verbal love*
杏子



 揺ぎ無い「信頼」

「俺達って付き合ってまだ1ヶ月ちょっとでしょ?」


付き合って

という言葉が 妙にくすぐったかった。
 

私達は 彼氏と彼女なんだなって

二人と言う単位の括りとして「恋人」なんだなって


恋人同士 彼氏彼女 付き合ってる


毎晩毎夜 何時間もチャットで肉声で話して

お互いの気持ちを確かめ合って

愛しているとささやき合って


彼が私の彼氏で

私は彼の彼女で



そういう 傍から見れば当たり前のことでも

私にはなんだか むず痒くて くすぐったくて

でも とっても心が暖かくなった^^



毎晩よくこれだけ話が尽きないなぁ と思えるほど

私達は お互いの気持ちを確かめ合った3月14日から

一日も欠かさず 毎晩話をしています。


一時期は 私の仕事が死ぬほど忙しくなり

自宅に帰るのが深夜になっても

それでも PCの電源を入れ

睡眠時間を削るようにして言葉を交わしていました。


最近は スカイプというネット電話を繋いで

肉声で話もしています。


彼の声は とっても甘かった・・・。



「惚れた負い目でそう聞こえるのかも・・・w」


「きっとそうだよwww」



私はイメージよりも天然っぽいと言われてしまいました^^;

そう取り繕ってる自分も 否定出来ない気がします・・・w


5月の半ば過ぎに 実際に会うことになりました。

お互いに 触れ合いたいという気持ちが

どうしようも無く募って行きます。


実際会うことに 何故か不安はありません。

その理由ははっきりとは分からないのですが^^;



きっと会えば今以上に好きになれる

そういう感覚だけなのです・・・。








2007年04月23日(月)



 毎日「加速」して行く。

毎日が怒涛のように過ぎていきます^^;

仕事充実しすぎ・・・w


毎晩 彼と

「この調子じゃ、会う日まであっと言う間だね^^;」

と 言い合っています。



順調です^^♪


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彼と会う日は5月19・20日です。

泊りがけで 私が彼の住む横浜へ行くことにしています。


もう既に パックで飛行機もホテルも予約済みで・・・w



あとは気持ちの準備だけだね と^^;



彼と出合ったのは 去年の11月くらいで

あるオンラインゲームでの出来事でした。


去年の8月に 当時付き合っていた人と別れた私は

それまで その人とのコミュニケーションに当てていた

時間を 持て余している状態でした。


その人と私は 2年間の恋愛を経て

1年を遠距離(関東と九州)で過ごし 

残りの4ヶ月を中距離恋愛(九州の隣の県同士)

で過ごしていましたが


最終的に 諸事情により私から別れを切り出し

約3年半の恋愛に 終止符を打ったのです。

(物理的な距離の問題がきっかけではありませんでした。)



毎晩欠かすことの無かった電話の変わりに

1・2時間程度 そのオンラインゲームにINし


土日にぽっかり空いた時間を埋めるように

ちょっとずつ キャラのレベル上げを楽しんでいました。




そんな時に 奇跡的と言っていいほど

劇的に 私は彼と出会いました。


彼の第一印象は はっきり覚えていません(爆)


チャットも楽しめるRPGなのですが

あまり 会話に積極的に参加するタイプでは無さそうで

薄い印象だったというか

まあ・・・むしろ

ちょっと近寄りがたい感じだったかもしれません^^;



年が明けて2007年に入ってから

私達は二人で行動することが増え

それで 自然と彼の内面に触れていくことになりました。


「案外とノリのいい人かもしれない・・・w」


その辺りで 私の彼への興味が

どんどん膨らんで行ったのでした。



彼のことを知れば知るほど

惹かれていている自分に気付いたし

同時に 彼のことを

オンラインゲームの仲間という感覚から

一人の生身の男の人として意識するようになりました。


「この人の特別になりたい。」


人間的に 本当に本当に素敵な人で

そんな人が、「男の人の形」をしていると気付いた瞬間


どうしようもなく


この人に 


「女」として傍に居たい

「女」として愛されたい



と 強く願うようになったのです。



2月に入ってから 私の気持ちは急激に加速しました。


その頃は お互い時間のある時に 

ゲームそっちのけで3・4時間のロングチャット。


当時 私がゲーム内で抱えていた

問題の相談に乗ってもらったり

リアルでの仕事の愚痴を聞いてもらったり

ほぼ 一方的に私が話を振っていたような気がします^^;


それでも 彼は真剣に話を聞いてくれたし

真剣に言葉を返してくれた。


リアルでは 見栄やプライドが邪魔をして

誰にも話せなかった弱音を 唯一無理をせずに話せる

私にとって彼は そんな存在だったのです。






「きっと 会えばもっと好きになるよ^^」


「会って 青のことを嫌いになったり

 なんか違うって思ったり そういうことは無いと思う。」



「むしろ 実際会って もっともっと好きになって

 帰したくない 離したくないってそう思っちゃいそうで・・・

 そういう不安の方が・・・大きいかな^^;」




お互いが お互いの

世界で一番愛する人になれたっていう幸せ♪


神様 ありがとう^^






2007年05月10日(木)



