陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2008年04月30日(水)      卯月仕舞

4月最後の一日は暑い日になりました。
昨日の 『春の天ぷら』 にはたくさんの方がお越しくださり、
とても賑やかでしたが、4月の芋乃市場最終日は至って静かで、
のんびりとした商いでした。折りよく懐かしい友人も訪ねてくれ
て、昨日とはうって変わった時間を感じました。

 画像は竹の子の天ぷらです。
 お隣の竹林から掘らせていただいたもの
 をすぐさま揚げてもらいました。流石に
 掘りたてはアクが無く、抜群に美味しい
 天ぷらでした。今回の天タネは、桜えび、
 かます、水茄子、山うど、空豆、ホウボウ、
コシアブラ、ミョウガ、コゴミと、春の魚と野菜山菜のオンパレード
どれも新鮮で美味しかったです。

さてさて、明日から5月、風薫る良い季節になります。
連休にお出かけを計画の方もいらっしゃることでしょう。
ガソリンの値上げが心配ですが、お天気も上々の予報です。
どうぞ皆様、楽しい休日をお過ごし下さい。





2008年04月28日(月)      FREEDOM

長野での聖火リレーが無事に終わりました。
沿道の中国国旗とチベット国旗の比率は圧倒的に中国国旗が
上回っていたように見受けました。流石10億人の国ですな。

 少数民族への迫害と弾圧はどの国でも
 起こっていることで、歴史を紐解けば
 悲しい出来事ばかりです。インディアン、
 イヌイット、アイヌ、アボリジニ、そして
 チベタン。これらの先住民に共通してい
 るのはモンゴロイドという人種であるとい
 うこと。学術的にはもっと細分類されてい
 るのでしょうけれど、どの民族の人も日本
人にはとても親しみを感じる顔立ちです。漢民族の多い中国
の人たちとチベットの人ではチベットの人の方がうんと親し
みを感じるのはそういった人種の近しさからでしょう。

歴史に学べば、少数民族はだんだんと多数民族に同化されて
薄まっていくのでしょうが、理不尽な弾圧に同調することは
できません。チベットへのやりようは正道とは言えますまい。
聖火リレーに引っ張られて、チベット問題は本大会でも色々
と物議を醸すでしょう。この際大いにこの問題を引きずって
世界中でこのテーマを考えるといいのではないでしょうか。

歴史を繰り返さないことができたのなら、人類は少し叡智が
進んだと言っていいのではないでしょうか。





2008年04月26日(土)      く いものいちば

今月の芋乃市場は食べ物ばかりを並べています。
実は展示をお願いする作家さんが皆様忙しくて、窮余の策として
一考した結果なのですが、続々と色々な 『くいもの』 が集まって
実に楽しい催しになっています。出品していただいたものは極力
試食をしています。流石に 「売る」 という前提でお持ち頂い
た物だけにどれも美味いものばかり、今月は太りそうです。

 画像は香山みよ子さんの作品です。
 普段は七宝のアクセサリーを出品して
 下さっているのですが、今回の出品は
 『カレーパン』 辛味を押さえた中身は
 挽肉と野菜の旨みが調和して、揚げた
 ては勿論、冷めてもイケル一品です。

普段、物を作っている作家の皆々は、食べることにもそれぞれに
良い意味でのこだわりを持っていらっしゃるご様子で、皆様自信
をもって並べて下さっているのが嬉しいかぎりです。半ば洒落で
企画してしまったこの市ですが、これからもたびたび催していこ
うかと考えています。   次は秋かなぁやっぱり。





2008年04月24日(木)      またもや

有田焼の青木龍山氏がお亡くなりになりました。
昨日辻清明氏の逝去を悼んだその舌の根も乾かぬ
うちに続けての訃報には滅入ります。

 磁器の街有田にあって黒い鉄釉を研究
 され、天目の龍山と言われるまでになっ
 たその気概は一途なまでの研究熱心を
 物語ります。多種ある黒釉でも 『渚』
 と命名された天目は美しく、その釉調に
 は気品があふれていました。

