てくてくミーハー道場

もくじ前回てくてく次回てくてく


2016年02月01日(月) 『The Sparkling Voice−10人の貴公子たち−』(シアタークリエ)

ゆみこ(彩吹真央)も聴きたいし、カナメちゃん(涼風真世)も聴きたい。

えーい、2回行こう!

と軽く決断したはいいが、チケットとるのやっぱり大変でした。

簡単に土日でとれず、昨日と本日(千穐楽ではあったが、やはり平日なので)という変則日でゲット。

両方行けて、本当に良かった。

堪能しました。



ただれすね、(いきなり文句?)10人がかりで都合31曲(+リプライズ)を歌ってくれたのですが(ゆみことカナメちゃんが別の曲を歌ったので、実際は計34曲)、何だかコンセプトといいますか、曲間の関連性がまったくつかめず。

しいて言うならば、「ジェンヌOGが全員男歌を歌うこと」という縛りがあったってことかな。

しかし、するとLE VELVETSって何のためにいたんだろ(おいっ/大汗)て気がしないでもない。

ただやっぱ本物の男声ならではの力強さはさすが。

セットリストを席に置いといてくれたのが親切。プログラムには載っていなかったのでめっちゃ嬉しい(ほとんど知ってはいたんだが、2回だけの観劇で覚えとくのは不可能)

コンサート全体の構成に関しては「?」だったのだが、各曲には強い感想を抱いたので、長くなりますが1曲ずつ短くコメントします。以下、軽い気持ちでお読みください。









「ひとりはみんなのために」

今、改めてセトリを見てて気づいたのだが、今回このコンサートに出てないのに(井上)芳雄君の圧倒的な影が(爆笑)

ミュージカル界のプリンス、すげえ(≧∇≦)

さすがっすね。

つーわけで、しょっぱなからいきなりダルタニアンの登場です。

白いスーツ姿のLE VELVETSと、黒いコート姿のLE VIOLETS(と急遽命名したらしい)合わせて10人、性別年齢(コラ)超越してます。

景気よく始まりました。


「どうやって伝えよう」

ゆみこベンヴォーリオ、本役並みに上手いです。そして、ゆみこはやはりロミオにまで上り詰めることはできなかったのかな、ベンヴォーリオ止まり(こら)だったのかな、と、ちょっと寂しく思いました。

だけどね、舞台は主役だけじゃ成り立たないのよ。彼女みたいな、安心できる実力派脇役がいないとダメなのよ(でもゆみこは退団してから主役もやってるけどね)

しかし、プレスギュルヴィック先生の曲はテンポとるのが難しいよね、リーヴァイ先生のとはまた違う意味で。

そういやロミジュリって、アームストロング版(ディカプリオのやつ)、ニーノ・ロータ版(オリヴィア・ハッセーのやつ)、プロコフィエフ版(バレエ)と、フィギュアのプログラムに大人気ですが、このプレス先生版を使ったことがある選手って、未だに一人(エレーナ・ソコロワ)しかいないのかしら? あんまり聞かないよね。

誰かやってくれないかな、って、何年も言ってますねぼく。しつこくてすみません。


「なぜあなたは王妃なのか」

アントワネットの本役さんがフェルセンになりきってめちゃめちゃ上手く歌ってくれました(笑)

オスカル、アントワネット、フェルセンのハットトリック達成です。しっかしカナメちゃんの声は太いな。体はつまようじ並みに細いのにな。


「The Music of the Night」

ぼくの(そしておそらくお客さんの中で何人かは)脳内では羽生君と無良君が交互に華麗に舞っておりました(笑)

ずんこのたどたどしい英語詞の発声(コラ)も一興、つうか、ずんこって昔オーストラリアに住んでなかったっけ。なぜこんなに英語がへ(略!)