 横浜の「記憶」

ホテルニューグランド横浜。


私が彼と 

初めて実際に会うためにセッティングした場所。


横浜には 遠くにレインボーブリッジ

そして夜景に映える 観覧車を目の前にした

なじみのホテルがあったけれども

そこはまた別の思い出の場所なので


あえて あえて

初めてのニューグランドを予約しました。


ホテルのロビーを通り越して

瑠璃色の絨毯の階段をのぼる。


二階の待合室のソファに身を沈めてみるも

柔らかすぎるスプリングとクッションのせいで

思うように体を支えられない。(苦笑)


結局 沈み込むように体を納めた。



『美しい姿勢も何もあったもんじゃないな〜^^;』


そう思ったことを覚えています。(苦笑)



なんとなく電話しながらお互いの位置確認をするのが嫌で

(彼も後で同じようなこと言ってました)

現在位置をメールする。




待合室のすぐ横の会場では 結婚式が行われていました。

会場を抜け出した感じの 着飾った若い女性が

2〜3人ソファで話している他は

ホテルの従業員の方が何人かいるだけで

静かに時が流れている感じでした。


窓から注ぐ 曇り空のぼんやりした陽射と

室内灯が薄暗かったせいもあって


そこここに配置された調度品やファブリックの

重厚さと相まって


いまだ安定出来ずに居る ソファに埋もれた自身の体とは

対照的に

自然と気持ちは落ち着いてくるようでした。


覚悟が決まったのかもしれません^^;



腕時計に目をやる。

もう 約束の2時半・・・。


再度 メールを打ち始める。


文の途中で ふと視線を上げる


周りをキョロキョロ見渡しながら

足早に目の前に現れる人影。


視界に飛び込んできたのは 男性の後ろ姿だったけれど


『この人だ』


瞬間的にそう思いました。



事前に携帯でお互いの写真は交換していましたから

彼の顔は分かっていました。



その男性がこちらに顔を向けた瞬間


「あ!」


それが 第一声でした・・・^^;


お互いの目が合った瞬間に

彼は にこりと微笑んで

私の傍に歩み寄ると 何のためらいも無く

私の右隣に 腰を下ろしました。

ごく 浅く。



「こんにちは。」


「こんにちは・・・初めまして だね。」


「ちゃんと会えるか心配だった・・・」


「迷わなかった?」


「うん。前に階段上った待合室にいるって言ってたから。」


「そっか^^」



彼は 私がホテルを決めたとチャットで話したときに

ここを待ち合わせ場所にしたい と

そう言った私の一言を

ちゃんと覚えていてくれていたのです。


その時点で 落ち合う直前に私から送ったメールには

彼は気が付いていなかったらしいです(苦笑)


笑顔が 本当に印象的な人。

今でも あの二日間の横浜のことを思い出すときに

真っ先に浮かんでくるのは


彼の屈託のない その笑顔だったりするのです。





2007年06月14日(木)



 「伏線」の消化


 ・ 太陽の下で 手を繋いで歩きたい。

 ・ お揃いの携帯ストラップが欲しい。



自分でも顔が真っ赤になるくらい

(当時w)23歳とは思えないほどの

子供じみた願いだと思いマス^^;


正直キャラじゃない(爆)


ホテルを出ると目の前は山下公園。


「じゃあ、手でも繋ぎますか^^」


事前にチャットで手を繋いで歩きたいと

そう 彼には伝えてあったので

ホテルを出るとすぐに彼は左手を差し出して

そう言ってくれました。



しばらく海沿いをブラブラするも

徐々に5月とは思えないほどの

さらに午前中雨だったとは思えないほどの

日差しに絶えられなくなり(苦笑)


彼は昼食はおろか 起きてから何も食べていないとのことで

公園近くのカフェで軽食とコーヒーを。



「どこいこっか〜」


ゲーム内でも何度も繰り返した

この言葉に お互い苦笑しながらも


せっかく横浜に来たんだから

ランドマークにでも昇ろうか ということで

地下鉄で移動しました。


基本的に 「会う」そして「実際のお互いを知る」

ことが今回の目的だったので

特にどこに行こうとか 何をしようとかは

事前にプランニングせず。


ランドマークからの絶景を堪能した後は

クウィーンズ・スクエアをぶらり。


飛行機に持参したハンカチを忘れるという

プチボケをかましていた私は(苦笑)

Franc franc でハンカチを一枚購入。


時刻は夕方4時半を回ったくらいだったでしょうか。


土曜の夜です。

混み合う横浜の街をウロウロするよりは

早めに夕食を取りましょうということに。



「一旦ホテル戻る?」


「あぁ・・・そうだね。一休みして夕飯だね。」


自然な会話風ですが お互いイッパイイッパイさb (自爆)



会う前に色々な会話をしてますからね^^;

