index｜rew｜ff
| 2007年01月22日(月) | ◎セックスマシーン初ワソマソ＠神戸スタークラブ その�� |
2部が始まる少し前、
またやすおくんが出てきて
「たくさんの人ですね〜。
チケットSOLD OUTらしいですよ。」
と言いました。
ひえ〜、SOLD OUTなんか〜。
そりゃ いっぱいやわな。
わたし スタクラでのSOLD OUTって初めてです。
メンバーもうれしいでしょうね。
で、もーりーが新しい衣装を考えてる、とか
なんか そんなフリがあって
もーりー登場。
後ろだったんで なんかよくわからなかったんですが、
黒のスイムスーツみたい服着て
フロントのジッパーを上げ下げしてました。
それから 受付で渡されたセンター入試問題の解答解説がありました。
グラフ問題を解くコツは
「極端なやつをはぶいて あとは鉛筆を転がす」
だそうです。
野菜のシルエットみたいなのが載ってる問題は
「この中でエロかわいいのは どれでしょう。」
だそうで、
「答えはやっぱり マッシュルームだな。」
すると やすおくんが
「たまねぎもちょっときますね、きゅっとしたとこが。」
「おまえ、きゅって よう言うよな。 徳島弁で。」
とかなんとか そんな会話があったように思います。
そして 電気が消えて 第2部の開始です。
またもや しゃとざはー！ と音楽が流れて来て
元気いっぱいキレたメンバーが登場してきました。
で、「君らにこの歌を贈るぜ―！！」 って言って
「サルでもわかるラブソング」 が始まりました。
これを歌う前だったか あとだったか忘れましたが、
「みんな 疲れてる―！」
「いぇ―！ ・・・い、いぇ―！ みたいに反応が遅い！」
「テンション上げて―！！」
と叫びながら
「あ、もしかして おれが疲れてる・・・？」
とか 言ってました。
とにかく もうこのあたりは モッシュ＆ダイブの嵐です。
つくづく 後ろにいてよかったと思いました。
「伝えたいことがないんだ」 の前には
伝えたいことがなくなった話が 結構長く続きました。
これを話す時 たいてい、
ものすごくマジ入るし、長くなるし、
何度も同じことを 力をこめて話したりします。
東京から帰ってくるときの朝焼けは
ほんとうに彼の心に つらく悲しく沁みたのでしょうね。
それから 今日は歌わないけど、って言って
新しい曲に ねじれた関係の歌もあるらしいです。
すれちがい始めた二人の関係は ねじれた関係、
平行じゃないが 交わらない、
のだそうです。
いや〜、さすが 数学的ですね。
あ、そう言えば さっきの入試問題、
数学のを持ってきたかったけど、
まだ新聞に公開されてなかったとのことでした。
「数学の解説して
みんなに数学の楽しさを知ってもらいたかった。」
と ちょっと泣き入って言ってました。
・・ってことは 当たり前のことですけど
こんな入試問題は 全然平気ですらすら解けちゃうってことですよね。
すっげぇ・・・。
それから もうどこらへんで歌ったのか、
まったくわかりませんけど
「おれは ほんとに自分のことしか歌にできなくて
たまにそうでない曲を作ると
ほんとに意味のない歌詞になってしまう。
この曲もそんな曲で ライブのどこに持ってきても浮いてしまう。」
と言って
「メッタメッタのバッタバッタのギッタギッタのケチョンケチョン」
を歌っていました。
うわ〜！ うれし〜な〜！！
むちゃすきです、この歌。
聴きたかったです〜！
この前カラオケでこの歌を歌ったら
「なんかこの人の言うこと すっごい当たってると思う。」
って しみじみ言ってた友人がいました。
意味ないことないですよ、森田さん！
それで この歌のあとに
「僕は変態」
を歌いました。
いやいやいやもう、どうしよう。
すっごい聴いてみたかったけど
聴けることなんかあるわけないやん、って思ってた曲じゃないですか。
わたしはこの曲の
「僕はマゾでへんたいぃぃ。」
のところで 必ず笑ってしまいます。
それから
「今はさなぎ じゅんびちゅっ！」
って歌い方が だいすきです。
うわわわわわ、聴けちゃったよお！
2部の最後は キーボードを持ってきて
「旅情」 を歌いました。
歌う前に 情熱大陸とか 魔女の宅急便とか弾いてましたけどね。
で、
「これはわかりにくい歌かもしれない。
失恋してひとりで旅に出て
そこで寂しく思うのは 君がいないからじゃなくて
家から遠くはなれているからだ、って思うって言う
そういう歌だ。」
と言ってました。
前にも書きましたが、
