今日、紹介状書いて頂いた先の病院に行った。
お母さんに部屋着のままタクシーに乗せられて連れて行かれた。

昨日下の妹が言ったように顔がヤバかったのか、病院に入るなり警備員さんに車椅子を勧められた。
大きな病院内をフラフラしながら歩き回れる自信が無かったので仕方なく乗る事にした。


この間救急で行った時の先生に担当して貰いたかったが、新患担当の先生がいるということで却下された。


当たった先生は最悪だった。
まさか『解離性同一性障害』を知らない医者が大学病院で偉そうにしてるとは！！

紹介状を持って行ったにも拘らず、今までの治療を全て否定し、こちらの状態を疑ってかかった上、終いには一生懸命病状を説明しようとしてくれたお母さんを異常だとカルテに書く始末。

お母さんが、入院が決まるまで、食事が摂れない状態をどうしたらいいですか？と聞くと、だって水は飲めてるんでしょ？と答えた。
水飲めてればいいんかい！？


ケースワーカーに相談しても筒抜け。


仕方ないから帰ってきてからいつも通っているクリニックに電話をかけて相談した所、そこには入院しない方がいいという事だった。

今朝起きて下の妹に会ったら、お姉ちゃん顔がヤバイ、と言われた。
でもそんなことに構っていられる程のエネルギーは残っていない。


今日は自分の部屋と、トイレと、家での喫煙場所になっている台所の換気扇の下とを這って移動するだけで精一杯だった。


とうとう固形物も喉を通らず、お母さんが作ってくれたスペシャルドリンク（何）を運んで来て貰って、ストローでちうちう飲んでいた。

後は寝逃げだが、うとうとしては悪夢で目覚めて気分が更に悪くなるという悪循環だった。


こんなんで明日病院に行かれるのだろうか…。


◆私書箱に励ましのメールを下さった方へ◆
メールありがとうございます。
かなり凹んでいた時だったので、とても嬉しかったです。

今日は久し振りに食事らしい食事が摂れた。

昼間は自分の身の回りの世話もままならない状態なので、恥ずかしい事に、お母さんに食べさせてもらった。
不思議な事に、味は良くわからないものの、かなりの量が口から入っていった。
他人が食べているのを見ているような感じだった。

でも、折角食べる事が出来たのに、殆ど時間の経たない内に吐き気がしてきて、外に出してしまった（汚）
もったいない。

やっぱり水分以外は体が受け付けてくれない状態になっているらしい。


今日は通院してるクリニックに、入院予定先への紹介状を書いて貰いに行く予定だったが、私は勿論外出も出来ない状態なので、午後からお母さんに頼んで、通院しているクリニックに、入院予定先の病院への紹介状を書いて貰いに行って貰った。

明日は入院予定先の病院が休みなので、入院は明後日以降になるだろう。


最近煙草の量が増えてきている。
今日も煙草を吸いすぎた。

ここの所ずっと調子が悪い。

何日か前から食事が殆ど摂れなくなっていて、体重もかなり減ってしまっている。
今日はついに水物しか摂取出来なくなってしまった。

今は何とか体重４０kgを保ってはいるものの、このままじゃ４０kgを切るのも時間の問題。

食事が摂れないせいか、バッタンバッタン倒れるし、意味も無い不安定な交代は起こるし、お爺ちゃんが亡くなってから、鬱状態も悪化してきているし、カウンセラーから、４０kgを切ったら入院するようにと言われているので、家族と相談して、近い内に入院する事にした。

幸いこの間意識が無くなった時に行った大学病院の先生が、受け入れてくれると言っているので、そこに入院する事になりそうだ。


鬱状態がひどくて、今は少し元気になる夕方から夜にかけて、日記だけなら更新する事が出来るけど、いつまで続ける事が出来るかわからない。


入院して早く落ち着くといいんだけど。

今日午前中に、出願に行ったっきりだった高校に行って、ガイダンスに参加して来た。

本当は二十日に入学式があって、その翌々日にガイダンスがあったんだけど、忙しくて参加できなかった。

やっぱり疲れは取れていないらしく、帰って来たらクタクタで、眠ってしまって夜になるまで起きられなかった。


昨日日記に書いた、【柊一】さんの建物の上にある部屋の事については、意識が戻った時にお母さんに話してあったのだが、その事を昨日のお母さんのカウンセリングで話して来たと、今日教えて貰った。

