気がつきゃライブの時間だぜ
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2006年05月28日(日)   ◎エレファントカシマシ@LIQUIDROOM ebisu

こちらから どうぞ。

「今をかきならせ」 ツアー  LIQUIDROOM ebisu


2006年05月27日(土)   ◎エレファントカシマシ@大阪BIGCAT


 こちらから どうぞ。

 「今をかきならせ」 ツアー 心斎橋BIGCAT


2006年05月26日(金)   ◎セックスマシーン、ワタナベフラワー@神戸スタークラブ


 今日は 公休日だったので
 午前中は 飛鳥に キトラ古墳の白虎を
 見に行って来ました。

 平日で 小雨模様だっていうのに
 待ち時間は 30分。

 見れる時間は 2、3分なんですけど
 やはり なにか こう、
 胸の中に ずし―んとくるものがありました。

 これを 描いた人は 
 1000年後に たくさんの子孫が
 こうやって見にくるなんて 思いもよらなかったでしょうね。

 それを思うと
 古代から伝わってくる魂を感じながら
 そこに繋がっている  
 自分の存在が 確かなもののように 思えました。


 ああ、そうか。

 わたしは 自分の存在の確かさを求めて
 こうした古くからのものを 見にいくのかもしれないな。

 そんなふうに 感じられました。



 雨が ますます 降りしきる中、神戸へ。

 スタークラブでのライブです。
 三ノ宮は もう 雨がやんでいました。


 スタークラブは 結構 人がいっぱい。
 今日は セクマシに ワタフラに キャプテンズ。
 わたしも めっちゃ 楽しみです。



 一番は セックスマシーン。

 前の方は 女の子が いっぱいですが、
 セクマシファンでも なさそう・・?


 ライトがおちて BON JOVIが 流れて
 人格が変わったように踊るたっち。

 ありがとう、今日も笑えました。

 しかし いつもより 手拍子が少ないような・・・。


 そして もーりーです!


 最初の 「いえ―ぃ!」 で いきなり、

 「あ―! だめだ!  だめだと思ったんだ―!」

 と 軍手で 顔を押える。

 「テンション あげる、あげる! あげないと ぼくらが 途中で、
  
  ・・・・凹むから。」

 せつね―。



 で、唖然としている人を みつけたのでしょう、
 いつものように その人に向かって

 「怖くないから、おれ、やさしいから。」

 「子猫みたいに こうやって、こうやって・・・・(なでなでするしぐさ)、
  
  ・・・・最後に きゅって (締めるまね)。」 



 あかん。

 爆笑。

 ヒューマンなわたしが 
 なんで こんなことで 爆笑してるんや。

 でも もう 止まれへんくらいの爆笑。


 「こんなことは まちがっても ギターの村山くんには
  言ってはいけないな。」

 って 言ってましたけど、
 村山くんって 愛猫家なんかな?


 そして 突然、

 「猫 轢いたことある人!」


 そ、そんなこと 言われても・・・。

 もちろん 手はあがりませんでした。

 「少数派か・・・。」 みたいなことを つぶやいていましたけど
 森田くんは 猫を轢いたことが あるのでしょうか・・・。


 
 それから 「いえ―ぃ!」 の応酬もありました。

 手でエリアを示しながら (狭いライブハウスなんですけどね)
 
 「こっちからこっち いえ―ぃ!」

 「いえ―ぃ!」

 「こっちからこっち いえ―ぃ!」

 「いえ―ぃ!」

 
 右側を示して 「こっちの方が クレイジーだ。」


 で、もう一回、

 「こっちからこっち いえ―ぃ!」 
 「こっちからこっち いえ―ぃ!」
 「みんなで いえ―ぃ!」

 「だめだ、こっちに いえ、いえ― みたいなタイムラグがある。
  もういっかい 
  こっち いえ―ぃ! こっち いえ―ぃ! ・・・・・。」


 ・・・・と 延々と続く 「いえ―」 でした。


 
 
