気がつきゃライブの時間だぜ
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| 2006年04月29日(土) |
◎セックスマシーン@京都MOJO |
お昼過ぎ 京都に到着。
大宮から 壬生寺に行って 壬生狂言を見ました。
去年は 結局 見に来られなかったから 結構 久し振り。
鉦と太鼓の音が響いて来ると 時空を超えるかのように 狂言の世界に 吸い込まれていきました。
今日 見たのは
「賽の河原」 「土蜘蛛」 「大黒狩」
どれも めっちゃめっちゃ おもしろかったです。
この狂言は プロの人たちではなく 壬生寺の寺子さんたちが 御本尊のお地蔵さまに 奉納するために 行なわれているものです。
鎌倉時代から ずっと 続けられているらしい。
ですから 小さなこどもから 年配の方まで 出演されています。
同じ所作でも こどもたちは 覚えたての初々しい感じだし、 大人の方は 伝統芸能の洗練された 重みと清々しさを 感じます。
こんなふうに だんだんと 形つくられ 伝えられていくのだなあ、と 思いました。
さて、狂言のあとは 烏丸の京都MOJOへ。
セックスマシーンのライブです。
7つもバンドが出るので 近くのカフェで 腹ごなしをしてから 向かいました。
入ると 坊主頭のボーカルが 熱唱してました。
「ちょんまげ」 というバンドだそうです。
このボーカルが すごく おもしろくて 保釈されたホリエモンの真似とかしてました。
5月は ライブをお休みして 6月に また ライブをやるそうですが、
「もうこんなことできるのは 今日で 終わりだぜ。」
とかって 言ってて もう 笑いまくってしまいました。
おもろいし、かわいい。
気に入った!
セクマシは 5番目。
前のバンドがやってる時に 森田くんが わたしの横を通って 控え室に 向かっていきました。
クリムゾン風のTシャツと 破れたジーパンを だいじそうに 抱えてました。
それが めっちゃ おもしろかったです。
前の方は 結構 混んでました。
わたしは 今日は ギター側の前から 2、3番目。 前に 背の高い男性がいて 今は かろうじて 見える位置やけど これ この人の位置がずれたら 見えへんようになるよな、と ちょっと 不安になっているうちに BON JOVIが 流れて来ました。
登場してきたもーりーは いつにもまして 大熱唱。
マイクは使ってないけど 口パクじゃなくて 生声で 歌ってたと思います。
で、最初のC&R、 お客が 「いえ―ぃ!」 と返すと 「俺の方がでかいもんね!」
と あおっていました。 その言い方が かわいかったです。
「こんな破れたジーパンが 変なテンションで出てきて 驚いている人もいるだろう。」
と 言ったあと 突然、
「ほら! ここ つるつる!」
って 膝を指差し 叫びました。
あ。
ほんまや、つるつるや。
と 思っていると
「見たい人、もっと 前 来て! 前 来て!」
って 言ってました。
今日は 前から 6列目までに 愛を捧げてくれるそうです。
でも わたしも いつも 思ってたんですよね、 足 きれいやな、って。
膝の下に 擦り傷あったけどね。
そのあとに 「初めての人 手 上げて。」
ぱらぱらと 手が上がりました。
「1、2、3、4人。 京都 御新規さま4名ね。」
言っとくけど 歌は まだ 始まってません。
それから 後ろの方を 見ながら
「知ってるやつがいる。 前 来い。 ほら 前 来い。」
って 言ったのですが、 ひとりくらいしか 前に来なかったため、
「知ってるやつって 認識がなかったのか。 カマ かけてみたが だめだった。」
とのことでした。
ちょっと ツボりました。
「これくらい聞いてると 俺たちのこと きらい、って人もいるだろう。 きらいだって思った人 手 あげて。」
って言ったとたん、即座に 後ろを向いて
「はい、やめて! 結構 これで ナイーブな心 持ってるから 傷つきかけた。 ナイーブな心。 ナイ―ビング ハート。」
村山くんの見て
「ナイービング ハートって あってる?」
村山くんは じっと 森田くんを見て 首を振りました。
彼は 塾の先生だそうです。
やっと 1曲目です。
恒例の 「サルでもわかるラブソング」。
イントロの 「ヘイ!」 から 前の方は 大騒ぎです。
よっしゃあ! 今日は 暴れられそうや!
