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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2008年03月30日(日) 日曜日 / YouTubeしおりなど



3月でした。今月のYouTubeしおり。先日来日したハンベニンク(ds) vs灰野敬二(perc)セッションがすぐにupされてました。これはいい音がする鉦(かね)だなあと思ったけど、楽器じゃないですよね。車のホイールっぽいような。鍋の蓋ではないな、もっと重いやつ…その後で持ち替えた、さらに魅惑的な音のするチャイムはヒーリンググッズで似たようなのを見たことある。

でもこの音は叩き方だよね、楽器に当てるばちの選び方とか、その後楽器を振って余韻までコントロールしている所とかうまいと思った。PT2のタンバリンの演奏もだけど、単に衝動的にアバレているのではなく(笑)、全身を使って楽器がまるで生きているかのような動きをつけて、ダイナミックで有機的な発音が可能になっているんだと思う。会場の床が石というのもいいですね。grooveみたいだぞ(笑)。昔シンバルをじかに置いて演奏とかしてたけど、またやってみようかな。さすがに自分で転げ回ったりとかはないけど、もっと床を使うというのはやってもいいかもしれない。

またZack Fullerという踊りの方とのセッションも発見。99年の公演。教会だけあって、音の響き方がすごいですね。この方は明らかに舞踏で、中谷達也さんが一緒にやってるんですね。野外ロケされたビデオには灰野敬二さんのクレジットも見える。踊りはどうかなあって感じだけど音楽はとてもいいと思う。Soldierという作品は中谷さんの音はよく聞こえないけど(弓奏してる?か演奏してないかも)、踊りがなんかおもしろい。見ていると、日本の舞踏と、昔の無声映画の俳優の大げさな動きを混ぜているのかなと思った。しかし外国人で舞踏やってる方っているんだなあ。見てると四股踏み(というか重心の低い動き)とか日本人臭さっていうのはやっぱりないんだけど。



こっちはうってかわって、騒音(笑)。うってかわってるのかとつっこまれそうですが。どこかで紹介されてたのを見てびびりました。うるさくて全部見て(聴いて)ません。関連映像でバラでどんな音がするかとかのデモも見れます。この作者の方のサイトではいろんな子供用楽器を改造したものを紹介しています。日本語でどう呼ばれているのかは知らないのですが、英語でcircuit bendingと(参照←ここのブログ*UNTITLED Logs... 0.5では解説映像?ものっていておもしろかったです)いう趣味のひとつになっているそうです。まああるかもなあって感じだけど、ピカチュウはすごいよね。なんかもう地獄絵というか。

でもさすがに自分でやってみようとかは思わないなあ。機械音痴っていうのはあるけど、この音が好きじゃない。たぶん音(楽)に関して自分は保守的なんだと思う。またこのcircuit bendingには従来の音楽に対する破壊という行為も内包されていて、そこに刺激されてるんだと思う。私はフリーとかノイズを愛好すると言いながらも(笑)、このノイズには相容れない部分があるんだよね。それとも音色次第なのかな?ちょっと考えてみたい。


2008年03月29日(土) あなたに会うよろこびあなたに会うせつなさより苦しいのは (CDR)

会いたい心はポッカリと浮かんで空回る糸すっかりちぎれた 目を凝らしこらえきれぬほどの速さはつかめない 急速に足りない 驚いてほしいだけの見えすいた空振り ナイーブで雑なドラマ もっとぶざまなやり方で宇宙の肌に触れる

道の端で破れたポスターに書かれてる言葉に目をやる 愛はここに神はあなたの中にそこでとぎれてる


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柔らかいプレイリスト(夜用)


1. 飽和 / Lily Chou Chou
2. Interlude 1 / 川満睦 (p)
3. エロティック / Lily Chou Chou
4. ババロア / スピッツ
5. アマイカゲ / Ego-Wrappin'
6. The Squalb / Medeski,Martin and Wood feat.John Lurie (reading)
7. ガーベラ / スピッツ
8. A Bao A Qu / boris
9. 共鳴(空虚な石) / Lily Chou Chou
10. Y / スピッツ
11. Saudade / Mestre Ambrósio
12. SUGINAMI MERODY / スピッツ
13. ロビンソン / 羅針盤
14. 輝きへの旅 / ビューティフルハミングバード
15. All Around the Kitchen / Medeski,Martin and Wood


就寝用に、なるべく静かで柔らかい音色の曲を集めてみました。泣かせるメロディがこれでもかというほど集まっている。スピッツ多いな〜Yがいちばん有名だろうか。間奏の木管楽器のアンサンブルがとても好きでそれを聴くために入れている。いちばんにぎやかなのがメストリアンブロジオのサンバかなあ。アコースティックだけど。最後の曲の子供の声と台所のノイズがうるさくて起きてしまうのは失敗でした(笑)意外に耳につく。ギターノイズは自分にとっては騒音ではなく、Sunn O)))+BorisのAltarなんかメロディックで寝ながら聴いてもいい感じです。あとborisのfeedbackerもけっこうよくかけてた。

音だけ聴いてると思ったけど歌詞の言葉も印象に残ってる所が多かった。ブラインドフォルドならぬイヤプラグテスト?をしたい。耳をふさいで思い出してほしい。  音つかむ手 肌に吸い付く感触は やりきれないせつなさをも遠ざける この体の中から響きが生まれて あなたにたどりついて共鳴する 言葉の意味を越えてひろがる あなたに会うよろこびあなたに会うせつなさ より苦しいのは (この後の空欄を埋めよ)


2008年03月28日(金) 金曜日

隣りのサンエーでインスタント抹茶ラテを購入。へへへ…桜風味でした。すぐなくなっちゃうと思うけどひとつしかなかった…

ふじわらさん仕事つまんないんですか。退屈なんだろうけど、ここ読んでおもしろいの?求めるものはあるのだろうか。この前コンビニでお茶を買おうとしてリプトン紅茶のお菓子ストラップが目についた。リプトンのサイトに情報はなく、調べたらこっちの方がひっかかったけど。これもすごいな。

