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| 2007年02月22日(木) | メガマサヒデ＠神戸スタークラブ |
あとで書きます。
| 2007年02月15日(木) | ◎セックスマシーン＠神戸スタークラブ |
え〜、このライブは ぴあでチケットを買いました。
なぜかというと バンドHPではなく、
ぴあでライブを見つけたからです。
で、公演のところに
「お早めに」
という文字があったので
あ、これはやっぱり
ギターウルフとか倭ジェロとかと一緒に出るので
結構チケット売れてるんや、と思って
その場で すぐにチケットを予約しました。
そして 次の日に発券すると
なんと 整理番号3番。
は･･･？
お早めに、って･･･？
そんなわけわからないチケットを持って スタークラブへ。
いつものようにドアを開けて 中に入ると
おやおや、
なんだかいつもとはちがう雰囲気の人たちが。
長髪、レザージャケット、サングラス、ぴったりパンツ、
あ〜、これはギターウルフファンやなあ。
あ、外国人カップルもいる。
ふ〜ん、ギターウルフって インターナショナルなんやなあ。
それはええけど、
ってことは 今日は間違いなく、
アウェイやな････。
ま、そんなの、バンドもわたしらも慣れてるけど。
O.Aは ザ・ヴァキウムでした。
ほとんどMCはなく 曲をどんどんやってました。
左側の前の方にいた人が
マイクが倒れたりするたび
スタッフのように なおしていました。
まるで そのためにそこにいるかのようでした。
で、セックスマシーンです。
中ほどにいたんですが、
少し前に空間があったので
そこへ行ってみると
なんと 前から2番目の位置でした。
若いお嬢さんたちに交じって
そんなところで聴くのは
ちょっと いくらなんでもちがうよなあ、と思って
元の場所へと あとずさり。
そうこうしているうちに
しゃとざはー！ が流れてきました。
あ････ やっぱりアウェイや････。
拍手あれへん。
今日もたっちはネクタイしてました。
もーりーが出てきて
「いぇ―い！！」
って がばっと前に乗り出してきて
いつもながらのハイテンションで 前フリしていると
わたしの右にいた
ギターウルフファンとおぼしき二人組の男性が
もう お腹をかかえんばかりの大爆笑。
まだ 眼を見開いて
「いぇ―い！！」 って行ってるだけなんですけどね。
「だめだ、だめだ！！
今日のスタークラブはだめだ！
後ろも手を上げる！
今日はおれは急いでるんだ！
なんせ あとが倭ジェロとギターウルフだからなっ！」
「ギターウルフと倭ジェロに拍手！！」
なんかようわかれへんけど 拍手。
左前方にいた 頭に赤いタオルを巻いた
ガタイのいいおにいさんが すっごく拍手してました。
「それにおれおしっこ我慢してるんだ。
おしっこ我慢ライブ。」
なに、それ････？
「テンション上げていくぞ―！！
いぇ―い！！」
すると 赤タオルのおにいさんが
ものすごいテンションで 右手を振り上げながら
「いぇ―い！！」
とレスポンスしました。
もーりーは ますます眼を大きく見開いて彼を指差し
真剣な表情で
「いいっ！！」
「すごくいいっ！！」
と めちゃ感激してました。
そして むちゃくちゃ笑っている
わたしの右側の男性に向かって
「いいか、おまえもテンション上げていくんだぞ！」
彼は げらげら笑いながら うんうん、ってうなづいていました。
この時あたりで
もーりーは 前を向いたまま
スピーカーに足をかけました。
モニターじゃなくて スピーカーね。
だから横に足を上げてる感じ。
ボーカルのアクションというよりは
ランニング前のストレッチのようでした。
なんか不自然な格好やなあ、と思っていたら
スピーカーから足を下ろし
「今、すごく足かけにくかった。」
って言ってました。
わたし 今日ここが一番ツボに入って
おかしかったです。
でも あんまり誰も笑ってませんでした。
わたしのツボって
やっぱちょっとずれてるんかなあ。
それから わたしが入りかけて 躊躇してしまった空間を指差し
「ここが空いてる。
ここの空間が森田剛史は嫌いだ。
前 つめて、 前 つめて！」
と叫んでました。
う･･･ん、そこはちょっと無理かな、ごめん。
そして ようやく1曲目です。
「世界一テンションの上がるラブソング――！！」