2曲目は 村山くんの速弾きで 「ネクラ」 です。
これも
「ね―くら ね―くら お―まえは ねくら―」 の 大合唱。
前中央あたりは めっちゃ モッシュになっています。 うわ〜、すごいことになってる〜、と 思いつつも その場所から 離れようとしないわたし。
こんなことになってるとこのそばにおるやなんて 今まででは 信じられへんことです〜。
この歌が終わると
「はい! 手 あげる!」
と 次の曲の練習です。
で、わたしの後ろの女性に向かって
「ほら! 手 あげる! 手 あげる! 仏の顔も 三度まで! もう 次は お前のこと 無視するぞ!」
と 言ってました。
なんか わたしの前とか 横とか 後ろとかの人、 よく こうやって 詰められるんですよね。
なんでかな。
それで、 曲は 「報われないぜ」。
この曲は セクマシきってのネガティブソングとのことでした。
後半のリピートのところでは 思いっきり ジャンプ!!
ふと 気付くと あの背の高い男性が わたしよりも ずっと 右かわにいました。
こんな前の方にいるから てっきり ノリノリのファンだと思っていたのですが そうでもないらしく 中央のモッシュと 後ろからのこぶし (つまり わたしですね・・・) に 追いやられて 隅へ隅へと 移動してはるようでした。
で、最後は ほんとに 隅っこの方で 小さくなって 見てはりました。
この人と反対やったのは わたしの右側にあった ベンチに座ってた女性です。
始めは 座ったまま 下を向いて聴いていたのが だんだん 顔を上げて来て そのうち ベンチの上に立って 最後には めっちゃ 嬉しそうに 手を振り上げていました。
ここらへんだったかと思うんですけど たぶん 失恋の話しか なんかして
「愛するのもむずかしいが 愛されるのもむずかしい。」
と言って、
「あ、これで 曲できるな! 俺 今 いいこと 言った! 詩人だな!」
と 後ろを振りかえって 嬉しそうに メンバーに言ってました。
そして
「T、O、K、I、M、E、K、I」
と ひとつずつ アルファベットを 言いました。
え!!
それ、あれやんな!!
あれ、めっちゃ すきやねん!!
聴きたかってん!!
・・と テンション上がるわたしです。
わお―!!
きた―!!
「TOKIMEKIたいんだ」!!!
めっちゃくっちゃ 踊って 歌ってきました。
もちろん 例の男性を 一層 隅に追いやりました。
でも 歌詞は かなり ぼろぼろでした。
この歌が 途中だったかな、 森田くんは
「前のやつ 後ろ 見てみろ。 うわ〜って なってるの ここだけだぞ。 かなり はずかしい。」
・・・ほんまや。
しかも わたしの後ろの人は やってへん。
わたし 境界線にいてるんや。
確かに 恥ずかしい・・。
でも 止められん・・・。
グッズの紹介で 「武道館タオル」 のことを言ってました。
「BUDOOKAN」 の 「O」 が BOOWYと同じで 斜線が入ってるんですよね。
これのことを 森田くんは 言ってたのですが なんのことだか さっぱり わからなくて ぽっか〜ん、の わたし。
早速 家に帰って 調べてみました。
これは 「ファイ」 と言うのだそうです。
数学の集合のひとつで 「空集合」 を表わす記号で、 空集合とは なにものも存在しない集合のことらしいです。
この前の 「ジェンダー (文法上の性) 」 といい、 空集合といい、 かしこなるわ〜、このバンド聴いてたら。
それから 「Jフォン」 と 「安全地帯」 で ライブは 終わりました。
「後ろの方で にやにやしている人も 前で こんなになってる (おバカな顔をして見せる) 人も 今日は ほんとに ありがとう。」
というコメントのあと 「ALWAYS」 が 流れました。
なんか ほんとに すごい 盛りあがりでした。
ソウル・フラワーで 踊る時みたいに 上がってる手の間から 森田くんを見るシーンも いっぱい ありました。
すっごい 楽しかったです。
次の京都のライブは 6/18@MOJO だそうです。
村山くんは 「大入り」 って言ってたから やっぱり 行かなくっちゃね。
