雑念だらけ
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2006年07月31日(月) 注)今日の内容は別物です。

今までの日記とは全く繋がりのないことを書きます。
興味が無かったら本日は、とばしてやってくださいね。



ちょっと最近、精神的なエネルギーが減退気味です。

周期的にやってくる、なんともいえない陰な気分の時期です。
調子のいい時は何でもバリバリやれるような気になるのに、この時期は何をやってもダメなんじゃないかと思ってしまう。
まあ、また浮き上がるから大丈夫ですが。


そんな気分の昨日、近所の古本屋に行って物色をしてたら

「墜落遺体」

というタイトルの本を見つけた。

1985年の日航機気事故での遺体回収身元確認等の責任者が書かれた本で、100円の値札が貼ってあった。
それを手に取った私は暫くその場で読んでしまった。

その感想は、もう、ここに書けない。
私のこんな文章力じゃ書けない、どう書いたらいいか分からない。
私の想像をはるかに超えたものだっだ、としか。

辛くなって、全部を読めなかった。
読みたいけど辛い、というか。

どうしよう・・・と思いつつ本を戻して、何も買わず帰った。
買えなかった。

その後暫く、その本の内容を思い出していた。
やはり辛かった。
でも頭から離れない。

今も離れない。

当時の現場の人たちに自分を置き換えてみた、
それだけでも辛いのだから、目の前の現実は想像を絶するものだったろう。


交通事故で死にかけたことがある。
昔のことだが記憶に生々しい。
その頃もいろんなことを考えた。
死って、すごく身近にあって突然やってくるんだと知った。

そしてまた昨日、死ぬ時のことを考えた。


いつか、ちゃんと買って読めるだろうか全部。
なぜか、知らなくてはならないような気持ちがある。


2006年07月30日(日)

私は最初の職場はすぐ辞めてしまった。
2つ目の職場は従業員同士が声を出して話すことが多かった。
時には大きな声で呼び合った。
それをしないと成り立たない。

最初の職場の時から少し気にかかっていたことが、ここでもやはり尾を引いた。

声が出ない。
会話の声は出る、が、小さい。
だから大きめの声なんて出ない。

大きな声を、と言われてそれを出そうとしたら
口がパクパクしたのを覚えている。

だから、
「おとなしい人」「陰気な人」となどと思われていた、最初は。



彼は私が人前で喋るのを嫌った。
少し関西のイントネーションがあるから
「田舎の人間と歩いてるって思われるのはイヤだ、あからさまに標準語じゃないんだよ・・・お前」

それでもお店とか役場で誰かに尋ねる場面では彼は私に言わせた。
そばで他人のふりをして聞いていた彼が、私の用件が終わると

「ぷぷぷ。
田舎モンだから親切にしてもらってやがる。
おもしろいね」

そして部屋では、
「俺は一人暮らしってことになってるんだから、あまり喋るな。
小さな声で充分だ」

電話も外に出てかけた。離れた公園とか、橋の下で。
部屋で女の声がすると「マズい」から。
誰に何分間電話するか言わないと出してもらえなかった。
友達への電話は禁止だった。
(もちろん後で携帯の発信履歴をチェックされたし約束の時間を過ぎるとひどく怒った)


今まで「話す」ってことを気にしたことが全く無かったが、繰り返し言われているうちに人前でちゃんと喋ることが出来なくなっていたようだ。
イントネーションばかりを気にして。

職場でしばらくの間、大きな声が出なくて困った。
会話も辛かった、が、
あるオバチャンが

「気にしてるの?言葉の感じが違うのを。
ここはいろんな人が居るから大丈夫よ。
私だって北陸の人間だから、ほら、ちょっと違うでしょ?
長い間こっちにいるから慣れてきたけど、やっぱり完全には直らないもんよ」

大丈夫大丈夫〜、と笑って言ってくれて

それから少しずつ気にせず話せるように。
大きな声も出せるように。
仕事も覚えることが出来て気が楽になった。

でも相変わらず彼と居ると小さな声だったが。
彼と外に出ると喋らなかった。
仕事の話も、もうしなかった。


2006年07月28日(金) いざ、なんて無い

そこは狭い部屋でした。

もともと大きな部屋ではない上に物が多くて。
隙間に寝る感じ。
掛け布団なんか掛けたら邪魔。

最初の頃は布団の要らない気候だったけど寒くなりだすと困った。
とにかく厚めに服を着て毛布に包まった。


「荷物やいらない物は片付ける」と彼が言っていたのを思い出して、

これ、なんとかならないかな

と、箱類を指して尋ねた。



答えは

「いざとなったら田舎に送るよ」


いざって、いつがいざなの

と言った。


そもそも、私の服類も、彼が退かないと押入れから取れない。
押入れを開けたら彼の「おもちゃ」をひっくり返さないようにしながら出さないといけない。
狭い部屋だから不要なものは捨てて持ってきたのに片付かない。



「いざ、はまだだよ・・・」

でも台所もいっぱいだよ
ここだって物が増えるばかりだよ
限界なんじゃないの

「・・・・・・」

捨てていい物は捨てて、送るなら送ろうよ

「・・・捨てる捨てるって言うな!」

必要なものは捨てなくていいのは知ってるよ
でも・・・


ダン、と机と叩く彼。

斜めにこっちを見て睨んだ。
怒鳴るんだ、と分かった。
額がうっすら赤くなっている、血管が浮いてる。

やっぱり怒鳴られた。
分かってても、怖い。

「じゃあ、教えてやるよ!!
よく覚えとけ!!二度と言わない、だから二度と聞くな!!

いざ、なんて無いんだよ!
何も変わらない、何も変えたくない、
一生このままだよ!!

ここでこのまま俺たちはダメになる運命なんだよ!!」


なんだか情けなくなってしまい、ポロっと涙がこぼれてしまった。
何がどう情けないのかよくわからなかったが。


「何泣いてんだよ!
なんで運命を受け入れて前向きに生きれないの!?
俺なんか狭かろうが何だろうが満足してるってのに・・・!
何だよ!!そんなにイヤか!!何だよ!!」


トイレで泣こう、と黙って立ち上がった私に

「何だよ!!なんでそんなに泣かなきゃならないんだよ!わかんねーよ!」



何で・・・
何でなんて、説明したって分かろうとしないくせに。
でもその気持ちは口には出来なかった。
また「言葉の通じない会話状態」になるのがイヤだった。


トイレに入ってトイレットペーパーで涙を拭いて鼻をかんだ。
トイレの戸は、彼の雑誌で、もううまく閉まらない。

彼の声が響く。


「また罪悪感でいっぱいになったよ・・・もう・・・
イヤミな泣き方するなよ・・・!
こっちが泣きたいよ!!」



なんだろう、
なんでこんなに悲しいのか、
言いたいことはたくさんあった
でも、本当にそれが悲しいのかよく分からなかった。

あんまり泣くと、瞼が腫れる、
泣き止まないと明日が辛い。

なかなか止まらない涙を拭きながら、私自身が消耗していることに気がついた。
けっこう薄っぺらい私になってた。


2006年07月26日(水) 無料撮影会

例えば、友達と街を歩いてて、自分の興味あるイベントが思いもかけず行われていて、誰かスタッフに声をかけないと参加出来ないなら
どうします。
それに参加したくてたまらない、でもちょっと恥ずかしい。
そして自分以外はそれに興味ない友達ばかりなら。




彼と休みの日アキバを歩いてたら、あるビルの中にスターウォーズのなんとかトルーパー(たしか)ってのが居た、三人・・・だったかな。
白っぽいキャラで銃を持ってた。


「本日はこの(なんとか)トルーパーと記念写真が無料で撮影できます!!」

らしかった。

(私はスターウォーズをほとんど知らないのでキャラ名は曖昧)


店員の呼びかけに若いカップルや大学生風の人達が、スタッフに声をかけては写真撮影に臨んでいた。

「へぇー」

と、それを見てうれしそうに彼。彼はスターウォーズが大好きだ。

「すごいや、(なんとか)トルーパーだ!!
ちょっと面白い写真になるね!」


てっきり、写真を撮りたいって言うと思ってたが「いいねいいね」と見るばかりだった。


好きなんなら行けば?

