大槍兵侍−diary page−
日記
RECENT

2018年11月20日(火)

先月届いたレジェンド飛駆鳥大将軍が完成しました。

もう、何と言ったらいいか・・・。

まさに「リメイク商品というからにはこのくらいの物が欲しかった」といえる商品。
間違いなく今までの飛駆鳥大将軍の立体物の中で一番の出来。
(旧キットももちろんいい出来でしたが)



全身豪華素材の塊みたいなデザインの飛駆鳥大将軍。
SDXで出てたらおそらく一万円じゃ済まなかったでしょうし、
プラモでも高くならないはずがないので、プレバンなのはしょうがないですね。
一般で出たら色々コストダウンされそうですし・・・

無理のある後付け組み換え形態もなし(笑)。
それゆえ、デザインもほぼ当時のままです。

上腕は旧キットだと大鋼みたいに段差のある形状だったじゃん・・・何で再現されてないんだ・・・
と思いましたが組んでみて理由が分かりました。
レジェンドBBの腕構造でそれをやると、前腕に上腕を通す時に引っかかるんですね・・・。
(いや、それなら上から通せばすむ話か?)
という訳で、腕を組んだ後で、白ランナーから切り出したタグの
文字の切抜き穴を少し広げたものを上腕のポリ軸に通しました。
下駄を履かせた時に腕が少し短く見える印象なので、腕を伸ばす意味もあります。

頭上の鳥の首は長い状態と短い状態を選べる方式ですが、長い状態で固定にして、
その時に首の前面に思い切り露出する穴はパテ埋め。
この鳳凰の首と、左右の翼、そして鳥脚の下駄により、
立たせた時に頑駄無が立ってると同時に鳥が立ってるようにも見える絶妙なデザインが見事に再現されています。
こうして見ると、「鳳凰」というより「火の鳥」という感じもしますね。翼が燃え上がるようですし。




小学生だった当時このデザインはアリかナシかで話題になった事も思い出深い
この「鳥の首が生えた兜」ですが(ちなみに私は「ナシ派」でした・・・)、
今になって見ると、この各方向に大きく広がったデザインこそが飛駆鳥大将軍の魅力だと思えます。
この少し前の大光帝でも同じような事をやっていましたが。

角飾りは開閉式ですが、意外と開かないので
基部パーツ側を削り込み、より開くようにしました。
魔破閃光翼のクリアグリーンのパーツは裏からシルバーを塗っています。
(そのままだと中のポリまで透けて見えるので)

余談ですが上の画像は出来る限りポーズを左右対称にしてみましたが相変わらず難しいです。
腰に刀がないのは、いっそ画像の左半分を右半分に反転コピーしてしまおうかと思ったからです。
ちなみにこちらです。


このくらい暗い写真じゃないと分かりにくいですが、兜と両肩の鎧は旧キット準拠でパール塗装しています。
腕の後ろの白い翼に貼る赤いシールも、旧キット設定では模様があるのは後ろ側のみなので前面には貼っていません。

メッキパーツの赤い部分はシールの代わりにクリアレッドフィニッシュを貼りました。
フィニッシュシートの台紙の裏にシールを貼ってからシールに沿って台紙ごと切り出し、
シートを台紙から剥がして貼ります。全身左右対称デザインだからできる技ですね。
貼る作業自体はクリアレッドの塗料を塗るより時間が掛かりますが、
乾く時間を考えるとむしろトータルでは早いですし、
ムラにもならず完成後も平気で触れるのでお勧めです。
フロントアーマーなどの筋彫りのある部分はフィニッシュ軟化剤を流し込んでから貼りました。
(クリアイエローは落とさなくてもOK)

肩鎧の赤いラインはミラーフィニッシュを貼った上からクリアレッドフィニッシュを貼りました。
今回、作業のほとんどは「塗る」よりも「切り抜いて貼る」がメインだった気がします。
肩鎧の青い羽部分に貼るシールとか、鳳翼鏡に貼るプリズムシールとかも模様に沿って切り抜いたし。
プリズムシールは山折りに折り返す外周部分は切り取ってしまいました。やるなら貼る前に切った方がいいですね。

下駄の金色のくるぶしモーターをメッキにしたかったので
腕アーマーのヒジモーターを切り抜いてきて移植し、代わりにヒジには
通常版武者飛駆鳥のヒジモーターを移植(旧キットではここの色は白)しましたが、
飛駆鳥大将軍のキットが一つしかないのにこれをやるのは無理がありました。
キットがもう一つあったら、うち一つのヒジモーター部分を白く塗るだけで済んだんですが、
今月はちょっともう厳しいので2個目は3次予約で届くのは12月です。
切り抜く途中でメッキに傷つけちゃったり、ちょっと欠けちゃったり散々でした。

