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2002年05月18日(土)
おととい、W杯の優勝候補はアルゼンチンと書いたが、 実は本命はもう1チームいる。 それは前大会の王者フランスだ。 地元開催で悲願の初優勝を遂げた4年前のW杯に続き、 2年前の欧州選手権も制覇。 ここ近年では圧倒的な強さを誇り、W杯連覇に挑むフランスは、やはり本命だ。 参加国が増え、アフリカ勢の台頭などで各国の実力が均衡している最近のW杯を 考えると、連覇することは偉業だろう。 過去、第2回、3回大会のイタリアと第6回、7回大会のブラジルしか連覇はない。 だいたい、W杯の優勝国自体が7カ国しかないのだから、連覇した国は大偉業だ。 過去の優勝国は次の通り、 4度優勝のブラジル、3度優勝のイタリア、ドイツ(当時は西ドイツ) 2度優勝のアルゼンチン、ウルグアイ、1度優勝のイングランド、フランス。 そして今大会は過去優勝したことのある7カ国すべてが久しぶりに 揃う大会でもあり、レベルの高い大会でもある。 そこで連覇を狙うフランスには頑張ってもらいたい。
4年前のW杯より栄華を極めるフランスだが、 以前は勝負弱いことで有名な国だった。 プラティニを擁した80年代のチームは決勝進出直前で敗れたし、 W杯に出られず6度もヨーロッパ予選で敗退している。 この敗退数はW杯優勝経験国の中では最多である。 1994年のアメリカ大会の予選では、最終戦引き分けでもW杯出場だったのに、 終了間際に痛恨の失点を喫し、アメリカ行きをふいにした。
しかし今のフランスは前大会優勝の牽引役である大黒柱のジダンを中心に 今大会も優勝経験者が多く入り、万全の布陣。 だが不安もある。優勝国の特権で予選を免除され、 自国開催の前回に続き、2大会連続で予選を戦っていない。 真剣勝負の少なさはミスが致命的となる。 一次リーグ突破は楽勝だろうが、一発勝負の決勝トーナメントでの懸念材料だ。 打倒フランスに燃える他国のマークは当然きついだろう。 そういう意味でも連覇を達成すれば、ものすごい快挙である。
本命アルゼンチンとフランス 対抗ポルトガル 穴ブラジルかな? 今大会にオランダが出ていないのが寂しい限りだ。
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