私が声をかけたら

「ええ〜!?
やだよ〜なんでみんなの前にしゃしゃりでなきゃならないの〜?」


さっさと立ち去ったがその日は何度もそのビルのその階に戻ってきた。

「ああ、まだやってんだ、あの写真は記念になるね」

子供とお母さんが白いキャラ達と撮影しているのを見てニコニコしながら言う彼。

「さあ、どんどんどうぞ〜一緒に写真撮影しませんか〜」
店員が呼び掛ける。

だから行けば?

「いやだよ」

不機嫌そうにまたさっさと立ち去る。

何度目かの立ち寄りのあと、階段を降りながら(誰も居ないとこで)ものすごい顔になり私に


「もう・・!写真撮れなかったじゃないか!!」

え?
欲しかったの?
だったらなんで?


「お前が撮りたいって言えばよかったんだよ!
そしたら俺は仕方なくお前と写真に入れたのに・・・(どんな日本語)
知ってるだろ!?俺がどんなにスターウォーズが好きか・・・
気ぃ利かないなあ、なんのために何度も何度もここに戻ってきたと思ってるんだよ!!
お前が気がまわらないから損したよ・・・
何もかもお前のせいだ!!」

階段を降りたら人混み。

足早に、私を置いて歩き出した。

なんで私のせいなんだ、と思うと同時に また怒らせた・・・
そんな気持ちになってしまった。


携帯が振動した。

彼からのメール


《モタモタするな!ブタ!》


帰り道、電車の中でも無言だった。

駅の改札を出たとこで不機嫌な顔のまま私に言った

「・・・お詫びに俺にオマケ菓子を買え」


2006年07月24日(月) しつこい、とにかくしつこい

食事会の日はとにかくメールをしない、食事が終わってから
《今から休憩、今日は忙しいから》
とウソをついた。

《俺の相手なんてしたくないんだ・・・》

というメールが返ってきたが、ネチネチいつまでも言われるより随分マシだった。
とにかく我慢して乗り切った。


最近になってだけど気がついた、
彼はどうやら「食べること」と「食事の支払い」に口うるさいと。
(というか、「所有欲」が強すぎる)

職場で貰ったお菓子を食べずに持って帰って、それを彼が「探し当て」たりしたら
「なんで隠してたの?俺に食べられたくないんだろ・・・」
とか
「ひとつ?俺のは?・・・え〜〜〜〜!?これ見よがしかよ」

だから、欲しくなくても食べて帰るようになった。
彼にあげたくないんじゃなくて、あれこれ言われると精神衛生上悪いと思ったから。
自分の身は自分で守らなくては。

それから食事会のことも、「あのときお前はひとりでいいもの食べた」と、思い出してはしつこく言っていた。
最初は冗談だと思って聞いてたら本心から言っていた。

あんまりしつこいので腹が立ってきて、

あなただって仕事で相手の会社に納品に行ったら社長さんに昼食を奢ってもらってるじゃない

と言ったら

「当たり前だよ、社長だよ」

何が当たり前なの?

「奢るのがさ。俺に昼飯奢って、多少ギャラは安くてもまた仕事をしてもらえるんなら安い出費じゃないの?
いいんだよ、奢りたいんだから」

・・・・・・

「俺は他人に奢ったら、しつこく言うし いつまでも覚えてる性格だよ。
自分の出費には厳しいんだ。
相手に貸しがある、って気持ちになる。
でも、相手が俺になんか奢ってくれたり買ってくれたりするのはすぐ忘れちゃうんだよ。
だって、俺って存在にお金を使いたかったんだろ?
その人の勝手ですから。
お礼は言うけど、相手はやりたいことをやって満足なんじゃない?
だったらいいじゃん」

それでか。
コンビニで買い物をしたら
欲しいものをカゴに入れたら自分は知らん顔で立ち読みをしていた、いつも。
私がレジを済ませ、気がつくと外にいた、いつも。
一応言う「払ったの?ありがと」

私が奢ってもお金を払っても
「今度は俺が払うよ」
ってのが無い。

たまに自分でお菓子を買うと「俺の金で買ったんだぞ」とうるさい。

と、いうことは
昔彼が私に奢ってくれたラーメンや缶コーヒーは全部しつこく覚えているわけか。
水族館で買ってくれたペンギンのぬいぐるみ(350円)も大出費だったわけか。
私が彼から逃げ出したから、これまでの出費は大損害だったと思ってることだろう。


お金が無くて苦労した時期があったのは知っている。
安定した収入がないのも知っている。
だからお金には厳しいのもわかる。

でも、彼には何か欠けているように思う。

平たく言うなら「感謝の心」。

















2006年07月23日(日) 「いいね・・・いいね・・・うらやましいね」

職場では月に一度、親睦を兼ねて昼食会を開いていた。
たぶん今でもやっていると思う。
懐かしいです。

徒歩5分くらいな定食屋さんでそれぞれ好きなものを頼んでいた。
お刺身や焼き魚が本当に美味しいお店で、そこに行ったら魚類の定食を必ず食べたもんです。


昼休みにもいちいちメールをしないとならない。
建物の中に入ってしまうと当時の私の機種は圏外。
なので、「今日は外食の日なのでメールが出来ません」と朝言って出勤するか、その日の昼にその旨を先にメールして店に入るかしなくてはならない。

朝、その日の昼の予定を告げて出て行ったことがある。
出掛けにしつこく言われた。

「なんで当日言うの?俺に行くなって言われたくないから?
休憩入ったらメシ行く前に必ずメールしろ、
圏外になるギリギリまで俺とのメールに集中しろ。
いいね、余裕のあるお人は・・・外食ですか・・・
俺はインスタントのラーメンでも食べてりゃいいんでしょうよ・・・」

とにかく、だ、
気持ちよく楽しく過ごさせようなんて気がない。
外で私が楽しむのが気に入らないのだ。

イヤな気分のまま仕事に行き、
お昼は気を使いながらお店までを歩いた。
しかもメールは相変わらず
《いいね・・・リッチだね・・・》
だし。
食事が終わっての帰り道に届いたメールは
《俺は昼抜きさ、今日は・・・貧乏人は食っちゃダメなんだよ・・・お前はいいね・・・うらやましいよ》


