残業
23時まで残業した。
だけど今夜は上機嫌。
達成感があるって、やっぱりいい。

隣の会社には、女性が10人くらいいる。
掃除当番、ゴミだし当番、トイレ掃除当番
朝夕のお茶汲み当番。
そんなことは全然しないで済む今の環境は、とてもいい。

昔は、お茶くみして、お給料がもらえるなら
そんなラクなことはないと思ったり。
反対に、なんでオンナだけするのかと腹が立ったり。

疲れたから、今夜は早めに眠ろう。







2004年06月30日(水)

外見通りじゃない
3日前に、また左手が浮腫んだ。
2日前は、少しましになった。
そして昨日、君と話してる途中で、椅子から落ちた。
ギョッとして、カラダを起こした瞬間、どっちかに捻ったみたい。
おなかに激痛が走って、椅子から落ちた。

  芝居してるの?

痛くて答えられなかった。
棚に右手をついて、身体を支え
左手で痛い部分を押さえたまま
声が出なかった。

 劇的効果を狙ってるにしても
 その床は、汚いよ

私はそこまで芝居がかったオンナじゃない。
痛いんだよ。
痛くて声が出なくて
君のアホらしい感想に答えられないんだよ 
この姿勢が、きついんです。
でも声が出ない。

 帰りたい

とっくに終業時間は過ぎてたから。

いろんなことが頭の中に浮かんだ。
ココに来てから、なんでこんなに次から次に
不具合が出るんだ。
ココに来る前だって、調子いいとは言えなかったけど。
でも短期間集中過ぎる。

 帰りたい

いろんなとこに帰りたくなった。
彼のところ。
ほんの数年前までいた故郷。

痛くて涙が出たのは久しぶり
でもその涙が目に沁みて、眼球まで痛くなり
おなかの痛みより、目の痛みのほうが上になった。

***  ***  ***  ***  ***  ***

小さい頃から、髪の量が異常に多くて、太くて硬い。
その上、真っ黒。

  バランス悪いよね

美容院にしょっちゅう行かないといけない。
髪を乾かすのに時間がかかる。
それも重くてでかいドライヤーだから、手が疲れる。
ショートにしたら、2週間おきのカット。
ロングにしたら、洗うのも一苦労
地肌に指が届かないって、美容院で笑われた。
量を減らすために梳くと

 床を見てごらん
 こんなにカットした髪が積もるのも珍しいよ

ある男性にとっては、嫌味な会話になるらしい。
でも、この髪のせいで肩凝りする。
不経済。
ヘアスタイルがすぐに崩れる。
寝癖がひどい。

だから、染めたんだ。
市販のもので、自分で染めても染まらない。
それぐらい真っ黒。
だから、美容院でスタッフの指の皮膚が融けるくらい
きつい液剤で、人の倍時間をかけて、染めてたんだ。

染めるのを止めたのは、1年くらい前。
猫も杓子も、茶髪、茶髪、茶髪。
ヤンママにいたっては、金髪。
飽きた。

  こんだけ真っ黒なのに、白髪ないよね
  すごい丈夫なんだね
  艶もあるし、ピカピカしてる


だから、白髪染めを使うようになるまで
染めるのを止めようと思ったんだ。
電車に乗ると、95%の女性が染めてることに
ウザくなったんだ。
みんな一緒に見えるよ。
どこにも個性なんてないよ。

だから、君に白髪あるよって言われて、ギョッとしたんだ。
そのせいで、腹筋がこむら返りになるなんてね。

丈夫なのは、髪の毛と爪。
切って、なくなってしまうものばかり。

いろんなとこが、次から次に痛くなったり浮腫んだり、攣ったり。
どうせ、歳だよ・・・

私の顔を、10cmの距離からじっと見て、
  
 信じられないな
 目じりに小皺が1本も、うっすらもないよ

そんなこと言われても、身体の中はガタガタなんだから。  


***  ***  ***  ***  ***  ***

  毎晩の夢に、PCのモニターが出てくる。
  夢の中でも、仕事してる。
  私は、君の邪魔してる。
  私は、君に迷惑かけてる。

痛くて出てくる涙が、また情けない涙に変わった。

どこに行っても、誰といても、こんなふうになるなら。
私は一人でいるのがいいんじゃないか。

グルグル同じ場所を、同じ気持ちが回る。
見かけがどうだろうと、自分でも持て余すくらい
扱いにくいオンナだ。

2004年07月01日(木)

