気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2006年08月27日(日) |
メガマサヒデ、怒髪天、騒音寺、50回転ズ@神戸VARIT |
楽しみです!
| 2006年08月26日(土) |
◎ワタナベフラワーワンマンライブ@神戸スタークラブ |
今日は ワタナベフラワーのワンマンライブの日です。
思い返して見れば 去年の GOING KOBE で 初めてワタフラを見てから ちょうど 一年が経ちました。
ワタフラも この一年で 大きく環境が変わりましたが わたし自身も ワタフラに出会って 大きく生活が変わったなあ、思います。
そんなことを思いながら 三ノ宮に着いたのは 開場時間の少し前。
いつものように スタクラに向かって歩きながら なんだか いつもとちがうことに気付きました。
というのは 普段は スタクラに向かうのに 信号をひとつ越えると ほとんど 人はいなくなります。
歩いてるのは わたし以外は まあ2、3人というところでしょう。
ところが 今日は かなりたくさんの人が それも たぶんスタクラへ行くんだろう、って思える人が 高架沿いの道を歩いているのです。
ちょっと驚きました。
そして スタクラに近づいて もっと驚きました。
スタクラの前 人があふれてるのです。
こんな光景は見たことがありません。 しかも 拡声器を使って 店長自ら 人員整理を行なっているではありませんか。
ほんと びっくり!
わたしたちは ちょっと恐れをなして その場所を離れ お茶で 一息ついてから 改めて ライブハウスに向かいました。
ライブハウスは もういっぱいでした。
わたしたちが入ってからも まだまだ 人がやってきます。
レコ発ファイナルで ワンマンということもあるでしょうが すごいファンが増えたんですね〜。
クマちゃん うれしいやろなあ。
ハコの中は 提灯がいっぱいで う〜ん、お祭りっていうよりは ビアガーデンみたい。
だって 提灯に 「アサヒビール」 って 書いてあるねんもん。
流れているBGMは ドリフターズで 「はじめての僕デス」 が流れた時は 狂喜してしまったわたしたちでした。
しかし ライブハウスは どんどん混んできます。
かなり ぎゅうぎゅう詰めで
これで クマちゃん 出てこれるんかなあ、 「わ―い」 って できるかなあ、
って 心配になるくらいでした。
さて ライブが始まると まず出て来たのは 半被を着た3人のメンバー。
むさくんなんか 豆絞りを頭に巻いています。
そして ♪ライブがはじまる〜 の歌の中、 あれ!
永島さんが 出てきた!
なんで、なんで?
クマちゃん どうやって出て来るの?
と思ってたら いつものように 後ろから 肩車で登場です!
肩車してるのは だれ?
それは クマちゃんの弟の優心くんとのことでした。
うわ〜、家族総出やんか〜。
ところが 家族どころではありませんでした。
クマちゃんのおばあちゃんまで来ていて こりゃ 親戚総出ですよ。
すっごい!
さすが メジャーデビュー後のワンマンですね!
ライブは 「わ―い」 で始まりました。
思えば ワタフラとの出会いも 「わ―い」 からだったなあ。
もう ライブハウスは ほとんどの手が上がっていて クマちゃんが からむ必要もないほどです。
シャボン玉のところでは 2階の足場みたいなところからも シャボン玉をとばしたりしていました。
それから クラッカーも鳴らしました。
これって、12月のワンマンの時もやったなあ。
12月のワンマンにくらべると すごく疾走感のある 勢いいっぱいのライブだったと思います。
やはり クマちゃんやワタフラの 大きな夢が ふくらんでいく、 ちょうど その過程の真っ只中って 感じがしました。
新しい歌も 少し前の歌も どれもが きらきら輝いているように思いました。
ワタフラのこんな時期に立ち会うことが出来て わたしは とてもうれしいです。
いっぱい汗かいて 楽しんだライブでした。
でもね、ちょっと あの12月のワンマンの雰囲気が 懐かしかったりもしました。
あの時 ずっとこんなライブが 続いていくんだと思ってましたから。
でも あんなライブがあったからこそ 今 一生懸命突っ走ってる きらきらのクマちゃんが いるんだろうなあ、と思います。
これからも もっともっと たくさんの人たちの前で いっぱいいっぱい 歓声をあびて 元気に演奏し続けるワタナベフラワーであってほしいと願っています。
| 2006年08月25日(金) |
THE NEATBEATS、花団@神戸スタークラブ |
これから書きます。
| 2006年08月14日(月) |
ワタナベフラワー@福島2nd LINE |
楽しみです!