薔薇の花には意味があるらしく、クリーム色の花はお父さん、ピンク色の花はお母さんを意味しているそうだ。

意識がバラバラになる前の【なお】が両親と三人で暮らしていた頃の家の庭には、クリーム色とピンク色の薔薇の花が咲いていたそうだ。

カウンセラーが言うには、【なお】にとって、その期間は至福の時であった筈で、それが心の深い所に残っていても不思議は無いという事だったそうだ。


このサイトのタイトルも、【なお】が無意識に付けた物なのかも。

気が付いたら救命救急センターのベッドの上だった。

一度断られた精神科に救急隊員の方がもう一度頼みこんでくれた所、救命救急センターなら受け入れてくれるということで、そこに運ばれたらしい。

そこで最近の生活の事と、『解離性同一性障害』の事等を話したら、取り敢えず内科的な検査は全てやってくれたそうだ。
結果は異常無しで、おまけに精神科の先生も来て下さって、特に今直ぐ入院しなければならないという事は無いが、過労だろうから休養の為に入院したいなら受け入れてくれるという事だった。


意識の無い間、私達は、意識下で、【柊一】さんの住んでる建物の中の今まで行った事の無い所に集まっていた。

そこはドーム状の部屋で、壁は綺麗な夜空の色、床にクリーム色とピンク色の薔薇の花が一輪ずつ描かれていて、その辺りが光っていた。

そこでは以前日記に書いた私の知らなかった人格（？）と話す事が出来たが、姿は見えなかった。


家に帰ったらもう午前四時過ぎだったので、今日のカウンセリングはお休みして、体を休める事にした。

今日はお爺ちゃんの初七日だった。

お客さんは思ったより少なく、【照湖】さんと交代する事無く、私が外に出たまま、【照湖】さんの指示で動く事が出来た。


今日は自宅に帰る日だったので、帰る前にお婆ちゃんの入院している病院に寄ってきた。


疲れが溜まっていたせいか、帰る頃、病院の廊下で倒れてしまった。

暫く経っても意識が戻らなかったので、病院の車椅子を借りて車まで運び、取り敢えず家に連れ帰ったそうだ。

暫く部屋に寝かせてあったようだが、失禁したら可哀想だからと、妹達の手を借りてトイレまで運び、暫くすれば意識が戻るだろうとそのまま座らせて置いたらしい。

暫く経っても意識が戻らなかったので、おしめを当ててベッドに寝かせて様子を見ていたそうだが、四時間経っても意識が戻らなかった為、心配した両親が救急車を呼んでくれたらしい。

精神疾患があるという事で、精神科では内科へ行けと言われ、内科では精神科へ行けと言われ、受け入れてくれる病院がなかなか見つからなかったそうで、救急車が来てから二時間以上家にいたそうだ。

今日はまだ疲れが残っていたせいか、午前中いっぱい寝ていた。


【なお】が少し出てきたそうだが、自分の名前もわからず、意識下との区別もついていない状態だったとか。
誰かに会いに行かなくちゃ等と言ってたそうだ。

暫らくしたら、【柊一】さんが呼んでいると言い出し、気を失ったそうで、その後暫らくは【照湖】さんが出ていたようだ。
【照湖】さんの多く出ていた日の日記が更新されていた。


明日は初七日なので、お客さんも来るだろうし、もう夜だけど、また留守番とお手伝いの為に、これからお母さんの実家に泊りに行く。

今日は疲れで一日中寝ていた。


赤ちゃんの【響】ちゃん（皆で名前を付けた）が少し出たみたいだ。
【響】ちゃんは前より成長していて、前は寝ていたり、泣いていたりだけだったそうだが、お座りしてお粥を食べさせてもらったら、おとなしく食べていたらしい。


