると思う。 オーラの泉の江原氏も、最初は霊感で悩んだと言うことを書いて居られた。
末っ子が初めて霊を見たのが、小学3年の頃。 夜中に1m位の巨大な顔を見て、あまりの恐ろしさに気絶してしまったらしい。 朝になって目が覚めて 「夢だった・・と思ったら、まだそこにいたからね」
ソバージュのような髪の若い女性の顔で、周りに20個位小さな顔が取り巻いていたという。 周囲の顔はおじいさんおばあさんで、皆てんでに顔だけ動いていたが、 真ん中の大きな顔は、無表情でじっと観察するかのように見ていたとか。 すっごい綺麗な人だったと言うが、怖い以外のなんでもない。
数年前、つのだじろう氏の「うしろの百太郎」を読んでいて、作者の守護霊様を見た記述を見せると 「そう、こんな感じ。そうなんよ、青白く光ってた。」 と忘れていた記憶を思い出していた。 あれは本人の守護霊だったのだろうか? 基本的に守護霊と、一般の幽霊は全く別格だから一緒に語るのは良くないと思う。
幽霊とは肉体がないだけの透明人間で、感情とか思考とかは生前のままにある。 中には、子供相手に面白がって、わざと怖がらす大人げ無い輩も沢山いる。 当時は、さながらモデルハウスで暮すかの様に、多くの来客がいた・・・らしい。
霊にも人気スポットがあるらしく、某大型店で撮った写真にびっくりするくらい沢山のオーブと呼ばれる白い玉が映っていた。 (透明人間になったらどこに行きますか?で、下世話な話、これならラブホテルには沢山の見物霊が集まるんじゃないかと思った程)
昼間でも「そこのバイパスの歩道を歩いている」とか、「トンネルの中を女の子が飛んでいった」とか そこここで沢山遭遇していたから、あの世に行く前の現世に未練のある人が多くいるのだろう。
一人で抱え込むにはかわいそうで、その都度、話を聞いていたが、 上の娘が 「私の前で幽霊の話をしないで」 と烈火のごとく怒るので、姉には内緒の話がたくさんある。 まあ、「車の後ろ座席に誰かが一緒に乗っていた」・・・なんて知らないに限る。
霊体験をどのように受け入れるかで、ずいぶん変わって来ると思う。 それこそ、霊と会話するならテレビの力の超能力捜査も可能になる。 ただ、霊を見たり話したりすることは、割りきるまではかなり心身に負担がかかる。 アポ無しの訪問者が、昼夜問わずやって来るわけだから、たまったものではない。 ほとんどシックスセンスの映画さながらの様相だった。
末っ子は、宮島でお払いしてもらって、以前の様に見えることは無くなった。 オーラは全く見えなくなったが、それでも霊を見ないでいいのは楽、と言っていた。 まだ、時に霊体験もするらしいが、以前ほどではない。
訓練次第では、宜保さんや江原さんの様になれたかも知れないが・・・
さっきまで友人と会ってきた息子が 「霊って見える人には見えるんだね」 とボソリ。 あまりにタイムリーな話題にドキリ。 何を今更・・・ 「なに?」
「Sが 『あそこに血だらけの人がいる』 って言うんで、行ってみたら菊の花が置いてあった。この夜中に菊の花って傍まで行かんと見えんじゃろ。 (ここで人が亡くなって霊が立っていると思うと体の動きが) 固まるよね」
やっぱり見えないほうが幸せだ。
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