| 2006年04月23日(日) |
◎セックスマシーン@心斎橋SUN HALL |
ライブハウスに向かう頃には アメリカ村は 夕暮れていました。
まさかなあ、 自分が アメリカ村の地下にある ライブハウスに行く日が来ようとは 思わなんだなあ。
SUN HALLは 思ったより広いところでした。
ライブ予約をした時には 出演バンドは 4つだったのですが、 結局は 6つのバンドが 出演しました。
OPは なんとかっていうコンテストで優勝した ピンキーショコライオン。
ボーカルの女の子が ハスキーなかわいい声で 印象的でした。 それから バックの男の子3人は 作務衣を着ていて かわいかったです。
次のバンドは サイクロン。
このバンドは 神戸ブレスで 1回 聴いたことがあるのですが モッシュがすごかった、くらいしか 記憶がありませんでした。
「ZAIMAN」 出る時の ブラマヨのよっさんみたいなコート着た ギターの人を見て やっと、 あ〜、これ サイクロンや、と 思い出しました。
でも 神戸の時より ずっと よかったです。
ボーカルの人も よかったし、 歌も 心に 響きました。
とても よかったです。
わたし そのうち どこかで CD買うかもしれないです。
次は ザ☆ボン。
女性5人くらいのバンドでした。 なんか 先着30名に このバンドのDVDがもらえたらしいです。
最前中央で 盛りあがってる男性がいましたが なぜか その人のお手製Tシャツは 「KONNO ASAMI」 と 書いてありました。
このバンドの後、 場内のBGMは 「学校の花子さん」 の朗読になって なんじゃこれは、と 思っていたのですが
これが終わると 左手側のあるバースペースから ウクレレを持った 上半身裸の男性が 「いえ〜ぃ!」 とか 言いながら 登場。
酔っぱらいか? なんて 思ってたら この人が 次のバンド ソープランド揉美山のドラムの人でした。
この人 なんか 天然っぽくって めっちゃ おもしろかったです。
こんなバンド名なので 男性バンドだと思っていたら あとのふたりは 女性でした。
ボーカルも サウンドも とても味があって すごく よかったです。
で、ドラムも すっとぼけた人のに すごい迫力で めっちゃ パワフルで ガンガン心に響いてきました。
ちょっと 気に入りました。
で、次が 向風。
東京からきたバンドだそうですが、 なかなか よかったんですよ。
よかったんですけどね、 ボーカルの人が 2曲目で 全部 脱いじゃったんですよ。
全裸ね。
で、ふと 横を見ると 「向風」 と 書いたTシャツを着た かなり 年配の男性が じっと うつむいておられました。
ああ、この人、 さっき MCで言ってた ボーカルの人のおとうさんだな、 と わかりました。
あ・・・ どんなもんなんだろな、 息子が ライブで 全裸になるって。
ここで わたし、 なんか 帰るとか 不快な素振りするとか そういうこと 出来へんなあ、なんて
親の立場に なってしまって じっと 全裸を 見続けるしかありませんでした。
そのまま 2曲くらい歌って そのあとは ズボンをはいてました。
おとうさんは 最後の歌が終わると 両手を上げて 大きな拍手を 息子に送っていました。
親って ほんとに ありがたいもんですね・・。
そして トリが セクマシです。
前から 2番目くらいの所へ行くと ステージは 思ったよりも 広くて 奥行きがありました。
そして BON JOVIにのせて ちょうど わたしのいるところから 対角線の位置にある ステージ出入り口から もーりーが すごい勢いで 走ってきました。
うわっ、びっくりした・・・。
そして C&Rを 数回やったあと 「わかった。 今日は 前だけでいく。 前5列目までに 愛を捧げる。」
それから
「お酒のんだやつ 手 上げて。」
数人が ぱらぱらと 手をあげると
「あとは しらふで テンション上げられるやつなんだな。」
わたしは テンション上げるために 酒飲んでなかったんですが、 それって ある意味 めっちゃ 恥ずかしいやつかもしれないですね。