 最初の歌は 「サルでもわかるラブソング」。

 後半の長々続く 「お―れ― おま―え すき― すき―」 に
 「しつこいバンドだぜ―!」 って 叫んでて 笑いました。



 そして 「ネクラ」。

 前で出て 速弾きを披露する村山くんですが
 口にピックをくわえて
 うつむいて ギターを弾くさまが めっちゃ かっこよくて
 ちょっと どきどきしました。

 
 この歌のブレイクの間が すごく長くて
 なんか 次の曲にいきそうな雰囲気だったのを

 「あ、まだ ブレイク中だから。」

 みたいなことを言ってましたが
 ブレイクで なにを言ってたのかは 忘れました。



 ただ 印象に残ってるMCは
 前日の姫路ライブのことを


 「失恋の歌ばかり歌っているわけだが
  昨日の姫路も そうだった。

  おれが泣かなかったら おれの勝ち、
  おれが泣いたら 

  ・・・・その子の勝ち。

  (ここの言い方がものすごく悲しそうで めっちゃ かわいそうになりました)」



 「・・・・おれが 勝った。」



 ここで 静かにわきあがる拍手。

 今がどんな状態かは知りませんが
 そんなこととは 関係なく ほんとに つらい失恋だったんですね。

 そんな失恋をこのテンションで歌い、
 わたしたちは 大爆笑している。

 なんか そこへ持っていく森田くんの心の動きは
 とてつもなく わたしの心をとらえます。

 へんないい方ですが、
 これは 彼の失恋の供養なんじゃないんでしょうか。

 つまり 法事。

 「その子」 は ほんとに 森田くんに愛されていたのでしょうね。




 「報えわれないぜ」 は いつものように サビの練習をし、

 「これがサビだ。」

 
 そう言われると これ、
 ほんまに ネガティブなサビですね。


 
 「セクマシきってのネガティブソング―!!」


 いや―、ほんまに そのとおり。

 
 ところがですね、
 ギターソロの時に トラブルがありました。

 村山くん、苦笑い。
 森田くん、素で 「え?」 な表情。

 曲が終わると

 「ぼくたちわたしたちは ギタートラブルに気付かなかった―!」

 と 叫んでいました。



 「Jフォン」 の前は ライブ告知やったかな。

 6月のKNAVE、

 「大阪から来てる人。」 って聞いて

 「その人たちの親戚とかいれて ×20くらいのチケット 用意しとくから。」

 こりゃ たいへんだわ。


 
 7月には スタクラで 2回あるそうです。

 告知のたびに 拍手が起こると
 大満足で 「だいすき!」 とか 言ってました。

 また 拍手の中、

 「この人たち みんな いい人だ。」

 なんて うれしそうに 村山くんに 報告に言ってました。



 それから どこでどんな脈絡だったかは 忘れましたが
 「えらい えらい」 を連発していて
 「えらい」 の 「ら」 の発音が 「L」 の発音で
 言えてるんだか 言えてないんだか わからなくて おかしかったことを
 今、思い出しました。

 (あれ? これ よそのバンドのエピだったっけ・・・?)



 「電車」 を歌う時に

 「努力と結果は比例しない! 
  結果が 伴わなかった時には こう言おう。
  はい、バンザイして。

  ♪ 今となっちゃ どうしようもねえ・・・」


 なんか 生きる希望と勇気を もらっちゃいますね、まったくのところ・・。




 グッズの宣伝の時に

 「布袋ともやす (漢字、わからん) が言っていた。
  『命は 燃やし尽くすもの』。」

 「いいか、命は 燃やし尽くすものだ。
  そして お金は 使い尽くすものだ―!」

 「命は?」

 「燃やし尽くすもの―!」

 「お金は?」

 「使い尽くすもの―!」


 
 ・・・・なんや、このC&R。



 そして 「安全地帯」 と 「女心と秋の空」 と 続けて歌って
 「ALWAYS」 です。

 この 「ALWAYS」 が ものすごい ウケてました。
 特に たっちが。



 あ―、おもしろかった。

 さっきは 古代を感じることで
 自分の存在をたしかめようとしていたわたしが
 今は 今 この時を、
 同じ時代を生きていることを 実感することで
 それをしようとしているのだと 思いました。