しかし、正直今回のずんこ(特に今日)は調子悪かった。ノドやってたのかしら。


「レベッカ機

元々女優が歌う曲とはいえ、ダンヴァースは迫力あるアルト音域の人なので、男5人で歌われたこの歌、なかなか良かったです。

本役(カナメちゃん)がいるのに、よくできました(皮肉ではない)


「皇后の務め」

余興か!(笑)

ゾフィー本役(たぁたん)がいるのに、よくできたなお前たち(うそうそ)

だが、音楽の笑いは上手い人がやってこそ成立するという真実を改めて実感。

しかし、

「田舎者なのね」「ホント♪」←

「しつけが悪いわ」「悪い♪」←

ここをどうしても一緒になって歌ってしまうこのナンバーの魔力(←)

リーヴァイ先生天才やな()

そして、本役フランツ、良かったです。

シシィも、本役が二人もいた(一路さんとカナメちゃん)のに、よくやりとおしました。偉かった(笑)


「闇が広がる(リプライズ)」

昨日は、トートも二人(一路さんとずんこ)、ルドルフも二人(たぁたんとゆみこ)いたので、イントロが流れた瞬間、「ど、どっち?」と期待と不安でいっぱいだったのですが(ぶっちゃけ、どっちでも喜びましたが)、初演コンビ!\(@∇@)ノ歓喜!!!

アラウンド80周年世代にとっては、やはり何と言おうと初演マンセーなのであります。

アイスはバニラ、フレトーはプレーン、パンケーキはメープルシロップよ!(何言ってんだお前は)


「キッチュ」

そこへいきなり、かすってないルキーニ登場(笑)

こんなにキャラが合ってるのに(^^ゞ

巡り会わせって、残念なことですね。でも、もしマミが三番手の時に『エリザベート』が回ってきてたらと思うと(以下略。花でも月でも以下略←こらっ)


「勝利への道」

これは誰が聴いても「威風堂々」ですよね。ミュージカルナンバーではない曲をLE VELVETSが2曲歌ってくれて、これがその1曲でした。さすがクラシック専攻の皆さん、非常にしっくりきました。


「君はわが心のすべて」

今回の楽曲は、各々が歌いたい曲を提出したのかな? 一路ファンには鼻血が出る(例えが汚い!)この選曲、オギー(構成・演出:荻田浩一)だとしたらファンの心理を知りすぎてて怖いです。やっぱ一路さん本人が選んだ気がする。

しかしまあ、この肺活量勝負()のナンバーを、今でもこうやって歌えるとはさすがですな。


「遥かな愛」

「カヴァレリア・ルスティカーナ」って言った方がむしろ判りやすいな。今日はずんこ、本当に調子良くなさそうだったんだけど、昨日はコーダのロングトーン、しびれました。


「僕こそ音楽」

ヴァルトシュテッテンが男装したら少年化しました、みたいな(笑)

たぁたんの歌は、「どうだ、うまいだろう」「すごい声出るだろう」みたいな鼻につくところが皆無で(こ、こら、暗に誰かをディスるんじゃない!)、常にその役として気持ちを伝えてこようというところが本当に大好き。

そして、柔らかくハスキーでカシミアみたいな温かさがある声がたまらん。

すみません。これ以上書くと、単なるヲタのファンレターになってしまうので切り上げます。


「影を逃れて」

ゆみこも上手いよなあ。でも、暗い歌ばっか歌ってないか今回? まあ、歌い上げようとすると、こういう曲ばっかになっちゃうんだよしょうがないけど。

それにしてもさっきからまた芳雄君がやたらチラついてきてるんですけど(苦笑)


「Illusion〜或いは希望〜」

すまん、『MA』があんまり好きではないので、このナンバーをよく覚えてない・・・って、このナンバーって再演から入ったのか。そら覚えてないわけだ。観てないもん。←

ごめんカナメちゃん。今度再演になったらきっと観るね、とはいえ、この作品は当分再演されなそうだな。←


「ADAGIO」

このメロディ、人気ありますよね。ぼくはこの曲、映画『我が青春のアルカディア』の中で使われていたのが印象深いですアニメオタ(というより、松本零士オタ)ですすみません。


「見果てぬ夢」

これも人気ありますよね。なぜこれをマミが歌ったのかは分かりませんが(やっぱ自己申告?)