夜になって、痛覚が一時的に戻り、足が床に付けない程痛かったので、痛覚がある内にと病院に行ったんだけど、病院に着いたらまた痛覚が麻痺してしまい、レントゲンでは異常がなかった事から、結局どこが悪かったのかわからないまま帰って来た。


痛覚が麻痺しているってのは恐い事だな、と改めて思った。

昨夜はお母さんの実家に泊まった。

お母さんの実家にお爺ちゃんのお骨があるんだけど、お婆ちゃんが入院していて留守なので、お客さんも来るし、今日は親戚皆で、交替で留守番をした。


今夜は自宅に帰る事が出来るのでゆっくり休めそうだ。


自宅に帰る前、お婆ちゃんのお見舞いにお婆ちゃんの入院してる病院に寄ったんだけど、お婆ちゃんは術後の経過も順調だそうで、割と元気そうだったので安心した。

早くお婆ちゃんがすっかり回復して元気になるといいな、と思った。


今夜はしっかり寝て疲れをとらなきゃ！

今日はお爺ちゃんの告別式だった。


昨夜は斎場に泊まった。

朝方、【涼音】ちゃんがお線香を上げる為に出て来て、【涼音】ちゃんには珍しく、自棄酒と自棄煙草をしていたそうだ。
【涼音】ちゃんはお爺ちゃんとの思い出も多いらしく、そうとうショックだったようだ。


今日は疲れのせいか朝から三回程倒れてしまった。

一度目は、仮眠をとった後、トイレに行った帰り、石の床に頭を打ってしまった。
二度目は、式の最中、意識下から色んな人の声が聞こえてくるのに耐えていたら、一瞬意識を失った。
この時は隣にいたお父さんが助けてくれた。
三度目は火葬場のトイレで貧血を起こした。

怪我をしたのに痛覚が麻痺してるから今は痛く無い。


【照湖】さんは今日も沢山働いたようだ。
自分の身支度は勿論、お母さんや従妹、妹の髪を結ったり、お客様にお茶を出したり…。


今日はお母さんの実家に泊まる予定だったが、【悠宇】君が反対し出した。

私達が上手く交代して仕事が出来ればいいと思っている人達が多いんじゃないかという理由で。

でも、私は残りたかったので残った。

祖父が危ない状態だという知らせを受けてから、【柊一】の指示で、エリア移動が行われた。
【朱夏】が≪Cエリア≫に、私が≪Bエリア≫に移動した。


昨夜から母と一緒に母の実家に泊まっている。


今夜は祖父のお通夜だった。

お客様にお茶を入れたり、お母さんや従妹、妹の髪の毛を結ったり、仕事が多い所為か昨日から私でいる時間が長い。


昨日から痛覚の麻痺があるから怪我に気が付かないのがちょっと問題。

昨日祖父の遺体が帰って来られるように準備をしていた時も、電動湯沸しポットの電源を入れたまま掃除をしてしまい、蓋が開いてしまって火傷をしてしまったり、座布団を用意していて壁に手を擦ってしまって擦り傷を作ってしまったのに気が付かなかったり…。


【奈那子】ちゃんは今朝根性焼きをしてしまったようだ。


お通夜には祖父の最期を看取った【ゆり】の希望で【ゆり】が出たけど、その後は来て下さった方々にお茶を出したり、やっぱり仕事が多かったので、ある程度お客様が帰る迄は私が出ていた。

今朝お爺ちゃんがしまっていかれた。

お爺ちゃんが亡くなったのは、とても悲しくて、残念だったけど、最期を看取る事が出来てよかった。

【なお】が出られなかったのがちょっと残念だけど、治療が進めば【なお】にもその記憶は戻るだろう。


昨夜は泊まり込みで、うつらうつらしていたら【まゆ】ちゃんと交代してしまったりしたけど、大体状況に合わせて相談して交代する事が出来た。


少し前にエリアの移動が行われたようで、【照湖】さんが≪Ｂエリア≫に来てくれていて、私がとろくて出来ない仕事なんかが多かったので、【悠宇】君を通して相談して、【照湖】さんと交代し、お爺ちゃんが帰って来る為の準備のお掃除や、お客さんにお茶を入れたりなんて事を手際よくやっていたようだ。

