ささやかな日々 / 浅岡忍

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2020年05月02日(土) 
娘宅へ。自転車でえっちらおっちら道行き約20分。息子はこういう時はまだ私の後ろに乗っている。この車通りの多い道筋、彼に走らせるには心配が多すぎて。
息子が玄関を開けると孫娘がすっ飛んでくる。そのくせ、遊び始めると何でも「だめだよ!」「いや!」と言う。いやいや期真っただ中の孫娘。それに付き合う息子はしょっちゅう半べそをかいている。
夕飯は早めに準備。というのも、娘がどうしてもたこ焼きパーティーをしたいということで。その準備。子供たち用にソーセージを山盛り切り刻む。それと二人とも好物のコーンも用意。私たちにはたこを。
大人が焼き、子どもらがせっせと食べる。私以外みんな何故か猫舌で、あっちあっち!と悲鳴を上げながら、はふはふしつつ食す。喋る時間がないくらい次々焼けてゆくので、静かな食卓。食べるその音だけが響く。

夕飯後、私がちょっと横になっていると、息子と孫娘の餌食にされる。どかんどかんどっしんどっしん、私の上に遠慮なくとびかかって乗ってくる彼ら。私は「うげっ!」とか声が漏れてしまう。息子と孫娘とほぼ同じくらいの衝撃。つまり二人とも十分重たい。もはや声が出なくなったところで娘が「いい加減にしなよ!」と。しょぼーんとしながら二人ともいったん私から離れる。

「やだよ!」「だめだよ」の孫娘の声、「かーしーて!」「あーそーぼ!」の息子の声がかわるがわる聴こえてくる。私は軋む身体を起こして換気扇の下一服する。

それにしても、部屋綺麗になったね。
そうでしょ、そうでしょ、誉めて!
あなたの部屋っていったら、もう散らかり放題ごみ溜めみたいだったもんね、あの頃。
いや、それを言わないで。
いやいや、私にとっちゃそれが一緒に暮らした最後だからね、忘れられないよ。
うーあー。

孫と息子がきゃいきゃいまだ騒いでいる横で、娘とそんな言葉をやり取りする。ふたりとも顔はくすくす笑っている。


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