 2番目は ワタナベフラワー。

 この前のアトランティクスは 
 「大丈夫か?」 ってくらい ファンらしき人が少なかったけど
 今日は いっぱい。

 神戸は ちがいますね。


 ♪ ライブが始まる― の歌で 登場してきたクマちゃんは

 ギラギラサングラスに
 髪の毛を 赤いお花 (さゆりのボヨヨ〜ンみたいなやつ) で くくってて
 笑いました。


 ステージに立つなり 

 「セックスマシーンのあとは!  やりにく――い!!」

 って 言ってました。

 そう言えば 前にKNAVEで
 森田くんが ワタフラのあとの出番のことを
 「こういうのは 後出が不利だ。」 と 言っていましたが
 おもしろいですね。


 一曲目は 「わ―い」。

 なんか クマちゃん めっちゃ 元気。
 すごく 楽しそうでした。


 久し振りに 「チュウの花」 を 聴きました。
 指を きつねの形にして 「チュウ」 ってやるの
 久し振りやな。


 え―と、「おなかがグー」 の時ですが
 天下一品のCMソングになったことで


 「割引券とか貰えるのかと思ったら 全然やった。
  何も ないねん。」

 「いっぺん ラーメン食べて言うたろかな、
  『これ おれが歌ってるんですよ―、 ほんで いくらですか』 とか。」

 「(むさくんに) なあ、期待したやんな―、一年間無料券とか。」

 「うん。 ラーメン食べに行って どうも おつかれさんです―、みたいなん。」

 と むさくん。




 いや、なんで このMCを長々書いたかというと
 このMCを聞きながら
 わたしのすきになったワタフラが もどってきたような気がしたんです。

 メジャーデビューが決まって
 なんとなく ワタフラに緊張感が漂って
 よく聞く インディーズから メジャーに行く時のもやもや感って
 これなのかな、なんて 思ったんですけど

 このMCを聞きながら
 あ―、クマちゃん かわってないやん、

 ・・・って言うか、ま、えらそうに言うと
 クマちゃん自身が 
 メジャーに行ったって 今と何もかわらへんのや、って 気付いたのやないか、
 みたいな そんなものを感じて
 とても うれしかったです。


 この前から クマちゃんは

 「メジャーになっても 何もかわりませ―ん!
  この神戸で やっていきま―す!」

 と 叫んでいますが、今日も そう言いました。

 ほんまの気持ちやな、と 思いました。


 クマちゃんの書く詞は かわいくて 楽しい恋の歌で
 それだけ聞いてると それだけのもん、って感じも
 したりするんですけど

 以前は ネガティブだったというクマちゃんのステージを見ていると
 いろいろ傷ついて いろいろ悲しい思いもして
 そして たどりついた明るさなのだと思います。

 それはそれで 悲しさの伴う明るさなのだと。

 あの底抜けの明るさに見え隠れする 心の傷を感じながら
 わたしは ワタフラを 聞き続けたいと思いました。


 なんか そんなことを感じたので
 「おなかがグー」 も 久し振りだったのですが
 すごく すっきりした気分で
 「グー」 を やってきて 気持ちよかったです。


 だから 最後の 「ビバ結婚」 も 楽しかった――!!

 あ、そうそう、
 途中で クマちゃんが 「お―れ― おま―え すきすき―」 って やってた。

 笑いました―。
 
 


 次は GERUGUGU。

 出てきたボーカルが 年いってるんで
 びっくりするとともに ちょっと ほっとしたりして。

 でも 35歳と聞いて またびっくり!!
 もっと 年いってると思った。

 ・・・え、待って。

 宮本さんより 年下?
 それも 5歳も?

 ・・・うそやろ。


 歌い出すと かっこよかったですよ。
 おじさんのよさが よく出ていて 素敵でした。
 スカも気持ちよかったし。

 MCも かけあいも むっちゃ おもしろかった。
 特に 始まってすぐのMCで
 
 「発表します。 ・・・・髪型 失敗しました。」

 と ギターの人を紹介したのが ウケました。

 下ネタも ガンガン 出てくるのですが
 なんか それはそれで粋で おじさんの味ですね―。

 楽しかったです。 モッシュもすごかったです。




 さてさて キャプテンズ。  めっちゃ 楽しみ!