わたしは 同じような体験があるので
ある意味 どれよりよくわかります。
とても感情移入できる歌です。
最後の音の余韻を楽しみながら
「・・・・第2部終了、 第3部スタート！！」
って叫んで またまた
「サルでもわかるラブソング」 が始まりました。
なんかもう めっちゃ楽しくなってきて
前の2回にも増して
「へいっ！！」 って 手を上げてました。
ああ、ああ、そうそう、
「死んじゃって頂戴」 も歌ってました。
ものすごい盛り上がりになってました。
この歌いいですね。
セクマシの核になってる歌だと思います。
サウンドも歌い方も曲の仕上げ方も
そしてセクマシたるものも。
よくわからないんですが、
この曲って 一枚目のアルバムのTOPに入ってるじゃないですか。
なんかわたしには
エレファントカシマシの 「ファイテイングマン」 みたいな
そんな存在に思えます。
「え〜、アンコールをおいて （ここでちょっとにたっ・・・）、
あと2曲になりました。」
「ええええええ〜〜〜っ！！」
「いいじゃないか！ アンコールやるっていってるしぃ。」
そんなことを言いながら
「安全地帯」 が演奏されました。
思えば 初めて覚えたセクマシの歌はこれでした。
よ〜し、もう大声で歌うぞ〜！！
最後は 「女心と秋の空」。
これで終わりか〜。
い、や、だ〜 い、や、だ〜 いっ、やっ、だ――っ！！
大きな拍手に続いて アンコールの拍手。
アナウンスで 「もっと！ もっと！ もっと！」 と
あおる声があって
スタクラ内は ほんとに大きな拍手が響いていました。
歓声の中 再びもーりーの登場です。
「君たちが大声に弱いということがよくわかった。」
とか言ってたら 右側の足場のところから
「ワンマンおめでとう！！」
と言いながら 松原さんが花束を投げました。
びっくりした顔のもーりーは
もういっぱいの笑顔で それを胸に抱いていました。
それへお客さんの 『もーりーコール』。
ほんまに感激いっぱいで 半泣きになってるもーりーでした。
「うわ・・ うれしいなあ。
素にもどってしまう。 やば。」
「4人で山分けします。
ドラムには かすみそうを。
彼には華があるので かすみそうが映える。」
というようなことを言っていました。
それからこれも どこらへんで言ったかわからなくなりましたけど
「ファッションも工夫を重ねた結果 こうなった。
かっこいいロックバンドを目指していたはずだが
いつのまにかこうなっていた。
四星球も かっこいいロックバンドを取り違えていると思う。
これからロックをやる人は 気をつけるように。」
という御注意がありました。
で、演奏されたのは 「勇気100%」。
もう大合唱になってました。
この歌のあと、
「みんなが楽しいから あと2曲やっちゃうぜ―！！」
って言って 「まわり道」。
も、も、も、も、ほんまどうしよ！
これも すごいすきな曲で 1回聴いてみたかってん！！
「あれこれなんやためこんでないで
もんくあるなら ぐちこぼしゃいいだろう」
この言葉のリズムと歌のリズムの乗せ方が
めっちゃいいですね。
森田くんは 数学専攻のようですが
こういった言葉の選び方をみると
文学的にも すぐれた感性を持ってるなあと思ったりします。
そして最後は
「また会おう！ 約束したぜ―！」 と絶叫したあと、
「Jフォンはボーダフォンになりました」 でした。
で、演奏が終わって Endingの音楽が流れる前に
お客さんの大きなアンコールの声と拍手。
ちょっと驚いた顔でしたが、
「音楽止めてください。」 って言って
「ばっちりのタイミングだったなあ。
アンコール3曲やっても まだ来るか。」
ってうれしそうにいうと
店長が上から
「やめさせへんぞ―。」
「朝までやれ―。」
森田くんは ほんとに
ちょっと困りました、くらいにうれしそうな顔で
どうしたらいいのかあな、みたいに会場を見回していました。
で、メンバーの方を振り向きながら
「花束 うれしかったなあ―。」
って 独り言のように言いました。
そして もう一回前向いて
「ほんとに・・・ もう・・・ うれしい・・・ な―っと！」
この 「な―っと」 が 照れててすごいかわいかった。
「さっきの花束で素にもどったのが 尾をひいている。
最後は ぴょんぴょん跳んで終わることにしよう。」
そして 何か言おうとしたところに
お客さんが 「いぇ―！」 って叫んだので
「いいこと言おうと思ったけど やめた。
いぇ―ぃ！ でいく！ いぇ―い！！」