不思議な事に、私では何をやって良いのか全然判らなくて、ぼーっと突っ立って邪魔になるだけのような状況でも、【照湖】さんは、自分の出来る事を見つけててきぱき動き、指示された事もすんなりこなして、おばさん達に次は何をしたらいいかききに行くエネルギーまであったそうだ。
仕事もしっかりこなせたらしい。


当然カウンセリングはお休みした。

お爺ちゃんの容態がかなり悪い。

昨夜【尚美】ちゃんがお母さんと寝ていたんだけど、お爺ちゃんの容態が悪いからと、夜中に電話がかかってきて、お母さんは病院に行った。


うつらうつらしていた【尚美】ちゃんが目を覚ますとお母さんがいなかったので、家族が事情を説明したらしいが、【尚美】ちゃんは意識下にいる子供達にその話をしてしまったようで、小さい子が意識上に出たり入ったりして説明を求め、大変な事になってしまった。

何が大変だったかというと、家族が出て来た子達に、同じ事を言わずに、バラバラに“テキトー”な事を言ったからだ。

内部では、どれが本当の情報なのか分からない子供達が大騒ぎだった。


結局、大人達で小さい子達をなんとか≪託児所≫に集め、【柊一】が説明するという事で落ち着いた。


朝にはお母さんが一度帰って来たんだけど、お爺ちゃんの容態がかなり悪いからと、また電話がかかってきた為、私も付いて行くことになった。


今夜は病院に泊まり込みだ。

今日は昨日に引き続き、お母さんの方のお爺ちゃんとお婆ちゃんが入院している病院に行って来た。

昨日はお婆ちゃんの手術の説明を受けに行くお母さんに一緒に付いて行き、今日はお婆ちゃんの手術の日なのでまたまた付いて行った。


お婆ちゃんの手術は無事終わって、後は回復を待つだけのようだ。


お爺ちゃんの方はあまり容態がよくないようで、心配だ。


お爺ちゃんやお婆ちゃんが心配だから何度も病院に付いて行く事も事実なんだけど、実は他にも目的はあったりする。

最近カウンセリングに行く時、いつもタクシーを使っているし、引き篭もりがちでもあったので、リハビリというか、この機会に外出や、電車に乗る事に慣れていけたらいいな、なんていう魂胆である。

昨日も今日も、パニックや交代を起こす事も無く電車に乗れたので、今日帰りの電車の中で、お母さんと、今度ちょっと距離を伸ばして遊びに行ってみようか？とか、カウンセリングの時、片道だけでも電車で行ってみようか？なんて話も出た程。


本当にそう出来るようになればいいな。

今まで外に出て来た事を誰にも確認されてない人格で、内部で普通に生活してて会うことも無い人格がいるような気がする。

その人は、いつもこの体の事全体を把握しているようで、困った時に声だけで助けてくれたりする。
声は男性でも女性でも無く、子供でもないような、不思議な声である。

私だけで無く、【悠宇】もその存在に気付いているようだ。


助けてくれる内容として具体的にどんな事があるかというと、困った時にアドバイスをくれたり、記憶が繋がっていなくて誰かと話をしている時に困った時等には、苦痛を伴わないフラッシュバックの様に、誰かが持っている記憶の一部を、映像と音声で教えてくれたりする。

その人は、この体を共有してる皆の情報を全て把握しているような気がする。


前から疑問に思ってたんだけど、【柊一】さんは誰かの指示で動いているような気がしてならない。

【柊一】さんの住んでる建物で、【柊一】さんや私達が使う場所は一階だけの筈なのに、【柊一】さんが住んでる建物は数階建てになってるし、何か関係が有るのだろうか？

家では庭でわんちゃんを飼っている。

わんちゃんはいつも庭にいるんだけど、私が行ってもぷいっと無視されてしまう。


それなのに、不思議な事に、【悠宇】君が行くと喜んで飛び跳ねたりするそうなのだ。

【悠宇】君は、長時間出ていた時、わんちゃんの散歩について行ったり、一緒に遊んであげたりしたからだろうと家族は言っていた。


そう言われてみれば、私はわんちゃんとの触れ合いといえば、庭に出てタバコをふかしながら、わんちゃんに愚痴を聞かせるという、わんちゃんにとっては迷惑な事しかしていない。