で、わたしの横にいる女性に向かって
「大丈夫? 怖くないから。」
って 言ってました。 この女性は うんうん、って にこにこしながら うなづいていて その後も 初めてらしいながらも 手を上げたり ジャンプしたりしてました。
前から2列目におるんやもん、 ある程度 ファンですよね。
そして 1曲目は 「サルでもわかるラブソング」。
でも 歌い始めた (叫び始めた?) とたん、 なんか マイクの調子が悪かったらしく ギターの人のマイクを取って 歌っていました。
最前中央は 男性だったのですが、 この人 マイクコードが からまると 手際よく さばいていました。
で、この曲のあと、 舞台上で マイクの電池を入れ替えて ようやく マイクOKになりました。
そのマイクは コードレスだったので 森田くんは
「ケーブルがない!」
とか言って マイクを掲げて くるくる まわったりしていました。
あ、でも そう言えば 森田くんのマイクは コードレスですよね。
お客の中に 「死んじゃって頂戴」 のTシャツを着た 外国の方がいました。
3曲目くらいやったかな、 森田くんは その人に向かって
「あんたのために歌うぜ―!!」
と 絶叫して 「ファンクザポリスマン」 を 歌いました。
もう この方 大喜びで うお―っ、みたいな 歓声をあげていました。
ちなみに この人、 オープニングの BON JOVI、 大きな声で 歌ってはりました。
さて 悲しきMC 今日は
「世の中には ままならないものが たくさんある。 例えば 恋愛とか。」
と言って ギターの村山くんに
「村山くんは どうだ?」
すると 村山くんは 凹んだ表情で 力なく 首を振りました。
次が ドラムの徳本くんに
「徳本は?」
これは ちょっと 悲しげなOKサイン。
そして ベースのたっちに
「おまえは 大丈夫だろう。」
そしたら たっちは 大慌てで
「え! いやいやいやいや・・・。」
と あせっていました。
なんや、なんや?
そう言や、後半も たっち、
「おまえも なんか言え。 ファンにむけての熱いメッセージがあるんだろ。」
と ふられて 本気であせって きょどっていました。
その様子を見て 森田くんが
「思いを 言葉に出来ないようだ。」
と言うと たっちは
「うるさいわ。」 と
ひとりごとのように 苦笑いしながら 文句言ってました。
なんか 事情 あったん?
それにしても この人、 森田くん登場の際には ケリ 入れられるし いじられキャラなんかな。
GOING KOBEのことも言ってました。
出演バンドを次々にあげて
「今言ったバンド ひとつもしらない人。」
誰も手をあげません。
「ということは 全員 来るな。」
だって。
その時 会場から 「セックスマシーン!」 という声がかかると 森田くんは ほんとに うれしそうな顔をして
「あ、そうそう。 ・・・おまえ ほんとに いいやつだな。」
と 言ってました。
6/7のKNAVEのライブ告知の時には
「難波から 一歩出たら 死ぬってやつには・・・。」
と 言ってましたが、そんなやつ おるんかいな。
それとね、新しい曲を つくってるらしいです。
それ、いつ 歌うかわからないので
「毎ライブ 来なくちゃならないな。」
とのことでした。
で、もう御存知でしょうが、 花王ソフィーナパーフェクトUVのCMのナレーションをやってる、って 話しもしていました。
「これが きれいなモデルさんでね、いや 会ってないけど。 映像みながら ヘッドフォンして 『わたしは 焼かない!』 って。」
と 再現してくれました。
それを聞くと ああ、確かに あの声や、 間違いないわ、って 思いました。
対バンも 結構 激しいバンドが多かったせいか、 会場は まさに 盛りあがりまくっていて わたしのいるあたりなんか すっごく 熱くなっていました。
この前のスタクラの時は POPなバンドとやったせいか 手を上げる人も少なかったんですが 今日は あっちもこっちも 上がりっぱなし。
もちろん わたしも 上げっぱなし。
ものすごく 楽しかったです!