「いぇ―ぃ！」
「もうこうなったら どうしようもないぜ！」
って言って 「電車」 です。
今日、この歌ないなあ、歌わへんかってんなあ、って思ってたから
ものすごくうれしかったです。
サビのところでは
ふと見ると やすおくんがダイブして
転げまわっていました。
めっちゃうれしそうでした。
Endingの曲は 「ALWAYS」 でなくて
シカゴの曲でした。
スタークラブの人たちやら
お手伝いに来てくれたお友だちとかに御礼を言って
「腕を折ってるのに来ているやつ （いたんです、そういう人が）、
足折って まだリハビリが1ヶ月残ってるのに
ぴょんぴょん跳んでライブやってるやつもいるが
ほんとにありがとうございました。
またライブハウスに遊びに来てください。」
その言葉で 初ワソマソは終わりました。
あっという間の2時間半でした。
暑かった、疲れた、 でも 最高に楽しかった！！
こうやって飽くことなく
2時間半もセクマシを聴き続けてみると
日頃 30分くらいのライブで満足してたことが
なんだか 嘘みたいに思えてきました。
決して 30分のライブがあかん、ってことではなく
ワンマンでも充分に楽しませることのできるバンドなんだと
しっかり確認できたのがうれしかったです。
瓦版にも書いたように
ワンマンばっかりで ライブ自体の本数が
減っていってしまうのはいやだから
ワンマンと対バンとうまくバランス取りながら
これからやっていってくれたら
言うことないなあ、って思いました。
しかしなあ、このバンドは
ほんまにおもしろい。
ほんで 良心バンドやなあ。
いい人たちといっぱい繋がってて
繋がってきた人たちをいい人にしてしまう
人と人との繋がりにおいては
ほんとに 素晴らしい天性を持ったバンドだと思いました。
いい人どまりかもしれないけど
めっちゃかわいい人やね！
| 2007年01月21日(日) | ◎セックスマシーン初ワソマソ＠神戸スタークラブ その�� |
すっごい楽しみにしてたんですよ。
ほんとに 楽しみにしてました。
で、スタークラブに着くと 数人の人が並んでて
なんかしりませんが、受付のところで
「これ ライブで使うそうです。」 って
プリントを渡されました。
センター入試問題でした。
これ 解かされるかな〜。
心配やな〜。
スタークラブはかなりの人が入っていましたけど
まだまだどんどん人が入ってきて 満員です。
スタッフの人が
「少しずつつめてください。
今日は ぱんぱんになる・・・かな？」
とか 言ってました。
この人は
「荷物預かります。
500円くらいです。」
くらい？ くらいってなに？
「人によってちがいます。」
とか言ってました。
もう 始まる頃には ほんまにいっぱいで
避難のつもりで ドリンクカウンターの前にある
金網パーテーションのところにいたら
そこからでられなくなりました。
でも そこは 前にテーブルがおいてあって
結構視界は効くんで （酸素もたっぷりだし）
今日は ここで見ることにしました。
はっきり言って むしろサルでした。
客電が消えて 会場がわき、
さあ！ いよいよや！ と しゃとざはーを待つ体勢になっていたら
出てきたのは やすおくんでした！
きゃ―！ やすおくんや―！ うれし―！！
前説ということです。
なんでも 今日決まったらしくて
やすおくんは 家庭教師をさぼってきたそうです。
で、4人のアンケートを読み始めました。
まずは意気込み。
とっきぃ 「がんばってください」
もーりー 「がんばってください�◆�
たっち 「四星球には負けません」
「たっちさんは この程度ことしか書かれへんねんな。」
今年の目標
もーりー 「核兵器をなくす」
たっち 「そうりだいじん」
「なに 書いとるねん。 しかもひらがなで。」
すきな漫画
もーりー 「三国志」
まーちゃん 「三国志」
たっち 「三国志」
とっきぃ 「ああ女神さま」
それから 初ワソマソということで
プレゼントもありました。
まーちゃん 「なんやったか忘れた」
もーりー 「ライター」 「プリキュアシール」
たっち 「ない」
とっきぃ 「日経ビジネス」
オークションとかいいながら
最初にでっかい声で 値段を言ったものがせり落とす、と
いうようなものでした。
そして いよいよほんとの しゃとざは―！
うっわ〜、もうどっきどき！
あ〜、たっち ネクタイしてる〜！
わ―！ わ―！ もーりー！！ わ―！ わ―！！
「音楽STOP！！ いえ―ぃ！！」
