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2007年02月23日(金)
銀座にある「中銀カプセルタワービル」や マレーシアの「クアラルンプール国際空港」 大阪・心斎橋の「ソニータワー」など、代表的な作品は数知れず。 日本が誇る世界的な建築家の黒川紀章氏の設計は、 いつも独創的で、師とも言える新東京都庁舎やフジテレビ本社などを設計した 故・丹下健三氏とともに、世界的に高く評価されている。 先日、オープンした六本木の「国立新美術館」の設計も手がけているため、 意識せずとも各種メディアで取り上げられた黒川氏の作品を 誰もが一度は目にしているはず。
そんな黒川氏が21日、突如自身のホームページで 4月に行われる都知事選への出馬を表明した。 黒川氏は、これまでも建築の視点から、 東京への一極集中回避や防災対策といった都市環境作りへの提言を メディアで展開しており、都知事選に色気が出たこと自体は不思議ではない。 しかし、黒川氏と石原慎太郎現都知事は「最も近い友人の1人」だそうだ。 そのため、出馬の真意については、様々な憶測が飛んでいる。
公式ホームページには、都知事選への「15の公約」が公開されている。 どのような公約が掲げられているのか確認しておくと、
◎黒川紀章氏の「15の公約」(公式ホームページより引用) 1)石原都知事が立候補を辞退しない場合には、都知事選に立候補する。 2)無所属(どの党からも推薦されれば受ける)で出馬。 3)1期のみ 4)無給、官舎(公館)公用車は使用しない。 5)石原都政の良かった点は当然継承する。 6)タレント知事の乱立(すべてが悪いわけではないが)に歯止めをかけたい。 7)都知事の期間、KKAA((株)黒川紀章建築都市設計事務所)は 都の計画や設計を受注しない。 8)東京オリンピック中止。 9)都を区中心の多核型の都市として活性化する。 10)一部の首都機能の移転を積極的に支援し、 都心に再開発のタネ地を将来のために確保する。そして緑地率を高める。 11)東京を金儲け主義の投機から守り、文化と経済の共生を目指す。 12)傲慢な態度ではなく都民と対話し、都民の声に耳を傾ける。 13)議会(民主主義)の重視。 14)中米露との関係重視。 15)知事のリーダーシップ確立、側近政治はおこなわない。
誘致に向けて動いている「東京オリンピック」の中止や 首都機能移転の支援など、石原都知事に真っ向から対立する公約を掲げているほか、 当選しても1期のみ、在職中は無給と、刺激的な言葉が並んでいる。 現時点では無所属での出馬となるが、候補者選びが二転三転するなど 難航中の民主党が「渡りに船」と言わんばかりに推薦する可能性も十分ありそうだ。 まぁ、逆に民主党が簡単に黒川氏に乗っかった場合は、 ただでさえ独自で候補者を出せないことで非難されているのに 「節操がない」「短絡的」と非難されそうだけどね。
しかし石原都知事が最も目指している「東京オリンピック」の中止を 大々的に掲げ、知名度を利用した選挙戦を狙うあたりは、 かつて「都市博」の中止を掲げて都知事選に挑み、見事に当選を果たした 故・青島幸男氏を連想させる。青島氏も1期のみで勇退したし。 さてさて、どこの党の推薦も受けないと言いつつ、発言を一転させて 自民党の推薦で出馬することが予想され、悠然と構える 石原都知事の勢いを止める有力候補となるのか? はたまた泡沫候補と呼ばれてしまうのか? 都知事選は4月、誰が出ても石原氏には勝てないと思っていたが、 少しは楽しくなりそうだね。
だけど自民党と言えば先日、閣議に安倍首相を迎える閣僚の態度が 弛んでいるとか、くだらない事でひと騒動の報道があったっけ。 「私語」だの「全員起立」だとか…( ̄◇ ̄;) なんだか、なんとも言いようのない小学生レベルの内閣だな。 緊張感のない政治に終止符を打たなければ、この国に未来はないぞ。 まったく「美しい国」この言葉が虚しすぎるね。
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