あとこれを話題にしている方が必ずひきあいに出すアクセサリーショップQ-pot.(音が出ます)もあきれるほどすごい。これに比べるとおまけだけあってお手頃だしすぐコンプリートできそうです。しないけど。ストラップはマカロンよりはチョコの方がほしいかなあ。まあ柄じゃないけどさ…実は甘いものはそんなに食べない。きれいなものは大好きなんだけど、たくさん食べられないし、自分にとっては本当に贅沢という感じ。チョコとか甘いものブログで毎日更新されてる方ってすごいと思うね。

話はガラッと変わって、巡回している真魚八重子様のブログにてドキュメンタリ映画靖国の感想があって、おもしろく読みました。後半の日本刀についてのくだりは、美学的視点から日本人として見ててはがゆい部分があるというのがおもしろかった。沖縄出身としてはそこは相容れないんだけど、わからないでもない…というか、そういうツボ的な所をつっこんで言語化してみたいといつも思っているんだけど。うーん。昔読んだ某ユダヤ系フェミニストのナチポルノ(コスプレのグラビアの話ですが)についての言及を思い出しました。外国人が見たらどうかっていうのが知りたくなる。共有できるものなのか。まあ別に日本刀に限らないけど。納豆とかでも(笑)いいんだけどさ。

昨日ダージリン急行の話をしたんだけど、ナタリー・ポートマンは本編には出ないんですね!うぉこれが噂の…知らんかった(笑)さっき調べて知りました。恥ずかしい。これが来週からシネマパレットで上映という情報を入手したのですが、この短編もやるよね?まあ見たくないと言ったら嘘になるけど(笑)でも普通でいいんだよー。どうしようかなー。恥ずかしいわ。

なんかこれサン・ジャックへの道とかリトルミスサンシャインに似た感じがする。後者は劇場で見て、とてもよかったけど。この監督の作品も見たことがないのでおもしろいかどうかはわからないなあ。でも久しぶりにエイドリアン・ブロディの変な声が聴きたい気分だ(笑)。


2008年03月27日(木) ホリデイ

なんか写真が大きいんだけどめんどくさいのでそのままup。

話題が思いつかないのでてきとうに。iPodの話はまたあとで。先日レンタルで見たホリデイつながりでジュード・ロウさんに癒されるべく(笑)今劇場公開しているマイブルーベリーナイツを見に行こうと思ってたんだけど、予告編を見たらそれだけでお腹いっぱいになってしまった。ジュード・ロウもあんまり出ないみたいだし。

ウォン・カーウァイの作品はなぜか劇場で見なくてはと思ってたんだけど(摂氏零度マニアの友人につられて…)、どうしようかなあ…チャン・ツィイーも出てないし(笑)。映像と音楽がいいのはわかってるんだけど。ナタリー・ポートマンも見るんだったらダージリン急行の方がおもしろそうだ。沖縄に来るか知らないけど。この真ん中の人はエイドリアン・ブロディだよね。見たいなあ。

それにしてもホリデイは監督も女性だけあって?とことん女性が見て癒される、楽しい映画になっていた。もう頭から尻尾まで感心しながら鑑賞。こういうのが見たいと思われているのだろうか。男が見たらどう思うんだろう。私はジャック・ブラック派なので(笑)あんまり期待してなかったんだけど、シングルファーザー役のジュード・ロウはよかったね。現実にはまずいないだろうって感じだけど、だからこそそういう役回りって需要あるんだなあと今さらながらに思いました。ジャック・ブラックさんも近年まれに見る二枚目役で驚いたね。ほとんどジャック・ブラックじゃなくてもいいようなくらいかっこいい(笑)こういう役もやるんだなあ。

映画の音楽をつくる仕事なんだけど、映像を見ながらキーボードを弾いていくと画面に五線譜がぱーっと流れて出てくるんだよ!かっこいい〜実際そうやってつくってるのかは知らないけど。あとやっぱりレンタルビデオ屋でネタ披露みたいな場面は音楽好き(ていうかミュージシャン)のジャック・ブラックならではという感じでよかった。キャメロン・ディアスは映画の予告編を制作する仕事で、ホリデイだけに仕事の場面がほとんど出てこないのが残念だったね。どうやってつくってるのか知りたい所だ。

キャメロン・ディアスと家を交換してイギリスのど田舎からLAの豪邸に来たケイト・ウィンスレットは、近所の脚本家の老人と親しくなってリハビリの手伝いなんかをする。ケイト・ウィンスレットは困ってる顔がかわいくて好き(笑)。困らせたくなるよね。母性的で近くによくいるタイプではある。この老人とのやりとりでまた映画のうんちくとか黄金時代の憧れとか出てきて、映画の世界をのぞけるような所がおもしろかった。クリスマス・ムービーっていうのはあるけど、子供とか老人とか和むポイントをうまく配置しているなと思いました。


2008年03月24日(月) 月曜日 / Music Hair

ちょっと冷えている気がする。今日は焼きそばにした。この皿合わないね…ピーマン2個は多かった(笑)けど野菜が食べられて満足。肉は入れず。なすが入ってるからいいの。キャベツはけっこう前に買ったものだけど、中の方はまだまだみずみずしくてきれいでしばらく眺めていた。生野菜は好きじゃないんだけど、火を通すのがもったいなかった。スライサー買おうかな。

最近やっと野菜を地元産のものを選ぶようになったけど、やっぱり鮮度が違うなあ。東京に居た頃でも近所の無人売店で葉野菜とか人参とか買って(そういう所に住んでたのだ…ふつうに畑があった)使ってたのにね。気をつけないと。子供の頃なんかは両親が畑で野菜を何種類かつくっててそれを食べていた。人参とかじゃがいもとかトマトとか食べたな。