もちろん帰宅してからもそのことばかり話す。
「お前がご馳走を食べている頃、俺は昼を抜いたのさ・・・ふふふ・・・分相応だろ・・・」
とか
「俺もその定食、食べれるものなら食べたいさ・・・」
とか
「お前がここで一言、じゃあ行こうって言ってくれたら俺はこんな惨めな気持ちから抜け出せるのに・・・言わないんだね」
とか。

この人には会社での付き合いとか話してもわかってもらえない
この人にはもう、会社の事は何も話すまい
たとえ食事会で外に出るのであっても、それで携帯が圏外になっても、
「今日はすごく忙しかった」で通そう
彼が多少怒ろうが、食事のことをこんなにネチネチ言われるよりマシだ
苦痛でしかたない、これじゃ

そう心に決めた。











2006年07月22日(土) 好み

前にも書いたけど、彼は今まで全て、女の人から「付き合ってください」と言われて付き合い、女の人から別れを告げられている。

自分からはないのか、なんでないのか、と尋ねたら


「断らないよ、好かれたほうが得だから」


自分から告って振られるのが怖いのもきっとあっただろう、あの性格だし。

おそらく、おそらくだが、
会話したりやり取りをしたりの中で、女に「この男、脈がある」と思わせ、
女から「好き」と言わせるような話の持って行き方が上手いのか、と。
(私もあの頃、「この人私を好きかも」と思ったし「私から好きって言うのを待ってるみたいだ」とも思った)

で、付き合い始めたら しつこさや独占欲の強さが災いしたのでは。


「好かれたほうが得」

それはそうかもしれないが。
ちょっと待て。

じゃあ、好きじゃないのに付き合ってきたのか?

「え?だって好きっていうんだから付き合ってあげたらいいじゃん」

いや、あんたの気持ちだよ。

「見た目がさほど悪くなかったら苦にならないから。
でも俺はやかましいよ、
俺のこと好きって言った人が俺を困らせるようなことするのは許さない」

今まで苦しいくらい誰かを好きになったことはないの?

「ない」

キッパリかい。
じゃあ、なんで私と付き合った?

「お前が俺を好きだって言うから。
お前が俺を愛した分、俺の愛情も膨らむよ。
お前の愛があっての俺の愛なんだよ。
もちろん、愛してる、誰にも渡したくないくらい」



きれいな言葉だけど 寂しくなった。
自分から「激しい愛」が噴出すことはないんだ。
その言葉はカッコつけの建て前かとも思ったが、今更そんなことを言う必要も無いし。

「ねえ、俺ってお前の好みのタイプ?」

・・・そう、笑顔も優しい声もパッと見た目も。
私の好きな感じだったのだ。

私はそのまま思った通りに伝えた。

「へぇ、そうなんだ。
俺はお前が全然好みのタイプじゃないんだよ」

はい?

「だけど、大嫌いなタイプでもないし。話しててイヤじゃないし。
でもじゃあ、好きな顔かって言ったら、それはどうかな〜って」

は、はい?

「今まで年上は俺の世界にヒットしなかったからなあ〜
せめて同い年だろ〜って」

そう、彼は私が年上ってことにひどく反応してきた、これまでも。

じゃあ、本当に
なんで私と付き合った?
そんなに年上がいやなら断ればよかったのに。
失礼じゃない?

「お前の、俺への愛が大きいって知ったから。
結婚してる人が俺に好きって言うんだから、本当に愛してくれてるんだな、って思ったんだ。
それに年上のお前が俺を大きく包んでくれるんじゃないかなって」


やはり言葉は美しい。
でも彼の話には「自分」が居ない。

私が好きっていうし、年上だから好きなだけ我儘言ってもかまわないだろうから付き合った、ってことか。
そして自分を好きになったのなら、自分の言いなりは当たり前、か。
結局、好かれたら誰でもいいんだな。



別に、「好みのタイプバッチリだよ」とか「グっときたよ!」とか言って欲しいわけじゃない。
が、寂しかった。



それにしても失礼なことを笑顔で言う人だった。
本人は、「失礼」とか思ってないんだろうが。

「俺の本性を知ってるのはお前だけ。
今までの女の人には見せられなかったんだ、お前だけだよ。
それだけ愛してるんだよ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

本性がどんなものかによるでしょう。
私の見てきたそれがそうなら、幸せともラッキーとも思えませんが。














2006年07月21日(金) 遺伝子の証明(ちょっと修正)

彼が子供をひどく欲しがった時期があった。
それは 子供が好きだから、じゃなくて
(嫌いでしたね)

「自分に子種があるかどうか試したい」から。


確かに気持ちは分からなくもない。
いやいや、分かると言うのは想像の域だけど。


が、たとえ理解できても、だ

責任が発生するんだよ、一生よ、出来るの?と尋ねた。


そしたら

「いや、見たいだけなんだ、遺伝子の証明を」

どこで育てる気?

「子供なんてどこでも育つさ〜〜〜
ここにだって慣れる、
ダメならイザとなりゃお袋に泣いてすがればいいじゃん?」

・・・・・・

「俺の遺伝子が見たいんだ、俺の能力(何それ)をどれくらい受け継ぐんだろう・・・
面白いと思わないか、自分のDNAがカタチになるんだぜ。
ああ、こんなもんか〜ってわかったらいいんだよ、
それが済んだら・・・まあ、もういいかなって。

ねえ
俺に生殖能力、あるかな・・・
試したいな」


うすら怖くなってきた。


じゃあ見たら気が済むならその子は死んでもいいの?

「死んでもいいとかじゃなくて・・・もういいかなってことだよ」

・・・・・・

「興味あるんだ、
育てなくていいんなら見たいんだ、俺の遺伝子。
ねえ、なんとかならないもんかね。
俺に子供を作る能力があるかどうか、やてみないと分からないね」


彼は、「子供」とはあまり言わず「遺伝子」と言う。
とにかく「遺伝子」の実体が見たい、と。

最初は悪い冗談かと思って聞いてたが真剣だった。

私は実はゾッとした、
テレビを見ながら低く淡々と「男の証明」を語る彼に。

純粋に2人の子供だ欲しいんじゃなくて、ゲームキャラみたいに「作って、消したい」と平気で言う彼が不気味に思えた。

そのうち、
「ああ、俺みたいな生活力のない男には家庭も持てないんだろうね・・・
不幸だよね・・・資格がないんだ、きっと・・・」
と、同じ調子でつぶやいた。

予想外に私に「いいよ」とか言われても困ったからか。
私がもし、頷いたら 彼は

「お前が欲しがったんだよな、お前の責任だよな」

とか言いながら子作りしたのだろうか。


ほかのこともなんだけど、この話ものちのち何度も彼は繰り返した。
そして同じ感じで一応終わっていた。


まだ彼を好きだった頃の私だが、
この男の子供だけは産んじゃダメだ、と思った。
本能が危機を感知したような感じで。


本当によかった、
現実にならなくて。

本能に感謝。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日記の内容は時間が前後してます、昔の事を後で書いたりしてます。
記憶に鮮明な出来事はいつなのかはっきりわかるのですが。
とにかく、頻繁に彼は怒ってたので…



