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2007年08月23日(木)
先週の土日に放映された日本テレビの24時間テレビ。 沖縄から帰ってきた翌日だったが、オープニングと深夜帯、 そしてエンディングは今年も観てしまった。 だけど正直、まったく面白くなかったなヾ(^-^;) その中でも日本中が「なんでそうなるの?」と声をあげた 欽ちゃんの24時間70キロマラソン。 年齢66歳、マラソンというよりはウォーキングだったのが影響してか 放送時間内にゴールできなかったが、無事に武道館に到着はした。 最後のあたりなんて痛々しいこと。 以前に丸山弁護士が還暦で24時間マラソンに挑戦していたが、 あの人はずっと運動していたはず。 確かに、それ以上の感動を呼ぶには、それ以上の年齢の人を走らせなければ 視聴率が取れないのだろうが、スタッフに引きづられて歩いている欽ちゃんは どう見ても「老人虐待」にしか見えなかった。 もし昼間に熱中症で倒れ、仮装大賞ならぬ「火葬大賞」になったりしたら 誰が責任を取ったのだろうか? 頑張ることも大事だけど、いざという時にはリタイアする勇気も必要だと思う。
ということで欽ちゃんマラソンも成功してしまったので、 これ以上の感動を呼ぶには欽ちゃん以上の年齢のタレントを 走らせなければならなくなった? いよいよ来年の24時間マラソンは森光子もしくは森繁久弥の出番だろうか…。
風呂上りの深夜にテレビをつけたら、一山いくらの 二流、三流のお笑い芸人だらけ。 「復活熱湯コマーシャル」のコーナーで 「そんなの関係ねぇ!オッパッピー」でブレイク中の海パン芸人 小島よしおが大失態をしてしまった。 リアルタイムで観ていたが、これはまずい、ヤバイのでは?と思ったが、 すぐにネットやYouTubeとかで動画もアップされて盛り上がっていたみたい。 やっぱりみんなめざとくて、こういうのはすぐに話題になっちゃうんだな。
ダチョウ倶楽部の上島が「オッパッピー」だの「そんなの関係ねぇ!」と 小島よしおのギャグを軽くパクってやってしまった流れで、 ひな壇にいた小島よしおが「え?俺?俺の出番?」みたいな感じで さぐりさぐり前に出てきたのが発端。 そして小島よしおは熱湯風呂の浴槽に自ら突入してオリジナルの 「そんなの関係ねぇ!」をバシャバシャお湯をはねあげながら 独演してみるも次第に問題が浮上してくる。
小島よしおは他の芸人のようにアチチと熱がるような気配を 微塵も見せることなく、ノープランで平然とお湯をバシャバシャバシャバシャ。 それまでみんなが熱がっていた「熱湯風呂」に入っているのにだ。 そこで事態を重く見たダチョウのリーダー肥後は 機転の利いたとっさの判断で、そんな小島よしおに、やはり別に用意されていた 差し湯の熱湯をタライごとザバッとかけた。 しかし、またしても小島よしおは全然ノーリアクション。 ひな壇に座っていた他の芸人たちが「熱湯!それ熱湯!」と 大声で促していたが、小島よしおはテンパってるためか、聞く耳を持たない。 我れにかえってか慌てて熱湯風呂から出るも呆然。 即、画面はタッキーにスイッチされ、小島よしおはその後、 画面に登場することはなかった。
いきなり売れてしまった若手芸人の不運というべきか、 暗黙のルールの上に残念ながら乗っかることができなかったようだ。 視聴者だって熱湯でないことくらいは分かって観ているが、 それまで熱湯のように演技していた先輩芸人たちの努力を 一瞬でぶち壊してしまった罪は大きいのではないだろうか。 そこは番組に出るからには最低限守らなければいけない不文律がある場面だ。 はやり言葉でいえば「空気を読む・読まない」の話にもなってくる。 小島よしおは「熱湯コマーシャル」が分かっていなかった。 ダチョウ肥後も、そりゃ首を傾げるよ。寺門の顔はマジで怒っていた。 ダチョウ倶楽部は長年、この熱湯コマーシャルで地位を築いてきたからね。 本当に下手こいてしまい、そんなの関係ねぇ!では済まされない行為だ。
今回の24時間テレビのテーマは「人生が変わる瞬間」だったが、 もしかすると小島よしおの「人生が変わる瞬間」になってしまったかもしれない。 小島よしおは日本テレビの「グルナイ」や「エンタの神様」に よく使われていたが、今後、日本テレビは小島よしおを使うのか、 ちょっと注目しておきたい。
ちなみに、そんな騒然とした展開の後、最初から予定があったのか無かったのか 知らないが、番組メインでもあるタッキー&翼の2人は 「ためしに」と熱湯風呂に近寄るや否や、やがて2人とも熱湯風呂に 半ば自発的に落下して「熱い熱い!!」と、きちんとしたリアクションを取った。 スタジオ内は悲鳴と感心と称揚に包まれ、小島よしおのチョンボを消し去った。
タキ翼は髪も衣装もびしょ濡れだが、ジャニーズのタレントなのに 自ら入った2人に男を見た。 今回の熱湯コマーシャルは結局、タキ翼というジャニーズのスター達の 説得力をもってして、なんとか力業で正当性を保った気がする。 だけど、これ来年やるのも見るのもしんどいだろうな。
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