| 2006年08月13日(日) |
◎セックスマシーン@神戸スタークラブ |
1ヶ月ぶりのセクマシライブです。
わたし、 怪我も病気もしなかったし、 心も病まなかったよ!
場所は ステージ向かって 左側の端っこのほぼ最前あたり。
今日は 女の子が多いんで 大丈夫とは思うけど 真ん中は いつモッシュが起こるかわからんもんね。
さて、BON JOVI。 もう 笑けてくる。
寅さん好きのうちの夫が 松竹の富士山みただけで笑えてくる、って言ってたけど それとおんなじやなあ。
お―、熱い、熱いぞ、たっち! 舞台中央で いつもより 長く踊ってます。
もーりーが 「うお――っ!」 って 登場してきても まだ 後ろで踊ってました。
どないしたんや。
それで もーりーは 最初の 「いえ―ぃ!」 にダメだしすると
「おれたちがなんでロックバンド始めた知ってるか? え? 知ってるか?」
すると わたしの後ろに陣取った ノリノリの男性2、3人グループのひとりが
「もてたいから!!」
すると 森田くんは その答えを聞いて 一層 目を見開き めっちゃタメてから 大声で
「そう!! もてるためだ!!」
「だが おれたちは ロマンチックじゃない。 もてるために始めたんだが いつのまにか こんなバンドになっていた。 でも もう これがセックスマシーンだ。」
あ―、そうか。 前に言ってたハードルって こういうことか。
なるほど わかった。
わたしは めっちゃすきやけど これに 「すき」 って反応する女の子って 一部やわな。
でも ええやん。 10人はいてるよ、熱い女の子たち。
・・・・あ、ロックバンドやってもてるって そういう程度やないの?
それから ロックについてのレクチャーもありました。
「ロックはテンションだ。 いえ―っ、って言ったら いえ―っ、って言う。 レスポンスが大事だ。 テンションとレスポンス。 わかるな。 テンションと?」
「レスポンス!」
続けて
「テンションと?」 「レスポンス!」 「テンションと?」 「レスポンス!」 「レスポンスと?」 「テンション!」 「テン?」 「ション!」
って バカなC&Rがありました。
「いつもみたいに10分くらいしゃべって だ―っと歌に入ると思ったら 大間違いだぞ。 今日は 20分しゃべる。」
おいおい、今日は3マンで時間長いとか言うとったけど そっちの時間が長いんかい。
「この前 VARITに呼ばれて ソロをやった。 バンドが来れない事情があった。
こいつ (徳本くん) は、甥が熱を出して こいつ (村山くん) は、一生で3回しかないチャンスの1回があって こいつ (たっち) は・・・。」
と言いかけて
「おい! 退屈そうにするな! 20分しゃべるのって大変なんだぞ!!」
と言いながら いきなりたっちに体当たり。
たっちは 「あ―、びっくりした。」 って笑いながらも ベースのネックで 森田くんに突き攻撃していました。
しかしな―、誰が20分しゃべれって言うたんか知らんけど 大変やったら その分 曲やったらええだけのことちゃうん?
わからんロックバンドやわ。
せやからすきやけど。
「で、9/5、また安請け合いしてしまった。 ここで GELUGUGUとニューロティカの前座で ソロをやる。 今から胃が痛い。」
って 言ってました。
ここで 床に貼った紙を見ながら
「え―と、もてる話しはした、ソロの話しもした・・・。」 と確認。
え!?