私の実家は父親が幼少期にその祖父に育てられた家で、山羊とか鶏も居てほぼ自給自足でやっていたという。食べるものを育てるというのに関心があって、何か果物がなる木を植える話をよくしている。今年からやっと退職なので、また何か植えるのかな。


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メモ。今年のゆうばり国際映画祭に出品されたという短編映画で、女性のドラマーが主演しているという大地を叩く女という作品を見つける。以前麝香猫というロックバンドで活動していたGRACE(ds)さんという方が主演で、あとかわいしのぶ(b)さん、芝草玲(key)さん、長見順(g)さんも出ているというので、バンドの話なのだろうか…説明を見るとなんかヘヴィな感じのお話ですが。

YouTubeに1分くらい映像が提供されています。上でリンクしたサイトから見れるみたいなんだけどファイルがWindows仕様で、Flip4Mac入れても見れないんだよね。(Windows Media Player for Macはインストールすらできず)どうにかしてほしいなあ。まあいいけど。でもマイリストの(笑)、ドラマーが主演の映画の項目・が更新されたので嬉しい。

でもこのメンツは見覚えがあるよなと思っていたら、Music Hair(絵が濃いので注意・笑)っていうユニットが以前結成されていて、アルバムも買ってたんだ。(と今リアルで探してきました)そうそう、ボーカルが大西ユカリで(GRACEさんが歌っている曲も多い)ロックとも演歌ともつかない、やっぱこれはR&Bなのかなあ〜という感じの音楽になっていた。色ものと言ってはおしまいだが…鴨ネギ音頭がいいね(笑)共感度は低かったけど見過ごせなくて購入。おおー忘れかけてた。後で聴こう。

確かこのPilly Soulというアルバムにも殴られる人生ていう歌があって、DVの悲劇というよりも積極的に殴りにかかっていく(笑)自分の生き方(女に手を挙げるのは 風上にもおけないと誰もが言うけど / 互角な戦いに 密かな優越感が)を毅然と歌ってるような感じかな。しめの痛みは手を出した方にだって残るだろう / 互いにその傷を テイクアウトしよう 墓場まで というフレーズが印象的だった。この作詞とボーカルもGRACEさんですね。ここから映画につながる所もありそうだな。うーんどうにかして見れないかなあ。誰かYouTubeにupして…

ちなみにその映画祭に出品されたのでハブと拳骨というコザを舞台にした作品もありました。これも当然見れてない…昨日までの放映だったんだな。気づくのが遅かった。調べたら宮崎あおいちゃんも出てるんだけど!知らんかった。完全に見落としてましたね。ロケは沖縄じゃなくて海外(タイ?)でやったっぽい。えー、コザなのに?できないのかな。確かに地元の情報でもみかけなかったもんなあ。

尚玄っていうモデルの方が映画に初出演っていうのはどこかで見た記憶があるなあ。顔濃い。虎牙光揮は殴者に出てた。主演の玉木宏より目立ってたような気がする。演技は下手だけど存在感があって覚えてる。玉木宏が殴らない役だからなんだけど。これは今年初夏から公開で、桜坂劇場にも来るんだろうなあ。


2008年03月21日(金) Smile / BORIS (感想メモ)

      

BORISのSmile聴いております。感想がぽつぽついろんな所で読めるようになってきたんだけど、やっぱりこれがどんなアルバムかひとことで言い切るのは難しい。まだ十分大きな音で聴いてないっていうのが一番の理由か(笑)。先にインタビューを読んでたんだけど、正直あんまり中身には期待できないかもなあって思ってた。

なんだろう、アートワークとか言ってることもねじれすぎというか、まあ何やっても自由だとは思うんだけど、Atsuoさんには素直に(笑)ハッタリかましてほしかったしBorisにはわくわくさせてほしかったんだよなあ。あと石原洋さんつながりで、どうしてもゆらゆら帝国の空洞ですと比べながら聴いてしまいますよね。どんづまりをどう突破するのかという所で考えると、ゆらゆら帝国の方が新しい方法をしっかり獲得していてそのありさまも作品としてすばらしく、訴える力があると思う。まあでもそんなことはこのアルバムに限らないし、どうでもいい。私はファンなのでBorisならではの表現の軌跡をどこまでもたどっていきたいと思うだけだ。

簡単な感想を書くと、小賢しいという批判もあったけど、確かにノイズの入れ方とか編集とかが凝っていて、前作のPINKHeavy Rocksと比べてすらっと聴けない作品になっている。リフの消滅。打ち込みとかボーカルのミックスの仕方とか、端的に言ってライブでそのままは再現できない形が多いと思った。従来の大文字ボリスBORISの作品は曲の形式も定型を壊すことなく、録音のアレンジのままでライブという感じだったんだけど、実験的な小文字ボリスborisの要素がかなり入り込んでいる。もちろんPINKの後のSUNN O)))や栗原ミチオさんとのコラボレーションの影響もあると思う。ライブの演奏と違いをつけるっていうのも今回のテーマなのかなあと思ったけどどうだろう。

またwikiのページで初めて知ったんだけど、海外レーベルのSouthern Lord Recordsのと曲順が違うんだよね。1曲目が花、太陽、雨メッセージもアルバムとは違うバージョン。ドラムを抜いてスカスカの打ち込みではない、オーソドックスなアレンジのシングルバージョンなのかなあと思って、試しにiTunesでセットリストつくってみたんだけど、心なしかこっちの方がストレートに流れる感じがしたんだよね。まあ名曲を頭に置く効果っていうことなんだろうけど。