対バンは PUNKに限るな、なんて 思ってしまったわたしは いったい どこへ 行ってしまうのでしょう。
心配です・・。
こうやって 書いてると いつもと変わりない ぶっ飛びテンションのライブのようですが
今日は なんだか 森田くんが 何度も 何度も
「ありがとうございます。」
って お礼を言っていました。
その言い方が めっちゃ マジで どうしたん? なんかあったん? って ちょっと 心配になるくらいでした。
ほんとに泣いてるかな、って 思うとこもあったし、
(泣いてなかったですけどね)
「おれ 今日 支離滅裂だな。」 とか・・。
「真夜中のアメリカ村のこんな所で にやにやしている君たちといることが しあわせだ。」
みたいなことも 言ってました。
そして 最後の BON JOVI の時、
「この歌は 『ALWAYS』 という歌なんだけど いつも 君たちのそばにいられるようにと 選びました。 でも 反対です。 いつも 僕たちのそばに いてください。」
と 森田くんは 言いました。
あかん。
ちょっと 今 ときめいた。
どうしよう。
笑ろてる場合やない。
うわ・・ どうしよ・・・
毎度のことながら 曲のこと 全然 書いてないので セットリストだけ 書いておきます。
1.サルでもわかるラブソング 2.ネクラ 3.ファックザポリスマン 4.いい人どまり 5.報われないぜ 6.Jフォン 7.安全地帯
アンコール
1.グローブのん 2.勇気100%
| 2006年04月10日(月) |
◎セックスマシーン@神戸スタークラブ |
連日神戸です。 しかも 3日間連続ライブの千秋楽です。 ついでに 雨です。
しかし 全然 疲れてないわたし。 疲れてない、っていうよりも 感覚 麻痺してる?
いや、別に麻痺してたって 全く 問題ないんですけどね。
しかし 三ノ宮について 問題が起こりました。
阪急東口から出たら なんだか 方角がさっぱり わからなくなってしまって・・。
なんとか 見当がつき スタークラブに向かって歩き出したものの
えええ、 スタクラって こんなに遠かった? 通り越してない?
わからへん、わからへん〜。
めっちゃ あせって 歩くうちに ようやく スタクラ発見。
よかった〜、 BON JOVI 間にあった〜。
いやいや、スタクラに BON JOVIが来るんじゃないですよ。
今日は セックスマシーンですからね。
オープニングの BON JOVIから 聴かんとね。
セクマシは トップでした。
BON JOVIにのせて 今日も 踊ります、たっち。
しかし BON JOVIが流れてくるだけで 「ぷ・・ くくっ・・。」 って 笑ってしまうバンドファンって、な。
今日は スキップカウズと東京60WATTSとの対バンで 前の方は 場所取りのそちらのファンが 多いらしく
もーりーが あのテンションで登場してくると 前のあたりは だだひきの雰囲気が さあ〜っと 漂いました。
盛りあがってるのは どちらかというと 真ん中あたり。
森田くんが 「いえぇ〜っ!」 と 叫んでも 半拍遅れのレスポンスが 返ってくるばかり。
それを受ける森田くんが また おっかしくて。
「こんな破れたジーパンが出て来て びっくりしているようだな。」
で、わたしの斜め前の棒立ちの女性に向かっては
「唖然としている人もいるようだ。」
その後も ジャンプしたり、 「やさ!」 「しい!」 「かわいら!」 「しい!」 なんて
C&R やったりして 歌には 全然 入りません。
「今日は 歌まで 10分コースだな。」 だって。
しばらくして
「初めての人は 1曲目に入るタイミングが なかなか つかめないだろう。 ・・実は 俺も つかめていない。」
あかん、いきなり ツボや。
そして タイミングがつかめないまま 「サルでもわかるラブソング」 が 始まりました。
途中で 演奏を止めて 歌の練習があり 再度 歌いながら
「変な歌だなあ。」 って 言ってたのが おかしかったです。
2曲目は 「ネクラ」 だったかな。
ギターの村山くんに やったら 「かっこいい!!」 と 連呼する森田くん。
それ すきなんですよ、わたし。
それから 最後の 『もちろん俺も悪くない』 って 歌う時の 森田くんの表情も いつ見ても 笑えます。
「報われないぜ」 の前には
「君たちのために 昨日の夜 寝ずに作ってきた歌だ。 一番新しいアルバムの1曲目に 入っている。
だから 昨日 寝ずに作ったというのは ・・・ ウソだ。」
別に いいけどね・・。
なんの歌のあとやったかな、
「おれは サッカーがきらいだ――!!」
「おれは ベッカムがきらいだ――!!」
わたしも サッカーが きらいだ――!!
わたしは ラグビーが すきなんだ――!!
「おとこたち―! おれは ベッカムが きらいだ――!!」
「おおお――!!」
「女性―! ベッカムは あれはあれで セクシーだ――!」
あははは〜!