2006年07月20日(木) 同等の扱い

私が思うには、
要するに彼は「手に入れてしまうと気が済む」人なんだと。

部屋いっぱいにあった「おもちゃ」のように。

私を手元に置いてしまったら気が済んだんじゃないかと。

でも、一度手に入れたものは手放したくない。
たとえ押入れの奥の奥で潰れかけてても、
同じオマケが10個集まってしまっても。



「これだけの大好きなおもちゃを捨てずにいる俺を見たら、一度愛したものをどれだけ大切にするか分かるだろ。
だからお前を一生大事にすることが出来る。
自信があるんだ」

キラキラした目で言った彼。

おもちゃと私。
ちょっと妙な違和感を感じた。
同等か?と。
口にすればよかったのだが。

「俺の部屋に大好きなおもちゃがあって、愛するお前が居て、
それで初めて俺の部屋は完成するんだ」

その時の違和感は 時間が過ぎて自分があれこれ体験してはっきりと分かった。


彼にとって私は「おもちゃ」のひとつだった。
欲しくて欲しくて、手に入れてひと通り遊んでみたら気が済んだけど
手放すのは惜しい、あれだけ苦労(彼レベルの)したんだから。
思うように動かないと腹が立つ。
あんなに苦労したんだからもっと動いてもらわないと・・・という存在。
彼の「大切」は、捨てないで取っておくこと。
そう思う。



そして「写メ騒動」で私をどうにも思うように扱えなかったので腹が立った。
今までずっと、おとなしく従っていた「おもちゃ」が反抗して、彼のサディスティックな部分を刺激した。

今思えば、嫌がる私に命令することも彼はけっこう楽しんでいたような。
最後の最後には私にエロ写メを撮らせるつもりだったが出来なくて逆ギレした。

もし私が仕方なく写メっていたら

「本当に撮るなんて・・・お前はエロい女だ、ドMだ」

などとニヤニヤ顔で言われただろう。


時間が過ぎていろいろ冷静に考えることも出来る。
が、
やはり、あの陰湿さはいったい・・・と思う。
今でも彼の思考回路が分からない。


2006年07月19日(水) 蹴られる机

彼は以前言ったことがある。
ちょうどテレビでDVとかの話をやってた時。
(私は音声しか分からないけど)
笑顔で。

「え〜・・・殴るとかさあ・・・イヤじゃん?
後味悪いよね。
いつまでも相手の傷見て自責の念に苦しまなきゃいけないじゃん?
その点、口でならさあ、血も出ないし
忘れちゃうし、おまけに世間からはわかんないわけじゃん?
殴るってアタマ悪いって思うよね、俺」


彼の基準は「そこ」なんだ。
相手がどんな気持ちか、よりも 自分がどんな気持ちか、どんな風に見られるか、いかに責任を追及されないようにするか、なんだ。


・・・・・・・・・・・・・・・


私はとうとう泣きじゃくってしまった。
一度泣き出すと止められない。

そんな私を見て彼の怒りは頂点に達したらしい。

「なんだよ!なんだよ!」
と連呼。

机をこぶしで叩く。

「もういいよ!!そんなんじゃろくな絵にならねーよ!!
もう・・・俺がお前を泣かせたみたいじゃないか!
罪悪感でいっぱいだ!」


違うのか、あんたが泣かせたんじゃないのか?
そう思うとますます泣けた。


「泣いたもん勝ちかよ!
いいよ、お前は泣けば済むから。
俺は泣くことも出来ないよ!」


わけがわかんない・・・何言ってるんだろう


「ああ、もういいよ!!
すっかり冷めたよ・・・!

お前はいいだろうよ、お望みが叶って。
だけど俺の望みは何一つ叶ってないんだ・・・
お前は気分がいいだろうが俺のこのつまらない気分はどうしたらいいんだよ、どこに吐き出したらいいんだよ!

お前はいつも拒否しかしない!
俺の頼みは何一つ聞いてくれない!」

狭い部屋で逃げ場が無い。
私は自分のスペースで丸くなっていつまでも泣いた。


「これ見よがしな涙だ・・・

どうせ俺はアタマがおかしいんだろうよ!!」


そのあと、ガンガンと脚で机を蹴り上げはじめた。
「なんだよ!なんだよ!」と怒鳴りながら。
私の傍で。
怖かった。

私の代わりに机を蹴っているように思えた。



彼を理解しようとしてきた、頑張ったつもりだった。
自分の考え方がおかしいのかと本気で思ったりもした。
なんだったんだろう、頑張りは。
無駄だったのか。
やっぱり私が悪いのか・・・?


機嫌が悪くなりませんように、イヤなことを言われませんように
無事に一日終わりますように
これから先も、それだけを願って生きるのか私は。

悔しい、悲しい、怖い、情けない、そして屈辱的な思いが
私の中で一度に駆け回ってるような状態だった。

その時の気持ちを一言で言うなら
絶望に近い。




「考え事が出来ないようにお前を疲れさせる
俺のこと好きなんなら、一生俺の事だけ考えてもらう
それが愛だろ」

前に言ってた言葉。

それが私の愛情表現だとしたら
彼の愛情表現は 何だったのか。

私を意のままに動かすことだったのか。

本当に、正常な判断が出来ないくらい疲れきっていたと思う。
「逃げる」は「不可能」だと思い込んでいた自分がいた。
思う壷だったわけか。






2006年07月17日(月) 理解不能

落ち着かないまま仕事を済ませ、帰宅の時間に。

何度もメールが来ていたのは知ってたが見ていなかった、
おそるおそる携帯をチェックしたら

《おそいな・・・イライラ》
の後、いつもの
《・・・・・・》
が何通も。
《どういうつもりだ!おい!》
《死ね!!》

帰る、とメールするのが恐ろしかった。
どんな言葉が返ってくるか・・・

それでも 帰る時はメールする しないと余計にやかましい とすっかり刷り込まれていた。

帰ります
他に何も書きたくなくてそれだけ送信したら

《なんか言うことはないのか他に・・・》



確かに彼は写真が好きらしい。
自分が写るのじゃなく、誰かを何かを撮るのが。
しかも持っていたのはポラロイドカメラ。

仕事で使うつもりが全然そっちじゃ活躍しなくて・・・と、笑顔で話していたことがあった。

付き合ってきた女性を撮っていたのだろう。

付き合っていた頃、裸を撮りたがったことがあるが
私が嫌がると素直に諦めていた。



部屋に帰ったら、明かりも点けず真っ暗な中に座っていた。
悪いけど演出にしか思えなかった。

明かりを点け、買い物してくるから・・・と言ったら

「メシなんかどうでもいい・・・
俺をナメてんのかお前。
あれほど昨日言ったから分ったと思っておおらかな気持ちでいてやったら・・・」


じゃあ言うけど、あなたは私を何だと思ってる?
やりたくないことをにっこり笑ってなんて出来ない
そういうのがいいならそういうビデオ見たりそういうとこに行ってください


「そんな・・・営業用の裸や作られたエロなんていくらでも見たよ、
俺はリアルが欲しいんだ」


やりたくない私の笑顔がリアルなのか?
そんなの見て楽しいのか?