すると 後ろの方から
「ラブソング？ くすくす･･･。」
って笑いが聞こえてきました。
なんどもライブに行きましたが、
「ラブソング」で笑いが来たのは 初めてかと思います。
･････。
なんでやねん。
一番のあとにフリ指導がありました。
そのあと 嬉々と手を上げている右手二人組。
この二人組は 1曲終わるごとに
どんどんテンションが上がっていってました。
「サルでもわかるラブソング」 の後、
また 「いぇ―い！！」 「いぇ―い！！」 のC＆Rをして
「だいぶよくなってきたが
まだ力を出し切れていない！
うちのギターが おかんむり―！」
で、速弾きが始まりました。
ピックを口にくわえてたような気がするのすが、
ちがいましたっけ？
わたしね、ギターリストが
ピックを口にくわえて何かするの、
めっちゃかっこいい！ って思ってしまうんですよ。
ほんますきです。
ブレイクのところでは
「ライブハウスに来るなんていうのは 君たちもネクラだ。」
とか言うてました。
次の 「報われないぜ」 は
歌の前にフリの練習があって
「ネガティブなサビだ。
おれたちは失恋の歌しか歌っていない。
ネガティブロックバンドだ。
ネガティブロック。」
ここで 会場を見回しながら
「････あまりすきじゃないみたいだな、ネガティブロック。」
と ネガティブに言っていました。
この歌の後、
「おれたちのバンド名は セックスマシーンだ。
覚えといてほしい。
いいか、セックマシーンだ。」
それから、
「セックス？」
「マシーン。」
「前の方だけだったな。 真ん中の方。
セックス？」
「（めっちゃ小さい声で） ････マシーン。」
「帽子のおにいさんのささやきだけ聞こえた。」
これ、今日2番目にウケました。
「覚えてすぐだが、次の歌は 『バンド名変えたい』。
心から歌う。」
この歌、いいですね。
わたし だいすきです。
後半、
「すきなあの子は元気らしいよ」
とか言う歌詞あったの、これでしたっけ。
あそこのところがめっちゃいいですね。
ただのバンド名の歌じゃなくて
ちゃんと人の思いが込められていて。
歌い終わると もーりーは
「あ―、ほんとに変えたい。」
って言いました。
そしたら 後ろの方から （松原さんだった？）
「ええバンド名やで！」 の声。
もーりーは
「ありがとう。 愛してるよ。」 って。
え―、右側の隅っこの方に
先に言いました 外国人カップルがいて
もーりーの写真なんかとったりしてたんですが
このあたりで 後ろへと下がって行かれました。
すると もーりーは
「ここにいた外人さんがいなくなったのが気になる。
外人さんがもどってくるように
テンション上げていこう！
そこの外人さんのまわりの人は
外人さんのテンションを上げるために
責任重大だぞ。」
「次の曲、
カッカッカッ ジャカツカ ジャカツカ･･･みたいな
イントロが聴こえたら ゴーノリだぜ！」
そして 村山さんに
「おい、やってみろ！
ジャカツカ ジャカツカ･･･。」
すると 村山さんは
両手をあげて うお―って叫んでました。
次は徳本さんに
「おい、おまえもやってみろ。」
徳本さんは 両手でスティックを持って
左右にからだを倒すアクションをしました。
「･････かわいい。」
ほんとにいとおしそうに言った後、
「もう二度とやってほしくない。」 だってさ。
で、ベースの方をみながら
「ベースはほっとこう。」
え―、なんで―。
たっちがボケるの見たかった―。
それから 新曲 「わかんないぜ」 の
氷室風のフリ練習がありました。
もうこの歌の時には
赤タオルにいちゃんも 右側二人組も すごいノッていて
わたしも圧倒されるくらい
力強くこぶしをふりあげていました。
そうそう、右側二人組は
外人さんがいなくなって
余裕が出来た空間を見て
「前、行こか。」 と がしがし前に進出していましたよ。
ここらあたりで グッズの宣伝をしていました。
「BUDOUKANタオル」 が ものすごくウケていました。
この 「BUDOUKANタオル」 なんですが、
初めてセクマシのライブを見たときに
物販のところに 「BUDOUKANタオル」 がおいてあるの見て
「あ―、このバンド、武道館に出たことあるのか。
その時の記念グッズなんやろな、これ。」
と思っていました。
セックスマシンガンズとまちがっていたわけではないんですけどね〜。