それ、セットリストちゃうの?!
ネタ 書いてあんの!?
そして 「経済の話しをしよう。」
「経済 わかるか? (首を振る村山くん) 経済の話し わかる人!!」
・・・・いませんよね―。
「世界の経済は 金で動いている。 いや、経済は 世界の金が動かしている。 いや、経済は 世界の金持ちが動かしている。 おれではない。
経済の話し 終わり!」
だそうです。
それから 10/1の自主企画の話しの時には
「ここの店長 知ってる人!」
ここの店長は知ってるよ。
「ここの店長、ライブが終わってから 『今日は普通のライブだったね』 とか いうんだ。」
なんて言ってました。
で、店長は店長で 「ちゃんとせい!」 とか いっぱいヤジとばしてしたし、 森田くんが1曲目に行こうとすると 「え―――。」 とか言ってました。
そして、1曲目 「サルでもわかるラブソング」 です。
1ヶ月ぶりや―!
おれ! おまえ! すき――!!
2曲目の 「ネクラ」 のブレイクの時に 「お盆にこんなところに来ているおまえたち、 魑魅魍魎 (ちみもうりょう) だな。 そんなおまえたちに。」
と言って
「も―しも― きみが―。」 と 歌っていました。
魑魅魍魎って・・。
もう、メチャウケしたし、わたし。 ここ、すごいウケた。
で、「報われないぜ」 では 「スタッフのやよいちゃんが 破局をむかえているらしい。 あ、言っちゃいけなかった? あとで怒られる?
いつもは おれやみんなに歌うが 今日は 大川やよいちゃん (・・フルネーム言うてるし・・・) のために 歌うぜ―!! むくわれないぜ――!!」
おいおいおいおいおい・・・。
「Jフォン」 は いつもの通り、 「ベッカムがきらいだ――!」 が あって
今日は
「川口は ・・・・ (聞き取れず) だ――!!」
「ベッカムだけがきらいなんだ――!!」
と言ってました。
久し振りに 「君は怒っちゃったね」 の つのを見ました。
ここらへんで 物販の話しがあったかな。
「物販は あるだけしかない。 ・・・あたりまえか。」
あ―、確かに あたりまえ。
「Tシャツと、この軍手。
軍手はね、軍手してシャンプーすると 泡だって 毛穴の汚れがよく落ちるという話しを―。」
えええ―、ほんま? や、やってみようかな・・。
「おれは 聞いたことが ない。」
爆笑!! めっちゃウケ!!!
それから BUDOUKANタオル。 オレンジは世界で一番おしゃれな色だそうです。
・・・しかし、再販がないってことは ニューアルバム近いのかな。
それから 「CDはある」 という話しから
「次の曲は CDになっていない。」 と言って その新曲の出来た 失恋話しをしていました。
付き合ってた彼女にふられて 1年半くらいしてから 電話して 彼女のいる東京に行って ジブリの券2枚買って。
そしたら 彼女から
「わたし すきな人がいるから わたしをすきな人からの誘いは 受けられません。」
って 言われたそうです。
「ジブリの券 ビリビリ―、ボォ――ッ、て。」
うっわ・・・ かわいそ・・・。
「それで 居酒屋の店員が ハイボールにストロー2本付けて来たから 『2本はいらないよ』 って 言ったら 『そうですか』 って 次 持って来たのが 『失恋マスカット』 だって。 も――!!」
しっかし、完膚無きまでな 叩きのめされようですね。
それで もう、伝えたいことはなくなったんだって。 で、新曲のタイトルが 「伝えたいことがないんだ」。
つれえなあ・・・。
新曲は サビのとこが 「つ、たえたいことがないんだ」 って 感じでした。
そしてまた、あのおバカなC&Rがありました。
「テンションと?」 「レスポンス!」 「テンションと?」 「レスポンス!」 「レスポンスと?」 「テンション!」 「レス?」
すると お客さんは 思わず 「ション!」 だって!