泣いたらまた彼がキレるから我慢しながら私は嫌だと言い続けた、

「俺たちは今危うい状態だよな
これが付き合ってて意味ある姿ですか
こんな状態でずっといいと思ってんの」

喋ると泣きそうだったので黙っていたら


「分かってんだよな、このままじゃダメだって。
じゃあこれが最後のチャンスだ、
全裸でベランダで写メ撮って来て。
今すぐ。
それでチャラにしようかな」

・・・・・・

「夜景が入らないとダメだよ、つまんない写真になるぞ。
撮りなおしはイヤだろ〜?
俺は部屋で待ってる、お前の成果を。
何度も言うけど、お前の気持ちだから」

抑揚のない低い声で淡々と告げる彼。


とうとう涙がこぼれてしまった。

なにがチャラだ
思考が理解できない
なんで私が2月の寒空、素っ裸にならなきゃならないんだ
それともそんなに私が悪いのか
・・・と、その時の心理はもうめちゃめちゃだった。
うまく文字に出来ない。


「さあ行けよ。それ以上泣くと写真が台無しだ、泣くな」

座ったまま「当然のこと」みたいに言う。



彼は絶対、手を引っ張ったり背中を押したり殴って服従させようとはしない。
それは「暴力」だから。自分から言い逃れの出来ない証拠を作ることになるから。
言葉なら、誰にも実態は分からない。
彼が自分でそう言ってた。










2006年07月16日(日) 泣くになけず

次の朝、一言も口をきかず時折ジロリと睨む。
朝御飯もつまらなそうに食べ、またテレビ。
着替えて仕事に出ようとする私をまたジロリと見る。

行ってきます、と言うと

「俺だけつまんない生活か」


いつものこと、と気にしないようにして部屋を出た。
嫌な予感がした。



仕事中、またメールが来た、もちろん彼から。


《お前のつまらない意地で俺たちはダメになろうとしている!
反省してると思って俺は言う
さあ、今日こそやってもらおうか!
昨日の分もタマってるから今日はお前のサービスを込めてポーズを取ってもらおう!》


本当に本当に本当に

泣きそうになった


《嫌だって言ったはずです》

《何度も言うけどお前は俺に逆らえない
さあ!チャッチャと済ませちゃおうよ〜》


泣きたい
でも 誰にも相談出来ない

オバチャンがひとり、あんた調子悪いの?顔色悪いよ

と声をかけてきたが大丈夫と答えた。


またメール

《言っておくけど お前の気持ちが大切なんだ、
笑顔で頼むよ〜じゃないとまるで俺が強要したみたいだろ?
それじゃあ俺は犯罪者だよ!わかるね!》



《嫌だって言ってるでしょ》


《時間の無駄だよ、どのみちやるんだ・・・くくく・・・
さあ!やってちょうだい!楽しみに待ってる!》


吐気がした。

もう何が何だか・・・
なんなんだ、このしつこさは、陰湿さは。

相手が嫌だって言ってることは理解を示すとか考えるとか無いのか
私が嫌がるのが楽しいのか

出会った時の昔の彼はどこ?
最初から居なかったんだ、そんな人
私が信じて付き合った人は居なかったんだ、見抜けなかったんだ

彼という人格が分からなくなった、すっかり
そして自分が嫌になった。

グルグル状態、怒りや悲しさやわけのわからない感情が駆け巡った

泣くに泣けず
叫ぶに叫べず。


2006年07月15日(土) 拒否の線引き・2

《職場のトイレで 全裸で便器に座ったとこを写メって》

あの人はヒマでテレビを見てるんだろうが、私が仕事している最中にいったい何を要求してくるんだ・・・
目眩がした。

「まあ、そんなに見たいの?いいわよ〜」みたいな気分にはなれなかった。


休憩中に返事を返す

《いやです、そもそもこんなとこで》

《こんなとこだから見たいんだよ…お願いだ、こういう願望は突然沸き上がって止められない》

《したくない》

《お前は俺に逆らえない》

気分が悪くなってきた。

《とにかくいやです、仕事に戻ります》

《楽しみにしてるよ・・・くくく》


なんでしたくもないことをやらなきゃならないんだ、と不快感でいっぱいになった。

しばらくしてまたメールが。


《画像来ない・・・お前のエロい画像いつくるんだ・・・》


そんなもの送らない。

それから仕事が終わるまでに10通以上の
《・・・・・・》
このメール。
私が一番嫌いな。彼はそのことをよく知ってる。


帰る前にメールした、帰ります、とだけ。

返事が来た

《ガッカリだよお前には》



携帯を折って捨てたくなった。


帰宅したら彼の攻撃が始まった。

子供のように残念がりその後彼の「常識」の説法が始まる。

普段はまったく喋らない無口な彼が こういうことになると人が変わったようになる。

みんなやってるよ、なんのために携帯の写メがあるんだよ
インターネットのサイトには溢れてるありふれた行為じゃないか
俺がお願いしてるんだから簡単だろ、そのくらい
普通じゃない場所だからこそ俺は見たいんだよ
好きな女がやってることを・・・
俺のために裸を写す、俺はそれを見てお前をいっそう好きになる、
そうやってふたりの性は高まるんだ
美しい愛情だろ・・・(長い)

と、なぜ私が彼のために職場のトイレで裸の写メを撮らなくてはならないか力説。
そしてそれはあくまでも、私が彼のためにする自主的な行為であるべきで俺は強要しない、選ぶのは私の自由だと



だから私は「イヤ」を選んだのだ、と言ったら

「ちがうよ〜〜〜
俺がお願いしてることをお前は無視したんだろ〜
お前は俺に恥をかかせたんだよ〜〜〜」


それでも首を縦に振らない私を頑固者と罵り、
その後、いつもの通りに私の「非常識」と「田舎者」具合を責める。
もう反論したりする気力は私に無い。

気が済むまで語ってもらおう、これ以上考えたくない。
「お前の帰る場所はここしかない」
「俺たちの責任」
要所要所に彼が持ち出すキーワード。
今ならば、なんのことはない冷静に対処出来るそれらに、 私はいっぱいいっぱいになってしまった。

これ以上何事もなく朝を迎えたかった。



2006年07月14日(金) 拒否の線引き

自分がイヤなことを強要されたらどうするか・・・

どの程度なら「しかたないから」と許せて
どこから「私出来ません、やりたくありません」か。

個人の感覚によるだろうから境界線の線引きは人によって結構違うと思う。



では、相手に対して自分が望むことを要求した時、
相手に「できません、やりたくないです」と拒まれたら 
その時自分は何を考えるか、どんな態度を取るか、どんな言葉を相手に言うか・・・