日展という日本最大の美術団体にあって、その存在感を
不動にし、さらに研究を重ね文化勲章に輝いたその生き
ざまは辻氏とは対極的です。 享年は奇しくも同じ81・・・

つつしんでご冥福をお祈り申し上げます。





2008年04月23日(水)      清明師

作陶家の大先達、辻清明先生がお亡くなりになりました。
肝臓がんだったそうです。81歳という年齢は、現代では早いと
感じますが晩年糖尿を病み、好きなお酒も断ってらっしゃった
と聞きますから、大往生といっても叱られないでしょう。

 縁あって、清明先生の姪御さんにあたる
 方と懇意にさせていただいており、機会
 があったら一緒におじの所へ行きましょう
 とお会いするたびにお申し出をいただきな
 がら、どうも畏れ多い気がして辞退してい
 ました。もうお目にかかることは叶わなく
 なってしまいましたが、ご逝去とあっては
 いかんともしがたく、ご好意に甘えて一度
多摩の工房へお邪魔させていただけばよかったかなあと、少々
の悔いが残ります。ろくろを覚えたてのころ、丁度NHKの番組
で辻ご夫妻が講師の 『やきものを楽しむ』 があり、清明師の
ろくろ挽きをビデオに撮って、何度も何度もすりきれるほど
見たのを思い出します。左利きの清明師がろくろボセを使って
ぐいぐいまわす手廻しろくろのその剛柔調和のとれた挽き回し
はまさに至芸でありました。

骨董に通じ、茶を物し、書を能くし、侘びを体現した昭和の
陶人は、お若い頃は随分と傾いた奇行も多かったと聞きます
が、既存の団体に属さず在野で通したその意気は潔く、我々
個人作家のお手本とすべき人であると思います。

僭越ながら、心よりご冥福をお祈り申し上げます。





2008年04月22日(火)      スワレット

芋乃市場のトイレを営繕いたしました。
今までは和式のお便器にプラスティックの簡易様式便座を
付けて使っていましたが、少々予算がついたので、TOTOの
陶器製品 『スワレット』 を設置いたしました。

 和式のお便器はやはりそのままなので
 すが、かぶせるように設置してボルトで
 固定し、配管をしますので安定が良く、
 きちんと水が流れて洗浄されます。
 何より陶器製であるのが焼き物屋には
 嬉しいかぎりです。ただ、便座を買う
予算が無くて以前に自宅トイレで使っていた暖房便座を
付けてみたら、使えることは使えるのですが、一寸ほど
寸法が小さくて納まりが悪く感じます。ま、暫くはこれ
で辛抱をして、いずれはどーんと 『ウォシュレット』 を
導入しましょう。

芋乃市場にお越しいただくお客様には相変わらずの
ご不便をおかけしますが、それもこれも手作りゆえのこと。
少しずつですが環境を改善しつつ、さらに居心地の良い
空間を目指して参ります。今後ともご贔屓に願います。





2008年04月21日(月)      アイドリングストップ

車のガソリンがなくなってきたので給油に行ったら、今日は
行きつけのコスモのセルフ店では122円でした。安いのは歓迎
ですが、上がったり下がったりがめまぐるしいのはご免蒙り
たいところです。

 この春から、アイドリングストップを実践
 しています。5秒のストップ時間があれば
 環境に貢献できるという実験結果があると
 言うのでまめに止めていますが、信号って
 案外短くて、30秒ほどのストップではエン
 ジンをかける手間が忙しくて煩わしく感じ
ます。そこで、大きな交差点や踏み切りなどの停止時間が長い
ところでのみエンジンを止めています。燃費への貢献度は微々
たるものですが、環境へはいくばくかの貢献をしているのかと
思うと嬉しいです。

マニュアルの車からオートマチックの車に乗り換えて久しいです
が、信号のたびにシフトノブをニュートラルへ入れて発進時に又
シフトノブをいじるのはなんだか昔の感覚がよみがえってきます。
クラッチこそ踏まないものの、さあ、走るぞという感じがします。
でもたまにエンジンをかけるタイミングが送れて後ろの車に迷惑
をかけてしまいます。今後はそこんところを上手くできるように
しなきゃなあと思います。