なんや、気ぃ 弱いやん。
それから 「電車」 の前やったかな、
「こうやって 舞台の上で 汗かいて 歌ったり、 踊ったり、
(ここで なぜか 男性のわらい声)
手品したり・・。」
手品?
手品って なんやの?
って 思ってると
「あ、じゃ、手品しよう。 いいか、いいか、 ほらほら。」
と 言いながら ほら あるでしょ、自分の親指が取れたように見せる手品、 あんなふうに 自分の左手の親指を 右手で 握りこみました。
ベタなネタ、とか 思いながらも 森田くんの手を見ていると みんなが注目しているところを 見計らって 影絵の犬みたいに 『わん!』 って。
わたし もう 大爆笑!!
次の歌が始まっても ずっと 笑ってました。
これ 今日の圧巻やったわ。
しかし 歌やなくて ネタが圧巻って これ ええんやろか。
歌のことも 書いとこ。
「電車」 は わたし とてもすきな歌です。
メロディが すごく すきなんです。 上品なんですよね、このメロディ。
間奏部分の 「Yeah!」 のところの曲の雰囲気が これまた すごい すきで 今日は これを聴いたので 絶対 この曲の入ってるCD買おう、と 思いました。
「春は いろんなことが起る。 桜が フルブルームになったり・・、
チェリーが フルブルーム。」
たぶん この後に 「Jフォン」 を 歌ったんだと思います。 季節が 変わっていく、みたいな前フリだったと思います。
ほかにも なんか わけわからん英語、いろいろ 出てきました。
ちょうど 静かになった時に 電車の通る音が響くと (スタークラブは 高架下なんです)、
「トレインが ゴーズバイ。」 とかね。
あ、そうそう、グッズの宣伝もしていましたよ。
突然、
「草むしりはすきか――!」
(お客さん 「???」 になりながらも) 「いえぇ―!」
「草むしりはすきか――!」
「いえぇ―!」
「(素にもどって) じゃ、軍手がいるな。」
ほかにも 武道館タオルやら Tシャツやらの宣伝をして 「買いたい人は買えばいい。」 と 急に 世捨て人になったかと思うと
「だが これだけは言っておく! 箪笥貯金では 不景気は 抜け出せない!!」
それで、
「これで言いたいことは 全部 言った。」 って言って 「安全地帯」 を 歌い、
最後は 「俺たちのCDで 一番 売れた歌だ。 ミリオンだったかな、 ダブルミリオンだったかな。」 と言って
あの、グローブの歌を歌っていました。
で、叫んでましたよ、
『性的に 愛している―!!』 って。
ちょっ、ちょっと、 なんや これ。
歌のレポ、ほとんど ないやん。
しゃべりのレポ ばっかり。
すみません、こんなんで。
まあ、とにかく おもしろかったんですよ。
あ、そうや、 終わったあと 物販で 友人と一緒に CDを買いました。
その時 物販にいたのは ベースのたっちで わたしたちは CDにサインをしてもらいました。
そしたら たっちは そばにいたメンバーも
「まーちゃん! とっきぃ!」
と 呼んで サインをもらってくれました。
その名前の呼び方が なんか なんて言っていいのか よく わからないんですけど ほんとに メンバーのことがすきで 仲がいいって感じがして すごく 気持ちがほのぼのしました。
だのに わたしは 買ったCDのパッケージが なかなか 開けられなかったからといって めっちゃ 横柄に たっちに 「開けてください。」 って 頼んだりしてしまいました。
ごめんなさい。
心から 反省しています。
あ―、しかし ほんまに 楽しかった。
やっぱし だいすきやわ、このバンド。
| 2006年04月09日(日) |
◎ワタナベフラワー@神戸スタークラブ |
とっても いいお天気。
桜も 真っ盛り。
阪急電車の中から 満開の桜を見ながら 神戸スタークラブへと 向かいました。
今日は 2マンライブで 演奏時間が長いのも 楽しみですが、 なにやら 重大発表があるとやらで それにも どきどきわくわくでした。
最初は レトロ本舗。
わたしは 初めて聴いたのですけど ツインボーカルに スカが入って とっても かわいくて 元気で 楽しくなる 音楽でした。
もちろん ボーカルも かわいくて 素敵でしたが バックのホーンの音が これまた すごく たのしくて 気持ちが わくわくしてくるようでした。
ホーンを聴いているだけで 自然と からだが 動いてしまうような そんな感じがして とても 心地よかったです。
レトロ本舗、GOING KOBE にも 出ますよね。
また 聴いてみたいです。
しかし、 タオルを首にまいた 男の子たちの すんげえモッシュには びっくりしてしまいました。
わたし、あんまり 知識がないもんで モッシュっていうのは 男性ファンが 男性バンドにするもんだと 勝手に思い込んでたので
レトロ本舗の演奏が始まったとたんのモッシュに 「いったい 何事?」 と しばし 唖然としてしまいました。
だけど あれだけ かわいくて 楽しかったら モッシュで その思いを 表わしたくなるのかもしれないですね。
後攻は ワタナベフラワー。
オープニングは 「いとしのあっこちゃん」 でした。
いつものように お客さんの中を通って ステージに立った クマちゃん。
あれ? いつもとちがう感じがする。
なに? あのさわやかさは?