でもライブが終わったあと、
すぐに これはネタだとわかりました。
で、めっちゃウケました。
そして このタオル、買っちゃいました。
運命ですね。
あとは 「Jフォン」 と 「女心と秋の空」 でした。
いや〜、ほんまわたし 「女心」 すきですわ〜。
もーりーもすっごくかっこいいですけど、
バンド全体が めちゃめちゃかっこいい。
すごくすきです。
そして 「ALWAYS」。
アウェイの時は これ、めちゃ笑い来ますよね。
今日も 爆笑に近いくらい 笑いが起きていました。
「じゃまた。 ばいばい。」
って、もーりーが去っていくと
右側二人組の一人は
「めっちゃおもろかったな！
CD 買いに行こ！！」
と すごく上機嫌で 物販の方へと歩いて行ってました。
わたしも とってもうれしかったです。
え―、ワソマソ以後 初めてのライブだったわけですが、
ワソマソの時は 人がいっぱいで
後ろの方で見たので
前の方で見たのは 久し振りでした。
なんかね、
もーりーの顔つき、っていうんですか、
面構え、態度が
ワソマソ前とは 変わっていたように思いました。
なんていうのかな、
ものすごくいい意味で ふてぶてしくなってた。
自信に裏打ちされた ふてぶてしさ。
恋愛だけでなく
そのほかのことにおいても
「いい人どまり」 だった感じのするもーりーが
ちょっと なにかに対して 貪欲になったような気がしました。
それは 自分をより追及し、
バンドをより追求しようとするエネルギーなのかな、
そうだったら うれしいな、
と、そう思いながら
日頃飲まないビールで 喉の渇きを癒しました。
| 2007年02月12日(月) | ◎四星球、フラワーカンパニーズ＠徳島ジッターバグ その�� |
四星球のライブが終わると喉がからからだったので
ドリンクをもらって 後ろで一休み。
次は フラワーカンパニーズです。
後ろでゆっくり見るつもりだったのですが、
フラカンが出てくると
みんなが前につめて 中央あたりに空間ができたので
そこのところで見ることにしました。
結構 よく見える場所でした。
そしたらそこに 右の方からまさやんがやってきて
わたしの左側に立ちました。
うわ、一緒に見れる♪
･･･だからなんやねん。
出てきた圭介さんは 横分けがかなり強引になってました。
この前は かっこいいな、って思ったけど
今日は 武田鉄矢入ってるやん、て。
まあね、髪型はどうでも
歌はめちゃめちゃよかったです。
最初は 「白眼充血」 でした。
もうここから
フラカンも お客さんも わたしも 全開でした。
わたしは 「東京タワー」 が一番よかったです。
圭介さんの熱唱に 胸がいっぱいになって
思わず 手を握り締め
泣きそうになりながら 一緒にリズムを取っていました。
「蝉丸だ―！」 のところで
いつも笑いながら泣きそうになります。
そうやねん、
こどもの頃 坊主めくりで
この蝉丸に 何度悔しい思いをしたか。
あれって みんな言いますよね。
不思議な話ですよね。
MCでは 四星球のことをいっぱい話していました。
圭介さんは ドラムがすきで
前さんは ギターがすきだそうです。
で、前さんが
「VO.がいいよね。
かっこいいのに あんなことするのがね。
おれなんかが ひげ描いて あんな格好したら
警察が3人くらい来て つれていかれちゃうよね。
話せば わかってくれると思うけど。」
って。
うん、確かに話せばわかってくれると思う。
ある意味 一番出来た人やとおもうから、前さん。
それから 圭介さんが
「東京で夜中に彼女とTV見てたんだよね。
そしたら 四星球が出てて、
でも 演奏シーンとかじゃなくて
海に飛び込んで 出てくるところだったんだよ。
それで彼女が 知ってるの、って聞くから
四国のツアーの時に一緒にやったバンドだって言ったら
どんなツアーなの、って。」
で、前さんが
「演奏がちゃんとしてるから
そういうシーンを映さなくてもいいんだよ。」
「あの 『万華鏡』 っていうのは 名曲だね。
シングルで出せば 再来年くらいには来るよ。
いい歌だから 出し惜しみしていけばいいんだ。
金の卵なんだから たいせつにしなきゃ。」
みたいなことを言ってました。
わたしも前さんの意見に賛成。
でもねでもね、圭介さんの 『彼女』発言は
ファンはOKなわけなんですか。
わたしは 初めて圭介さんの口から