2008年04月20日(日)      百 足

 今朝、工房の流しにかけてあった雑巾
 に大きなムカデがはりついていました。
 気づかずに雑巾を洗おうと洗面器に
 入れたら水を嫌がってぬうーっと出て
 きました。ぞーっとしました。食いつ
 かれなくて良かったです・・・
10cm以上はありましたねえ、頭が真っ赤でいかにも毒々しい
トビズムカデ。こんなのに齧られたらさぞ痛いでしょう。

これから蟲がぞろぞろと出てきます。
毒虫には気をつけねばなりませんな。





2008年04月18日(金)      ち じ

各県に誕生した著名人の知事さんたちが頑張っています。
テレビに出ずっぱりで県をPRする人がいれば、財政難で
市町村の首長に泣きながら訴える人までいて、どの方も
努力する姿が真摯で、好感が持てます。

 我らが神奈川県知事も、飲食店はじめ、
 不特定多数の人が利用する施設を全面
 禁煙にするという壮大な条例案をぶち
 あげました。良い条例案だと思います
 が、風当たりも強いことでしょう。
 松沢知事、応援してますよー。

地方自治体の頑張りに比べて、国会議員の皆々様はどうにも
締まりませんなあ。首相自ら 「可愛そうなくらい頑張って
いる」 なんて泣き言を吹いてるようじゃあ、ろくな政治は
出来ないでしょう。問題は山積、望んで飛び込んだ政治の道
です。存分に能力を発露して善政を実践していただきたい!
まずは、年金支給額の少ないお年寄りからの保険料の天引き
を改めてはいかがでしょうか?

あまりにも酷ですよ、あれは・・





2008年04月17日(木)      となりのコナラ

 コナラの花が満開です。が・・・地味で
 葉に溶け込んで全く目立ちません。しかし、
 ブナ科のこの木はドングリの生る、材とし
 ても有用な木です。炭木にも適しているし
 椎茸の原木にもなります。山にあっては
 保水力の源になる良い落葉樹です。
人間は、こんな有用な木を切って杉を植え、挙句スギ花粉の
アレルギーで苦しむ結果を招いています。『過ちては即ち、
改めるに憚ることなかれ』 杉を切って有効に利用したら、
またこの木を植えたらどうでしょうか?

宮崎駿監督の映画 『となりのトトロ』 で、怪獣トトロは
大きな楠の木に住み、ドングリの土産を子供たちに呉れます。
きっとあのドングリは、樫や椎や楢の実でしょう。ドングリの
木を増やさないと日本の山は、ひいては海も痩せてしまいます。
あの映画にはそんな宮崎監督のメッセージがそっと込められて
いたように思います。





2008年04月15日(火)      ジズニー園

 久しぶりに晴れて暖かな一日でした。
 我が家の居候猫たちもべろーんと伸び
 きって昼寝の体たらく。これじゃあ
 ネズミ一匹取れなかろうと思っていた
 ら、夕方どこからか小さなネズミを捕ま
 えてきてむしゃむしゃ食べていました。

今日、4月15日は東京ディズニーランドの開園記念日だそうで、
彼の園のお化けネズミ 『ミツキー』 も今日ばかりはいつにも
増してはりきっているのでありましょう。今年でなんと25周年に
なるのだとか、今ではお足を頂いても行く気にはならない園地
ですが、開園当初には何度か足を運んだものです。東京とは
名ばかりで、千葉の浦安の埋立地にあるうすらでっかい遊園地
は交通の便も悪く、所々工事中で拍子抜けしたものです。
とはいえ、その規模といい徹底した雰囲気作りといい、前例の
無いマンモステーマパークに、ハタチそこそこの私も恥ずかし
ながらワクワクしたのを覚えています。

所詮人が作ったはりぼての架空世界です。人気のミッキーネズミ
もドナルドアヒルも着ぐるみの中には生身の人が入っていて、
お給料のために必死で愛想を振りまいているのでしょうが、それ
をいっちゃあお仕舞いですな。浮世のしがらみをしばし忘れて
絵空事に酔うためだけに、リゾートとまでいうほどに規模を
拡大したその気合にはまったくもって脱帽します。