上のインタビューでも語られていた、先に想定された形に近いのがSouthern Lord Records盤で、それを日本人向けにねじり加工(笑)したのがこの黄盤なのかなと思うと、やっぱりちょっとげんなりする感じもある。コンプレックスが強いのかなあ…自分らはニセモノって言うけど、じゃあホンモノって何なんだよ。ジャケットも、最近出た似たようなアルバム(上のジャケは愛唄っていういかにもなタイトルのシングルコンピ)と並べると見事にまぎれておもしろいんだけど、これまでのfangsanalsatanならではの美しい作品とは決定的に違うような気がする。おもしろいんだけど、なんかちょっとがっかりという…その手に乗りたくない、こんなメッセージ渡されたくねえよっていう気持ちかな。まじで無音のライブとかされたら暴れますよ私(炎)。ケージを気取ってどうするんだ、ロックだろ。ファンだったら暴れるよ。

ただギターの音作りとか音響的な部分はやっぱり先鋭的で、ノイズとかドローンとかはすばらしいです。歌詞もすてきだし。小文字boris名義でやっていたようなリリカル&フォーキーな要素とが渾然となってフリークとかキメラとしかいいようのない奇妙な生き物になっている。詳しい方によるとギターにいくつもトラックを使ってるんだという話なんだけど、要するにギターの音のスペースを広く使ってるってことなのだろうか。そこだけ肥大しているというか。しかもわざとつぶしたりとか音の響き方が変につくられている。近年爆音轟音へヴィなロックというのが浸透して?イージーリスニング化している(今Borisのシングルがビルボード入りってニュース見たけど、その上のIsisとか、それこそBGMで流しても平気なのもあるねe***とかさ)ヘヴィロックとは決定的に違いがついている所だ。この辺がむしろ柱なんだろうけどまだ詳しくは書けません…もっと大きい音で聴いて考えたいと思います。

今回の歌の扱い方についても、もうちょっと聴いて考えたい所なんだけど、歌謡曲っぽいというのは、もともとそうなんじゃないだろうか。私はどっちかというと特にHeavyRocksなんかはアニソンだよな!と思ってる(笑)。そうではなくて、90年代以降のJ-pop的な要素があるかどうかというのはよくわからない。まあ洋楽のロックも系統立てて聞き込んでいないのでロック自体よくわからないんだけど、表現者としては普通の70~80年代育ちの日本人であると言うしかないんだろうと思う。音楽ファンとしてはすごくマニアックな趣味だったりするんだろうけど。

あと、PYGのカバーの花、太陽、雨なんだけど、この曲は去年後半なんどとなく聴いてて覚えちゃったのでとても気になる所があって、一カ所歌詞が違うんですよ。前半ネガティブな言葉を連ねて絶望に暮れる所に間奏をはさんでちょっと日が射すように、あの明るい美しい世界に近づいていこうみたいな展開になるんだけど、太陽もある その世界 っていうフレーズが、前半と同じ「この」世界って歌われてるんだよね。

私としては、PYGのオリジナルを聴いて歌詞を取りながら、この期に及んで「その」(「この」と比べて距離を感じるので)なのかよ…暗いなあ〜でもそれが肝なのかもな!と思えたんだけど、それをそのまま歌わないのはどういうことなのかなっていうのが気になってしょうがない。前のwithメルツバウのライブ盤でもそうなのかなあ。実際にメンバーの方にお会いできるならきいてみたいことではあるね。YouTubeの沢田研二甲斐よしひろとか見るとちゃんと区別して歌ってるんで、意味がある所だとは思うんだけど、細かいかしら。意味があって変えてるんならその事情を知りたいし(ライナーには歌詞が載せられていない)、単なる間違いだったらがっかりだなあ。どっちなんだろ。

まあそれはそれとして、脱線すると、この沢田研二のライブ映像は今見つけて感激でした。イントロがロマンチックな感じになってるね。ボーカルもシングルの歌い上げバージョンっぽい。私はアルバムのちょっとシニカルな感じの方がぐっとくる。またアルバムバージョンは間奏後の悲しみの日を 喜びの日に っていうフレーズを一行先取りして、2回歌ってるのがいいんだよねー。このライブではやってないけど。この間奏で3人ギターが前に出てユニゾンしてるのにびっくりしました。

あとBorisの人にききたいことは、髪型は別にいいんだけど(笑)MySpaceのWataさん分割映像って一体何がしたいんだよと。ギター持ってないんだぜ。まあこんなことできるんだ!すごいなーとは思ったけど、自分のしょぼいパソコンでは同時ストリーミングが不可能であんまり意味がなかったです。て6画面同時進行って可能なの?いやその前に一体何が(略)…ああもうつっこみたい(笑)。


2008年03月20日(木) ペルセポリス(映画)

いちばん行きたい国からハガキが届く幸せ…いいなあトルコ。手書きの外国語の文字にもどきどきしました。スネールメールが届く(かなり)前に友人は帰ってきているはずなのですが。落ち着いたら手紙を書きたい。今回初めて写真のぼかし入れに成功しました。フリーソフトSqueeze使用。探せばあるんだな。

貧乏で節約をしなければいけないんだけど、桜坂劇場でやっているペルセポリスという映画を見に行った。ペルセポリスとはイランの重要な遺跡の名前。ジョン・ゾーンのマサダみたいなものかな。歴史物語ではないんだけど、イラン出身の女性が書いたイラストノベルを映画化したもので、原作をずいぶん前に置いてあったのを覚えていた。絵がかわいいし、作者がほぼ同い年だし、あと春分の日ってイランのお正月らしい。それでモチ上がったというか(笑)お昼から外出しました。早起きしたらひどい頭痛と腹痛があって二度寝したけどな!あれは何だったんだ。呪いか?