そりゃ 今日は盛り上がってますよ！
「あ― もうおれ なにがなんだか わからない―！！」
「ワンマンの楽屋は 孤独だ―っ！」
あ―、なるほどな、自分らだけやもんな。
なんか この発言 妙に初々しかったです。
「今日は親戚もきている。
おれには いとこが20人いる。」
ちょっとお客さんがざわざわ・・・。
「そんなに珍しいことではない。
おれのいとこも いとこが20人いるって言ってた。」
・・・・・。 ・・・・・。
「・・・今のは何がおもしろいかわかるか？
つまり おれにいとこが20人いて そのいとこにも――。」
説明が続く。
すべってるって。
で、これは もう少しあとで言ったと思うんですが、
帰ったら たけちゃんのバンド わ―ってやってた、とか言われる、
みたいなことも言ってました。
それから 今日は3部構成で
1部が終わるまでは ビール飲んじゃいけなくて
1部が終わったら ドリンク交換にいきなさい、とのことでした。
「そしたら 君らの喉も潤うし、ライブハウスも潤う。」 って。
で、2部は酔っ払ってたら テンションも上げやすいだろうって。
そして
「プリキュアのシール もらってもらってありがとう。
手帳もプリキュア使ってるんだ。」
え・・・。
あのシール、ネタちゃうかったん？
そんなこんなで 1曲目、
もちろん 「サルでもわかるラブソング」 です。
もうここからめっちゃ楽しい！
わたしは手を上げると 金網にぶつかりそうになるんですが
そんなこと言ってられないです。
え―と 1曲目はちゃんとわかってるんですが
あとはもう 曲順 ええ加減です。
思いつくままに書いていきます。
「ネクラ」 の時には
「大切な日曜日を無駄にしてしまった君たちに。」
って言ってました。
「ラブ イズ オーヴァー」 は
「君らに英語がわかるかどうか 知らないが。」 的なこと言ってました。
「TOKIMEKIたいんだ」 は
「ライブであまりやったことない。」 って言ってました。
で、メンバーにも 「準備OK?」 みたいに確認していました。
わたしもこれ、1回しか聴いたことありません。
さすが ワンマンメニューやね。
わたしはこの歌の
『こう言っちゃなんだけど 君をしあわせにできるよ』
のところの言葉の乗り方が とてもすきです。
「報われないぜ」 のあと、新曲がありました。
「バンド名変えたい」 という歌で
こんなバンド名をつけてしまったばっかりに
おかあさんには怒られるし
すきな子に言いづらいし
NHKには断られるし、って。
で、おかあさんの話をしてましたが、
このおかあさんが 500ｇ減っただけで
「やせた？」 って聞くそうです。
「変わってないよ、って。
5�垳困辰燭藏気┐討�れ、って。」
それで
「セックスマシーン」 っていうのが
ジェームス・ブラウンからきているという話をしても
おかあさんの中では
セックス＝悪 なんだそうです。
「こいつ （徳本さん） の中では
セックス＝善 だがな。」
それもどうやねん。
そうやって始まった歌でしたが、
始まってすぐドラムが まちがえてしまいました。
「あやまれ、あやまれ、無音ダイブしろ！」
と言われて 徳本さんは身投げのようにダイブしてました。
ここらへんでしたか、曲が終わるやいなや、
お客さんが 「あつい！」 と言いました。
「あついな。 それはみんなの心の叫びだ。」
「あつくない人！ ・・・いない。
君の思いは 共感された。
では 新曲 『あつい』。
ドラムスタート！」
おもろい。 このネタ わたしすきやで。
「前に 『飯がうまい』 という新曲をやったが
もろに ミスチルのパクリだった。」
らしいです。
そして ほんとに新曲 「わかんないんだ」。
「めがねにおさげ」 とか 「泣いて’99」 もやりました。
「いい人どまり」 もありましたよ。
どこらたりで言ってたか わからなくなりましたけど
「この間親戚に いつ就職するの、って言われた。
友人には 君はおっきなあかちゃんだね、って言われた。」
と言っていました。
なんかね、こうせつないものが瞬間漂いました。
こうして ワンマンやって
ある意味 自分のやってることに確信は持てても
それが世間じゃそういう評価にもなりかねないってことですよね。
夢を追っていくのは 素晴らしいことですけども
反面 とても残酷で 苦しいものでもあるのでしょうね。
だけど こうやって
ただただ 一生懸命にやっている姿は
なんだか 久々に見る清々しいもののように思えました。
ちょっと胸が痛くなりました。