今後さらに10年、20年と歴史を刻んで何世代にもわたって愛さ
れる場所になっていくのでしょう。先だてのパレードの事故には
驚きましたが、時間と共に施設が老朽化するのはいかなディズ
ニーマジックでもくい止められないでしょう。夢の国で怪我人など
がでないように、重々気をつけて欲しいものです。





2008年04月14日(月)      グリーンライン

今月の 『春の天ぷら』 の打ち合わせに、若松屋さんへ行って
きました。折角なので、3月に開業した横浜市営地下鉄中山日吉線
グリーンラインを利用してみました。

 若松屋さんの最寄駅は『都筑ふれあいの丘』
 中山から乗ったのでたった二駅でしたが、
 途中の川和町駅では地上に出るので案外
 楽しい行程でした。ふれあいの丘駅に
 降りて地上に出ると、その変わりように
 驚きました。長く陶芸教室でお世話になっ
ている都筑地区センターのすぐそばで、ぽつんとOKストアがあった
だけの朝市広場だったところがすっかり駅前広場になりバス乗り場
までできておりました。変われば変わるもんですなあ。電車は東京
の大江戸線と同じく小ぶりな車両で、4両編成というこじんまりした
路線ですが、港北ニュータウンへのアクセスが良くなりました。

『春の天ぷら』は、桜えびのかき揚げ、かます、そら豆、竹の子、
それに山菜を一品という献立に決まりました。旬の素材を厳選し、
からりと揚がった天ぷらを陶房かまなりやの陶器でお召し上がり
いただきます。開催は4月29日、きっとご満足いただけると思い
ます。皆様おさそいあわせのうえ、ご来場願います。

その頃には裏山の木々も新緑が見ごろでありましょう。

首都圏EXPRESS特集 http://greenline.shutoken-express.com/





2008年04月13日(日)      オオバベニガシワ

おはようございます。只今日曜の朝7時半でございます。
今朝は雨になっちゃいましたねぇ・・・

 オオバベニガシワの赤い新芽が吹いて
 きれいです。今までこの木はてっきり
 アカメガシワだと思っていましたが、
 調べてみたら違いに気がつきました。
 この木はもう少し葉が茂ると赤色が
 褪せて、夏場にはもりもり葉が茂る
野暮ったい木です。こう言っちゃあナンですが、今この
時期だけが見ごろです。今日のようなしとしと雨の中で
赤い芽を見ると本当にきれいだなあと思います。

今日はいちんち降りでしょう。
お出かけの皆様にはどうぞ、道中お気をつけて。





2008年04月11日(金)      ストラップ

2005年のお正月に友人の娘さんにおねだりして作ってもらった
ミサンガを、携帯のストラップに作りかえました。作ってもらった
ときには嬉しくて左腕に巻いていましたが、ろくろが弾きにくい
ので半年後には足首に巻きかえました。その後暫く足に付けて
いましたが、丈夫に編んだ組紐も2年も経つとさすがに痛んで、
切れそうになってきたので足からも外し、その後は部屋の壁に
飾って眺めていました。

 本来は切れたときに願いが叶うとされて
 いますので、切れる前にはずすのは論外
 でしょうが、日本人の感覚では切れるこ
 とは縁起の良いこととは思えず、外国の
 ルールより自分の感覚を優先して大事に
 してきました。このミサンガに私はある
遠大な願をかけていましたが、切れるのを待たずして外してし
まいましたので叶うことはないでしょう。もとよりこれを貰った
時におおっぴらに日報でその願を披露してしまいましたので、
その時点でもうおじゃんではありましたけど。
(願は秘匿するのが大前提だそうです。そりゃそうだわなぁ)

この春、これを作ってくれた娘さんは晴れて医科大学付属の看護
専門学校に進学されました。そして保育士である、娘さんのお母様
はご希望されていた職場に復帰が叶い、お父様はお住まいの地域
の自治会副会長にご就任。ご一家揃って前途洋洋と言えましょう。
このミサンガはじゅうぶんに御役を全うしたと思います。
これ以上多くを望むべくもありますまい。