 出てきた―! 傷彦――!!  めっちゃ きれいに化粧してる―!

 曲は わたしなんかには もう しっくりきます。
 タイガースも スパイダースも すきやったもん。

 
 GOING KOBE で見た時は
 ウケねらいのバンドやと思ってたんですが


 ちがいました。


 傷彦は 本気です。
 本気のパフォーマンスです。

 素敵。

 あ・・・ 失神・・・。



 そうそう、失神タイムは ほんまにおもしろかった。

 失神なんとか、って歌を歌いながら 客席に下りてきて
 お客さんの一人に

 「やっと見つけたよ、ぼくの天使。」 

 と 赤いバラを捧げつつ そこに 失神するのです。

 そして 起る傷彦コール。

 「き―ずひこ、き―ずひこ。」


 おもろい。 めっちゃ おもろい。

 今度 ライブ 行こ。
 あ―あ、また あり地獄や。


 わたし 真ん中あたりで みてたんですが
 男の子たちが 次々 前の方に おしよせてきてました。

 「まじ ウケるんやけど!」
 「ハマるよ―!」

 って 口々に言いながら。





 最後は 主催バンドの鴨川。

 いや もう すごいモッシュ、すごい 盛りあがり。

 楽しかったし かっこよかったんですが、
 なんせ 飛鳥から移動してきてるもんで

 疲労がどっと襲いかかって来た上に
 横で クマちゃんが 真剣に聞いてるのに 緊張して
 やや 集中力に 欠けてしまいました。

 しかし なかなか 実力派のバンドですね。
 よかったです。




 あ―、せやけど 楽しかった!

 なんか 心が めちゃ 開放される気分になった。

 で、ちょっと いいこともあった。

 
 


2006年05月13日(土)   ◎GOING KOBE ’06 @神戸メリケンパーク

 あんなにお願いしたのに
 オフィシャルのてるてる坊主もクリックしたのに
 朝 起きてみると 雨でした。


 しかも いざ 家を出ようとすると
 近所の人が 回覧板を持って来て
 その話しをして行ったので
 遅れてしまい、

 11:45からの ザ・キャプテンズには
 とうてい 間に合いそうにもありません。

 しかたない、
 元町あたり うろついとこか、と
 ちょっと 凹み気味で 阪神電車に乗りました。


 ところが なんと、
 元町に着いて 地上に出てみると
 雨は やんでいます!


 やった〜!!

 と 俄かにテンション上がって
 そのまま 勢いで 会場へ。

 そして サブステージを 通りかかると
 今 まさに ザ・キャプテンズが ライブを始めるところでした!!


 なにかの理由で 開演が遅れてたんですね。

 めっちゃ らっきー!!


 しっかり 楽しんできました。

 すごく 楽しかったです。

 なんでも 最後のグループサウンズだそうで
 昔懐かしい ミリタリールックに身を包み
 GSサウンドを かきならしていました。

 ボーカルの人のノリは
 ミッチーみたいな感じで もう 笑いまくり!

 特に 

 「最後の曲の前に チューニングさせておくれ。」 と言うと お客さんが
 
 「いえ〜ぃ!」

 「なに? 今日も かっこいいチューニングが見たい?」

 「いえ〜ぃ!!」


 そしたら この人 モニターに足をかけて
 ちょっと いや どう 文字で書き表したらいいのか わからないんですが
 手品師のような優雅な手つきで
 ギターを指し示したりしていました。

 お客さんが わ〜! と盛りあがると
 マイクに近づいて

 「こんなので 合うわけないじゃん!」


 爆笑!!