『彼女』 って聞いたので
ちょっとびっくりしたんですけど
別に 特にまわりがざわめくこともなかったので
ああ、ファンの人たちは知ってることなんか〜、って
思ったんですが、
そこんとこは どうなんでしょうか。
そんなことで いちいち動揺したりはしないんですかね。
それで、やっぱり 竹安さんのギターはよかったです。
おれ、いいギター弾いてるだろ、みたいな
そんなところが全然なくて
でしゃばらなくて さりげなくて
せやのに びしっと押さえるとこ押さえてて
伝えるとこ 伝えてくる。
ほんまにすごいギターやわ。
トリは ガガガSPでした。
出てくるなり コザックさんは
「さっきまで 女性が多かったのに
今は男ばっかりですね。」
とか言ってました。
わたし、ガガガをちゃんと聴くのは2回目なんですけど
1回目の時に
「決してきらいなバンドじゃない。
だけど いろんなパンクバンドの中で
ガガガが 一人勝ちしている意味が
いまいち わからない。」
と思いました。
でも、今回 ちょっとそれがわかりました。
わたしの中では
特別 ガガガがぐっとくるというわけではないんですけど
オリコン7位までいったのに
神戸を出ずに こうしたライブハウスで
ライブを続けているこのバンドは
たぶん ほんとに伝えたいと思うものが
こういうライブハウスでないと
伝えられないと思っているからなんだろうと 思いました。
そして その伝えたいと思っているものが
わたしにも伝わってきたように感じました。
それは 「卒業」 という歌を聴いた時に
一番感じました。
この歌を聴いているうちに
突然涙が出てきました。
もしかしたら わたしも
深く深く愛したものと 別れを告げるかもしれない。
別れることを選択するかもしれない。
自分に正直になるために
嘘をつかずに 前進するために。
そういう気持ちが ふと頭をかすめていったときに
涙が出てきたのです。
その時に思いました。
このバンドは硬派だと、男らしいと。
男性ファンが多いのが とてもよくわかりました。
今までそんなふうに思ったことは あまりなかったのですが
こうしてみると
フラカンは 多分にロマンチックなところがあると思いました。
まさに ロッキュンロールですね。
コザックさんのMCで一番おかしかったのは
「ライブのない時は 冷蔵庫の中とかで バイトしてるわけですよ。
で、次の日に ライブで
『男よ―！』 とかって歌ってると
いったいどっちが ほんとの自分かな、って思ったりします。」
これ ほんとによくわかります。
職場で こども相手に絵本や紙芝居読んでる自分が
仕事が終わると
ライブハウスで 思いっきり右手をあげてたりする。
ここにいるわたしは 誰やねん、って
しょっちゅう思ってますからね、わたし。
それから なぜかここのライブハウス、
スピーカーの上にパンダのぬいぐるみが寝かせてあって
モニターに上って MCしてたコザックさんが
「なんや、なんでパンダやねん、誰か寝てるんかと思った。」
って マジでびっくりしてたのが おかしかったです。
しかしまあ、これはほんとに楽しいライブでした。
どのバンドも ものすごく自分に正直なバンドで
純粋なものが伝わってきました。
そして どのバンドも音楽を心から愛していることが
よくわかりました。
なんだか とても気持ちのいいライブでした。
この気持ちのよさは
徳島の思い出と重なり
徳島で思いを共有した友人たちへの懐かしさと重なり
きっと いつまでもいつまでも
わたしの中で思い返されるだろうな、と思います。
| 2007年02月11日(日) | ◎四星球、フラワーカンパニーズ＠徳島ジッターバグ�� |
初めての徳島遠征、初めてのバス遠征。
ほんとにわくわくしながら 徳島に着きました。
ホテルからライブハウスに向かう途中、
花屋さんのお店の中でフラフープを跳んでいる
男の子を見かけました。
ちょっとウケてしまいました。
どうやらフラフープは 徳島の文化のようですね〜。
ジッターバグは 横長の見やすそうなライブハウスです。
中央より少し右よりの前から2番目あたりの場所にしました。
予定より10分くらい遅れて
ドラゴンボールの曲が流れてきました。
いつものようにブリーフU太くんとまさやんと
･･･あ、ドラムはたけちゃんや〜。
しかしこのパラパラ踊るときの真剣な顔、
おっかしいなあ！
で、最初のネタは まさやんが