家のわんちゃんには人格交代がわかるのだろうか？

交代すると、ホルモンのバランスとかが変わったりするという事だから、鼻が敏感な犬はそういう所で見分けてるのかな？


それにしても、主人格の時間が長かった【なお】によくなついているって事ならまだわかるとしても、【悠宇】君にはよくなついていて、私はぷいっと無視されてしまう所が納得いかない。

やっぱり【悠宇】君みたいに散歩に連れて行ってあげたり、庭で遊んであげたりしないとダメなんだろうか…。


因みに【悠宇】君も私も香水やスタイリング剤は使ってない。

今日はお友達を誘ってお出かけして来た。


暖かいし、選挙は今日なので選挙カーはもういないし、最近鬱状態気味で過眠気味だった私は、少しは太陽の光を浴びないと…と思って思い切って誘ってみた。


結果、行こうと言ってくれた為、少し歩いて、またまた甘い物と煙草を満喫出来る所に行って来た。

予定していた喫茶店は何故か今日に限り三時に閉店だったので、のんびり出来る所を探して駅前まで歩いた。


彼女はこの体とのお付き合いが長いから、私達の色んな部分を知っている。

【なお】は勿論の事、【悠宇】君にも、【朱夏】姐にも、【藤香】さんにも、【涼音】ちゃんにも、【まゆ】ちゃんにも、【尚美】ちゃんにも会っている。

だから、彼女と会ってお話してると色んな事がわかる。

たぶんこの体を共有してる人達の誰よりもこの体の人達の事を知っていると思う。


帰って来たら久し振りに人の多い所に出かけたせいで疲れちゃって、変な時間に寝ちゃったけど、今日は楽しかったし、いい事にしよっと。

今日は昨日の疲れが出たのか、昨日早く寝たにも拘らず、昼過ぎまで寝ていた。


起きてから、お父さんとお母さんと妹と一緒に、お母さんの方のお爺ちゃんとお婆ちゃんのお見舞いに行って来た。


お爺ちゃんは具合があまり善く無いらしく、顔を見に行っただけで追い返されてしまった。


お爺ちゃんとお婆ちゃんは同じ病院の同じ病棟の同じ階に入院しているので、お見舞いに行ったら、お母さんのお兄さん一家とお母さんのお姉さん一家と会った。

統合失調症で、現在余り外出出来ない下の妹以外全員集まってしまった事になる。

廊下でぞろぞろ騒がしくしていたら、夕食の時間になり、食事を運んでくるおばさんに注意されてしまった。
うわぁごめんなさい。


帰る頃、お婆ちゃんに、折角皆集まったんだからそこらで皆で食事でもしていけば？と言われたけど、下の妹と、同居しているお父さんの方のお婆ちゃんが家で待っているのでそうする訳にも行かず、ちょっと淋しい思いをしながら帰って来た。


ちなみに今日の夕飯はコンビニ弁当だった。

今日はカウンセリングと診察の日だったので、タイトルに書いた事について聞いてみた。


昨夜意識上の事は【まりや】ちゃんとお母さんに任せて、意識下での“大人だけの夜桜見物でお疲れ様会”なんてのに参加したもんだから朝スッキリ起きられなかったんだけど、なんとか予約時間に間に合った。


意識下の様子が見えるという事は、今まであまり気に留めていなかったんだけど、掲示板でちょっと話題になったら気になり始めたから聞いてみる事にした。

外に出ていて意識を持って行動しているのにも拘らず、白昼夢の様に意識下の様子が見えるという事は、日常生活に支障が無いなら、内部と連絡を取りながら行動する事が出来る様になる前準備の段階みたいな物だそうだ。

今は、≪Ａエリア≫辺りまでしか見る事が出来ないし、
「あ、今誰々が通ったかな？」
位しかわからないんだけど、それが上手い事調節出来るようになれば、ただ声が時々聞こえるっていうだけよりも、上手く会話が出来たり等、大勢で体一つの生活が余り不便じゃ無くなって来るらしい。