でも、ヒジだけでなくその上の金色の部分も白く塗れば
「金色部分がメッキになった武者飛駆鳥の腕アーマー」が出来上がりますし
(V字の有無以外はデザインはほぼ同じ)、他にも長さは同じだけど太くなってるスネとか、
出来がよくなってる目のシールとか、武者飛駆鳥のグレードアップに使えそうなパーツが結構ありますし
まんま旧キットと同じ大きさの真閃光翼は旧キットに移植すれば大目牙閃光撃砲をメッキにできるし
(さすがに鳥頭はサイズ違いすぎました)
魔破閃光翼のクリアグリーンのパーツも旧キットに移植したいし、
思った以上に2個目のキットも多くのパーツを消費しそうです。



闇魔神吏偶遮光とは、超将軍形態なら同じサイズ。
ただしこれ今回も脚をポリ部分で切り詰めて短くしているので身長は縮んでいます。
3ミリぐらいは縮んでるかと。
刀の鞘の取り付け部分の円柱は腕の邪魔にならない様に半分の長さにカットし、
断面にメッキパーツの余りから切り出した丸モールドを貼っています。

大将軍形態と並べるとやっぱりちょっとかわいそうなことになります(笑)。
闇魔神せっかくレジェンドサイズなのに、相手が下駄履きというのは辛い所でしたねぇ。


しょうがないので、大将軍コレクションとでも並べてみましょうか。
今度は大将軍小さすぎですが、コミックワールド劇中のイメージにはむしろ近いような・・・

頑駄無大将軍コレクション、今頃になって欲しくなってきてしまったのでちょこちょこ集めています。
(こんな古いものも買おうと思えば買えるんだから便利な世の中ですね・・・)
これをフル塗装するのはかなり難関ですが、そもそもしっかり再現された色を求めるなら
普通のBB戦士の方を作った方が早いですし、こういうのはキン消しみたいに
単色の味わいを楽しむのもよしかなあという気もします。
ガシャプラビルドダイバーズとかもこれを思い出す感じ。
ちなみに闇元帥もさすがに頑コレの武威凰とか獅龍凰よりは大きいです。


レジェンドの説明書にもちゃんとコミックワールドが載っています。
というか公式サイトでも見れる写真やイラスト以外で載っているのはコミック(と組立て説明)のみですね。
以下はネタバレ(文字色伏せるの飽きた)。

鳳凰形態で相手を罵倒しながら突っ込んでくる登場シーンがまんま羽荒斗頑駄無・・・というのは置いといて。
超将軍の閃光結晶って、旧キットのコミックワールド(最終回)の時点では付いてなかったけど、戻ってたんですね。
機動武者大戦とか、神田版の超機動大将軍でも付いてませんでしたが。

まあそもそもコミックワールドは当時も烈帝城の色が何度も変わってたり、結構アバウトですからね・・・。
天地頑駄無のコミックで噴火して以降山の形が台形になったはずの悪無覇域夢山が
元の形に戻ってる事も含めて、気にしたら負け的なものは感じます。
閃光結晶持ってた方がキットの連動ギミックも生かせますしね。
(ただ悪無覇域夢山に関しては大鋼&魔殺駆の箱絵でも台形になってるし、
旧キット飛駆鳥大将軍のコミックでもそうなってたし、当時はブレてなかったんですが・・・)

黒鋼飛駆鳥大将軍は白鋼四大将軍の陣のコミックのネタを拾いつつも、
知らなくても特に問題ないですし、当時のキット読んでなくてもついてこれる内容を意識してるのでしょう。
どうしても闇の怨念という奴は、実体化すると黒鋼の大将軍の形になってしまうものなんですねぇ。

コミックワールドといえば、旧キット飛駆鳥大将軍のコミックワールドは
「発売当時コミック最終回が掲載されていたBB情報局は、再販ではコミックのみ印刷した簡易版に変更されている」
という記事を最近書いたばかりですが、
「ここ数年の再販では最終回も含めて3ページコミックとして説明書に掲載されている」
というのを今更になって知り、これもちょっと欲しくなってしまったんですが
やっぱり今月は厳しいので見送り。
そのうちガンダムベースとかで買おう。通販だとロットが確認できないし。


今回は取り急ぎ写真撮っただけですが、まだ色々と遊べそうです。
公式サイトでも完全新規とは書かれてませんでしたが、まさかここまで殆ど新規だったとはなぁ。
(スネとか腰とか、ほとんど武者飛駆鳥とデザイン同じなのに)
返す返すも、武者真悪参でもこのくらいやってくれてれば・・・・・



今年はこのタイミングで何の情報もないあたり、
年内のBB戦士の新作どころか東京でのガンプラEXPOもなさそうですが、来年以降のガンダムはどうなるんでしょうね。

バンダイスピリッツになったと言われても、いまいち何が変わったのか未だにピンと来ないような。
バンスピになったおかげでこの飛駆鳥大将軍みたいな商品も出せるようになったというならいいんですけどね。



 < 過去    


門次郎 [HOMEPAGE]