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2024年06月06日(木)
日本のGDPは2025年にインドに抜かれて世界5位になるという。 今年ドイツに抜かれて4位なったばかりなのにね。 まぁ、GDPって「国民総生産」だし、インドの人口は世界一の14億人だし。 ん、だけどドイツは8400万人で日本より少ないぞ…。
インドは数学やIT関連で優れた人材が豊富で若い人も多いから、 社会矛盾を克服して本気になったら、どんどん成長していくだろう。 アメリカ&EUと中国&ロシア、どちらの陣営にも属さない所も強みかもしれない。 まぁ、インドについては改めて考えてみたいが今回は「円安」の話。 日本がGDPで4位で来年インドに抜かれる背景には円安がある。 なぜならGDPはドル建てで換算されているから。 だから円高に戻ればGDPの順位は上がると考えられるが、果たしてそうなのか? そもそも世界に誇れる日本の製品って何だろう? 最初に思い浮かぶのは自動車だ。 その他は? 安倍政権の時に原発や新幹線(リニア)を売り込もうとしたが、いずれも失敗。 半導体は90年代にはトップを走っていたが、今や台湾に工場を作ってもらう始末。 コミック・アニメは海外で人気だが市場規模は小さい。 政府はまた「クールジャパン」をしようとしているようだが、 世界の流れが分かっていないので、おそらく失敗するだろう。 そして現在、政府が力を入れているのは武器・部品輸出…。 インターネットの世界はgoogle、apple、amazonに牛耳られている。 一方、中国は独自のプラットフォーム構築に躍起だ。 よく言われていることだが、円安で大企業や輸出企業を甘やかした結果、 企業努力や先行投資を怠り、新しいイノベーションが 生まれなかったというのは事実だろうね。
観光業は「円安」の結果でかなり潤っている。 なにしろ外国人にとって、日本はすべてが安いからね。 銀座、新宿、渋谷などの街に出れば外国人観光客がいっぱい。 テレビを見れば「外国人が感動した日本食・日本文化」みたいな特集をやり 我々は「日本ってスゴイ!」と溜飲を下げるわけだが、客観的に見れば 日本人が海外旅行に行けなくなったってことだ。 円が1ドル80円だった頃は80円で1ドル紙幣と交換できたが、 今は1ドル150円以上。ほぼ2倍のお金を払わないと1ドル紙幣と交換できない。 おまけに海外では物価が日本よりはるかに高いから負担はさらに大きくなる。 かつては世界の街を歩けば必ず日本人がいたという時代があったのに…。
というわけで、現状の円安はマイナスでしかないと思う。 書き忘れたが、アメリカ産の豚肉が国産豚肉より高くなっているのだからね。 つまり「円安」は物価高騰の原因となっているのだ。 原油も高く買わなければならないし、外国人労働者も日本の給料は安いので わざわざ日本で働こうなんて思わなくなっている。 給料を円で貰っても仕送りする自国の通貨に替えたら少ないし。
では、日本は「円高」に戻せるのか? 先日、日銀はマイナス金利をやめて金利を上げたが 円高どころかさらに円安になった。 現在、日本は過去の遺産を食いつぶして何とか先進国の体裁を保っている。 過去の遺産とは ・個人資産 2141兆円 ・国・企業資産 9704兆円 ・対外資産 418兆円 ・外貨準備高 189.7兆円 しかし、これを外国資本や海外投資家が狙っている。 統一教会もこの流れに入るのかも。
今こそ、この遺産を使って逆転しなければならないのだが、 政府はアメリカ追随、大企業は円安で甘え、政治家は中抜きそして裏金。 自分は「個人主義者」で「愛国者」ではないと思っているのだが、 こんな自分でも、この国の行く末を憂いてしまう。 今の子供や若い人達は本当に可哀想というか不憫だ。 生まれた時から不景気で未来も真っ暗闇でオイシイことなんて何もない。 先日、発表された出生率の激減も頷ける。 このまま少子高齢化は当然というか必然なんだろうね。 明るい未来なんて全く見えず今のままでは完全に滅びゆく国なんだから、日本は。
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