では一体、最初にかけた遠大なお願いとは何だったのか?
2005年1/7の日報は下のアドレスからどうぞ。

http://home.catv-yokohama.ne.jp/vv/kamanari/bbs/bbs08/050107.jpg





2008年04月10日(木)      将棋名人戦

第66期将棋名人戦が始まりました。久しぶりの好カード
森内名人対羽生二冠の第一局は、森内名人が勝ちました。
ここのところ離れていた棋戦観戦をし、久しぶりの間の
長〜い中継にじれながらも楽しみました。

 序盤のキメの細かい駒組みから一転、
 七筋からの攻防で、羽生二冠の気合の
 飛車切り! 解説者も驚く勝算がある
 のかと思いきや、結果これが敗着とな
 り優位であったはずの一局を落とした
 羽生二冠は少々気合が乗りすぎた感
があります。まあ、久しぶりの名人戦で尚且つ永世位の
かかった棋戦ですから入れ込むのも必定、負けた結果は
芳しくないことですが、その意気や良しと言ったところで
しょう。七番勝負はまだまだこれから、これで憑物も
おちたでしょう。

第二局は今月22、23日の両日、大阪での対局です。
良い将棋を見せて欲しいものです。





2008年04月09日(水)      冒 険

チベットの問題がオリンピックに投影されて、各国の聖火リレー
で抗議のデモンストレーションが頻発しています。今月末には
日本の長野にも聖火リレーがやってきます。日本でも、人権団体
や有志の団体、個人が抗議行動を展開していますが、どうもその
波は弱く、まして政治家たちはほとんどの人が沈黙しているのが
現状です。そんな中で、アルピニストの野口健さんは自身のサイト
で明確にチベット問題に疑問を呈しています。

 チョモランマは自分の聖地であると言い
 切りながらも、その、故郷ともいえる
 山に登れなくなるかもしれないという
 危険を冒してでも自分の考えを公にす
 るその態度に、冒険家としての強さと
 潔さを感じました。

さてでは自分には何が出来るであろうかと考えてみると、日本から
出たことすらなく、チベットやウイグルの問題も最近知ったというよ
うな状態では、恥ずかしながら手も足も出ません。せめてこの機に
『ヨクミキキシワカロウトスル』 ことには力を注ごうと思います。

オリンピックと政治は表向き分離を理想としていても、プロパガンダ
の格好の舞台であることは過去の歴史を見ても明らかです。
各国各人に各国各人なりの義があることとは思いますが、民族の
弾圧は正当化されません。オリンピックの影で虐殺されるチベット
の人たちが増えるならオリンピックは意味を持ちません。あくまで
もスポーツはスポーツ、擬似戦争の側面があったとしても、その影
で本当の殺戮がおきるならオリンピックは開くべきではないでしょう。

報道は偏った側面があることは否めませんが、きちんと今後の
経過を見て、心に留め置いた上でオリンピックを観ようと思います。

野口健さんのサイト www.noguchi-ken.net





2008年04月07日(月)      あられ

 活きた 『バカガイ』 を沢山頂きました。
 むき方も教わって、50個ほどむきむき
 し、シタキリとコバシラに分けました。
 楽しみはコバシラをふんだんに使った
 あられ蕎麦、早速お昼に頂きました。
 さすがに活きが良くて旨かったです。

しかしバカガイの腑分けは手間がかかるもんです。
お蕎麦屋さんが 『あられ』 を敬遠する理由がよーく解り
ました。良い勉強になりました。今宵の晩酌は、シタキリを
使った 『あおやぎの酢味噌和え』 でいこうと思います。
んん〜、楽しみ〜。