ははは――。 うまいね――。
「安全地帯」 の前に
「ライブの後は 後ろでスキップカウズを わ―って見ている。 ステージでは 目ギラギラして わけわからないジーパンはいているが 下にいる時は 意外と ま・と・も。 うん、意外とまとも。 反対に言えば まともが意外。」
ほんまや、そっちかもしれん。 まともが意外。 おもしろいな―。
それで 「安全地帯」 の時ね、 2番の歌詞の 「気に入ったものだけがおいてある」 のところで ざ―っと 左から右へ 会場を指でしめして マイクをはずして 「ありがとう」 って 言いました。
たまらんですね、こういうの。
ラストは 「女心と秋の空」 でした。
「ALWAYS」 の時、
「また見てみたいっていう とんでもない人がいたら 来てください。 一緒に遊びましょう。」
って 言ってました。
とんでもないやつなんで、また 行きますね。
今日は ほんと 目の前がたっちだったわけなんですが、 たっちの 「おれ! おまえ! すき!」 は なかなか かっこいいですね。 頭の振り方が。
でも あの時って ベース弾いてないんや。ドラムだけなんですね。
で、ベースも弾き方が かっこよかったです。 指で弾くのんね。 速いし、結構 力強いし、すてきでした。 ギターと前へ出て来て弾くのも すっごいすてきでした。
ギターは いつもかっこいいね―! ほんま かっこええ。 知性的なギターやと思います。 すごいすきです。
ドラムのとっきぃは 案外 天然? ライブのこと聞いたら 携帯で調べるだけ調べて
「ぼく 把握してないんですよ。 スケジュールのことは こいつ (たっち) か、 彼 (もーりー) に 聞いてみてください。」
だって。
そこで 「こいつ」 に 聞くことにしました。 (もーりーは サインで忙しそうだったので)
たっちは 親切にいろいろ教えてくれました。
あのね―、 ほんとに この人たち いい人やな―、って思うのは ただ 「来い、来い」 って言うんじゃなくて ちゃんと教えてくれるんですよ。 いいことも 悪いことも。 それ、ほんと いつも感心します。
森田くんは スキップカウズで がんがん ビールのんで 酔っぱらってたみたいです。
村山くんをつかまえて 「誰か こいつにビールをおごってやってください。 恥ずかしくて しゃべれないんだそうです〜。」 って 叫んでたし、
「しょうじのまね。」 とか言って わけわからんこと やってました。
ライブ後、ちょっと 報われないことがありました。 ひとりで 電車に乗りながら 「報われないぜ 逆転不可能どうせ 報われないぜ 負け組なのまえもって いえぃ」
って 口づさんで 少しだけ 泣きそうになりました。
| 2006年08月06日(日) |
◎四星球@神戸スタークラブ |
ちょっとわくわくしながら スタークラブまで 行きました。
この前 新宿マーブルで見た四星球が とてもおもしろかったので ぜひ もう一回 見てみたかったんです。
で、マーブルの時は 途中からしか見られなかったから 余計に 楽しみ。
ライブハウスは まあまあの入りでした。 この前みたいに 10人だったらどうしようかと思った。
O.Aは どこやったかな、 四国のどっかのバンドで キング嬢。
VO.の女性がきれいな人で なんか見たことあるな〜、と思ってたら そうそう、 ファンダンゴで見た いんじゅうまおうさんのバンドの 女装してたベースの人に似てたんです。
で、次が四星球。
ドラゴンボールの曲で ベース、ドラム (この人は応援メンバー)、ギターの人が 前のお立ち台に立って パラパラを踊り始めました。
ベースとギターの人は 下は ブリーフ一丁。
ドラムの人は 応援のせいだか 服着てましたが 上半身裸に ボレロみたいなの来て (闘牛士が着るみたいなん) 踊りの方は すっごく 真剣に踊ってました。
それで その踊りが終わると ギターの人が ベースとドラムに いろいろ 話しかけるんですけど それを無視して ふたりで 打ち合わせをしています。
「おい、なんとか言えや。 ・・・シカトかよ。 そんな無視ばっかりしてたら ムシキングがくるぞ!」
と ギターの子が言ったら
「呼んだ?」
って くわがたのかぶりもんして 黒のゴミ袋をかぶった VO.登場!!