時間が短いのか、あれもう終わっちゃうのって感じだった。イランでリベラルな家庭で育った女の子が政情不安で弾圧をおそれて?14歳でウィーンに留学する。いろいろあってボロボロの状態で帰国、結婚するけど続かず再度フランスに出国する所で終わる。白黒で(イントロと最後の場面のみカラー)2次元の単純なアニメーション。なんかちびまる子ちゃんを連想したけど内容まで似てるどうかは不明。キャラは似てるかも。ごちゃごちゃしていない絵が見やすくてよかった。抽象的な表現もあって見入りました。DVDが出たらまた見てみたい。インタビューにもあるけど、これが実写だったら本当によその世界としてしか感じられなかったかもしれないけど、政治背景の解説もすっきりしているし、主人公が政治活動に関わったりするわけでもないので、社会的状況がくわしくわからなくても見れる。それこそが受けている理由なんだと思うけど。

本国では上映禁止になったと言うけど、いかにも欧米受けする内容だなと思った。声の出演でフランスではカトリーヌ・ドヌーブと娘さんのキアラ・マストロヤンニと母娘役でよく共演しているダニエル・ダリューというのもすごいと思ったけど、英語吹き替えもこの二人とジーナ・ローランズ(!)と父役にショーン・ペン、ダンディな活動家の叔父役にイギー・ポップ(!)というのがいかにもという感じがした。(吹き替えの見てみたいなあ…)戦争についても欧米の関与に言及する所もあるけど一言二言だし、何より本筋はマルジャンという女の子の成長の物語で舞台がヨーロッパだしね。

思えば前に紹介した愛より強くに続いてなかなかハードな内容なんだけど、それも漫画の作用で笑って見れる感じ。ウィーンでマルクス君という男の子とつき合っていた頃の描写がすごいおもしろくて、盛り上がってる時はそれこそ昔のフランス映画?みたいなロマンチックな絵なんだけど、それが壊れたとたん王子様だったマルクス君はあばた面のへたれ男になってしまうし、嫌なエピソードばっかり後出ししてるし、その極端さがありがちで笑ってしまいました。

実際はそのどちらでもないんだろうけどね。(というか、どちらでもあるのか)結婚した時も同様で、その辺の女語り的なのが国籍問わず幅広くアピールするんだなと思った。もう愛してないから離婚したいけどどうなんだろうと祖母に相談する所で、私はイランで最初に離婚した女だよ、離婚したって命まで取られないんだからと元気づけてて、へーすげーと思ったんだけど、映画が終わった後で、映画とは別に作者が出したエッセイ集を立ち読みしたら祖母は結婚3回してるって書いてあってもっとびっくりした(笑)。祖母すげえ。このエッセイも漫画でおもしろそうだったなー。タイトルが実はすごいんです…

自分としては、ウィーンで寮とか知り合いの家を転々としながら過ごした破天荒な(笑)時期についてもうちょっと見たかった。哲学書とか読んで理解したけど、ちょっとした習慣とかカルチャーギャップはどうしても受け入れられなかったとか、私も似たような経験があったので、そういう細かい所が知りたかったですね。原作を読めばいいのかも。しかし14歳って本当に多感で繊細な時期なので、そこで異文化に放り込まれたり恋愛に失敗したりするととてつもないダメージを被る可能性がある。差別もあるし大変だったでしょうね。

最終的には失恋のショックでホームレスになって(涙)体も壊して帰国するんだけど、静養しながら、戦争で生き延びて活動家の家族を失ったりした私がこんな平凡な失恋のために死んでたまるか!って立ち上がる所がすげえなと思ったね。失恋で死んでもいいけどなあ(笑)その辺が誇り高い民族って感じなのだろうか。そこで流れるのがロッキーの有名なEye of the Tigerっていう曲でぐっときましたね。ロック好きっていうのがまた共感する所かな。子どもなのに市場で立ち売りしてる男からピンクフロイドではなくアイアンメイデンのカセットを買って(笑)家でかけてエアギター大興奮っていう場面もよかった。それを許してるのもなかなか得難い環境だなと思うけど。うーん、ロック重要だな。

また自分が気になるのは、マルジャンが生まれたその時点で家がだいぶリベラルだったということで、その親御さんとか祖母様のこととかもっと知りたかったですね。もともと昔はそういう自由が許された社会だったということなんだろうけど、イスラム文化についてそんなに書き込まれてなくて、ごはんとか行事とかそういうディテールが知りたかったんだけど、あんまり見れなくて残念だった。うちみたいにへんてこりんな家だったりして。

またぜんぜん関係ないんだけど、巡回しているブログでたまたま紹介されていたタイのセックスワーカーについての本を思い出した。職種とか南北問題(経済格差)的な所は置いて、伝統文化が近代化で衰退・変化していく中で女の人がどう生きて行くかっていうのが意識されて、興味がわいた。なかなかナイスタイミング。ぐぐった中でヒットしたTalpidae様のレビューも非常におもしろかったです。こうやって見てみると同じアジアの仏教圏?でも日本とは決定的に違った文化で、風景も変わって見えてくるもんだなと思う。沖縄だとまた違ってくるんだろうね。


2008年03月19日(水) 好きだ、/ メロディ

疲れた。映画の筋とか登場人物の気持ちとかどうでもよくて、ただきれいな風景だけが見たいなあと思っていたら、去年の今頃も似たようなことを書いてあった。季節的な感覚なのだろうか。自分は理想の実現とかきれいな風景を夢で見ることができないので、そういう映画が必要なんだよね。その時はトニー滝谷を見た。悲しい話だったけど始めからそんなに共感しなくてもいい映画で、見ていて楽でよかったです。村上春樹に感謝。

今年もそういう無意識の感覚につられて?ちょっと前に好きだ、を借りてきた。こんなに淡々とした作品だとは知らなかったのに、意外にその時の感覚にはまっているもので、すごくよかったです。またラスト、コーションを見た方に(結局見逃した…)この監督のブロークバックマウンテンがよかったときいたので、一緒に借りてみた。