「今日は楽しみやなあ。
ぼくらが終わった後も後ろでフラカンやガガガ聴けるしなあ。
なあ、楽しみやなあ。」
二人は無視。 で、U太くんが
「今日はぼくらも楽しみなんです。
終わった後 フラカンやガガガ聴けるしね。
「いや、なんでもう一回言うねん。
おれ 今 言うたやん。」
そして まさやんが
「わかった、わかった、無視したらええねん。
どうせおれは一匹狼や。」
そしたら
「ここにもおるよ、一匹狼。」
って、スーツに狼のかぶりもののやすおくん登場！
うっわ〜、年末振りや〜！
やすおくんや〜！
そいで 後ろ向いたら スーツの背中はありませんでした。
1曲目は 「クラーク博士と僕」。
曲が始まるなり 突然むぎゅ〜って押されました！
うっわ〜、いきなりかい〜！
やめてくれ〜！
と、もがきまくって なんとかモッシュから脱出。
モッシュの渦から出たところにいると
そこのところにやすおくんが来て
身を乗り出すようにして 熱唱し始めました。
ほんとに目の前です。
そこらあたりは すごいおしくらまんじゅうになっています。
いつもなら そういうところは避けて
安全なところに避難するのですが、
もうそれこそ 渾身の力を込めて歌うやすおくんを見るなり
その騒ぎに突っ込んでいって
一緒にもまれながら 思いっきりやすおくんに向かって
手をあげるわたしでした。
ああああああ、
また自分の知らないわたしを発見してしまった･･･。
それから 「あぜくら商店街」 を歌いました。
ほんとに これもだいすきな歌です。
「ひょっとしたらあたしにも翼が生えてるんじゃないかって思うのよ
それがでかすぎて 重たすぎて じゃまになって
飛べないってことで落ち着きました」
この歌詞を初めて聴いた時
わたしはなんかもう すごい感動しました。
こんな詩が書けるなんて もう信じられませんでした。
なんせこの詩が 歌のしょっぱなにくるでしょ、
一発で この歌に掴まれた気がしました。
「思いのままにペンを走らせる 誤字脱字くせのある文字は濃く
それが手のひらの横でこすれて汚れてく
石鹸のシャボンの泡も黒く染まった」
ああ、この歌詞もどうですか。
こんなせつない歌詞、わたしは聴いたことがありません。
しかしです。
こんな感動の歌の中、
ギターのまさやんは客席のおりてきて
いつものように大暴れ。
今日は 天井の細い管にぶら下がって足をかけ
最終的には 足首をひっかけて
こうもりみたいに逆さにぶら下がっていました。
えええええええ！
ちょ･･･ちょっと なにやってんの〜！
で、腹筋使って 管に手をかけようとするのですけど
2、3回はうまくいかなくて
思わず ステージのやすおくんも
「あぶない、あぶない！ 支えて！」 って。
なんとか無事に降りてくることが出来ましたが
ほんまに無鉄砲というか、なんというか･･･。
ひやひやしますね〜。
そして、やすおくんは最後の
「やがて枯れゆく定めかな」 の後に
「だから花を咲かそう」みたいなことを言っていました。
バブル、やないか 「あぶく銭」 では、
「お金ほしい人 手上げて！」
「後ろも手あげてや。 上げるまでやるよ。
フラカンとガガガの時間が短かなるだけやからね。」
と、脅しもいれつつ、
♪ バブル バブル バブル
の始まりです。
呼ばれて出てきたジュリアナは
落武者のカツラに頭に矢がささっていました。
そいで 口のまわりにはひげ。
おかしいって、そりゃ。
笑いとまれへんわ。
「このへんに荷物置いてる人、ちょっとふみます、すみません。」
と言いながら ジュリアナは客席へ。
やすおくんが がんがん客席へ入り込んでいってる時
ステージで U太くんが ギター側のマイクで歌ってて
自分の前に集まってるお客さんに
「あっち見た方がおもしろいよ。」
と言っていました。
なんかそれ めっちゃおもしろくて
ツボにはまって わたしは笑ってしまいました。
やすおくんが
「みんなやってる？！ やってる人はすわって！」
すると みんな座ってしまって 立ってるのはやすおくんだけでした。
「ぼくだけやん！」
で、ひとりのお客さんに踊りを指導しようとしたら
やすおくんの頭の矢がとれて
「つけて！」
って、その人に言うたら
その人 自分の頭にそれつけたので
めちゃめちゃおかしかったです。
それで そこでフラフープです。
うまいですね、フラフープ。
今日は 真正面でフラフープの首回しを見たので