 また 見つけちゃった。


 今度の26日のセクマシ、ワタフラのスタクラに
 キャプテンズも出るので ものすごく 楽しみです。



 そのあと、友だちと合流して
 メインステージのワタナベフラワーを 見に行きました。

 メインステージは さすがに たくさんの人が集まっていました。
 ステージの高さも すごく高くて
 こんな遠くで ワタフラ見るの 初めてやなあ、って思いました。

 セッティングができてから 演奏を始めるまでに
 少し 時間があったんですが
 その時のむさくんの行動が ものすご おもしろかったです。

 なんか 緊張しまくってたのか
 全然 落ち着きなくて
 宮本さんも真っ青なくらい
 頭を ぐしゃぐしゃ かきむしったりしてました。

 わたしたちは それを見て おおウケでした。


 始まったワタフラのライブは
 すごい 盛りあがりでした。

 今までにみたこともないくらい
 いっぱい 手が上がっていて
 ワタフラのライブって
 大きなステージが似合うなあ、と思いました。

 クマちゃんは めっちゃ 元気!

 うん、クマちゃんも メジャーが似合うアーティストだなあ。

 
 快速特急のように 駆け抜けた感じのする
 疾走感いっぱいのライブでした。


 終わったあと あちこちで
 「いや〜、めっちゃ よかったわ〜。」
 「はまった〜!」
 と言う声が 聞かれました。


 たまたま 物販のところを通りかかると
 今までに 見たこともないくらいの人だかり。

 永島さんが 必死で対応してました。


 やっぱり すごいですね、メインステージの力って。

 もう ほんとに びっくりしてしまいました。




 え〜、実は わたし ちょっと 体調が悪くて
 少し前に 胃薬を買って 飲んでいたもので
 ワタフラのあとは 喫茶店で ちょっと 休憩。

 そして 5:30の セックスマシーンに合わせて
 会場に戻りました。

 たぶん 押してるだろうと思ってたのに
 わたしたちが着くと
 もう セクマシのサウンドチェックが 始まっていました。

 あ―、よかった、間に合って。


 しかし 破れてないジーンズをはいている時の森田くんは
 ほんと 穏やかな感じがしますね。

 チェックが終わって
 「それでは もう少し お待ちください。」
 というと なぜか 会場から 拍手。

 森田くんは その拍手に 照れ笑いしていました。

 こうしてると 普通の人にみえるのにね。


 そして ライブの始まりです。


 BON JOVIが流れる中 もーりー登場!

 かっこいいやん!!


 ほんと 数分前の雰囲気とは 全然 ちがうわ―。

 でも かっこいい!  だいすき!!


 で、最初のC&Rを したのですが、
 BON JOVIは 流れたままで
 森田くんは 

 「音、消して―!」

 と 叫ぶこと3回。


 やっとこさ 音が消えると

 「やっと PAさんと意思疎通が出来た。」

 と 言っていました。



 今日のC&Rは 「あめ―!」 「いえ―ぃ!」 でした。

 そして

 「後ろで聴いてるやつにも 雨は降ってるんだ! いいか。 あめ―!!」

 って やってました。



 「次にするのは 大人のC&Rだ。 きたない。 きたないC&Rだ。」



 なんのこっちゃ? と 思っていると
 スポンサー名のコールで
 なんか 一番 たくさんお金を出しているのが ダイドーだそうで

 「ダイドー!」 「ドリンコ!」 「ダイドー!」 「ドリンコ!」

 を 繰り返しつつ 村山くんを指さして

 「ちなみに こいつは ジョージア一本だ―!」

 って 言ってました。



 そして 一曲目、「サルでもわかるラブソング」 です。

 あ―、いいな―、このシャウト!

 思いきり わたしも 叫びます。

 だって もーりー だいすきやもん、
 むしろ サルやもん、この気持ち。


 歌に入ると 前の方は 恐ろしいモッシュになっていました。
 歌と このモッシュにつられて
 後ろの方から 数人の若者が モッシュに参加していきます。

 うわ―、すげえなあ。

 やっぱ おまつりのステージはちがうわ・・・。



 2曲目は 「ネクラ」。

 今日も 村山くんの速弾きが さえました。

 右手を上げて 「ね―くら― ね―くら―」 って 
 叫んでいるうち また 気付きました。

 あ・・・、わたしの後ろ 手 あげてない。
 また 最後列でやってるんや、わたし。

 ま、いいか、年よりやもん。



 次、「報われないぜ」。

 例によって 手振りの練習です。
 
 今日は モッシュとかで盛り上がってるんで
 たくさんの手が上がっていて うれしそうな森田くんでした。


 この歌やったかな、いや その前か、
 モニターにかけた足が
 貧乏ゆすり的に ぷるぷる震えていて 
 すっごい おもしろかったです。


 「ここらへんまで聞いて 
  おれたちのこと きらいって思ったやつも 後ろ方にいるだろう。」

 と 森田くんが言うと
 わたしの斜め後ろの男性が 
 「わっははは!」 と 大声で わらいました。

 
 なに?  図星なん?