最初は何か困った事の前兆だったらどうしよう…等とちょっと不安に思ってたけど、そうじゃなくって安心した。

この体を共有している女性達は、皆お洒落が大好きである。


しかし困った事に、皆好みがバラバラなのだ。

お小遣いは勿論そういう物に遣われ、おねだり上手な人もいて、洋服や靴、バッグ、アクセサリーなんかがクローゼットから溢れんばかり…というか既に溢れている。
ハンガーに掛ける必要のない物はダンボール箱に入れて積んであるという始末（汗）


買い物に行くと、女性達は、何処から情報をキャッチするのか知らないけど、殆どが≪Ａエリア≫に上がって来て、あれが欲しい、これが欲しいと言い出す。

ここまで意識上に近付くと、外に出て体を動かしている人が見ている物をぼんやりとだが見る事が出来、声も外にいる人にある程度届くので、催促も出来るという訳である。
勢い余って交代してしまう事もある。


最近は、皆事情がわかって来て、これだったら誰々と共用出来るかもとかいう考えが生まれて来ているが、そのお陰で、今日何気なく通販カタログを見ていたら大変な事になった。

皆が≪Ａエリア≫で相談を始めたのである。

あまりの騒がしさに頭が痛くなり、カタログを閉じたが、私はその途端意識を失って倒れたらしい。

【奈那子】ちゃんは最近反抗期なんだそうである。


今までは、不安になって大きな声を出したくなった時なんかには、腕を噛んだり、カッターで自分の体に傷を付けたり、他人に迷惑を掛けないようにして、大人しくしてたらしい。


けど、最近は、お母さんの言う事にいちいちいちゃもんをつけたり、交代したら名乗るようにと言われているのに、名乗らずに、
「誰？」
と聞かれると、
「自分の娘の名前もわからないなんて最低！！」
等と言ったりしているそうだ。

最近出てくる回数は多いそうだが、私達の事をバカにして、パソコンを触らなかったりもするらしい。

お母さんは、本当に中学生の反抗期そのもの、と言っていた。


でも、同じ体を共有する立場からしてみれば、お母さんや家族にあたる事が出来るようになったからか、自傷行為が減り、怪我なんかが少なくなって、嬉しかったりもする。


この事について私なりに考えてみたんだけど、【奈那子】ちゃんって、今までそういう事が出来なかったのに、出来るようになったって事は、今まで家族に対して遣ってたいらん気を遣わなくてもいられるようになったって事で、いいことなんじゃないかな、と思った。

今日は気付いたら夜だった。

昨日までの日記を更新してなかったから、今日昼間の内にやってしまおうと思ってたのに、三日分一気に更新する事になってしまった。


今日、私は退行していたらしい。
知能的には三歳前後だったそうだが、この頃から面倒臭がりは健在だったらしく、「めんどくちゃい」を連発していたそうだ。


そこで、何で私が面倒臭がりなのか考えてみた。

この体を共有している人は、皆結構几帳面だったり、責任感が強かったりするらしいのに、何で私だけこんなに面倒臭がりで、やる事もちんたらしていて、きちっと出来ないんだろうかと。

そうしたら、【悠宇】が、
「【ゆり】みたいのがいないとこの体は参っちゃうだろ？」
「だからきっと神経休める目的で【ゆり】みたいのがいるんだよ」
と言っていたとお母さんから聞かされた。

お母さんは、なるほどと思った、と言っていた。

だから私もそう思う事にした。

今までは、他の皆に比べて特別得意な事も無いし、字も下手だし、意識下でもブスだし、おまけに面倒臭がりで…と、劣等感が強かったけど、そう思うようになったらあまり気にならなくなった。


でも、努力は怠らないけどね。

今日は朝から忙しかった。


先ず、【なお】が入学を希望してた通信制高校の面接に行った。

障害の事は説明会の時に校長先生に話してあったそうで、交代してレポートをやって筆跡が違ってようが、やる気があれば採ってくれると言ってたらしく、面接はあっさり通った。