もうおかしくて おかしくて･･･。
圧巻ですね、あれ。
それで ステージにもどってきて
歌の最後に合わせて
目玉の飛び出た天狗の面 （ま、鼻眼鏡みたいなもんです） を
かけました。
このタイミングが抜群なのと
この天狗がめっちゃ似合ってたのとで
ものすごいおもしろくて
死ぬほど笑ってしまいました。
いや、しやけどね、
めちゃよかったんですよ、この歌。
何回も聴いたけど 今日は一番 響いてきた。
なんかね、そう、う―、
書いてるうちに どきどきしてきた。
あ―、あのやすおくんの歌声が 胸にがんがんよみがえってきた。
あ―、どうしよう―。
Endingから続けて
「熱い胸の底からの わお を込めて 『潮騒ぎ』〜！！」
いつもこれで後ろから突進してくる人いるけど
今日はおらんかったんかな、と思ってたら
やっぱりおったらしいです。
なんかこのへん やすおくん ダイブしてたなあ。
ふと気付くと 黒のブリーフになってて
真ん中に赤で 「平和！」 って 書いてあった。
もちろん 笑いました。
これも すごい盛り上がってました。
ふたたび まさやんがお客さんのとこにおりてきて
なんかしてたけど よく見えなくて
結局 自分の歌のパートまでにステージに帰れず
お客さんが （いや、わたしもですけどね）、
誰もいないマイクを指差しながら
「思春期の空に舞う ひらひらもんしろちょう」
って 大合唱してたのが おもしろかったです。
最後は 「ハワイアンブルーのある風景」。
後でグレートさんが 「名曲」 っていってたけど
ほんまにそう思います。
泣けます。
この歌の前にMCで
「手塚治虫が こどもはふたつ夢を持たなあかんって言ってました。
ひとつが壊れても もうひとつがあるように。
ぼくもふたつ夢あって
ひとつはバンドをがんばっていくこと、
ひとつはすきな女の子がいてその子とうまく行けばいいなあ、って。
でもバンドをやってるとなかなかうまくいかないもんなんですよね。
それで････
･････バンドをがんばっていこうと思ってます。」
それで歌が始まりました。
ほんまにええ歌やと思います。
家で聴いてるとわたしは必ず、
「ちぎれ雲寂しくて 日暮れには口笛を」
のところから涙が出てきます。
「でもねふたりの思い出は ふたりだけのものだから
それだけは抱いててね」
のところも めっちゃめちゃすきです。
セリフはもう涙止まらへんくらいすきです。
それから Endingの やすおくんの
♪ 廻る 廻る 廻る 廻る･･･
ってところ、
すさまじく音はずれてること多いけど
そのはずれ具合が すごい胸に突き刺さってきます。
なんか 不思議ですね、
わたしも なんでこんなに感動してしまうのか
全然わからなくらい 感動してしまいます。
四星球はこれで終わりました。
とてもいいライブだったと思います。
やはり地元の盛り上がりもあったとは思いますが、
すごく気持ちが入っていて
こちらに伝わってくるものが明確だった
感動のライブでした。
終わるなり すぐに次のライブに行きたくなるくらいでした。
ほんとにいいアクトだったと思います。
（続く）
| 2007年02月10日(土) | ◎笑福亭福笑一門会＠天満天神繁昌亭 |
二度目の繁昌亭。
今夜は 笑福亭福笑一門会です。
一門会といっても お弟子さんは笑福亭たまひとりだけ。
こんな地味な一門会、ほんまに成り立つんかいな、
と思っていたら、
なんとまあ、SOLD OUT。
当日は 1階は補助席、2階は立ち見がぎっしりという
大盛況でした。
わたしは こんなに福笑さんが人気あるなんて
全然しりませんでした。
ほんと びっくりです。
最初は お弟子さんのたまさんです。
福笑さんに弟子入りして
こうしてやってこれてる、っていうそれだけでも
この人 なかなかの人やで、
と思っていたのですけど
ほんまになかなかでした。
演目は 「くっしゃみ講釈」。
偶然ではあるのですが、
この講釈師に恋路をじゃまされた男が
逆恨みして
講釈師の前で 火鉢に唐辛子を入れて
くしゃみを出させ 講釈を邪魔するという
ま、どたばたものです。
講釈をしながら くしゃみをするところが面白いんですけど、
たまさんの演じ方が そこんとこ すごくかわいくて
好感を持ちました。
この方、なかなか端正な見栄えで
声の感じは 小枝さんに似てるかなと思います。
どたばたものなのに