荒れ模様
彼が読まなくなって、今日で3日。
このまま消えていってしまうのかと
心にぽっかり穴が空いた。

他人様の1年半分の日記を、読ませていただいた。
日によって書き方が変わり
感情の起伏が激しく、まるで自分が書いた
別内容のものを読んでいるような錯覚。

ココで書いていなければ
私が以前書いていたところならば
毎日大変なアクセスがあると思える内容。

だけどアクセスが増えると共感が増え、
それに比例して、誹謗中傷
押し付けがましいお節介も増加する。
だから、ココでゆっくり書き続けてほしいと思った。

私の半生に重ね合わせ
日々の感情の起伏の激しさに、重ね合わせた。
急降下する、急上昇する。
今日は沈んでいても、次の日はきっと爆発する。
長いスパンで、澱のように徐々に溜まっていく不満。
突然の思いがけない喜び。
こんないいところがあったんだと反省する日。
やっぱり彼が好き。
もう何もかも投げ出したい。
だけど投げ出さず、人生を下りることなく
続いていく
続けていく

似たような感情に出会うと
自分だけじゃないという、ほんの少しの安心感。
そして、こんなオンナはどこにでもいる。
こんなハナシはどこにでもある。
珍しくなんかない、ありふれた人生だと思う。

***  ***  ***  ***  ***

私がもし彼のところにいたなら
こんなふうな経過を辿るだろうか。
私がここにいるのは遠回りをしてるだけじゃないだろうか。

戻りたい、戻りたくない。
私一人が勝手に思っても、相手のある話だから。

複数のオトコを、あれこれの場面で比較する。
君がこう言った、彼ならどう言うだろう。
彼はあのとき拒絶した、君は受け入れた。

***  ***  ***  ***  ***

私は、二人のオンナを憎んでる。
一人目は

  もっと私に甘えて欲しかった

こんなキショク悪いことを言ったオンナ。
このオンナのしたことは
私の前で、彼とのことを心配し
私の気持ちを気遣い
私の身体を思い遣り
そして
全く別の場所で、別日記の中で、私たちをネタにした。

  あの二人は絶対うまくいかない

なぜそう思うか、えらく熱く語ってくれていた。
ほんの偶然に私が見つけて、大喧嘩になった。
自分のことを棚に上げて、と言うと
棚に上げて何が悪いと開き直った。
  
  私たちのしてることを、人と一緒にされたくない。
  あんたたちなんかと同じじゃない。

こう言い張った。

そして、自分の言うことを聞き入れず
頼らない私が気に食わなかったんだろう。

最後に彼女が泣くように言ったのが

  もっと私に甘えて欲しかった

キショク悪いオンナだと心底思った。
あなたは私の母親か?
私を庇護したかったのか?

二人目の彼女は、きっと罪が無いんだろう。
毎日、読んでいる日記の主人公の片割れが目の前にいる。
ハーレクインロマンスかなんかと勘違いしたのか。
ナマのワイドショー気分だったのか。
この人、知ってる〜って、目をキラキラさせたのか?

彼がどんな性格か、きっと誰にも理解できない。
彼女の中で作り上げられた、私が美化したオトコ。
自分が見境なく惚れてしまった男だから
いいように書いた。
こんなくだらないオトコに惚れるオンナ。
誰にも絶対に言わせない。

残酷で冷酷で小心者で、キレると意識が飛ぶ男。
自惚れが強く、自意識過剰。
人の言葉の裏を読めないオトコ。
劣等感の塊が裏返しになって、感情を出さない男。

彼の弱さ、脆さを見たのは私だけ。
だから、私は書いたものを隠し続けた。
だから書けない状況に追い込んだ
見知らぬオンナが憎かった。

***  ***  ***  ***  ***

刺激的な毒は魅力的だから。
平凡で穏やかで、単調な毎日は、すぐに飽きる。
夕凪は、心を落ち着かせるけど、オモシロくもなんともない。
あれだけ欲したのにね。
疲れ果てて、痩せ衰えて
何も見えない未来に絶望したのにね。