ここで中入り。

うわー、まだ半分も来てねえ。どうする?(自己撞着)

う、がんばれ、オレ。そして読んでるアナタ。←



Act2です。



「Cool」

女性の貴公子の皆さんによるジェット団。さて、6人の中に本物()が一人おりますが、ヅカオタキャリア20年近い方はもうお分かりですね。でも、“彼”は劇中で「Cool」は歌ってないんだよなあ(細かいことはいいだろ)

ぼくの脳内では、当時の月組の皆さん(特にきりやん/笑)がガツガツ踊っていらっしゃいました。ニシキやおーちゃんや斗真もちょっと踊ってました(笑)

良い時代だった(こら)

あ、四季がまたやるよね。観に行こうかな。


「America」

男性の淑女の皆さん()によるシャーク団女性陣。ぼくの脳内ではじゅりぴょんがめちゃめちゃ踊ってました(笑)

たぁたんもアニータ演ったのに思い浮かばなかったのはなぜだ・・・すまんたぁたん。


「Something's Coming」

本物です(笑)

だけど、本役さん、ヘタっす(←か、隠せよ/汗)。すべてのピッチがフラット(♭)してるという、ある意味見事な歌唱力。

まあ、相変わらずですねマミは。ここが彼女の個性と言わざるを得ん。


「女神よ 今夜は淑女でいて」

ウエストサイドシリーズが終わって、ゆみこもカナメちゃんもスカイになってくれました。夢の競演でありました(カナメちゃんのアデレイド、観たかったなあ)

ぼくの脳内ではハビエル・フェルナンデス君が200点の演技を(笑)と言いたいのですが、やはりみちこですぼくにとってのスカイは(アラウンド80周年オタのくせに、リカじゃないの?)

うん、リカのはあんまり覚えてない(おい)

ただ、今回歌われたのは歌詞がヅカヴァージョンじゃないんだよね。こっちの方が分かりやすい詞なんだよなあ。


「時が来た」

ずんこは在団中にこの曲を自分のテーマ曲にしていました。懐かしいですね。これまたコーダのロングトーンが本日は心配だったのだけど、こっちは安定してた。安定のワイルドホーンだった()


「地獄に堕ちろ」

ワイルドホーン続きます。ここから、LE VERVETSのメンバーがソロをとります。

黒川君、リキ入ってました(笑)。ただちょっと低音のピッチがズレズレだったのが気になった。


「神よ、何故?」

ぼくの脳内では宮原知子ちゃんが(以下略)

それはともかく、佐藤君、すごく良かった。本日は泣いてしまいました(そして「ブイ・ドイ」へ続く)

今秋の『ミス・サイゴン』のキャスト、クリスはまだ発表されてないけど、佐藤君出ないかな。でも、フランツの再演が決まってるので、立て続けはキツいか。いつか観てみたいと思いました。


「ブイ・ドイ」

おのこ5人の力強いコーラスを従えて、たぁたんジョン登場。

いやあすごい迫力と説得力だった。立場は全然違うけど、フーバーが甦りました。


「僕は怖い」

フーバー(?)の後、JFKは出てこずに()これまたなぜかかすってない、日本ミュージカル史上最年長の(コラッッッッ!!!)ロミオ登場。

確かに上手いんですが、ずいぶん臈長たロミオじゃな、というかほとんどモンタギュー夫人(黙りなさい)

プレス先生の曲は、色っぽいのよね。だから、大人の女性が歌うとこういう感じになる、ということが判明しました。


「名もなき男」

佐藤君は実力で芳雄君を消していたのだが(え)、またぞろ“芳雄の影”出現。

いえけして日野君が悪いのではない。ないが、芳雄の存在感おそるべし。つうか、芳雄(すでに呼び捨て)、主役やりすぎ(でも、『ひょうたん島』行くからね←日和見め!)

ったく、どいつもこいつもルドルフルドルフ・・・(何を言ってるんだお前は)


「サンセット大通り」

元ベティがジョーになって、とてつもなく上手く歌ってくれました(あれ?デジャブ?)

