Web Masterの日記



皇帝引退

2006年09月10日(日)

先ほど、F1イタリアGPのレース後、皇帝ミハエル・シューマッハが
今シーズン限りでの引退を発表した。
セナ・プロスト時代・中島悟の現役時代から20年間、F1を観てきたが
一時代を築いた英雄がまた1人引退をするということは、
やっぱり非常に寂しいものがある。
大好きだったアイルトン・セナがサンマリノに散った1994年、
それからもF1を観続けられたのはシューマッハの存在が大きい。
一昨年、フェラーリ1、2フィニッシュがお決まりだった頃は
「強すぎて、つまんない」なんて思ってたが、
去年からチームも自身も調子がおかしくなってきていた。
その結果、昨年はアロンソにチャンピオンを奪われ、自身も絶不調。
なので、きっと今年は「引退」をモチベーションに
ここまで心を燃やして来たのだと思う。
今年も一時期は20P以上あったアロンソとの差も、今日の優勝により
3戦残して2ポイント差と殆どなくなり8度目のワールドチャンピオンを
狙える位置までやってきた。
本当にハンパない漢だ。

セナ亡き後、長い間、一人でF1界を引っ張り、君臨してきた。
中にはファンでも庇いきれないダーティーなレースも数々あったのは確かだ。
それでも、そういった清濁合わせ持った部分も含め、
徹底的に勝利へこだわる、その強さに惹かれたのも確かである。
デーモン・ヒル、ジャック・ビルヌーブ、ミカ・ハッキネン…
チャンピオンを争って激突したライバル達が次々と現役を引退してゆく中、
孤高にF1界を牽引してきた彼も必ず迎える最後の時の決断。
それが今日だった。

時の流れは止められない。
若い力は台頭し、彼を追い抜いてゆく。老兵は自ら決断し舞台を去るのみ。
いや、決して彼は老兵ではなかった。
シューマッハにとって最後となったフェラーリのお膝元のモンツァ、
見事にトップチェッカーを受け、チームの皆と優勝を喜ぶ姿、
表彰台の真ん中に立つ姿、それは紛れもなく王者の姿でもあった。
こんなに強いのに引退するなんて、もったいないとさえ思ってしまうほどの。

シューマッハの会見で「かっこよく終わりたい」って言ってたが、
残りは上海、鈴鹿、ブラジルの3戦。
トップのアロンソとは2ポイント差。
アロンソを抜いて8度目のワールドチャンピオンになって引退、
まさに有終の美。そして多くのF1ファンはそれを望んでいる。
大いなるプレッシャーを受けながら残り3戦を走ることになるかもしれないが、
シューマッハなら、きっとやってくれるだろうと思えてしまう。
とにかく残り3戦が終わらない限り、お疲れ様とは言えないね。
最後まで「皇帝」の姿でサーキットから去っていってもらいたい。

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