 その次は 「いい人どまり」 やったんですが、
 この前にこのイベントのことを

 「たくさんの大人が 
  喜んだり 悲しんだり 怒られたりしながら 作り上げてきた。

  怒られるのはいやだが
  怒られても このイベント作ってきた。

  そんなスタークラブの店長、それからスタッフ、対バンバンド、
  そして ここに来てくれているみんなに送る。」

 と言って 歌いました。


 ほらね、また わたしの心をつかむ。

 もう あかんわ、もーりー。


 
 と、感動していると

 「今日はいろんなバンドが いろいろグッズを持って来ている。
  箪笥貯金では だめだ。
  日本の経済のためにも おまえらの金を使え―!!」

 「いえ―ぃ!」

 と 大ノリのお客さん。

 そのレスポンスを聞いて

 「こいつら ばかだ―!」 

 と 森田くん。



 こらこらこら。

 客に なに 言うねん。

 せっかく Tシャツとタオル 買おうと思ってたのに やめるぞ。

 (・・・やめへんけどね。)



 そして 「最後の歌だ。」 

 「え――っ!」 の声。

 
 「おれの方がでかいもんね、寂しさは。
  でも フェスとはそういうもんだ。
  が―って歌って 
  ば―ってやって
  だ―ってして
  ガガガに行こう。」

 と 言ってました。


 歌は 「安全地帯」 です。

 わたしは この歌の 
 「それが悪いとは思わない」 というところが とても すきです。

 ふられた自分、泣き寝入りする自分、
 それを 全部 見つめつつ
 「しゃあないか、そんなこともあるわ」 って。

 かといって 力を振り絞って がんばるのではなく
 明日は 一日 寝て暮らすわけです。


 
 この前 凹みまくってた日に
 心斎橋の明治軒で オムライスと串カツを食べました。

 これは わたしが 小さい時から 食べてきた献立です。

 一口 オムライスを食べたとたん、
 はあ・・と ため息をつきそうになるくらい おいしかった。

 それから 串カツをかじると
 「生きててよかった。」 と 思えるくらい おいしかった。

 ああ・・・、おいしい、しあわせや・・・。


 その時 わたしは ふと この歌を思い出しました。

 悲しい時には
 おいしいもの いっぱい食べて
 暖かいふとんで寝るのがいい、って
 森田くん 言ってたなあ、
 ほんまに そうやなあ。

 凹むわたしも 全然 悪くないんや。

 そうや、
 失恋した時も わたしは 悪いのは自分や、って 思ってた。

 でも 森田くんの歌を聴いて 思った。

 わたしかて 悪いことなかったんや。
 誰も 悪いことなかったんや。


 みんな みんな 旅情が 悪いんやもん・・・・。  




 あ、いやいや、こんな感傷的になってしまいましたが、
 この日、この場所では
 雨を吹き飛ばすくらいのめちゃノリで
 歌って 跳んでいました。


 この歌が終わると
 メインステージの ガガガSPを見るためか
 どっと 人が抜けました。

 おいおい、まだ 終わってへんで、
 これから まだ おもしろいねんがな。

 と 心の中で思いつつ 抜けた分 前へつめました。


 そして 「ALWAYS」。


 あ―あ、終わっちゃった。

 短かったな、今日。

 やっぱり わたしの寂しさの方が 大きいよ。

 でも ま、フェスやもんな、
 フェスとは そういうもんや。



 そんなわけでして
 終わってから 日本経済のために
 ちゃんと 物販に行きましたよ。

 緑のタオルと ガキ大将Tシャツを買いました。

 これで 日本は 安泰じゃ。



2006年05月09日(火)     ワタナベフラワー@心斎橋AtlantiQs 

楽しみです!


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