***  ***  ***  ***  ***

君は嬉しそうだったね

   珍しく従順だね。

従順?
はいはいと、なんでも言うことを素直に聞く女?
お門違いです。
めんどくさいから、言っただけ。

2004年07月03日(土)

飛躍ばかりの連想
少し前、どこかでweblogを借りようかと思った。
辛いだの、切ないだのばかりの恋愛日記では
這い上がれない。

blogが日本に入ってきて1年くらい?
意見や議論が、どんどん我を通すことになっていく。
子供のケンカと違って、もてる限りの語彙を駆使するから
タチが悪い。
そんなものをちらりと横目で見ながら
白熱してますな、いつになったら収集するの?と
冷めてみたり、野次馬根性丸出しで経過を追ったり。

だけど、絶対に参加しなかった。
火に油を注ぐ愉快犯的な楽しみ方や
お祭り騒ぎのノリに、関心がなかったから。

心の中がどれだけぐちゃぐちゃでも
毎日は淡々と何の変化もなく
人と接することなく過ぎていく。

交流ってものが懐かしくなったから
仲良しごっこじゃないけれど
殺伐した雰囲気のない場に行ってみたかった。

私が何かを書こうとするとき
人からの影響が大きい。
だけどそれは、誰かの書いたものを題材にして
トラックバックするようなものじゃない。

私が何かを感じると、私の過去の出来事が浮かんでくる。
だから
キミのそれに関して、私はこう思う的なことはできない。
だから、blogはやってない。


小学生の頃、かばちゃんがいた。
顔がまるで、かば。
最近テレビでよく見る、kabaちゃん。とは似てないけど。
髪型は私の記憶にある限り、
ずっと片桐はいり、もしくはわかめちゃん。

お勉強は、私の理解を超えるほどできなかった。
この女の子と、学校の中でも外でも遊んだことはない。

だけど、私は彼女の大ファンだった。
かばちゃんの声は、とても穏やかで暖かかった。
子供特有のキンキラ声じゃなかった。
女の子の細く高い声じゃなかった。

彼女が話していると、眠りそうになってしまうくらい
心地よかった。
国語の時間、教科書を読むようにと、
かばちゃんが指名されるのを、毎回期待した。

岸田今日子の声だった。

かばちゃんの朗読は、息継ぎも、抑揚も完璧だった。
お勉強ができない子だったので、読めない漢字も
多かったけど、全く気にならなくて
いつまでも読んでいてほしかった。
聞き惚れている私の顔は、いつも呆けてたと思う。

天性だなと思う。
気持ちが穏やかで人と争うことがなく、
ゆったりした性格だったから、それが滲み出る声質だったし
話し方、読み方だった。


こんなことを思い出したのは、私のように毎日コロコロ
変わる心境につられ、書き方が変わるのとは正反対の
穏やかな、いつも抑えた文章に触れたから。

人の書いたものを読んで、連想ゲームのように
次々に浮かんで思い出す。
これはトラックバックするようなもんじゃない。


***  ***  ***  ***  ***  ***

選挙の応援がうるさい。
で、私は妻として応援しに来ましたと
オヤジ声を出す女性議員を真似てみた。

君が、バカ受けした。
 
  すっごい似てる!
  もう1回やってみて

アニメ声で笑い転げ、バスガイドで吹き出し
ついに女性議員・・・
君と知り合ってからだよ。
こんなことしてみせるのは。

彼はこんな私を知らない。
彼の前では一度も見せなかった。
自分でも忘れてた、隠れキャラだ。

***  ***  ***  ***  ***  ***

以前からわかっていて、ほったらかしにしていた。
IE FOR MAC の表示。
テーブルの下に隠れて、書いたものが
崩れて重なって表示する。

WIN版IEでも、NNでも
MAC OS XのSAFARIでも大丈夫なのに。
MAC版NNは、落としてないからわからないけど。

昨夜は、気分転換に、ソースを見直した。
少し変更したから、直ったはず・・・
こればっかりは、会社に行かないと確認できないけど。

夜遅く電話してきた君に言われた。

  仕事してないと、生き生きしてるね。
  元気そうじゃない?
  ねぇ、仕事中に、今みたいにテンション上げてよ。

  休日の予定が何もなくても、週末の夜は嬉しいの。
  意味なく解放感なの。

  明日の予定は?