何を要求したかによっていろいろ変わるし
これも個人の感覚や過去の経験で違ってくると思う。



私が彼に要求(彼は「お願い」と言ったが)された、あることは
「出来ません」の範囲だった。
「やりたくありません」でした。

そのことで何日もの間、ネチネチ言われた。
イヤだと言ったら エスカレートした、要求が。

しつこく要求されたけれど「イヤ」だった。

私は「それはあなたの趣味の問題だ」と拒否したら

最後には逆ギレされた。

私の「付き合っている者同士の意識が低すぎる」と。


「そのくらいいいじゃん」と思う方もおられるかも。
それはほんと、人それぞれだから。


彼は仕事中の私にメールでそれを要求をしてきた。
その内容は

《職場のトイレで 全裸で便器に座ったとこを写メって》

しかもアングルを指定。




2006年07月13日(木) 排他的

彼はおそらく典型的アキバっ子なんだと思う。

私も決して嫌いじゃない、そっちの世界。
だが中途半端な「好き」だから付いて行ききれない。
そんな毎週毎週行きたい、たくさんお店を回りたいとか思わない。

中途半端な好きのままだから 彼の考えについて行けなかったのか・・・

男女が付き合う上で 趣味とか好みの一致は大切だと思う。

100%ピッタリなんてめったに無いだろうから どっかで妥協し合うポイントを見つけなくてはならない。
そう思うし思ってた。



彼は、「自分の好きなものを一緒に見て好きと言ってもらいたい」
「自分の世界で一緒に楽しみたい」
「自分の好きな世界を理解してほしい」
人だ。

聞こえは良い。
実際、夢のある人だ と思っていたから。昔は。

が、度が過ぎる。
付き合っているうちはわからなかったが。

一緒に暮らしだして、彼の趣味にこっちが興味を示さないと
「俺は否定された」

いやいや、否定されたのはこっちです。

私の感覚や趣味は無視、体調も無視、


とにかく相手に対して 自分の妥協点が低い。
自分はものすごく我慢して我慢して付き合ってるつもりらしいが
とにかく低い。
我慢する自分が惨めだとか言う。

「自分の彼女は 120%俺色に染まれ」な考え。
同じじゃないと一緒に居る意味がないそうだ。

喧嘩になって どうしても意思の疎通ができなくなったことがある。
私にしてみたら「言葉が通じない」状態。
その時 私は言った。

あなたは なんで俺の思うとおりに行動しないんだ って言うけど
人は他人の性格まで変えられないと思う
お互いに多少我慢しあいながら、妥協して生活していくのもじゃないかな


彼の返事は

「我慢なんて俺はできねーんだよ!
人が誰かを変えられねーんなら 自分が変わりゃいいんだろ!

おれには無理な話だから お前が変われ
それが俺に対する人格尊重だ」


人格の尊重もなんもあったもんじゃない。
こんなにワガママな人だったのか・・・と言葉を失った。
黙ってしまった私に

「お前を求めすぎる故にの俺の暴言だよ・・・わかってくれ」

出た、
きれいな言葉攻撃。


「二人だけで」「俺たちの世界で」「どこまでも一緒」
彼の言葉の意味は
ぴったりじゃないものは排除、
自分と同じ感性じゃない相手は切り捨て。

反論すると こっちがいやな気分になる言葉で攻撃。
どんな言葉が私の気に触るか、よく心得ていた。



今になって思えば、私は彼にとって「彼女」じゃなくて「物」だったような気がしする。
「物」なら逆らわないし。
それに自分の言葉がどれだけ人を傷つけるか試す恰好の相手だったのだろう。

思い出すと腹が立つがもう聞かなくて済む、彼の言葉。














2006年07月12日(水) 「有言実行」

仕事が休みの日はたいてい一緒に出掛けた。

行くところは彼が決めた、いや 決まっていた。
アキバだった。

私が行きたいところを言わないからだと彼は言う。
でも、「○○へ行ってみたい」「行った事ないから興味ある」
言ってるのに

「えぇ〜〜〜〜!そこにはおもちゃ屋もケース屋もないよ・・・
わかってないなあ」

だって言えっていうから正直に言ったんだけど


すると いつものように少し血管浮かせて怒り始める。

「じゃあ行けば!?
電車代も入場料もメシもお前持ちだからな・・・
つまんなそうな俺といても楽しいなら行ってください!」


結局、アキバになる。

「行きたくないならいいですよ・・・! 好きにすればいいさ。
せっかく今週もお前と出掛けるのを楽しみに一週間過ごしたのに・・・」

着替える私。


「最初っからおとなしくしとけばいいのに・・・」
と言いながら部屋を出る。

いつものこといつものこと、と自分に言い聞かせて文句を言わない私。

出掛けるのはたいていお昼前。
おなかが空いてくる、でも彼は食べない。

おなかが空いたまま歩くのはけっこう疲れる。
でも彼は休まない。


「お前、三食食べなきゃダメな身体なわけ?弱いんだ・・・やっぱ。
俺よりオバアサンだもんな」

オバアサン、というフレーズが気に入ったらしく繰り返す。


彼はおなかが空かないのではない、

私は、彼が一食分の食費を浮かせたいのだろうか、とか推測した。

が、私がお昼は奢る、といっても聞かない。
休むのを嫌がる。

どうやら 自分たちが食事している間に、まだ見ぬ「お宝」が売れてしまうかも・・・と思っているらしかった。

「俺たちが休んでる間にも・・・」と言ったから。


そしてくたくたになって夕食。
「奢るって言葉を実行してくださいよ・・・」

「疲れたね〜〜〜」と店で満足そうな彼。


一緒に出掛けたい・・・か・・・




2006年07月11日(火) 増殖

とにかく 「捨てられない物」が多すぎた。

雑誌、本、箱入りのままのおもちゃ、フィギュア、ビデオテープ、壊れたラジカセ、空の箱、古い布団、壊れた座椅子・・・

物に対する執着心はすごい。
手に入れたら気が済むらしく、押入れに突っ込む。
その押入れに入らなくなり 部屋の隅から積み重ねていき、
キッチンから部屋への通路にも 「第二の壁」と作った。
キッチンの流しの下にも突っ込んだ。
彼はそれを「整理整頓」と呼んだ。

一度手に入れたものはよっぽどのことが無いと捨てない。
・・・と言うか 彼が捨てたのを見たことが無い。

物を捨てることの出来ない人だ。

古い布団と座椅子は私が捨てた。
すごく嫌がっていたが。

捨て方がわからないから今日まで捨てなかった、と言っていた。

そんなもん、区役所に電話して聞いてみたらいいじゃない

と、言ったら

「・・・いやだ。他人に教えられるなんて屈辱だ」
「お前が捨てたいんなら、お前が聞け。そして俺に説明しろ」

わけがわからないことを言った。
たぶん、知らない事を教えられて行動するのは かっこ悪いからイヤなんだろう。

壊れたラジカセと壊れたビデオデッキも捨てたかった。
「俺が自分でいつか捨てるよ、いざとなったら捨てるよ」
と言うので信じていたが 捨てたくなかったらしい。

あんまりにも行動しないので私が捨てようとしたら

「はっきりいうよ!
これは捨てません!!

おふくろが買ってくれたのに!!