私は人前で字を書くのが苦手で、面接の時名前なんかを書いたりしたんだけど、手が震えて上手く書けないは【ゆり】と書きそうになるはで大変だった。

こういう時にペン字検定何級かの【照湖】お姉様と交代できれば苦労しないと考えてしまうけど、そんなに都合よく交代出来る筈も無い。

それでも障害の事を説明している時間が一番長かった気がする。

これで今年度から高校生だ。


その後、お母さんの方のお爺ちゃんが入院している病院にお見舞いに行った。

お爺ちゃんに高校合格したと伝えたら、よかったよかった、友達沢山つくってな、って言ってた。


お母さんの方のお婆ちゃんも具合が悪くなってしまって、明日から入院するそうで、お爺ちゃんのお見舞いに行った後、お婆ちゃんの所に行って、準備を手伝った。

といっても私は大した事はしてないんだけど、夜まではそっちにいた。


今日は疲れた。

時々自分以外の人格の声が聞こえる。
これは『解離性同一性障害』の人なら普段からある事なんだろうけど、その声が時々いやにハッキリ聞こえる事がある。


大抵は自傷行為を促すような声で、どうしてもやらなければいけないような気になって、訳もわからずそれをやってしまったりするんだけど、今日はその声の内容がいつもと違った。


「Ｋ−１見せろ！！」
なのである。


声や内容からしてどう考えてもＫ−１好きの【悠宇】なのだが、こんなにハッキリ聞こえた事は今までなかったから、逆らう事が出来ずに、見たくも無いテレビ番組を一時間半程見ていた。


見ている時も、余所見をしたりすると、お叱りの声が聞こえてくる。

ＣＭが始まると、今の内にトイレに行っとけ、とまで言われる始末。


その内にもう一人、声と【悠宇】の話口調からして、今の所No nameを通してる人なんだと思うけど、近くにやって来て、何やら話し出した。

この人もまたＫ−１好きなようで、しかも【悠宇】と見ているポイントが違うらしく、あっちの言う事を聞いたりこっちの言う事を聞いたりと、じっとしてるのになんだか忙しかった。


