母が20代の頃のはなし…
庭で洗濯物を干していました。 ふと何かの気配を感じ、生垣のほうに目をやると、 どこから現れたのか、野良犬がこっちを見ています。
母は驚きのあまり声も出ませんでした。
なんと犬の「顔」は、
「猿」だったのです! 正確には男の人の顔みたいでした。
全身の毛穴が開いたようになって、立ち尽くしていると、 その人面犬は垣根の隙間から、とてとて消え去りました。
あとでそのことを父に話したら、
「バカなこと言うな! 見間違いだろっ!」
と相手にされなかったそうです。
この逸話はもう耳にタコができるほど聞かされました。 世間で「人面犬」が噂されるようになったのは、 それからだいぶ後のことです。 このごろもう噂されなくなりましたね。 ツチノコとかカッパとか日本独自の“未確認生物”が、 ありますが、この人面犬は海外でも目撃例あるのかなあ?
日本オオカミくらい稀少動物で、もうほとんど生きていないのかも。
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