俺の部屋の物を勝手に触るなよ、全部全部俺のものなんだから!」




どんなに狭かろうがお構いなかった。
物はどんどん増えていく。
出掛けると何か必ず買ってきた。
使わない古い歯ブラシでさえ お気に入りは飾った。

食卓を兼ねていた机の上にも増えた。
私の皿が乗っからなろうが 自分の手に入れたオマケやアイテムを飾った。

そこにソースでも散らしたら まず3日は口をきかなくなった。





去年だったか、けっこう大きな地震があったはず。
おそらく 積み上げていたお宝や空箱やCDは 倒壊しただろう。
私が居たら下敷きだったろう。


今でも彼はあの部屋に居ると思う。
物が増えすぎて 恥ずかしくて引越しが出来ないはずだから。














2006年07月10日(月) 現実逃避

冬、寒い時期は 毎週日曜 私は大きな袋を両手にコインランドリーに通った。

洗濯しなくても誰かがやってくれる状態を一度体験したら よっぽど楽だったらしく、
彼はコインランドリーに行く私に何も言わなくなった。
おまけに水道代も洗剤代も払わなくて済むから。

ただ、出掛ける時必ず

「洗濯洗濯って言いやがって・・・
お前のせいで日曜は2人で出掛けられないよ」

と言われた。


彼はコインランドリーを使ったことが無いから私に任せた。

知らないことをするのは「かっこ悪い」らしい。



コインランドリーに居る間は 珍しくメールがほとんど無かった。
理由はよくわからない。
私はほっとしたが。

その近辺のコインランドリーは 大抵が銭湯や温泉の敷地内にあったので年配の人の利用が多い。

私は 「集会所」代りに集うおばあちゃんや遊びに来る小学生の男の子達と話をしたりボーッ・・・と過ごしたり本を読んだり。
ちょっと歩くと 通勤の時渡るあの橋がある。
衣類を乾燥する間にそこに行ってみたり。

川面には水鳥が。
橋の下にはホームレス。

私は近くの公園で 普段は飲まない缶コーヒーを飲んだ。
寒くても天気がいいと気持ちよかった。



ちょっとだけ落ち着ける時間だった。

でも 洗濯が終わると帰らなくてはいけなくなる。


現実逃避の時間は終わる。




大きな袋を両手に部屋のドアを開くと
まず 昼間でも真っ暗な玄関で 彼の自転車2台にぶつかった。
行く手には雑誌と段ボール。
・・・狭い。
現実が始まる。

いや、さっきまで逃げていただけ・・・現実はいつでもそばに在る。

全部自業自得。

帰った部屋で 彼が仕事をしているのは締め切り前だけ。
あとは大抵テレビを見ていた。




2006年07月09日(日) 洗濯

彼の洗濯機はボロボロだった。
ベランダに置いてあり、雨風太陽で「劣化」

それはそれでかまわなかった。


ついでに言うなら ベランダに出るためには 「捨てたくない」雑誌の山をまたがなくてはならなかった。




「俺は部屋に居る、お前は働きに出る。
なら、俺が洗濯したり買い物したり掃除したり、かな」

最初、笑顔で彼は言っていた。

結局、洗濯以外は私が。
その洗濯も、
「お前のものばかりじゃん・・・なんで毎日着替えるんだよ。
三日くらい着てくれよ、下着なんか変えるな」

下着を10枚買ってきて毎日変え、私はコインランドリーに通った。

「じゃ、俺の靴下も洗ってきて」

袋いっぱいあった。
洗濯が面倒で半年くらい溜めていたらしかった。

「次回はあっちの袋、な。
あれはシャツだから」

私がコインランドリーから帰ってくるまで
彼は同じ位置でテレビを見ていた。




冬場になると
「寒い、水が冷たい、俺は主夫じゃない」


私が洗濯するから、とベランダに出ようとしたら

「バカか!!」


はあ?


「お前がベランダで誰かに見られたらどうすんだよ!
大家にバレたら 俺の家賃値上げされるかもしれねーじゃん!
・・・まったく・・・
よく考えて行動しろよ」


家賃・・・
私も半分払ってるのに・・・

「お前さあ、
頭の回転 悪いんじゃない?
て言うか、田舎の人間なんだよ」



どう関係ある。
自分だって出身は田舎だ。



困ったような情けない顔で彼。

「大変なんだよ・・・お前が来てから。
バレないように生活するのは・・・・・

わかんねーだろ?」




2006年07月08日(土) 美しい言葉 2

昔なら 多少のことがあっても 私は
あなたが好き
と言えた。

でももうその頃は 彼がまだ好きなのか昔の彼が好きだから一緒に居るのか、辛い辛いと毎日言われるのが嫌で好きだと思っているのか

はっきり言って 自分が何をどうしたいか分からなかった。


とにかくその時の思いをそのまま口にした。


あなたは 昔は 男だった
でも 今のあなたは 私には ワガママな子供だ
私は 子供の機嫌を取ってる母親の気分
私はあなたの母親じゃない
これはもう恋愛じゃない
なんのために私達は一緒にいるのか分からない
毎日喧嘩してる
それで一生一緒に居られるなんて思えない