  ヒミツゥ

  やっぱりテンションおかしいよ

  ほっとけ

  明日電話するね

  しなくていいよっ


***  ***  ***  ***  ***

穏やかでおおらかで、ゆったりした性格になりたい。
かばちゃんみたいになりたかった。
ほんの少しだけ、今は、かばちゃんモードに入ってる。

2004年07月04日(日)

帰りたい
元々、人ごみがキライ。
大人数が同じ空間に、詰め込まれてるのがキライ。
だけど、たくさんの人の気配を感じながら
一人、離れた所にいるのはスキ。

ここに来てからの交通手段は車だけ。
その車も君のモノ。

駅まで車で20分。
それも都会の20分じゃない。

バス停まで徒歩10分。
そのバスは1時間に1本?
興味がないから、時刻表は見たことがない。
私が子供の頃、それも幼稚園くらいの頃見たような
古ぼけた、くもの巣が張っていそうな、停留所。

以前、通るだけと連れて行ってもらった駅前には
何もなかった。
人もいなかった。

私は、夜明けまで人工の灯りで満ちてる場所にいた。
徒歩2分で都銀が3つも4つもあるところ。
徒歩10分で、JRに乗れて
地下鉄はプラットフォームを
歩いていると、次の電車が来た。

本気で今日はケーキが食べたいと思った。
メリッサのオペラ。
キースマンハッタンのデイジー。

ホテルのティールームはどこ?
アーケードはどこ?
東急ハンズはどこ?

ネットのショップを見た。
配送できるのは、焼き菓子や、チョコ、アイスクリーム。
ねぇ、私、ケーキが食べたい。


ここには何もない。
郵便局も、ポストさえない。
ウィンドウショッピングする店なんて、とんでもない。
これまでも滅多に服は買わなかったけど
今は必需品すら買う店がない。
ランジェリーは?靴下は?ストッキングは?
どこに行けばいいの?
ショッピングセンター?

片側4車線の道路。
通りに並ぶ直営ショップ。
どんどん記憶が曖昧になる。

ここにあるのは、聞いたことのない名前のコンビニ。
まだ潰れずにあったんだと、驚いた、弁当屋。

喫茶店を見たことがない。
ブティックがない。
ショップがない。

前の場所は、中途半端な都会もどきでうんざりした。
だけど、デパ地下は仕事帰りに寄れた。

ここにあるのは、TUTAYAとダイソーとbook offだけ。
私が見た、唯一、人のいる場所。

ここは何もないけれど、もれなく俺がついてくる。
そう言ったのは、いつだっけ。

海に行った日曜は、何週間前だっけ。
仕事の話しかしない。
君は休日を取らない。
365日、仕事してる。

私は今日、本気で言ったよ。
帰りたいって。

  帰る場所ないんでしょ?

  うん

だけど、今までもそうだったように
また、一人で部屋を借りればいいじゃない。

昨日は、誰ともしゃべらなかった。
なぜなら、君から電話がなかったから。
平日も君としかしゃべらない。
なぜなら、他の人と話したくないから。

気晴らしも、気分転換も、しようがない。
どこに行くにも、君に頼まなければ行けない。
タクシーなんて見たことない。

タクシーを呼んで、駅まで行って
迷子になりながら、駅を歩き回って
窓口で切符を買って

私はどこに行けばいいんだろう。

蒸し暑さだけ、都会なみだね。
コンクリートジャングル?
ヒートアイランド現象?
ここは、ド田舎だよ。

長距離トラックが24時間走ってる。
何が悲しくて、こんなうるさい場所にいるんだろう。
田舎なら田舎らしく、静かに過ごさせてほしい。
窓を開けられないのは、外の熱気のせいでなく
テレビの音が聞こえないほどの車の騒音のせい。