お互い伏線張りまくりな状況だったので・・・w



彼からは 実際に私と会ってみて


出会いがネットゲームであることとか

遠距離から始まる恋愛であることとか

これからの二人のこととか


そういうことを全部ひっくるめても

これから先 私と一緒に居たいと決心出来なかったら

この日はホテルに泊まらずに

自分の自宅に帰るよ と言われていました。


「初め、男は誰だってそう言うよ〜^^;」


って思うデショ?w



実際会ってみての感想ですが

彼はね 本当真面目。真っ直ぐ。時に頑固(笑)


第三者として考えてみても

踏み止まらせる要素があれば


彼は完璧に踏み止まっていたと思います。

私の目から見れば きっと鮮やかなくらい。



でも それぐらい鮮やかに振られるんだったら

それでも良いと思ってましたし

むしろ そんな鮮やかな振られ方

一度や二度経験するのも 人生経験として

美味しいのかな(?)とも (ぇ




二人でホテルに戻る。


老舗の歴史あるホテルのキーは

カード式のものではなく

あの ちゃんとしたいわゆる「鍵」の形をしていて


それをお互い「素敵だよね」と言い合いました。









2007年06月24日(日)



 自然体の「緊張」

「ずっと一緒にいよう?ね」


私の顔の少し上に密着していた

彼の顔の表情は まったく見えませんでしたが


上の台詞を耳元で聞き

微かに上下する彼の頬を

自身のこめかみに感じた瞬間


「うん・・・」


私は唇を彼の首筋に強くあてがいました。


ぽんぽんっと 彼の右手が私の背中を叩く。


お互いに フフフ と笑う・・・




「緊張してる?」


「え?なんで・・・?ドキドキ言ってる?」






「いや・・・










お腹がプクーって・・・w」

















`;:゛;`;・(゜ε゜)ブッ!!







こ、この人は・・・

油断していると時に凄い切れのあるフックを・・・(瀕死)







「あははは」


「この状況でそれを言う??><;;;」

(↑必死でお腹を引っ込める・爆)










抱き合ってキスをした

ホテルニューグランド横浜の911号室。






2007年07月03日(火)



 対「正直者」

めっきり回想録的な様相に・・・^^;


日記のほうでは 

初めて二人が実際会った時の様子を綴っていますが

今現在の状況をお話しますと


6・7月跨ぎの土日に 2度目のデート無事終了(苦笑)


次回は8月末の週末に 2泊3日で

3度目となる私の横浜訪問が待っています^^



7月後半から8月中旬にかけて

仕事が怒涛の忙しさを迎える予感でして

無事にそれを乗り切って 

スッキリと会いに行きたいと思ってます♪


彼も 8月から仕事がかなり忙しくなるみたいなので

お互い頑張りましょう と励ましあう日々(苦笑)







「全身全霊で相手を想える幸せ^^」



「俺はね、怖いよ。」


「ん?・・・なにが??」


「ここまで好きになって貰った事ないからさ」


「そこまで好いてくれる相手を

 傷つけそうで怖いってこと?」



「それもあるけど・・・」


「一番は やっぱり自分が傷つきたくないってことかな・・・」


「正直だね・・・」


「青は怖くないの?」


「怖くないよ^^」


「この先どんな結果になろうとも

 絶対後悔しないって思えるから。」



「強いんだね・・・。」


「強くなんか無いよ><

 でもこう言わせたのは 将悟さんだよ?^^」






彼は正直すぎる人です。


想われすぎて不安になるって どういう心理?


なんとなくは分かるけど 実経験がないので

想像の域を出ない。


いつでも離れられるスタンスを取って置きたいのかな。



というよりか



いつ私が離れて行ってしまっても

立ち直れるだけの余力を 残して置きたいってこと?



「想われることが 負担に感じたら言って?」


「自重します><」



「出来るの?ww」


「・・・よくご存知でw」


「我慢は体に良くないよ^^」



たまに彼が 大人なのか子供なのか

分からなくなる時があります(苦笑)



その正直さが 正直すぎるあまり

誰かを傷つけたりするんだろうけど


・・・たぶん ありきたりのフォーマットではね(苦笑)



あなたが私をあやすから

守られてばかりの女の子になって

甘えてばかりの女の子になって


何も気付いてない振りをして

何も考えてない振りをして


無邪気に笑い合って

ハートが沢山ついたメールを送ったりするのです。









2007年07月19日(木)



 決めた。

明日、8月2日(木)は

この土日 仕事出た分の振休頂けたので


「エンピツ更新」(ここ)

「ブログ更新」

「mixi更新」

「頂いているメールのお返事」

「エンピツBBSのお返事」

「ブログコメントのお返事」

「mixiコメントのお返事」


全部頑張ります(`・ω・´)シャキーン



・・・頑張りますも何も


今までサボってた分(更新)

今までお待たせしてた分(お返事)


なので・・・


><


ここに書くことで逃げ道をふさいでみます。



2007年08月01日(水)
初日 最新 目次 MAIL PHOTO BBS


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