ケロを病院へ連れて行くと「気管支炎」の診断。「これはちょっと連れてくる時期を誤ったなぁ。もうちょっと早く連れてきて欲しかったなぁ。」と先生に言われて小さくなる。「まぁ手遅れって訳じゃないから。外出しちゃ駄目ですよ。」と念を押されて、抗生剤を注射され、薬を出され、熱を1日3回測るように記録用紙を渡されて帰還。 先週までケロの病気で仕事休んでたとか、何とかあと2日持たせようというせこい計算でケロに辛い思いをさせてしまって申し訳なかった。
そして39度近い熱で手が震えるケロをを介助して食べられるものを食べさせ「おひざでねんねするのー」の主張に1日中ケロを膝に乗せて看病。といっても手のかからない病人で、寝たり起きたりしながら私にくっついてれば満足なので、私は波津彬子さんの漫画をまとめ読みした後、梨木香歩さんの「からくりからくさ」「りかさん」通し読み。やっぱり雛祭りには「りかさん」よねーなんて読み始めたのだけど、着物に関心を持ってから「からくりからくさ」を読み返したのが初めてで、また色々沁みた。 着物の素材や柄についてもちりばめられた言葉がイメージを喚起するし、紬について、なぜ紀久が今でなければと織り手の話を集めて回ったのかも、分かったとは言えないけど(今の状況を少し他の本などで知ったので)前よりは感じるものがあった。 そして「からくりからくさ」が「村田エフェンディ滞土録」に繋がっているとは以前から思っていたけれど「沼地のある森を抜けて」に繋がっていたことにようやく気づいて「ああ」。「りかさん」が「家守綺譚」に繋がっていることにも今更気づいた。
合間合間にまた電話ヘルプデスクで同僚Aさんに私の仕事をやってもらって申し訳なかったけど、私にはのんびりした1日だったような。
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滝沢静江「きもの花伝」(2006-039) 毎日新聞社(2002年3月)
これもきもの研究家の本だが、非常に保守的な思想の方らしく(年齢的なものかもしれないけど)ややバイヤスにひっかかりつつも、知らないことがたくさん書いてあって面白かった。ミンサー織のなかなか聞けないような話や、鶴の毛ごろも(かくじょう−鶴氅)の話など。 塩瀬の帯の塩瀬は塩瀬のおまんじゅうの塩瀬とか、鯨帯と昼夜帯の違いとか、大うそつきは京都で生まれたとか、夫婦げんかをした後はいい結城紬が織れない話とか…。後で何の本で読んだか知りたくなった時の覚書に書いておく。
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