こっちはすごいドロドロだったんだけど(笑)、やっぱり山の風景はきれいでした。羊と馬。そりゃ楽しいだろうなって感じ。いいなあ牧場。あとは着てる服がよかった。デニムのシャツとか上着とかブーツとかかっこよかった。昔の洋服っていいよねえ。内容もいろいろ考える所があったけど、それについては今日は書くスペースがない。自分が書く必要もないかなあ…ただヒース・レジャーはとにかくチャーミングだと思ったね。惚れるよなー。他の出演作を見たくなりました。最近お亡くなりになって、若いのに残念です。

好きだ、は十数年をはさんだ幼なじみの恋の物語、っていうのだろうか。宮崎あおいちゃんと瑛太が見たくて借りました。あと西島秀俊も、先日見た犬猫に続いて追いかける感じ。DVDのジャケからしても?普通の泣かせる恋愛ものだと思って、あんまり期待してなかったんだけど、見てみたらなんかもうひたすらロングショット長回しで薄暗い映画だった。セリフもぽつぽつという感じで、話は割とダイナミックに展開しているんだけど、淡々と時間が流れるだけなのだった。

宮崎あおいちゃんはかわいかったなあ。この時に撮らないと!と監督が動いたかいがあった(インタビュー参照)というか、それはよくわかりました。あおいちゃんは自分の妹に顔が似ていて親しみが湧く。たまたまこの作品の瑛太君も横顔が弟に似てたので、ふたりが並んでる場面とかちょっと懐かしい感情を持って見ていた。この監督は横から撮るのが(それもちょっと斜め後ろからの)好きみたいで、正面のショットよりも段違いに多かったですね。

撮り方というか構図とか色合いが洗練されてる割に、筋立てとかキャラクターのつくりが一昔前の少女漫画ちっくだったのが逆におもしろかった。なんかエロい所に転びそうになるし。見ててむずがゆくなってくる(笑)。残念ながらこれに胸キュンはなかったね。後半の永作博美になってからのパートはよけいうざくて早送りしようかと思ったくらい。(まあこれは嫉妬ですよねー。ケッ…でも好みだと思ってたらうざかったんだよねーだめだわー)私は好きなものは好きとはっきり伝えるので(もっと寝かしてから言えよくらいの勢いで)、こういううじうじうした流れっていうのが耐えられないんだよねー。もっとこうじわじわいろいろ味わった方が人生楽しいだろうになあ。

まあでもとにかく色がきれいで、音も静かでそれで癒されてしまいました。監督がかつて住んでいた秋田大館市で撮ったそうですが、空気がきれいそうで、見ていて気持ちがよかった。虫の音が大きいんだね。沖縄とあんまり変わらない。暗いのにあおいちゃんが一人で歩いてるのはおばさんとして心配になった(笑)音楽は菅野よう子なんだけど、BGMっていうのが流れない。物音と沈黙と、それに耐えられず漏れる言葉とため息と口ずさまれる断片的なメロディ。それが十数年の空白を渡って絆をよみがえさせる。ずっとたどたどしい音だったのがエンドロールできれいにアレンジされた曲で流れるのがすさまじくドラマチックに感じられる。

主人公が音楽に目覚めてそれを仕事にする(演奏家ではないけど)という筋なのに音楽に関して書き込まれたエピソードはまったくないのでリアルに感じられないんだけど、まあいいやって感じ(笑)。演出が俳優の素を引き出して撮る形になっているらしい(即興的な演出(12)というか。ウォン・カーウァイもそうらしい。その方法がおもしろいと思いました。)ので、もともと演奏家としての要素を持ってないとそれが出てこないんじゃないのかな。確かに瑛太君はずっと野球やってていきなりギターを始めた役というのにうまくない?と思ってたらやっぱりギターが弾ける人だったりとか。永作博美がわざと下手に弾いたみたいな場面は、いやあなたはそれ以上うまく弾けないでしょって感じだったし。その辺はグダグダな感じがした。

前半のテンション高く張りつめていた雰囲気から、ずっユウとヨウスケと二人っきりでじりじりすすむのかなと思ってたら、後半東京で関係ない人のおしゃべりがけっこう入ってきて、それを見てるのがちょっと疲れた。途中で止めて次の日に続きを見たりしてましたね。前作のtokyo.soraが群像劇で、そういうつづれ織りの彩りも入れたかったのかなと思ったけど、虎美ちゃん(その名前の話だけに登場する?キャラ)とか加瀬亮演じる怪しい奴は存在感があってよかった。加瀬亮の貧乏臭いゆるゆるパーマの髪型最高。なんだろう、他人だから与えられるゆきずりの無償の優しさっていいよなと思った。そしてその横に、人の目をかすめて盗んだり殺しにかかったりする罪も、裁かれることなく並べて置かれる。自分にはそういうよそよそしい所が好ましくて見ていました。酔いつぶれた虎美ちゃんが目覚めた時に見せる西島秀俊の笑い方とかとてもよかった。

実は二人の間に居る人物として、ユウのお姉さんがいて、それがとても印象的だった。小山田サユリさんという方がやっていて、見覚えあるけど名前知らないなあ〜っていうくらいだったんだけど、すごいきれいでよかったです。好きな人を事故で亡くしたっていう設定(少女漫画だな…)に尽きると思うんだけど、河原に座ってギターのメロディを口ずさんでる所で泣き、好きな人の幻影を見て駆け寄る所で泣き、公式サイトの壁紙で初めて見た台所の窓辺の写真(お姉さんがいつも見ていた風景、と勝手に判断)で泣き、と私にとってはほとんどそれだけの映画だったと言っても過言ではなかった。そういう感想をけっこう見かけたので、それだけよかったと思うんだけど。