沈黙



そしたら彼らしい返事が。
悲しいくらい。


「お前を愛しすぎてるから俺は自分がコントロール出来ないんだよ・・・

今のお前の気持ち、わかった
まだ俺への愛があるんだね
子供でもいいんだ、愛してくれてるんだ…

それに今お前は頼る先が無い、俺しか居ないだろ…
そんなお前を突き放すなんて 俺には出来ないよ

愛してるんだ

ここで  この部屋で 俺たちだけの世界で
二人きりダメになって朽ちて行こう…
お前は それまで俺のもの
誰にも渡さない
俺と一生苦労して欲しいんだよ

ああ…
お前が居なくなったりしたら、俺はなにするか分からないくらいなんだ、
お前の親だって殺すのを躊躇わないさ…分かってくれよ」


抱き締めてすすり泣く彼。


物事を自分の都合いいように解釈する癖、それは昔からあった。
きれいな言葉の羅列。普段は無口だがこういう時はひとりでずっと喋った。
そして 嘘泣き

自分の「献身的」な言葉に酔っているんだ
いや、もう脅しだ
だって涙が出ていないよ…

自分が一番可愛い人



そんなふうに思ってしまうのだから
私も終わってた


この部屋で朽ち果てる…
この、彼の趣味の物に溢れた暗い部屋で、か…
一生、ここしかないのか
一生、言葉が通じないのか


「俺とお前で 一生罪を背負って生きよう」
私の罪は私が負います、あなたはあなたで負ってくださいな


あなたは 昔 私に言った

俺を苦しめるだけなら なぜ 俺に好きだって言ったんだ と。
平和な日々を返してくれ、出来ないなら
俺に安らぎを早く与えてくれ と。


言い返したかった
あなたの言う愛は 守られ頼る事なんだ
自分独りじゃ 何も出来ない人
愛してると言って泣く男



また 明日も 何も変わらない日が来るんだろう…
気がおかしくなりそうな時間だった。


これは私を逃がしてくれる友人に連絡する十日くらい間前のこと。
ここから出たい…
もう この人を殺すか私が死ぬしかないのかも

限界。




2006年07月07日(金) イミテーション

彼は
自分が口にする「きれいな言葉」や
自分の「ある特定の表情」が
私に対して効果がある、と信じていたようだった。

だから 自分の立場が悪くなったらそれを使っていた。
と、言うか駆使してた。


確かに 出会った頃は「効いた」
私よりも年下の彼のそういった表情や夢を感じさせる言葉が
可愛く思えたり儚く感じたり。
守ってあげたいような気持ちになった。


でも
その頃はまだ 彼の「素顔」を見ていなかった。
彼がまだ見せていなかった、と言うのが正しいのか・・・


普段の態度や言葉の数々。
その後で どんなに優しい言葉をかけられても
どんなに自分の愛を切なく語られても
悲しそうに涙を浮かべられても

さすがに繰り返されたら
偽物にしか思えなくなってしまう。


彼は 全て女性から交際を申し込まれ
短い期間で 女性から別れを告げられていたらしい。

過去に彼が付き合ってた女の人たちは
彼のこの変わり様を見たのだろうか。
少しでも見たから さっさと別れたのか。




「俺のことをどう思ってるの」
と、切なそうな表情で尋ねる彼。

どう言えば
後の報復が少ないんだろうか・・・

いつもそんなことを考えながら返事をしていた。
その時もいつもの癖で考えた。

でも もう

あなたを変わらず愛してます

とは言えないなあ・・・




















2006年07月05日(水) 美しい言葉

一方的で理不尽なやりとり。
私にはそう思えることが多くなった。

彼にしてみれば
私の話は筋道が通ってなくて間違っているらしいが。


我慢ばかりも出来ず、言い返すこともしばしば。
でも 言いたいことの半分くらい。
しかも遠慮して。
やはり 言いたいだけ言った「後」が怖かった。


その日も、ちょっとしたことで不機嫌になった。
原因はたしか (というか、やはり)携帯関係のことだった。



私が友達とメールするのが気に入らない、
「俺と話したくないのか」と。

しばらく会ってない友達だし
(友達と会うのは禁止されていた)
部屋にいてもあなたは不機嫌な顔をしてずっと座ってるし
私の座る位置からはテレビはぜんぜん見えないし
(そこしか座れなかった、彼と居た間はテレビを見せてもらえなかった)

「楽しくないのか?
好きな人と居るだけで俺は楽しいのに・・・」

出来ないことが多くて あなたのことを好きでも楽しくなくなる



沈黙。



「ねえ」
しばらくして悲しそうに彼。
「お前、俺のこと どう思って接してるわけ・・・?」

返事しなかった。

「なあ、出会った頃のあの気持ち忘れちゃったわけ?」

・・・忘れてない
忘れてないから踏ん張ってるのに。
でも答えなかった。

「俺の中のお前は あの頃と同じだよ
こんなに純粋に人を愛したことなんて無かったんだ
今でも変わらない、
ううん、言葉じゃ語れない・・・

お前はどうなの・・・」

今にも泣きそうな表情の彼。


・・・・・
同じ?
本当に 同じ?
じゃあ、変わったのは 私なのか?


グルグルと また頭の中が回る。

でも 今日までの経験で少し冷静になれた。



気をつけて・・・
彼は 泣かない


彼が
きれいな言葉を選ぶ時は
本音を押し隠している時。

そして彼は
自分が口にするきれいな言葉に
酔っている。


2006年07月04日(火) メール地獄・2

どう説明しても、彼には私の都合や会社のこととか通じなかった。
そのうち怒り出す。

「会社に勤めたことのない俺だってわかってるよ、そんなことくらい!」

じゃあ、なにに腹が立つのだろう。

わかってるなら何が気に入らないの?

「それでもルールを守ろうって強い気持ちがお前に無い!」

メールの返事が遅くなっても怒った。
これもいくら説明してもダメだった。

「どうせ俺なんかより、職場の男やおばちゃんと話すほうが楽しいんだろう」

男、と決め付けていた。

次の段取りもあるし、ほかの人と話もしたいよ
休みたいときもあるし昼ごはんを買いに行ってることだってあるよ

「お前は俺とだけの世界にいればいいんじゃないのか!?
疲れた、も 眠い、も 言うな!
俺とのメールに集中しろ!
すぐに返事しろ!
俺が出来ることをお前はなんでしないんだ・・・
俺が最初にお願いしたらお前はわかったって言ったんだ、
お前の責任だろ、
お前のせいで俺は気が狂いそうになってるんだぞ!
悲しくなってきたよ、もう・・・」


いつもそうだ、
この人はいつもそうなんだ。
腹が立ってきた。
思ったことをいってしまおうと
でも、と 言いかけたら
怒鳴られた。

「お前が悪い。
お前は反省してる。
そう思ってこの話はやめにしたいんだ、蒸し返すな」

メールに関しての彼の執着は ものすごかった。

何度、このパターンの口論を繰り返したか。

彼の世界には 「自分の思い通りに動く私」しか居ないのだろうか。
それが「理想」だったのだろうか。
理想像から外れた私を許せないのだろうか。

自分の足枷は嫌った
でも人には足枷を付けた。

でも彼の頭の中では、
私の足枷は私が彼のために喜んで付けていることになっているようだった。
自分の責任はどこにもない、と。



2006年07月03日(月) メール地獄

仕事はじめにメール
休憩時間始まるとすぐメール
休憩終わる前にメール
仕事の延長ありそうならメール
仕事が終わったらすぐメール
寄り道するならメール

全部私から。
「俺を安心させてほしい」からだと言われた。

そんなに出来ないよ、と言ったら

「俺のために、お願い、ね? 頼むよ
好きな人が何をしてるかいつでも知りたいんだ」



どうしても都合でメールなど出来そうにないのでしない時があった。
そしたら
「ごめんの一言もないのか」
「決まった時間に連絡取れないなんて、何かあったに違いないと思うだろ!」
「俺たちの生活のルールを守れよ、それが出来ないなんて・・・愛情のかけらもないよ」

その時だけは 彼は自分から電話してきた、
私に文句を言うために。
言うだけ言ったらすぐ切る。

帰宅したら不機嫌な顔で座っている。

「何か俺に、まず言うことがあるだろ」

謝れ、という意味。


あのね・・・
仕事で出来ない時もあるし、しなくても大丈夫な時ってあるじゃない?

「ルールはルールだ!
決まりごとを守れないヤツはダメ人間なんだよ!」

だめだ・・・
話が通じない

黙ってしまった私に吐き捨てるように


「俺と付き合うのは難しいぞ、覚悟が足りないんじゃないのか」


2006年07月02日(日) 橋の上で

人前では 彼は「彼女思いの優しい男」だった。

その頃の私は たぶんまともな判断が出来ない状態だったのだろう、
優しくなった彼の態度に喜んだりした。
ああ、出会った頃の彼だ、
よかった、今日まで我慢した甲斐があった、
このままの彼であってくれますように・・・

2人きりになると
いつもの彼に戻った。

何がいけないのだろう、
私の何が。
不機嫌な彼に戸惑った。
あまりにもギャップが大きかったから。

それの繰り返しだった。

さすがの私も 優しくする彼を見ても期待しなくなってきた。
もう彼は昔には戻らない。

だったら
私はどうしたらいいのだろう・・・
もう わからなかった。


仕事の帰り道、時々
風の強い橋の上から川の流れを見下ろして考えていた。
考えるというより グルグルなまとまらない思いだったけど。

橋を渡って左に曲がると私の帰る建物が見える。

今日も無事に終わりますように
今日は彼が不機嫌になりませんように
私が悪いと言われませんように

いや、部屋に帰るとまたいつもの繰り返し

でも
明日もあさっても
同じ日が続くのかな・・・
いつまで続くのかな・・・
それって、幸せって言えるのだろうか


帰りたくない。
でも そこしかないのか


早く帰らないとまた何か言われる。
早く。

でも
帰りたいんじゃなかった。


私はなんで彼と居るんだろう
責任か
じゃあ、彼にとって私は何。





メールは受け取っておりません。すみません。

[LINK] 「モラル・ハラスメント被害者同盟」
モラハラで苦しむ方々へのメッセージや皆さんの体験談があり
私の心の支えとなりました。

ヨウ