わかりました。 ヘアスタイルです。
いつもの 暑苦しさ70%+誰かに適当に切ってもらった感はなく、 非常に こざっぱり カットしてあって
すごく 似あってるし、 さわやかで 見やすいんですよね。
これ 絶対 ヘアメイクさんに やってもらってるはずや、 しかも かなり 腕効きの。
う〜む・・・。
あ、そうそう、 今日のスタクラは かなり 人がいっぱいです。
レトロが終わっても あんまり 人の入れ替えがなかったので わたしは むさくん側の真ん中へんにいました。
「ビバ結婚」 が 始まると 前の方は かなりの盛りあがり。
とても 熱い雰囲気になってました。
そして あの事件が 起こりました。
「エンジョイサマー」 の時やったかな、 ソロを弾き終わったもみくんの横に クマちゃんが来て ちょっと からんだあと クマちゃんが もみくんの顔を 両手で はさんで しばらく 見つけたかと思うと 突然 ぶちゅ!
ええ、MOUTH TO MOUTH です。
え・・ なに 起こったん・・・?
と 我が目を疑うわたし。
5秒は 密着してたと思います。
そして クマちゃんの絶叫。
「みんな もみやまがすきですか―!」
「いえ―!」
「もみやまがすきですか―!」
「いえ―!」
「おれの方が もっと すきです―!!」
・・・いや、すきなのは わかってるけど でも それって、あの、 そういうことじゃないんじゃ・・・。
なんか 今日 妙なすごいテンションになってへんか?
そうそう、こんなのも ありました。
もみくんのこと 「かわいいか?」 とかって お客にふっといて お客さんが 「かわいい〜。」 って言うと
突然 むさくんが 「いや〜、ありがとう。」 って 照れて 返事してました。
「なんで おまえやねん!」 って クマちゃん。
いやいや、かわいいですよ、むさくん!
めっちゃ かわいい!
もみくんネタ もうひとつ。
なんやったかな、おわりの方の曲のソロを弾いている時 クマちゃんが C&Rで
「萌え〜!」 「萌え〜!」
って 言ってました。
今日は 演奏時間が長いと思ってましたけど あっという間に 終わりの曲になりました。
「わ―い」 を 熱唱しながら クマちゃんからの 重大発表がついに!
「6月14日に セカンドミニアルバムが 発売されます!」
「そして メジャーデビューしま――すっ!!」
もう 大歓声!!!