あかん、
おもろい。
格好もおもろいけど この子のたたずまいが もう めっちゃおもろい。
すっごいええもん持ってるわ。
なんか 笑い止まれへんやんか。
そして 1曲目は 「ルージュの伝言」。
・・・ええねんけど、 なんかちょっと 音 はずれてない?
そうでもない?
はっきり言うて 歌はあんまりうまないね。
でも そんなん どうでもええ、って感じ。
一生懸命 この子がここで歌ってたら めっちゃ いい気持ちになってくる。
不思議な子やなあ。
とか思ってると
『不安な気持ち残したまま〜』
のところで お客さんにむかって
「『しゅびでゅばぁ〜』 は?!」
「この歌知ってるやろ! ここで 『しゅびでゅばぁ〜』 は 決まってるやんか!」
その必死さに また爆笑。
「手はこうや!」
と 頭の上で 人差し指で 丸をかく手振り。
しないと許してもらえない勢いです。
手振りの指導をして もう一度 歌って
「『不安な気持ち残したまま〜』・・・
あ〜!! しゅびでゅばぁ 忘れてる〜!!」
と まあ、大騒ぎです。
「ちゃんとせえへんかったら もう一回 ムシキングからやるで!」
いや、もう一回 見たい気もするけどね。
そうこうしているうちに VO.やすおくんは 急に吹き出して言いました。
「いや、そこの眼鏡の人、 人差し指 胸の前でくるくるまわすのやめて。
(つまり とんぼ取りみたいなやつね)
おれ なんか 呪文にかかりそうやわ。」
ほんまに おもろいなあ。
あ、言い忘れてましたけど やすおくんも もちろん ブリーフです。
その次くらいの曲では ギターの子が 舞台を下りて来て 眼鏡をかけているお客さんの眼鏡を どんどん トレードしていきました。
えええ?
どれが 誰の眼鏡かわからんやん。
しかも 彼は お客さんの眼鏡をかけて ステージに戻っていきました。
どないするん〜?
その歌が終わって やすおくんがMCしようにも 眼鏡の人たちは お互いに 眼鏡の確認をしあっています。
わたしも 気になって ずっとその様子を見ていたら やすおくんが
「わかった、わかった。 眼鏡の時間は あとでちゃんと取るから。」
とか言ってました。
あと、客席で フラフープしたり フラフープで なわとびみたいに跳んだり からだ はりまくっていました。
バブルの歌の振りは ジュリアナ東京みたいになってました。
途中 やすおくんは ずるっとブリーフを脱ぎました。
うわ、って思ったら 下にまだはいてました。
で、4枚くらい重ね履きしてたようで 次々 ずるずる脱いでました。
なんかね、いつも行く牛丼屋さんに なんか癒される店員さん (女の子) がいて やすおくんは その店員さんに
「ねぎすじ丼 (やったかな?)、温玉のせ。」
と毎回注文するそうです。
で、いつか、 「ねぎすじ丼。」 だけ言って、その時に その子に
「温玉はいいんですか。」
って いわれたいそうです。
もう!
めっちゃ かわいい!!
