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2006年08月24日(木)
昨日のブログで、あれだけポケモンに対して愛を書いてしまったが、 今日は逆に愛するが故、あえてポケモンを斬ってみたい。
「ニンテンドーDSブーム」が未だに衰えないまま、 いよいよ来月28日に任天堂最大のキラーソフトである 「ポケットモンスター ダイヤモンド&パール」が発売される。 その発売に先立ち、先日から予約キャンペーンが始まったが、 これを見て「なぜだ!」という気持ちになっていた。
その予約キャンペーンとは、 「海洋堂製作のド迫力 オリジナルフギュアがもらえる!」 まぁ、これなら普通なのだが、よく予約特典を見ると
■予約特典: ・「ポケットモンスター ダイヤモンド」を1本予約されたお客様 →1本予約で「ディアルガ」1体 ・「ポケットモンスター パール」を1本予約されたお客様 →1本予約で「パルキア」1体 ・さらに2本同時に予約されたお客様 →さらに「シークレットフィギュア」1体
※「ディアルガ」「パルキア」とはソフトの箱に描かれている 新しいポケモンの名前である。
「ポケットモンスター」シリーズは、 1996年発売のゲームボーイ版「赤・緑・(青・ピカチュウ)」 1999年発売のゲームボーイカラー対応版「金・銀・(クリスタル)」 2002年発売のゲームボーイアドバンス版 「ルビー・サファイア・(エメラルド)」に続き、 今回のDS版で4作目となる。
一応、自分も各1本ずつプレイしてクリアしている。 (図鑑は完成させてないけど) 第1作目からポケモンゲームソフトは2色ずつ同時発売されている。 この2色は内容は同じで、出現するモンスターの種類が一部異なる。 単体でゲーム自体はクリア出来るものの、 現実世界で友人や兄弟とケーブルを繋ぎ、ポケモンを交換する等の コミュニケーションをしないと「ポケモン図鑑」は 完成出来ない仕組みになっている。
図鑑完成は、あくまでサブの目的であり、プレイヤー同士に 協力を強いるソフトの仕様が「ポケモン」が大ブレイクした一因であり、 「1人に2本ずつ売りつけよう」という戦略では無かったはずだ。
アニメ版「ポケモン」人気は残念なことに下火になってきている。 映画版「ポケモン」も前売券に「幻のポケモン」を付けて、 何とか人気をキープさせているのが現状なのかもしれない。 さらに今回のポケモンは「ニンテンドーWi-Fiコネクション」対応で、 ケーブルで繋がなくてもネット経由でポケモンの交換や対戦が出来る。 (ボイスチャットまで搭載してるのだから恐ろしい…) それにより、これまで1人で2本買って攻略していたような タイプの人(極少数派だろうが)にも、ネット経由で協力するという道が開かれた。
また現在のDS市場は「脳トレ」や「どうぶつの森」といった 「新機軸のソフト」や「NEWスーパーマリオ」や「テトリス」といった 「懐かしいソフト」に比べ「スターフォックス」「マジカルバケーション」 「伝説のスタフィー」といったポケモン世代が支持していた ソフトの売上が芳しくない。 それらの理由から、「赤・緑・青・ピカチュウ」の1007.8万本。 「金・銀・クリスタル」の796.1万本。 「ルビー・サファイア・エメラルド」の706.8万本(暫定)といった これまでの化け物のような売上から、ガクンと数字を落とす可能性はある。
今回の「予約キャンペーン」は、2本同時予約の客に 特別なフィギュアをプレゼントしている。 任天堂の意図としては「友達同士・兄弟同士の予約」を想定していたとしても、 転売も含め「フィギュア目当て」で2本予約する客が存在するのは間違いない訳で、 「特典」で「ゲーム」を売るための「予約キャンペーン」と批判されて当然だろう。 当然、今までのように1本しか購入しない人にとっては、 「シークレットフィギュア」の存在を快く思う訳がない。 「ニンテンドーDS本体」が足りていない状況で、 そこまで「ポケモン」を売らないといけない理由があるとは思えない。
この10年、任天堂を支えていたのは誰なのか? ブームに浮かれてる訳じゃないだろうが、 「勝って兜の緒を締めよ」と言いたい。 ポケモンを斬るというよりも任天堂を斬るになってしまった…。
最後に余談だが、 日本以外で「ポケットモンスター」と呼ばない理由について。
最初、アメリカで発売する時、任天堂が考えた名前は 『Monster in My Pocket』だったというが、 すでにその名称はアメリカで商標が登録されていたため、 日本国外ではタイトルの省略形「ポケモン(POKÉMON)」を採用した。 日本国内版においても「ルビー・サファイア」以降は 英語表記がそのようになっている。 尚、Éの上のアクセント記号はこのEが黙字でなく発音をもつEであることを表す。 しかし、それでも当初は黙字で「ポキモン」と発音されることが多かった。 そのため、日本国外の担当者が任天堂に「POKÉMON」の発音を教わることが多く、 結果として日本国外での「ポケモン」の発音は任天堂の本社がある 関西訛りになったという。 この他、英語圏(特にアメリカ)においては「ポケット」という単語に 男性器を連想させるニュアンスがあるため、 「ポケットの化け物」では子供の遊ぶ健全なゲームのタイトルとしては 不適切であるという判断も変更理由の1つと言われる。 「ポケットモンスター」自体が卑猥なスラングとして 使われているわけではなく「ポケット」は 「ポケットに入るくらいのサイズ」という意味なので誤解なきよう。 いずれにしても今や「POKÉMON」は世界の共通語になっている。
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