何もないのに、うるさい環境。


タクシーを呼んで、駅まで行って
迷子になりながら、駅を歩き回って
窓口で切符を買って

私は、帰りたい。

2004年07月05日(月)

睡眠時間
ずっと、8時間以上眠らないとダメだと思ってた。
それがこの何年かは、7時間眠ると目が覚めてる。

だけど、さすがに、5時間じゃ眠い。
眠いというより、ぼーっとしたまま。
最近、明け方まで起きてることが多くなった。
プールで耳の中に水が入った時みたい。
鼓膜が変。
膨らんだり、へっこんだりしてるみたい。
聞こえにくくなったり、すぐに戻ったり。

  今日はおかしいね

  おかしいのは、いつもでしょ。

寝不足なのか、テンションが変。
何も話したくないのに、勝手に口が動いてる。
仕事の話。

もう何も話すことはない。
そう思った直後、訳のわからないことを話し出す。

今日こそ、早く寝よう。
そう決めても、気づくと必ず真夜中を過ぎてしまう。

ついに、彼が消えてしまった・・・
どれだけ悪し様に罵っても、悪いところをあげつらっても
私は彼を愛してた。
今も愛してると言えるよ。

だから他の誰にも言えない。
君はただの同僚になってしまった気がする。

2004年07月06日(火)

笑わせて
今日は七夕だなっと思ってたら、雨が降り出した。

昨夜、眠る前に、あの人のことを思い出した。
あの人に初めて声をかけられたのは、7月だった。
前は、私の個人的な記念日ごとに、日記に
  
  今日は、○○で

みたいに書いていた。
ココでは意識的に避けてる。

毎年夏休みになると、あの人は帰省した。
今年もするんだろう。
それがイヤだったのに、今年は。
あの人の帰省先は、今、私のいる所の近く。

あの人からメールが最後に来たのは、いつだっけ。
あれは確か、2月だった。
私は返事を出さなかった。

東京に行きたくなってきたのは、先月。
行きたくなって、ふとあの人のことを思い出した。
もし私が東京に行くなら、あの人の帰省と重なって
入れ違いになるかもしれない。
そうならなければ、

  ねぇ、私、今東京にいるよ

そう連絡してしまうかもしれない。

もしくは、

  もうすぐ東京に行くんだけど

こんなふうに連絡するかもしれない。

アブナイ、アブナイ。
危ないオンナだ。

君のmacを見て、最初に思ったのは、

 あぁ、あの人が使ってるPCだ・・・

あの人は家でも会社でもmacで
私も私の周囲も、みんなwindowsだったから
圧縮して送ってくれたファイルを開くのに四苦八苦した。

彼のことでいっぱいになっていたから
たまに、あの人のことを思い出しても
私の心は、ざわめかなかった。

あの人からの最後のメールに、こうあった。

  貴女と過ごした頃の、あの情熱は
  今の私には、もうありません。
  貴女のような人と、巡り合う機会もないし
  巡り合いたいとも思いません。

静かに暮らせてるだろうか。
笑いながら挫けずに生きていると思う。
何があっても、笑え。
笑いつづけろと、いつも言ってた。
そうしたら、前を向いて明るく生きていけるから。

私は、反抗した。
泣きたい時に、笑わなければいけないの?
死んだ目のまま、笑い声を出すの?
私は、嬉しい時は笑い
悲しいときは、泣いて
生きていきたい。
そんなことを言って、あの人を非難した。

あの人は再発してないだろうか。
あの人は頑張りつづけているだろうか。

お台場・ビーナスフォート・観覧車
汗かきなのに、ポリシーだって
真夏でも、真っ黒のY'sのスーツ。

私の叶わない夢の一つは
あの人に、私の住まいを設計してもらうこと。
今でも、たまに覗いてる。
あの人の作品を見るために。

私をたくさん笑わせた人。
誰よりも、笑わせた人。
あの頃の私が、一番輝いていた。
あの人なら、きっと今の私でも笑わせてくれる。

メールしてもいいかな。

  ねぇ、東京に行くから、時間作ってよ。

2004年07月07日(水)

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