そんなこんなで 大笑いしてたのですが 実は わたしがもう一度 このバンドをみたいと思った 一番大きな理由は マーブルで 最後に歌った歌にあるのです。
すごく 胸にしみて 今まで 大笑いしていたのが その歌で 一転 涙うるうるになってしまいました。
ふとみると わたしの斜め前の女の子も 涙をぬぐいながら 聴いていました。
そのときに このバンドは ただおもしろいだけじゃない、と思ったし、 もう一度 あの歌を聴いてみたいと 思ったんです。
そして 今日のラスト、 その歌を歌いました。
なんか 彼女と付き合ってるか 付き合ってないか、 よくわからない状態に 今 あるそうで そんなことを思うと よけいに この歌は 悲しく聞こえました。
ハワイアンブルーが なんとかかんとかって タイトルで 万華鏡という言葉が 印象的に使われていました。
歌の内容としては 女の子が 男の子に 別れがしのびよってる (決定的になってる)、 せつない気持ちを語りかける (独白かな) ものなんですけど
(すみません、2回しかきいてないので 間違ってるかもしれません)
あれは やすおくんが 女の子に言われたことなんかなあ。
途中 セリフがあって もう それが ものすごくせつないんです。
「わたしも今度生まれてくるときは あんたみたいなアホな人間に生まれてきたいなあ。」
って 徳島の言葉で言うんですけど 今 思い出しても 泣きそうになってしまいます。
さっきも言ったけど へたなんですよ、歌。
速い曲ならともかく こんなゆっくりめの曲になると 余計にです。
でも こんな泣かせる歌い方 聴いたことない。
あの、一生懸命だから泣ける、とか言う そういう学芸会レベルでは 決してないんですよ。
ほんとに プロの歌い手として そのへたな歌が 心につきささるのです。
もう一回 あの歌が聴きたい、って 全身で 感じてしまうのです。
ほんとに 不思議な子です。
これは ちょっと 聴き続けてみたいバンドだと思いました。
次のバンドは ファンキー・パンキー。
熱いね〜、ここのファン。
ファッショナブルな出で立ちで バンド交換のあいだから もう ファン同士盛り上がりまくって ウォーミングアップダンスです。
しらない間に ここのバンド 3回目でして 曲が始まると なんか 知ってるのばかりで つい一緒に 「ラブ オー ナイ」 とか やってしまってました。
最後は 劇団鹿殺し。
名前からして パンクバンドかな、と思ってたら ほんまに 劇団で お芝居が始まりました。
わたしの前あたりに 劇団員のおかあさんたちが来てました。
舞台から
「今日はうちの親がきている。 今 目をそらせた。」
なんて セリフのあいまに言ってました。
なかなか おもしろかったです。
最後に主役の女性が歌った歌が すてきでした。
やすおくんは わたしの横で バーの前の金網にしがみつくようにして お芝居を見ていました。
終わってから 四星球のCDを買おうと思ったんですが なんか 人の流れが激しくて なんとなく その投げれにのまれてしまって 外に出てしまいました。
まあ、いいか、と思って 帰ったものの どうにも こうにも 気になってしかたないので
でも 次のライブは まだ先なので 通販を頼むことにしました。
早く届くといいなあ。
| 2006年08月04日(金) |
◎文楽夏休み特別公演「夏祭浪花鑑」@国立文楽劇場 |
久し振りの文楽でした。
狂言は 「夏祭浪花鑑」。
この狂言は わたしが 文楽を見始めた頃に たまたま 見て、 もう 全身全霊で感激!
帰りに 即 文楽友の会に入会し 現在に至る、という いわば わたしと文楽を 決定的に結びつけた狂言なのです。
主人公は 団七九郎兵衛、一寸徳兵衛、釣船の三婦、という 三人の浪花の侠客のお話です。
この三人が 人情が熱くて 粋で 男気があって めっちゃ 素敵なんですよね。
それまで わたしは 健さんの映画とかに憧れる気持ちが いまいち わからなかったのですが この三人を見ていると 男気に命をかける かっこいい世界やな、とか 思ってしまいました。
この三人も かっこいいんですが それぞれの女房も すんげえ かっこよくて ダンナ以上に 度胸がすわってるんですよね。
例えば 三婦の女房のお次は
三婦が 数年前から 喧嘩をやめ 腹の立つ時は 耳から下げた (なんで耳から下げてるんか知りませんが) 数珠をさわって 怒りをおさえる、というような そんな仏の生活をしているわけなんですけど
三婦が ちんぴらに侮辱されると お次の方から
「コレこちの人、わしゃさっきから聞いてゐたが、 こなさんもう堪忍がなるまいの」
「かか、五、六年願ふた後生を無にして、 いっそ切ってしまはざるなるまいわい」
「ヲヲ、そんな事もよござんしょ」
と 夫をけしかけ ちんぴらをこてんぱに のしてしまうんですよ。
かっこいい!!
