Web Masterの日記



もう1羽の鳩

2010年03月16日(火)

自民党にいるもう1羽の鳩、鳩山邦夫が離党届を提出。
どうやら参院選に向けて新党を結成するつもりのようだ。
鳩山邦夫曰く「縁の下の力持ちでいい。できるだけいいメンバーを
引きつけることができる坂本龍馬のような接着剤的な事ができたら本望だ」と、
自らを幕末に「薩長同盟」を実現させた坂本龍馬になぞらえて、
新興勢力結集にかける意気込みを語っていた。
狙いは民主党でも自民党でもない第三極となる新党の結成だが、
果たして思い通りに事が進むのだろうか?

この行動に関しては与野党から冷淡な反応。
「動くのが10年遅い」だの「自らを坂本龍馬に例えるとは不快」だの(-o-;)
まぁ、坂本龍馬は下級武士の家に生まれ、苦労して明治維新を推進したが、
鳩山兄弟は生まれながらにして大富豪、全く境遇が違う。

兄と違って積極的に動いているとは思うが、一体ちゃんと考えて動いているのか疑問だ。
普通、新しい政党を結成するなら、仲間を何人か集めてから一斉に離党するものだと思う。
GW前に新党を目指しているみたいだけど、あと1ヶ月そこらで人数集めができるのか?
なんだか行き当たりばったりの行動のような気がしてならない。

さて、今日で鳩山政権が発足して半年が経った。
選挙前に掲げたマニフェストを全く実現できず、挙句の果てには
「政治とカネ」の言葉が生まれるなど、国民の期待を完全に裏切っている。
鳩山兄弟には、これまで以上に強い逆風が待ち受けていることだろうね。

そして夏の参院選はどうなるのだろうか?
今のままだと「勝者のいない選挙」になってしまうだろう。
いわゆる単独過半数を取れる政党が全くないということ。
それだけではなく、本来の争点となりうる「年金」「財政改革」「景気回復」
「生活再建」「コンクリートか人か」などという論点そっちのけで、
「とにかく政権はどこか」みたいなイメージ選挙になってしまいかねない。
そうなると我々有権者は何を基準に選んでいいのか分からない状態になるし、
そもそも「自民党も民主党もダメだからもういいや」ということで、
選挙に行かない人が増える怖さすらある。
そうすると「最後は組織力勝負」になってしまうだろう。
つまり、なんやかんや言っても結局は「どこの組織を持っていったか」が全てになる。
そして、組織主体政治が復活し、国民主体の政治からますます離れていくという
負のスパイラルに陥りかねない。

鳩山新党がどこまで国民目線での政策を提言するのか分からないが、
いずれにせよ参院選が、単なる駆け引きの場となる「ライアーゲーム」にならないよう、
やるからには真剣にやってほしいし、新党に参加する議員も
ライアーゲームのような駆け引きだけで離党することのないようにしてもらいたいね。

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