みんな 思いっきり 「わ―い!!」 って やってました。
「夢がかなった! 夢が またひとつ かなった!!」
と クマちゃんは ほんとにうれしそうでした。
わたしは 自分が聴きに行ってたインディーズバンドが メジャーデビューするなんて経験は 初めてなので これから ワタフラが どうなっていくのか 全然 わかりません。
クマちゃんは ほんとに うれしそうでしたけど メジャーになることで 越えて行かなくてはならない 辛いこと 悲しいことは きっと いっぱいあるでしょう。
だけど クマちゃんは
「永島を入れて 5人でやっていきます! 僕たちは なにも 変わりません!」
と 言っていました。
わたしは どこまでも このクマちゃんの言葉を信じて これからも ワタナベフラワーを 応援していきたい、と 思いました。
| 2006年04月08日(土) |
◎松田幸一ブルースハープライブ@千日前アナザードリーム |
一年振りのアナザードリーム。
確か 去年のライブは 高田渡さんが亡くなった直後で ちょっと しんみりした雰囲気にもなってたっけな。
今日は バックに フィドルの岸本一遥さんがいます。
この人は その昔、 京都に 「ばっくすばにー」 というバンドがあって そこで フィドルを 弾いていた人です。
わたしは 烏丸の大丸の屋上に 「アクションヤング大丸」 というラジオの公録を見に行って
(ああ、懐かしい! ♪ 風に誘われやってきた 知らない同士のぼくたちが ある日出会った街角の 明るい大きなウィンドウ 耳に飛び込むギターの音と 若いぼくらの歌声が いつかみんなの結びつき アクションヤング ヤング 大丸 すてきな友だち 見つける時も アクションヤング ヤング 大丸
こんなテーマソングやったよなあ)
そこで司会をしてた ばっくすばにーを見たのです。
その時 この岸本さんのフィドルを聴いて ほんとに 音楽なんて なにも わからない時だったけど 「この人 すごい。 めっちゃ うまい。」
と ごっつい 感動しました。
そして 数年前、 やはり アリちゃん (松田幸一さん) のライブに行った時に 岸本さんが バックでいてはって 始めは 全然 気付かへんかってんけど フィドルの音を聴いたとたんに
「あれ? この人って あの、ばっくすばにーの岸本さん?」
って 昔の、大丸の屋上のこと 思い出して なんか 頭が混乱してしまいました。
で、そのことを HPの日記に書いたら 「そうですよ、あの岸本さんですよ。」
と 教えてくださる方がいて わたしは あの時 自分が感動した音が 本物だったのだと 感激し 再び こうして フィドルを聴けたことに 感動しました。
その岸本さんが 今日も バックですから もう 絶対 行かなくっちゃ。
やっぱり 素敵でした、岸本さんのフィドル。
聞き惚れてしましました。
特に なんといっても
『オレンジブロッサム・スペシャル』!!
この曲は フィドルの 名曲中の名曲なのですが アリちゃんは いつも ハーモニカで 演ります。
でも 今日は フィドルがいるんですから もう ハーモニカとフィドルで ものすごい セッションになってました。
フィドルの速さ、フレーズの豊富さ。
終わったあとは 拍手の嵐でした。
岸本さんも すてきでしたが アリちゃんも ほかのバックの人たちも ものすごく すてきで ここ 数年では 一番 素晴らしいハープライブだったと 思います。
アイルランドの笛を使って 演奏された 「シーベック・シーモア」、 ハープとフィドルの 「海原」、 これは どれも ナターシャーのメンバーのレパートリーだったので 思わず いろんなことを思い出して 涙が 出てしまいました。
アリちゃんのハープは ほんとうに 不思議だと思います。
カバー曲が 結構あって その中には オリジナルのイメージが あまりにも 強烈、って曲も多いのです。
例えば、今日 演奏されたのでは
「ジョージア・オン・マイ・マインド」 「涙そうそう」 「素晴らしき世界」
だのに アリちゃんが吹き始めると それは まるで アリちゃんのオリジナルのように アリちゃんのイメージで その曲が 響いてくるのです。
これは いったい どうしてなのでしょう。
けっして 奇をてらったアレンジではなく ある意味 オーソドックスに吹いているにも かかわらずです。
アリちゃんの にごりのない 音楽への思いが そこに現われてくるのでしょうか。
わたしが アリちゃんのハープ だいすきなのは そういうところに 原因があるのかもしれないなあ。
それから もうひとつ、 今日 気付いたことがありました。
アリちゃんのハープは どこか 「和」 な感じがする。
それも なんとなく 大阪な雰囲気がある。
もう 関東に住んで長い人なのに、 大阪の、それも ミナミな雰囲気があるなあ。
そういえば ファーストアルバムに入っている、 「アーカンソー トラベラー」 という曲の解説に
「小坂和也さんに 『アリちゃんのアーカンソーは 大阪なまりだね』 と言われた。 Yeah!」
という記述がありました。
わたしは なんのことだか さっぱり わからなかったんですが、 今日 わかったような気がしました。
うん、確かに アリちゃんのハープ、大阪なまりやね!
Yeah!!
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