しかしです。
わたしは この狂言で 一番すきなのは 一寸徳兵衛の妻 お辰です。
徳兵衛は ささいなことで 故郷の備中玉島を追われてしまうのですが それが許されたと お辰が大坂に迎えに来て お世話になった三婦のところへ 挨拶にくる、 その登場の場面が もう めちゃめちゃ きれいなんですよね〜!
黒の着物 (以前は呂の着物でしたが 昨日は涼しげな絣でした) に さわやかな浅黄色 (いわゆるスカイブルー) の半襟、 それに 日傘をさして あでやかに しかし 凛として 登場して来ます。
20年前に見た時も 今日も 人形遣いは 吉田蓑助。
息をするのも忘れるほどの美しさです。
そして 彼女は ダンナと自分の主人筋のあたる人の息子が 大坂にいられなくなったので 玉島へ預かってくれと頼まれ 快諾するのですが、
その時 三婦が
お辰があまりに美し過ぎる、 若い男を預けて もしものことがあったら 徳兵衛にも申し訳がたたないし、 自分の顔も立たない、
と 渋ると
「一旦頼むの頼まれたのと言うたからには 三日でも預からねばわしも立たぬ、 アイ立ちませぬ」
と、お辰は そばにあった火鉢の真っ赤に焼けた鉄弓を 自分の顔に押し当て 傷を作り、
「なんと三婦さま、この顔でも分別の、 外という字の色気があらうかな」
とせまるのです。
ね、思うでしょ、 「そんなアホな」 って。
文楽の世界って そんなんなんですよ。 「そんなアホな。 いくらなんでも。」 って。
でもね、三味線の音と浄瑠璃と人形をみていると 「いくらなんでも、そんなアホな」 の世界に 感動の涙を流してしまうのです。
そんなふうに説得してしまうのは 厳しい修行によって培われた 芸の力なんでしょうね。
まさに そこは別世界が 繰り広げられているのだと思います。
そして クライマックスは 極悪人である舅の義平次を 団七が殺戮してしまう場面です。
初演 (って江戸時代のことですけど) の時には ほんとうの泥が使われたという 凄惨な場面なのですが、
全身の彫り物をした団七が 見得を切るところは 型の美しさもさることながら なんか こう ぞくぞくくるような色彩の美しさです。
そこから感じる男気から 男の色気を感じます。
めっちゃ かっこいいです。
人形遣いは 吉田玉女。
いや〜、かっこいいわ、玉女さん。
昔から男前やったけど かっこいい!
その団七の色気が 玉女さんの色気やね。
そして その殺しの場面に 浪花の夏祭りのシーンが 盛り込まれていきます。
狂ったように 神輿をかつぎ あばれまわる若衆たちに 耳に痛いセミの音のような祭囃子。
その祭の騒ぎに乗じて 団七が逃亡していくところで お芝居は終わります。
祭りは 狂気だ。
そんなことを 感じた場面でした。
わたしが初めてみた時は 団七は 吉田玉男さんやった。
この前見た時は 玉女さんが団七で 玉男さんが義平次やった。
その時 玉男さんの義平次を殺す 玉女さんの団七に 感慨深いものがあった。
そして 今日は、 玉男さんはいなくて 玉女さんの団七。
伝統芸能って こういうことなんだな、と 心に 落ちていきました。
やっぱり 文楽 いいなあ。
太棹の音が響くと なんだか安心する。 この音は これからもずっと 続いていくんや、って。
ちょくちょく行こう。
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