ぶっちゃけ、今回のゆみこの歌を聴いて、やっと「ああ、ジョーってこういうこと歌ってたんだ」と理解できた。元基君、がんばれ()


「グランド・ホテルで/眺めの良いテーブル」

今度の再演が今からワクワクなんですけど、とにかくぼくはこの日本初演(宝塚歌劇団月組)が観れなかったことが未だに悔しくて。

権利の関係で映像も残ってないしさ。

カナメちゃんのオットーのカケラだけでも今日聴けてうれしかったです。でも、なんか今日のオットーは、死の病を患っているにしては声が強すぎたな。


「君住む街」

可愛かった。この曲を歌う時のフレディは可愛いに限る(なんだその感想)

フレディって若い役なのに、実は音域はバリトンなんだよな。ぼくはかつてマヨマヨ(川崎麻世)で観たことがある。彼も、ジャニーズ時代はひよひよした声だったが、ミュージカルに出るようになってバリトンになった。

ただ、殿下(浦井健治)もフレディを演ってたので、別に規定はないのか? よくわからん。

宮原君、今度の『グランドホテル』でガイゲルン演るんだよね。楽しみだなあ。


「One Song Glory」

今回、マミの選曲が面白かった。おそらく、マミ自身退団後にあまりメジャーなミュージカルに出ずにきているので、出演作の“男歌”という縛りにあんまり嵌らなかったんだろう。

ぼくは『レント』に関しては、ぶっちゃけ映画版が一番好きで、去年行った『フランク・ワイルドホーン&フレンズ』でアダム・パスカル本人がこのナンバーを歌った時にはえれえ感激したもんです。

マミに一番似合う“男歌”って何だろうなあ?(え? それは暗にこの曲が似合わなかっ/断)


「始まっていた」

『シャーロックホームズ』は第二作しか観てなくて、このナンバーは記憶にない。歌詞からしてホームズのナンバーだと思うのだが、一路さん普通に上手に歌ってた(さとしーの立場は?!)

※やっぱ観てないせいで間違えてました。このナンバーは第一作『アンダーソン家の秘密』の主要人物エリックが主に歌うナンバーで、日本版でエリックを演じていたのは殿下だったそうです。すんませんでした。


「星よ」

佐賀君はテノールなんだけど、ジャベールはバリトン人が演るイメージ。でも違和感はなかった。

ただ、ぼくにとって過去最高の「星よ」は、去年の1月にここクリエで聴いた(『クリエンターレ!』という公演)加耒徹さん(テノール)の歌唱。

信じられないくらい上手かったです。

何だかんだ言って、オペラやってる人とは基礎点が違いすぎる気がする(LE VELVETSはみんな音大とか芸大とか出てて、しかも大学院まで出てるメンバーもいるんだけど・・・)

なんだろな、すごいダンスの上手いタカラジェンヌと、プロのバレリーナの違い、みたいな感じかな? 余計分かりづらいか。


「彼を帰して」

ぼくの脳内では村上大介君が(わかったわかった)

村上君、去年の全日本で膝傷めてたみたいだけど、治ったのかな。アイスショーでは元気だったみたいだけど(おい、ニワカスケオタ!今はその話いいから)

・・・えー、ずんこ。実はずんこに関しては、去年の(当時に感想書いてないから、いちいち今引っ張り出してしまう)『Super Gift!』での歌唱を聴いて、歌澪コントロール(コーダの声をちょっとずつデクレシェンドさせていく技術)の上達さ加減にえらく感心した記憶があります。

現役中は、とにかく声を張り上げて(まあそれがファンには気持ち良かったんだけど)ただけの印象があったので、「こんな、コントロールができるようになったんだ。すげえ!」と感動しました。

今回も、その努力の名残は見られたんですが、とにかく本日(2月1日)に関しては、どうも声にツヤがなく、おそらくちょっとノドをやられてたんではないかと(やられてなくてあの声だったら、逆にヤバい気が)

本意気のずんこを、近い将来見られることを願っております。


「明日への道」

なんと、大トリを飾ったのはたぁたんでした(感激!)

芳雄の幻影も吹っ飛ぶ(←こだわってんじゃねえか)堂々とした元ラリッシュ(またこのパターン!)のルドルフでめでたく締まりました。

ていうか、このナンバーってルドルフ? ターフェも歌ってた気がするんだが(記憶曖昧)

ていうか、ラリッシュも二人(たぁたんと一路さん)いるな。

・・・ヅカOGなくして日本の輸入ミュージカルは成り立たないということをここでも実感。



そして、「ひとりはみんなのために」リプライズでめでたくフィナーレ。

あー充実した公演だった。満足です。

最後まで読んでくれた奇特なアナタへも感謝です。

よし、『スマスマ』視て寝よう。


もくじ前回てくてく次回てくてく
ておどる 【昔書いていた日記はこちら】Kin-SMA放言