2008年04月05日(土)      社会の へ

昨日のこと、合羽橋で小用をもよおし、近くの生涯学習センター
のトイレに赴き、一人清々と排出しているとにわかに屁も催し、
どうせ他に人もいないのだからと遠慮なくぶうとひりだしました。
 思いのほか大量のガスが出て、我ながら
 おお!と驚きました。出すだけ出して
 良い気分で憚りを出たところで前から
 ぞろぞろと新入社員らしき背広の若者
 たちが入ってきました。「おみまいして
 やったな。」と腹の中でほくそ笑みつつ
知らぬ顔で出て行くと、ほどなく便所の中から「うわ、くせぇ」
「くさっ」などという声が連呼されているのが聞こえてきました。
げに、愉快でした。

社会人一年生の諸君、世の中というのはこういったもので、
中々に塩辛いのでありますぞ。君たちも頑張って立派な屁の
こける大人になって下さい。 『へ』 さえこけりゃぁ君も一人前だ!





2008年04月04日(金)      まえかけ

合羽橋道具街に 『前掛け』 を買いに行ってきました。
今使っているものがいかにも垢じみてしまったので、この
機会に新調しました。ついでに麺打ち用に白衣も一丁買い
ました。いよいよ副業らしくなってきましたな。

 首尾よく買い物を済ませ、包丁の専門店
 『鍔屋』 で刃渡り一尺のそば切り包丁
 を眺めて垂涎し、もう少し腕を上げねば
 と闘志を燃やしました。今は八寸のもの
 で精進精進。丁度昼の時分時だったので
 前々から気になっていた西浅草の手打ち
蕎麦屋 『おざわ』 に赴きました。が・・・定休日でもないのに
暖簾は仕舞われており、あえなく断念。近くの軍鶏鍋屋の
軍鶏ラーメンの幟旗に引っ張られて衝動入店しました。
出てきた軍鶏ラーメンなるものは軍鶏ダシの塩ラーメン、軍鶏
のスープにシナチクとゆで卵と軍鶏のつくねが乗ったとてもシン
プルなもので、味もとてもバランスのとれた良い味でした。
不幸中の幸いですな、流石に合羽橋界隈は層が厚い!

着古してよごれた前掛けは藍ででも染めて本業の土仕事用に
使うことにしましょう。来月からは、己の心のようにまっ白な
前掛けで真っ四角なおそばを打ちましょう。

創作地鶏工房 軍鶏屋 www.shamoya.jp





2008年04月03日(木)      減 税

 ガソリンを入れにスタンドへ行ったら
 なるほどガソリンの値段が下がってい
 ました。先月は145円でしたが、今日は
 124円、かなり劇的な値下げです。
 何かと物議を醸している暫定税率です
 が、この機会によーく議論し検討して
いただきたいですな。

ついでに灯油も下がらないかなー。





2008年04月02日(水)      ぶ り

 今日はお蕎麦屋さんでゆっくりと昼酒
 でもと思っていましたが、全く外出す
 る気になれず家に籠ってのんべんだら
 りと過ごしてしまいました。どうやら
 余程草臥れていたらしく、寝てばかり
 居りました。いやあ、良い休みでした。

画像は3/31にありついた寒鰤、旨かったな〜





2008年04月01日(火)      おしーがつ

平成20年もみつきが過ぎ、年度が明けました。
陶房かまなりやも3月の催しを盛況のうちに終え、今日は
展示をお願いした刺繍絵作家、北垣さんの搬出をお手伝い
し、会場を片付けてひとくぎりです。

 この三ヶ月を振り返ってみると、お正月
 こそのんびりしたものの、陶芸教室と
 毎月末の催しに追われ、忙しい日々で
 した。仕事が忙しいのはけだし結構で
 ありがたいことと思っては居りますが
 いささかくたびれました。そこで・・・
明日は1日おしーがつ休みにして骨をやすめようと思います。
心がちょっぴり疲れたら、やっぱりそば屋さんで憩うのが
いいですな。

花も見頃、おそば屋さんの暖簾をわけて落ち着く椅子に
根を下ろし、昼酒を一、二合嗜んで、ほろほろ酔ったら
セイロを一枚するするっと手繰っておいとまし、花の風に
吹かれながら巣穴へ帰りましょう。

平癒、平癒。




 < 過 去  目 次  未 来 >


陶 房 日 報