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2002年06月11日(火)
今日からW杯は予選リーグ3試合目に突入。 公平を期するために同組の試合は同日、同時間にキックオフとなる。 さてここまで1敗1分とまったく実力を出せずにいたフランスだが、 ジダンがついに出たにもかかわらず、デンマークに負けてしまい、 早々と予選リーグ敗退が決まった。 ジダンは戻ったが、アンリやプティが累積警告などで出場できずに 3試合ともベストの布陣で臨めなかったのは痛い。 まだサポーターをして痛々しいジダンだったが、随所にファンタジスタとしての プレーは出たが、残念である。 もし決勝リーグに進めたらA組は日本ラウンドだった。 日本でジダンのプレーを見ることができずにフランスは帰国となる。 結局、予選リーグ3試合で無得点。 前回王者が無得点で敗退はW杯初の屈辱。 優勝候補の一角に挙げていただけに本当に残念だ。 もっとジダンのプレーが見たかった。
そういえば昨日の韓国対アメリカの試合に触れなかったが、 終始、押していた試合を引き分けた韓国は厳しくなった。 3試合目は優勝候補のポルトガルだ。 ポーランドに快勝して上昇気流に乗ってしまっただけに手強い相手だ。 日本同様、引き分けでも決勝トーナメント進出となるが、 日本以上に厳しい相手を残してしまった。 なんとか両国で決勝トーナメントに進出してもらいたいが…。
アメリカはあの真っ赤なスタンドを背によく頑張ったな。 アメリカではサッカーはマイナーなスポーツであり、 あのポルトガルに勝ったのに全然国内では騒がれなかったそうだ。 韓国戦のときも、まったく関係ない冬季五輪の事件で同組に入った開催国に 強い反米感情をもたれていた。 ものすごいプレッシャーの中での戦いだったと思う。 それでも、ひるまずフェアに戦ったアメリカの姿は実に清々しかった。 韓国の選手が同点ゴールを決めた後、あのショートトラックでの事件を 真似たパフォーマンスをしたが、あれはやりすぎではないだろうか。 確かに五輪、世界陸上、世界水泳等々、スポーツの世界大会において どんな時でもアメリカが中心となってしまう世界情勢。 アメリカの傲慢さには嫌気がさしているのは事実だ。 唯一、サッカーのW杯だけはアメリカが中心ではない世界大会である。 アメリカ国内でも異端児のように見られ、大統領すら注目してもらえない アメリカのサッカー代表選手たち。 しかし、この選手たちは健気なマイノリティーなんだ。 国民に注目されることもなく、自尊心を頼りに戦っている選手たちを あんなパフォーマンスで辱めるたことに関しては韓国の器の狭さが 世界に流れてしまったように感じ残念だった。 ショートトラックの事件なんてサッカーに関係ないではないか。 しかしタイムアップしてから両国選手が握手している姿は良かった。 これであの事件をいつまでも引きずるようなことはしてもらいたくない。
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