どことなく品があって 理知的な雰囲気があって
あとで知ったんですけど
京大卒なんだそうです。
なるほどね。
京大出て、福笑さんに弟子入りか。
ここにも 親を泣かせたやつがいるわけや。
たまさんの着物は 紅色で 半襟が黒、帯がチャコールグレーでした。
さて 次は笑福亭福笑師匠！
「佃くずし」 のお囃子に乗って
パステル調の黄緑 （地模様がはいってました） の着物に
レモンイエローの羽織で 福笑さんが登場すると
やんややんやの拍手喝さい！！
高座に座っても 全然拍手は鳴り止みません。
福笑さんが まあまあまあ･･･みたいに
手で拍手を制して ようやく鳴り止みました。
なんか ものすごい感動しました。
こんなに愛されてる噺家さんとは 知りませんでした。
一席目は 古典落語で 「江戸荒物」。
江戸帰りの男が 江戸っ子を装って荒物屋をやる噺です。
そしたら ほんとの江戸っ子がやって来て
「てめえんち たわし あるかい。」
って言うんですが、
その頃の大阪では たわしのことは
きりわら、って言ったそうで
たわしがなんだかわからなくて あたふたするみたいな、
そんな噺です。
福笑さんのエセ江戸弁が おもしろかったです。
次は 再びたまさん。
着物は 白と紺のおおきなストライプの羽織と着物、
羽織のふさは 赤色です。
なんか すごい派手でびっくりしました。
着物もネタなんかなあ、と思いました。
で、噺は 「船弁慶」。
これは こわ〜いおかみさんを持った男が
友人に誘われて
友人にうまいこと言うてもらって （つまりウソついて）
難波橋へ夕涼みの舟遊びに来るのですが、
酒に酔って 船の舳先で踊っているうちに
たまたま通りかかったおかみさんに見つけられて････
みたいな噺です。
噺は知っていたのですが、
生で聞いたのは初めてでした。
たまさん、もうからだを張っての大熱演。
こんなに派手な噺とは知りませんでした。
ていうか、福笑版「船弁慶」が
ハイテンションなのかもしれません。
もう 終わりの方は 演技も入っていたとは思いますが、
息も絶え絶え状態でした。
そして サゲを言ったあと、
少しふらつきながら 帰って行かれました。
さすが 福笑さんのお弟子さん、
学歴があって 品があっても
破滅のにおいがしますねえ････。
ああ、そうそう、
さっきの着物のことですけど、
この噺は夏の話で
「あ〜、暑いなあ！」
って うちわを使う所作の時などには
ストライプの着物が 涼しげな浴衣に見えました。
ああ、そのへんのこと考えてはったんか、と思いました。
で、もう一回、福笑さん。
今度の着物は 先とおなじ黄緑にグレーの羽織でした。
噺は 新作落語で 「ミナミの旅」。
おっちゃんがふたり、
アメリカ村へジーパンを買いにいく話です。
そこで いまどきのミナミの風潮に
怒り、怒鳴り、説教するのです。
ラーメン屋のところがおもしろかったです。
行列の出来ているラーメン屋で
「チャーシューメン。」
と注文すると 店員さんが
「うち、ラーメンだけなんです。
みな 承知で来てくれてはるんで。」
というその言葉に キレる、キレる。
「なんや、そのものの言いよう。
ほんなら おまえとこは知ってるもんしか来られへんのか！
一見さんお断りか！
それならそうと 書いとけ！
せやなかったら
すんません、うちラーメンしかやってないんですわ、
って それくらのことが言えんのか！」
さんざん怒ってビビらせて
「わかったら 豚饅としゅうまい 持って来い！」
連れの方が
「おい、ラーメンしかない言うてるがな。」
と言うと、
「ここ まっすぐ行ったら右っかわに 551の蓬莱ある。
出前してもらえ。」
と、もう最後はめちゃくちゃです。
でも、わかるわあ〜、この気持ち。
客の方が びくびくしなあかん店、結構あるもんねえ。
なんでやねん、って思うねんけど。
なんかね、これ聞いてて すかっとしました。
しっかし、PUNKやわ、この人。
だいすき、やっぱり。
で、中入りがあって、最後は福笑さん。
上品なレンガ色の着物で登場。
演目は古典で 「ちしゃ医者」 です。
実はね、この噺、
数ヶ月前に別の演者で聞いたんですよ。
これも かなりめちゃくちゃな噺で
すっごい藪医者が
肥えたんごかかえて 籠にのるはめとなって
籠がゆれるたびに たっぷん･･･。
「うわ〜、顔についた〜！」
最後は 間違えて