その虎美ちゃんとのおしゃべりで、うまくいかない時、どうするかっていう問いに、虎美ちゃんは目を閉じて自分がうまくいっている所を思い出すと答える。ユウは笑うって言う。(この辺はとてもなじんだ感じがするので、脚本ではなく自由に考えて言わせてるのかもしれないな)だいたいみんなそんな感じなんでしょうね。私はやっぱり楽器を演奏しようとするかなあ。ドラムじゃなくてピアノだけど、昔練習してもう間違うことのない曲を弾く。それこそバイエルとか、ソナチネの好きな曲とか、ハノン(スケール・笑)でもいい、覚えてて無心に自由に弾き切れるものを。

それを思い出したのは、やっぱりお姉さんを撮った所で、河原に座ってギターの曲を歌ってる所なんだよね。それこそ4小節くらいなんだけど、お姉さんは一生懸命カウントを取って声を出そうとする。繰り返されるメロディをたどって、カウントを取って声を引っ張り出したい。ここの撮り方が本当によくて、お姉さんと同じタイミングで涙が出たな…ユウはそれでお姉さんはヨウスケを好きになるだろうと思うんだけど、そうなんじゃなくて、お姉さんはヨウスケが無心に音を出して紡ぎ出すそのメロディを頼ってる。そうしないと何もかも内側に崩れて沈んでしまいそうだから。

ごく単純な、ルートから上がって戻ろうとするだけの形なんだけど、何度も何度も何度も繰り返しながら、これからどこに行くのか全力で探している間のその音が大事なのだ。お姉さんが倒れて二人が別れるまでにその曲が完成されることはなくて、二人が再会する時にこのメロディがきっかけになるっていうのはあるけど、そうしてまた出会って一緒に完成させていくストーリーが続くのかもしれないんだけど、自分としてはお姉さんが歌っている所で完了している。これも垂直に立ち上がって永遠に止まる瞬間なのだろうか。

彼女は前に進む方も何もかも見送って後退する方も選ばず、あえて先が決まらない瞬間に従ってそこに永遠に留まり続ける、そのための行為だったんじゃないかと思えてならない。それは見ている自分が、夢に留まって眠り続けることに憧れていたからなんだろうと思う。できることならそうなりたいんだろう。そうやって実現される場面が必要だった。


2008年03月15日(土) 場所

iTunesStoreの件は解決しました。前のiBookのヴァージョンだとStoreで買い物ができないのにプリペイドカードを買って認証までしてしまったんですよ。(しかし今思えば買い物できないのに認証はできるって何なんだよ…)OSを上げられないので最新版も入れられない。うわーどうしようー人にゆずるしかないのか??と半泣きで考えてたんだけど、新しいのを入れられたので解決。Borisのシングルとか、スピッツのアルバムに入ってないカップリングの曲等を購入。アルバムも安くなってるんですね。でも買わないなあ…ブツ派だから(笑)Borisのシングルがアナログのみだったのでここでやむなくって感じ。

新しいiTunesに何を入れようか、と考える。いつも寝るときにかけてたやつとか好きなバンドを先にとかいろいろ考えるんだけど、なし崩しに最近買ったCDを読み込ませてる。持ってるもの入れてもしょうがないんだけど、何となく。人にあげるCDRを焼くためにというのもあるけど。あとヘッドホンで聴くとまた印象変わるでしょう。小さい音でやってる即興ものとか音響的なものは車では聴けないし。

しかし、けっこう音源入れてたのに、全部聴けなくなってしまったというのはすごいね。さすがに全部復元(というか全部探して入れ直し)ていうのは考えられないなあ。ぜんぜん聴いてないのもあったし、結局もともとCDとか現実に存在しているものなのでそんなにショックでもない。(まあ、自分で録音した音はなくなってほしくなかったんだけど)むしろ強制フィルターかかって何が残ったか思い浮かべるのが楽しかったりして(笑)何かなー。スピッツまた入れようとして、先に思い浮かぶのが色色衣だったりさ。(僕はジェットSUGINAMI MERODYのために。)あと三日月ロックだね。これよくかけてるから。あとはやっぱりハヤブサ…なんて、結局全部入れるんだろうけどさ(笑)。

あとやっぱりCD整理しないとなーと思う。古いCDのケースが劣化しててぼろぼろ壊れちゃうんだよね(涙)プラケースを処分しなければ、と思っています。中身はまだ大丈夫だよね…デジタルアーカイブ化というのはまだ考えられない。たぶんファイルに入れ替えなんだろうね。かさばらなくていいと思うけど、背中が見えない状態でどうやって整理するんだろう。

音源だけじゃない。ここの古いファイルも、一度引っ込めてCDとか映画の感想が入ってる分だけ再度upしていた状態で、upしてない分は失われた。まあどうでもいいといっちゃどうでもいいんだけどね。なんだかなーちゃんと残せよ(笑)なくなったらなくなったか〜で終わりだし。前はエディタで書いてupしてたんだけど、今はオンラインでフォームに書いてるだけだから、逆にエディタに収め直さないといけないんだよね。ちょっと面倒なのでまたエディタで書くのに戻そうかなとも考えてる。

実際は始めたの2001年くらいなんだけど、04年頃かな、一回大幅に削除してしまった。昔を消したくなって(笑)。でまた最近整理し始めてここには一昨年からしかのってません。過去ファイル見ながら、あれーあのライブの感想何でのってないんだろと思ったら消してるんだった(汗)いやーごめんなさいねって感じ。たまにキャッシュで残ってる所もあるみたいだけど、じきに消えるんでしょう。どうにかしないと残らないよね。

まあでも自分としては、消えたものはしょうがない(笑)。過去の記憶としてこれからいつかの頁に出てくるかもしれないし、過去の頁を作成することも可能だしね。また余白が増えて、これからどうしようって考えるとそんなに悲しくもないんだよね。私だけかもしれませんが…(汗)音楽の聴き方とか演奏の仕方とか関わり方も変わってくるし、文章の書き方も変わるし、歳をとって、過去の捉え方でいろいろ考えるのはおもしろい。私だけかな…まあでも書くのをやめられないのは確かだね。


