なべて世はこともなし
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2005年06月15日(水) 川踊り凱旋公演を見に行く

現在、ダブリンでは川踊りの一団が、去年の7月に続いてダブリンのThe Gaiety Theatreで凱旋公演をしてます。「川踊り」が何かわからない…という方、どうぞ、そのまま英訳してみてください。それでもわからんと言う方はもう分からなくていいです。


去年に続いてつきあいでこの川踊りの公演に行ってきました。公演内容は去年と覚えている限りまったく一緒でした。だからつまらなかった…というのではなく、さすが、アイルランドが誇る川踊り、2度行っても、内容が同じでも楽しめます。


何がいいって、このThe Gaiety Theatreがいいのですよ。聞けば、この川踊りはこの劇場発祥だそうで、ともあれ、この劇場の小ささは、他の世界中の川踊りが行われる会場に較べて特筆ものです。つまり、ステージが近いのです。





(未だに「川踊り」が何かわからないという人のためのサービス写真。
ね、1階席のほとんど一番後ろからでもこんなにステージは近いのです。)



今回は、1階席のほぼ一番後ろの中央の席を取りました。で、ステージは写真のように結構近い。前回は、同伴者一行が私以上のビンボー学生軍団だったので、いちばん安い席を予約し、結果、2階席の一番後ろというほとんど思いつく限りでいちばん最悪の席だったのですが、それでもステージまでの距離はあまり感じませんでした(注:ひでかすはこの意見には賛成しないそうです。結構な距離を感じたとのこと)。


数年前に、O分のグランシアタというコンサート会場にチューリップのコンサートを見に行きました(「行くなよ」というツッコミはなしで)。このコンサートホールも所詮は地方ので、そんなに大きくないはずなのですが、それでも、2階席からみた財津和夫さんと姫野達也さんは本当に本人だったのか未だに疑問です。ましてや、行ったことはないけど、武道館とかドームだったりしたら、もはや本人が歌ってるかどうかは判別不能(のはず)。


この点からいうとまあ、このThe Gaiety Theatreは本当にいい。距離感を例えて言えばライブハウスのような感じと言えばわかってもらえるでしょうか。このステージなんですが、ダンサーが肩が触れ合わんばかりになって横一列に並んだ時に人数を数えたのですが、その数16人。つまり、ひとり50センチとして、ステージの横幅は8メートル、まあ、袖の部分を入れても10メートルくらいしかないと思われるのです。横幅がこれだけしかないんだから、ステージまでの距離も推して知れるというもの。たぶん1階席は15-6列しかありません。


で、それなのに、このお値段。さっきの「いちばん安い2階席の一番後ろは25(3400円)ユーロ。今回私が座った席も37.5ユーロ(5000円)というから日本の常識から言えば安いと言っていいと思う。ちなみに、いちばん高い席は50ユーロ(6800円。注:クレジットカードの手数料等は含まれてません)。下手に最前列なんかに座った日にゃ、ダンサーの汗やつばが飛んできそうです。


で、このThe Gaiety Theatreにも2階席の側面にボックスシートがあります。ほら、天皇の「天覧試合」とか、VIPがご用達の、あの、4人ぐらいが使えるという個室ですよ。あれもですね、なんとこともあろうに50ユーロだったりします。あんな席、日本だったら2万円とか平気で取ると思いますよ。50ユーロだったらちょっとした思い出として、あるいはちょっと特別なデートとしても使えると思います。


で、公演そのものですが、たぶん皆様ご存知だと思いますが、あの動きはとにもかくにも真似できるもんじゃありません。すごいなあと素朴に感心させられます。6/25までの公演予定だそうで、ダブリンご在住でまだ川踊り未体験の方はぜひどうぞ。ちなみに、火曜日の公演は、若干の空席すらありましたよ。

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