| 2019年10月03日(木) |
【SC】孤独に生かされる人 おまけ あとがき |
予定外のおまけ更新、スコクラ補足小話でございます。全2話。 やっと書きたい部分が書けて満足です。
前回入れていなかった補足。
クラウドは10年前、王族狙いの悪漢が城に入り込んだ時に、 スコールに庇われてます。 その時禁じられていた魔法を使い、無事に回復させるけど、 代償として寿命の半分と、味覚を失いました。
味が分からないため、食べるという行為そのものを苦痛に感じてます。 使用人たちが『食べろ』というのを聞き流しているのも、そのため。 『〇〇は嫌いじゃない』という言い方は、対外的な常套句。 『美味しい』というのも言葉だけで、具体的な感想を求められても対応できない。 紅茶だけは香りを楽しめるので、比較的よく口にしてます。 (執事も心得ているので、香りの強い茶葉を仕入れてくれる)
ジタン:16歳 父親は豚侯爵。母親は侯爵家のメイドだった。 断り切れず、というよりかなり強引に手を出された結果妊娠。 豚夫人がブチ切れるのが目に見えていたので、自分と子供の命を守るために逃走。 その際、こっそり侯爵のネクタイピンを盗んでいたが、 それがジタンの存在が侯爵たちにバレるきっかけになってしまう。
幼少期からかなり悲惨な生活を送っていたので、非常に警戒心が強いが、 本来は明るくて気のいい好人物。 特技は近所のおじさん(実は腕の立つ泥棒だった)に教えてもらった鍵開け。 それを面白半分で妹分のミコトにも教えていた結果、 彼女の地獄行きが寸前で回避される事に。 いつか彼女と再会するその時を夢見て、 助けてくれたクラウドのために、全力を注いでいく。
バッツ:20歳 クラウド直属騎士団の騎士。 元々はほかの騎士団に所属していたが、あまりに不真面目な態度 (実際は意に添わぬ命令ばかり下されて辟易していた) に切れた団長に蹴り出されたところを、一旦スコールが確保。 クラウドと面談した後、晴れて異動する事に。
クラウドの事情は、膨大な魔力の件以外は全て知っており、 (生まれつきの病弱だと思っている) その上で騎士団を作り、町の治安に勤めたいと願うクラウドに共感。 やりたかった仕事が出来るようになって、水を得た魚のようになった。 異様なほどの顔の広さと付き合いの良さは、そのまま情報網になっている。 後に隠密行動が得意なジタンと組んで、益々磨きがかかっていく。
ゴーマン夫人:50代 先代国王の娘として生まれたが、兄王子(現国王)の優秀さと常に比べられ、 かなりのコンプレックスを抱えていた。 鬱屈していた少女時代に、悪徳貴族たちに引き込まれて歪んだ性格に。 そのため、誰も結婚相手にと望んでもらえず、仕方なく侯爵家に降嫁した。
甥であるクラウドの事は、自分の幼少期以下の哀れな境遇のため、 優越感で見下しつつも、どこか親近感を覚えていた。 自分と同じ、『できそこない』として排斥されていると思い込んでいたが、 実際は死者蘇生すら可能な程の魔力を備えていると知り愕然。
ただ腐っても元王族のため、 それほどの魔力を持って生まれた人間が短命なことも、 死ぬまで体を切り裂かれる苦痛を味わい続けることも知っている。 自分とクラウド、どっちが不幸かわからず悩み続けたまま処刑された。
執事:60代 クラウドから全幅の信頼を寄せられている人物。 元々は兄王子に仕えていたが、その細やかな仕事ぶりと忠実さ、 何より体一つで大抵の悪漢をぶちのめせるくらいの体術の達人なので、 護衛も兼ねてクラウドにまわされた。 当初はその人事を不満に思っていたが、長くクラウドと接するうちに、 最後の時まで心を込めて仕えようと思うようになる。
こんなもんか。
クラウドもスコールも、敢えて分かっていて言わない事とか、 意図してはぐらかしたりとかしている事が沢山あります。 誤魔化して、目を逸らして、でも覚悟だけは怠らず。 そうして二人は毎日を過ごしているのです。最後の時まで。
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