こんな事はこれっきりにしてもらいたいもんだ。

ここ何日かはＦＢ起こす事も滅多に無く、安定した日を過ごしてたんだけど、今日は久し振りにＦＢを起こしまくってしまった。


昨夜よく眠れなかったから、今日は午前中も寝てたんだけど、今日は日が悪かった。

先ず、ゴミの日でゴミ収拾車が来て放送を流す。

それから、近所の商店街の特売日だったので、これも宣伝カーが来て放送を流す。

更に、選挙前なので、色んな人の選挙カーが来て放送を流す。

何故かこれらの放送音でＦＢを起こしやすい私にとっては最悪の日。


うなされて悲鳴は上げるは、頭を壁に打ち付けるはで、何度も部屋に家族がやって来て止めてもらう事になってしまった。


午後の一番放送の多い時間帯には、ラッキーな事に偶々【尚美】ちゃんと交代していた。

【尚美】ちゃんはやっぱり昨日のお花見の話をお母さんに報告したようだ。

お母さんは、何であんな細かい所まで小さい子達が同じ事を話すのかと不思議がっていた。


夕方、【尚美】ちゃんから私に交代した時には、午前中あんまり騒いだんで、お母さんが、宣伝カーが来る度に大丈夫？と聞きに来た。


早く選挙終わって欲しい…。

今日はカウンセリングの日だった。
今日は頭痛もすっかり治って、気分良く出発。

お母さんのカウンセリングが終わるまでは、いつも通りカラオケボックスに居たんだけど、カラオケボックスの中で寝たと思ったのに、目が覚めたら自分の家のベッドの中。

お母さんが言うには、【紗依】ちゃんと交代してたそうだ。


【紗依】ちゃんは、今日は意識下ではお花見だったと、嬉しそうに報告していたらしい。

【沙羅】ちゃんが朝早くから≪託児所≫にお弁当作りの準備を手伝いに行き、大きな≪重箱のお弁当≫を持って皆で≪Ｅエリア≫に行ったらしい。

≪託児所≫の皆だけじゃなくて、大人も参加したらしく、皆で食べたり飲んだりしたそうだ。
大人は≪お酒≫も飲んでいたとか。

【紗依】ちゃんの話は物凄く細かくて、とてもここにはお母さんから聞いた事全部は書ききれないけど、皆それなりに楽しんだようだ。


私一人をカウンセリングに行かせておいて、皆でお花見したとは許せん！

と言いたい所だけど、【紗依】ちゃんの話だと、大人だけの夜桜見物があるらしいから、ちょっと希望を持ってみたりして。

昨夜から今日にかけて、私はひどい頭痛に悩まされていた。
今は落ち着いたけど、昨夜は頭が痛くて痛くて眠れなかった。


お母さんが言うには、『解離性同一性障害』特有のそれらしいんだけど、この痛さが半端じゃない。

例えるなら、孫悟空の頭の輪っかをはめられて、それがぎゅうぎゅう絞まる感じ。
思わず頭抱えて床をごろごろ転げ回りたくなる程の痛さ。


昨夜は特にひどくて、眠剤飲んでも全く眠れそうに無かったから、痛み止めを飲んだんだけど、効いてるのか効いてないのかわからなかった。

結局、朝の五時頃になって痛みが治まり始めてからなんとか少しは眠れたんだけど、それでも頭痛は残ってて、あんまりよく眠れなかった。


それと不思議な事に、何故か今日一日、内部にいる人の声を一切聞いてない。

いつもなら、うるさいくらいなんだけど。


この頭痛と、内部の人達の声が聞こえない事と、何か関係があるのだろうか？


頭痛に加えて、内部からの声も聞こえず、今日はなんだか不安な一日だった。

今日は【なをこ】ちゃんが出て来てたそうだ。
私は殆ど寝てたから、お母さんから聞いたなをこちゃんとのやり取りで、面白かった物を幾つか。


◆スカートめくり
お母さんがなをこちゃんに他の小さい子達の事を聞いた時の話。

お母さん　　　　「託児所では皆何して遊んでるの？」
【なをこ】ちゃん「【拓海】君がね、スカートめくりするの。」
お母さん　　　　「う〜ん…年頃だからね。」
【なをこ】ちゃん「…？」

【なをこ】ちゃんには理解出来なかったらしい。

◆お母さんも『解離性同一性障害』！？
【なをこ】ちゃんが出て来た時、お母さんと下の妹が、喜ばせようと大粒キャラメルをあげた時の話。

【なをこ】ちゃん「全然大粒じゃない！！」
お母さん　　　　「？」
下の妹　　　　　「体は育ってるんだよ。」
お母さん　　　　「そうそう、皆でこの体を交代で使ってるからね。」
【なをこ】ちゃん「じゃあお母さんも一緒だね。」
お母さん　　　　「？」
【なをこ】ちゃん「時々鬼さんと交代するもん！」
お母さん　　　　「……(汗)」

お母さんはこの話をしながら、う〜ん、参った！！と言っていた。


お母さん、お疲れ様でした。

今日はお母さんと一緒に区役所の福祉保健センターと、保険年金課国民年金係に行ってきた。
二日続けて外出が出来るようになったなんて進歩した証拠だ。


福祉保健センターでは、市から精神障害者で、障害者手帳を持ってる人に発行される、福祉特別乗車券の更新をしてきた。

これは、たぶん、車やバイクの免許が取得出来ない、あるいは主治医から運転禁止令が出たりした人に掛かる自己負担金を軽くする為にあるんだと思う。

精神障害者と言っても、解離性同一性障害者は、交代さえ安定していれば健常者に見えるから、お母さんと一緒に行ったら、ご本人はどちらですか？と質問されてしまった。

とは言っても車やバイクの免許が取得出来ない事に変わりは無いんだけど。


保険年金課国民年金係では、障害基礎年金の説明を受けて、申請に必要な書類を貰ってきた。

親と同居はしてるものの、現在症状が安定せず、働く事が出来ない為、申請しようという事になった。


帰りに、お母さんと近くのファミレスに寄って、お茶してから帰った。

本屋さんにも寄れたし、今日は充実した日だった。

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