その桶の中に 頭突っ込まれて―････。
ひえ〜、なんちゅうきたない話や〜！！
それで その数ヶ月前の時は
いったいまったくどないな話やねん、
なんかきたなすぎて もうええわ、って
ちょっと うんざりしたんですよ。
で、演目みたら 今日も 「ちしゃ医者」 があって
わたしは おいおい、またかい、って思うと同時に
もし今日この噺で わたしが笑えたとしたら
それは 一にも二にも福笑さんの腕やな、
さあ、いったい どんなもんやろ、
と ある意味 楽しみにしていました。
果たして。
笑いました、思いっきり笑いました。
お腹かかえて 大爆笑しました。
噺の途中で福笑さんは
「こういうきたない話は とことんまでいかなあかんねん。
中途半端にやると ぷ―んとにおいますねん。
最後まで振り切ってしもたら
かえって いいにおいしてくるねん。」
と言うてはりましたが、
ほんまに その通りをでした。
そのとことんいったきたなさに
あるところで見かけたブログには
「神々しささえ感じる」 と書かれていましたが、
まさにそんな感じでした。
ほんまにそんな感じでした。
もうこれで決定です。
わたしは 笑福亭福笑師匠がだいすきです。
いや、惚れました。
身も心も捧げつくします！
追伸・こんな噺家さんを選んで弟子入りした
たまさんも だいすきになりました！
| 2007年02月03日(土) | ◎GELUGUGUワンマン＠なんばHatch |
やっとこさ発表会が終わって
ほっと一息。
帰りには みんなケーキを食べに行って
打ち上げをしました。
その後、なんとなく思いついて
GELUGUGUのワンマンに行ってきました。
わたしはスカは ゆるい目がすきなんですが、
なぜだか スカパンクみたいなのはだいすき。
このGELUGUGUも対バンで一度聴いてから
すっかりすきになりました。
なんちゅーても ボーカルのげんさん、っていうの？
この人がおもろい。
今年36歳なんだそうですが、
ほんまにおじさんの魅力ですよ。
あ、いや、渋いんじゃないですよ、
ほんまにおっちゃんなんです。
なのに歌いだすと これが、
ダミ声で なんかもう めちゃすてきなんです。
それで とにかくMCは爆笑もの。
突っ込みがベースの人なんですけど （漫才かい？） 息がぴったりです。
なんでもこのベースの人、
今日が誕生日で その話題をふられて
「出てくるんやったら ここちゃうの。」
ってケーキの登場をほのめかし、
げんさんも そでに引っ込んでいったんですが、
そのまま 手ぶらでもどってきて
「手ぶらやん？！ ケーキ ないん？！」
「なかったみたい。」
「なんで？！」
「いや、なかったで。」
「おれ、今日楽屋にケーキらしいもんあっても
気付かんふりしとこ、思っとたのに
ほんまにないん？！」
それから アンコールの時は
みんなでロケット風船飛ばしてお祝いしたんですけど
「やっぱりケーキ ないん？！」
「ないなあ。」
「さっきから時間あったやん？ 誰か買いに行けたんちゃうん？！」
「いやあ、行ったんやけどな 不二家しか開いてなかってん。」
「不二家 開いてへんやろ？！」
また なんかのMCの中では
げんさんが ベースの人に向かって
「おんなじバンドにおるからって
すきとは限らへんで。」
って、もう爆笑してしまいました。
あ、またMCのことばっかり書いてるわ。
音楽はね、ほんまに御機嫌です。
曲名知らんから 書かれへんけど
もうひとりでにからだが動いてしまうような
とてもすてきな音楽です。
ワンマンのプレゼントで
ミニアルバムをもらってんですが、
もう今朝からずっとリピートしてます。
また機会があったら
ぜひ行きたいバンドです。
そうそう、ゲストで
キャプテンズの傷彦出てました。
すてきでした。
失神もしてました。
ワンマン 行こっと。
マーサス サウンド マシーンの
VO.とギターの人も出てました。
ギターの人は ギター持ってこんでええ、って言われて
旗振りをやらされてました。
いろいろお友だちがいっぱいのバンドですね。
とってもいい感じ。
ほんまに楽しかったです。
これは ライブハウスのホールに入るところでもらった
クラッカーと紙ふぶきとロケット風船です。
ファンの方が配ってはったみたいです。
わたしはどこで使うかわからなくて
そのまま持って帰ってきたわけですが、
いいですね、こういうファンのいるバンドって。