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また去年は面倒で考えてなかった、隣の部屋への引っ越しをやってみたい気持ちがまた湧いてきた。家人が昔改装しようとしてそのままになっている部屋。壁紙とじゅうたんをはいだ状態で数年…今居る所がじゅうたんで嫌なので引っ越したい。窓もブラインドだし。ブラインド嫌い。

今年で2年目かな?あんまり自分の部屋って感じがしないので居心地がよくない。居るっていう努力をしなければと思う。まじで、壁塗るか?とか考えてるんだけど、できないものだろうか。珪藻土とか漆喰とか。狭いからできるんじゃないだろうか。床はフローリングシートみたいの敷くだけにしたい。無印の安いパインの机に柿渋を塗るのはどうだろうとか考えるとわくわくしてくる。新鮮な気持ちを失わないうちにやってしまいたいけどいけるかなあ。梅雨くるし。夏までに新しくしたいものだ。


2008年03月10日(月) 月曜日 / メモ / 東京帰り

"http://www.dachibin.com/">抱瓶が沖縄にできたんだな!懐かしや。(ニュース記事参照)学生時代、本土と沖縄の学生の相互交流・学習を目的とするサークルというのに入っていて、そこで連れて行ってもらったんですよね。納会とかよくそこに行きました。東京の沖縄料理屋と言えばまずここって感じじゃないでしょうか。あー入り口の赤い大きなちょうちんってまだあるのかなあ。

まあ自分としてはそんなに沖縄のものに愛着があるわけでもなし(食べ物でさえも)、文字通り連れて行ってもらっただけなんだけど、でも懐かしいね。もっとうまいもん食わせろとどやされて沖縄出身の部長がキれてたのもいい思い出だ(笑)。まあ学生なんでひらやーちーとか、豆腐ちゃんぷるーとかだもんね。ぜいたくして豆腐ようとか。悪いなあ、って感じだった。店がどうっていうより、原理的な問題で。

前を通ってみても、沖縄店は高円寺の本店と比べるともっと高級な感じがしたんだけど、メニューも違うのだろうか。行く予定はまずないんだけどさ。沖縄となると段違いに競争率高くなる(笑)と思うんだけど、やっぱりここでも東京帰りというブランドというかステイタスが生きてくるんでしょうかね。なんかまたいろいろと思い出される風景でした。


2008年03月08日(土) 土曜日


 さぼり中。



 やまと口はあびらんど



  わが胸内は知らなそてぃ





I don't speak in Japanese with you because cannot tell the truth twinkling in my heart.

て意味なの?わかってなかった(笑)


2008年03月03日(月) Camping Shaâbi / Think of One(ようつべなど)

感想メモ:

Think of Oneはやってる音楽によっていろんな名義で活動をしているんだけど、今回はまたモロッコの伝統演奏家と一緒。でも前にやってたMarrakech Emballages Ensembleとも違う名前なんですね。レーベル移籍したから?内容も前とはちょっと変わってミクスチャー度が高くなっている気がします。

以前はベルギーのメンバーがモロッコに訪れて、伝統音楽に身を寄せ頭まで漬かりながら自分らなりに消化するといった感じだったんだけど、今回は伝統音楽隊を引き連れて欧州ツアーみたいな風景が見える。地元のヒップホップとかユーロポップが流れるクラブに遠慮なく押しかけて宴会、みたいな。ぶっこわすというのでもなくてもっとダラダラ流してる感じではある(あくまで印象ですが…)音は打ち込みとか入って洗練?されてる風なんだけど、それがむしろ下世話に感じられていい。

前のアルバムに入っていたグナワのトランシーなキラーチューンもペナペナにアレンジされてて、がっくりしながらも笑って許してしまう。自分が今回気に入ったのが男女のデュエットのフレンチポップみたいなのとメタルちっくなヘヴィなアレンジの曲(笑)あんまりモロッコとは関係ないのがいいと思った。おいおい。

そういうポップの要素まで民族音楽のカテゴリーに入ってくるような感じで、もうボーダーが点線ですらなくなってくるような爽快感があった。ミクスチャー、ロックと言えば、今月のMMレビューで中村とうようさんが揶揄ってこんなのミクスチャーロックでしかないとか書いてたけど(笑)だから何?って感じですよね。けなす所じゃないんだけどな〜感覚が違うなと思った。グロバリズム的に言えば問題があるのかなあ。


YouTubeクリップ(別窓で開きます):

本アルバムののメイキング映像:英語の字幕付き。インタビューの後ろでモロッコの映像や、加工される前の音がちりばめられてるのがいい。モロッコのおばさん2人の声が好きなんだよなー。終わりの所で聴ける手拍子が、微妙にずれてフラム入ってるみたいに聴こえてかっこいい。

コンサートの映像。ライブビデオ出てるんか!売ってくれ!このおばさんのトランシーなコーラスがたまりません。こっちはヒップホップが入ってる(笑)。全くへんてこりんなんだけど、自分としてはぜんぜん違和感無く聴いています…

かなり短いですがこれも代表曲のライブの映像。音はアルバムのような気がするんだけど…おじさんが前でカルカベで煽ってるね(笑)こうやってるのか。生で見たいなあ。

旅の風景。本当に車で行ってるんだなー。大陸はこういうことができるからいいよねー。まあ彼らのような欧州人だからこそ自由に移動できるという所はあるかもしれないけど。

地下鉄ライブ。ベルギーのメンバーだけみたいですが、じゅうぶんアヤしい(笑)ボーカルというかMCがいいよね。ドラムは2人でやってるんだなあ。


今年7月に来日するというので、見に行くべきか、まじめに考えています。車検あるのになあ…でも次いつ来るかわからないし。…


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