1部の最後は 「悶々NIGTH」 でした。
かなり がなって歌ってきてましたが、
バラードでも ちゃんと声が出てて
とてもよかったです。
シャウト、はっきり言って
CDでは 中途半端な感じするんですけど、
今日のは よかったです。
生の方がいいね。
Ending、ギターソロになるんですが、
これが めっちゃ長い。
後ろでもーりーが
「もっといけ―！」 「チョーキング、チョーキング！」
で、チョーキング入れたフレーズ弾いてると
「古い、なんか古い！」
一度 終わりそうになってから また弾きだすと
「おお！ 不死鳥のようだ！ 不死鳥だ！」
「まだまだおわらない！」
と 叫びまくっていました。
これで 1部終了です。
人の流れに乗じて 金網から抜け出そうとしたのですが
友人によると 意識なく運び出された人がいたそうで
たぶん 暑さと酸素不足だろうとのことでした。
これは おとなしく酸素の確保できるここで
2部も見ることにしよう。
そう決心したので
今まで 視界を少しばかり遮っていた
パーテーションに干してある
ハイネケンのタオル （スタクラ備品）を
勝手に片付けさせてもらいました。
（続く）
| 2007年01月11日(木) | ◎壽初春大歌舞伎＠大阪松竹座 |
職場で歌舞伎の切符が 割引で買えたので
いつもお世話になってるおばあちゃんを誘って
松竹座に歌舞伎を見に行ってきました。
文楽や狂言は しょっちゅう通ってるわたしですが
歌舞伎は初めて。
なんか わくわくです。
最初は 「毛谷村」。
幕が上がって 剣術試合の場面が現れた瞬間、
「あ、わたし 歌舞伎すきになる。」
って思いました。
なんだかわかりませんが、
舞台の様子、役者さんの型、全体の雰囲気、
それが 心にびしっと響きました。
舞台の右に文楽で言うところの床があって
義太夫が語られてました。
で、わたし イヤホンガイドを借りてたんですけど
なんか義太夫や役者さんのセリフに集中できなくて
もう筋とかそんなんわからなくてもいいから
両耳で 直に聞こう、と思い、
イヤホンをはずしました。
うん！
これの方がずっといい！
生で聞いてりゃ、
そりゃなんて言ったって日本語やもん、
なんとなく筋はわかるもんですね。
で、これに2歳くらいのこどもが出てたんですけど
これがまあ かわいいのなんのって！
こんなに小さいのに
ひとりで花道通って登場してくるんですよね。
すごいもんやなあ、日本の芸能は。
次は 「勧進帳」。
これはお話は知ってるものの、
武士言葉のせいか 言葉の意味がわかりづらかったです。
でも 弁慶の所作やにらみ （・・っていうんですか）は
すごく素敵でした。
そして 「封印切」です。
これは 何度も文楽で見たことあります。
でも 藤十郎の忠兵衛が出てきた時 びっくりしました。
色男役なんだけど
結構ちゃらちゃらしてて
なんだか軽いノリで
え？ これが忠兵衛？
文楽では 忠兵衛は情けない男ですけど
凛としたところがあって
悲壮感漂う感じがするんですが
こちらは 冗談とばして
うじゃうじゃしてて
いちゃいちゃしてて
なんかイメージがちがいました。
でも だったらいやだったのかというと
そうではありません。
そんな男が プライドと恋しい人をかけて
破滅の道を突き進んでしまう
その心の動きが 生々しく伝わってきて
胸を打ちました。
粋と色気とユーモアの中の悲劇に
気がつくと すっかり捕らわれていたわたしでした。
でも 文楽の 「封印切」 もだいすきです。
当たり前のことですが、
歌舞伎は 人がやっている分、人間っぽさがあります。
文楽は もっとシンボリックで 硬派な感じがします。
ああ、どうしよう！
どっちもだいすきです。
またひとつ 道楽が増えてしまった・・・。
追記1 文楽の新春公演も 「冥途の飛脚」です。
こうなりゃ見に行きたい！
追記2 おばあちゃんが
はり重のお弁当をおごってくれました。
大阪にいながら食べたのは 初めてでした。
おいしかった！
| 2007年01月07日(日) | ◎エレファントカシマシ新春ライブ＠なんばHatch/ZeppTokyo |
字数オーバーでしたので
リンク貼っときます。
新春ライブレポ なんばHatch / Zepp Tokyo
| 2007年01月06日(土) | ◎エレファントカシマシ新春ライブ＠なんばHatch/ZeppTokyo |
字数オーバーでしたので
リンク貼っときます。
新春ライブレポ なんばHatch / Zepp Tokyo
