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catch A wave
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2005年04月01日(金)
catch a wave









人生における波を見逃したくない。













2006年04月10日(月)
西行法師。









願はくば 花の咲くころ 我死なむ
その如月の 望月のころ













2006年06月04日(日)
大切なもの。








大切なものを見失って、
大切なものを足蹴にして、
手に入れた自由に、
どんな意味があるのだろう。


この両の手からはらはらと、
ただただ零れ落ちていく、
幸福と不自由を、
私にはただ黙って、
見ていることしか出来ない。


大切なものを見失って、
大切なものを足蹴にして、
手に入れた自由に、
輝けるだけの意味を与えたい。












2006年09月04日(月)
face to face









ふざけてジャレついて、
回していた腰の手を解き、
いつもよりも少しだけ優しく、
ひらひらと手を振る。


「無事についたらメールしてね」

「分かったよ」


笑顔と共にいつもの返事が聞こえる。


名前を呼ばれたかと思ったら、
腕を引っ張られ、
唇が触れるか触れないかで重なった。


いつもなら人目を気にして、
決して手さえ繋いでくれない人が、
珍しく人目も気にせずに。


久し振りにちゃんと愛を感じた瞬間だった。













2006年09月05日(火)
其処に在るのは、祈りにも似た願い。










5年振りに?ピアスの穴を開けた。


大切にしたい人を大切に出来るように。
優しくしたい人に優しく出来るように。
愛を伝えたい人に愛を伝えられるように。


優しく出来るようになったのに、
大切に出来るようになったのに、
ちゃんと愛を伝えられるようになったのに、
「面倒臭くなるから」
戻ってきた言葉や態度に愕然とする。


何もかもが空回り。
あくまでも自己満足?


あのひとに必要なのは都合の良い存在。
あのひとに必要なのは優しさでも愛でもない。
あのひとに必要なのは私じゃない。


逢えない時間はあのひとの煙草を吸って、
さみしさを埋めようかと思って、
買ってみたけど必要なくなりそうな予感。


そんなこと言われても涙さえ出ない。


あのひとに私が必要じゃないこと、
あのひとが此処を訪れなくなった時から、
なんとなく知ってたけど。


本当はいっぱいいっぱい我慢してるよ。
言いたいことも言わずに、
独りで枕を濡らしてることも隠して、
あのひとが求める人間になろうとしてるよ。


受け止めてもらえるなら、
許してもらえるなら、
面と向かって伝えたいよ。


さみしいって。
ちゃんと愛してって。


面倒臭いよね、こんな女。













2006年09月19日(火)
格好悪い。




停止線で信号待ちをしていると、
後ろからどう見てもヤン車だろう黒い車が、
私を追い越して前に出て停車する。


赤信号突っ切る勇気もないくせに、
なんとも中途半端な行動で格好悪い。
別に信号無視をすることが、
格好良いことである訳でもないが。


信号が青になると同時に、
たらたらと走り出しておもむろにブレーキランプ。
はて、どうした?と思ったら、
ちゃんと対向車を見ながら右折して、
ファミレスの駐車場に突入。


信号無視と同様に、
別に対向車を無視して進むことが、
格好良いことである訳もないが、
対向車をちゃんと確認してから、
ウィンカーも出さずに右左折なんて、
なんとも中途半端で格好悪い。


格好良いとか悪いとかじゃなくて、
潔さが足りないのかな、なんて思ったり。


なによりも不機嫌だった私には、
行き先が同じということが、
一番気に入らないことだったのかもしれないが。


なにもかもが癪にさわる。





2006年09月20日(水)
大海原に咲く。




台風一過を台風一家だと思ってたのは、
今よりももっと幼い頃のことで、
台風一過、よく晴れた今日の空が嬉しい。


「海には決して行かないように!」

「海に行くなんてもってのほかだ。」


気分の優れない時の私の行動を先読みしてか、
あのひとと友達が口を酸っぱく言ってたが、
落ち込んでる私の耳にそんな言葉が届く訳もなく、
よく晴れた空の下、愛車を海まで走らせた。


吹き荒ぶ風。
荒れ狂う波。


砂浜に座っているだけで、
普段ならそんなことはないのに、
水飛沫が容赦なくかかる。


普段よりも潮の匂いがキツかった。