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2025年09月17日(水)
今、世界で最も発展しそうな国はインドネシアだという。 近い将来、世界のGDPの五指に入る国になるらしい。
その理由は ・釣り鐘型の人口 人口が2億3000万人いて、人口構成が「釣り鐘型」 若い人が多い=労働人口が多いので少子高齢化した日本と完全に逆。 ・豊富な資源 バッテリーに使うニッケルなどの鉱物資源が豊富。 ・資源輸出禁止 その資源の輸出を禁止している。 通常、資源を持っている国は先進国の大企業が入って来て奪われてしまうが、 インドネシアは驚くことに「資源輸出を禁止」にした。 自国で資源を採掘し、自国で加工して輸出するという方式。 なので、先進国に搾取されず、逆に国が豊かになるというわけだ。 この方式に他国からは不満が出ていているようだが、 インドネシアは気にせず突っぱねている。 ・インフレ率の管理 インフレは経済成長にとって必要なこと。 過度なインフレになるのが悪いのだ。 インドネシア政府は食品価格の管理などインフレ率を3〜4%に抑える 施策を積極的にとっている。 ・中間層の誕生 国民の消費行動は体験サービス型に変わりつつあり、 スタンドアップ企業・ユニコーン企業も誕生して中間層がうまれている。 内需拡大、分厚い中間層を持つ国は強い。 ・最先端のデジタル技術 デジタルインフラの構築でいきなり最新技術を導入している。 既存のデジタルインフラをバージョンアップして最先端に持っていくというのは システムも複雑になるし非効率。 真っ白な環境なら最先端の技術をすぐに導入できるのが強みだ。 ・首都移転 現在の首都ジャカルタに人口集中し環境汚染などもあるため、 カリマンタン島のヌサンタラに首都移転をおこなう計画が進行中。 これでジャカルタのあるジャワ島への一極集中を回避できる。 2045年に完了予定で、もちろん新しい首都は「スマートシティ」だ。 ・非同盟中立外交 インドネシアは中国にもアメリカにも与していない。 両国を天秤にかけて利をとるという姿勢だ。
以上、インドネシアのスゴい所を挙げてみた。 もちろん、これらの陰に隠れたマイナス面もあるのだろうけど、 国の方向性としては間違っていないと思う。
逆に我が国日本は…、まったく動かない。 資源の有無や人口の過多は仕方ないが、インドネシアのような 20年後、30年後を見越した大きな構想力を持つ政治家、官僚、企業家は 現われないのかな? 東京一極集中ではなく、スマートシティの新首都移転とかやってもいいと思うのだが。 だけど、何かと言うと「財源ガー!」「財源ガー!」 これで何かが動くわけがない。 そして国は滅びの道を辿っているだけ。
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