陶 房 日 報  とうぼうにっぽう 
陶房かまなりや

2007年08月30日(木)      明 徳

ついに朝青龍関は母国へ帰国してしまいました。
医師の診断を尊重すれば、故郷で家族とともに過ごしながら
の療養が最良の方法だと思います。記者会見も開けずに失意
のままの帰国は潔い姿とは思えませんが、それほどに精神が
挫けてしまったのだとすれば、ああして立って歩いているだけ
でも大層しんどいことなのではと、同情せずにはいられません。

 朝青龍の相撲の良さは 『速さ』 です。
 立ち合いからの素早い攻めは、動体視力と
 勝負勘、そして何より勝つことへの執念の
 賜物でありましょう。17歳で明徳義塾へ留
 学し、角界へ入ってからもめきめきと力を
 付けて番付を上げ、決して大きくはない体
で相手を吊り上げる力相撲は、見ていてまっこと痛快でした。

今回の発端である不祥事は看過できるものではありませんが、
まずは体と心を休めて癒し、素直な気持ちに立ち返って日本に
帰ってきてほしいです。その上できちんと会見を行い、詫びる
ところは詫び、力士としての矜持を土俵で示して欲しいです。
横綱とはいえ若干26歳、まだまだ若いです。多少のヤンチャや
しくじりは仕様がないと思います。ただ、このままモンゴルに
引きこもって何の態度も示せないようなら、ただのガキという
烙印を押されて、人々の気持ちから削除されてしまうでしょう。

頑張れあきのり、ここを乗り越えてこそ本当の力士、本物の
横綱だ。日本のファンは、謙虚な気持ちになって帰ってくる
あなたを待っていますよ。一時の短慮で今までの辛抱を棒に
振らず、相撲取りとしての有終を勤め上げてからモンゴルへ
凱旋してください。そして、今後日本へ来ようと思っている
後進の人たちへの架け橋になっていただきたい!

土俵際、土俵際ですぞ、辛抱〜しんぼう。





2007年08月29日(水)      やっとゴーヤー

 ようやっと、ゴーヤーが食べごろになり
 ました。ぎりぎり8月の内に収穫できそう
 です。今年はずいぶん手間取りました。
 古い種をまいてしまったことと、7月の
 日照不足が痛手でしょう。これで急に
 涼しくなったら一気に終りでしょうなぁ。

       ぽとと落つ苦瓜の花仕事終へ






2007年08月27日(月)      タロット

土曜日に 『クローブ・ピンク』 の太田さんがご主人と連れ立って
芋乃市場に足を運んでくださいました。折り良く時間を合わせて
ご紹介下さった市橋さんご夫婦も合流し、楽しいお酒を頂きました。
軽妙な話術で場を和ませる太田さんのご主人は自称ギタリスト!
そして奥様はタロット占い師!占ってくださるというご好意に甘え、
こういったものを一切生きる指針にしない私も占っていただきました。

 実は、激しく酩酊しており、占っていた
 だいた内容をほとんど覚えておりません。
 覚えているのは棒のカードが多かったこと、
 肝心の卦は、ころりと忘れてしまいました。
 しかしながら、不真面目な酔客であるにも
 かかわらず丁寧に占って解説して下さった
 太田さんのやさしい笑顔はよく覚えており
 ます。不真面目で済みませんでした。
 易断、ありがとうございました。

もうひとつ、とても印象に残っているのがカードの美しさです。
きれいな和風の巾着袋に入れられたカードはトランプより大きめで、
渋い色合いの印刷は日本の花札のように美しく、さらに丁寧に使い
こんだ札はしっくりと手になじみ、使用者である太田さんがいかに
この札を大事にしているかが、酔った者にもよくわかりました。

所詮は札占い、しかしながらこの札に込められた使用者の想いと、
この札で占った人々の人生を嗤う気にはなれません。調べてみると
棒のカードは 『火』 を司るとか、焼き物屋としては本望です。
偶然とはいえ、そういった札が出ることはまんざらでもありません。
実直に火の仕事をしていくことといたしましょう。

クローブ・ピンク 花のアトリエ
http://www2.ucatv.ne.jp/~chika.cp.sea/aterier.html






2007年08月24日(金)      しのぶ

昨日の朝日新聞夕刊に、10月の歌舞伎の案内が出ていました。
新橋演舞場で催される中村勘三郎さんの三本立てのお芝居です。
その案内に、中村芝のぶ丈の名前が大きく出ていて驚きました。

 かまなりやサイトのリンクにも出ていますが、
 芝のぶさんは古くからの友人のご兄弟で、
 修行中には近所に住んでいました。国立
 歌舞伎養成所から梨園に入った彼は中村
 芝翫師に弟子入りし、こつこつと芸を磨き
 ついには大看板と並んで名前が出るまでに
 なりました。いやぁ偉いもんです。
 世襲が強い歌舞伎の世界にあって一般から
大きな役をつかむのは並大抵のことではありません。人一倍の
努力が実ったのでしょう。勘三郎さんに目をかけていただいてい
るものか、中村屋さんのお芝居では良い役をいただいています。
今回の 『文七元結』 でも前々から評判の良いお久役をもらって、
名だたる役者さんと同じ大きさの活字でポスターに名前が出てい
ます。たった一行の名前ですが、嬉しくて胸が熱くなりました。

もとより顔立ちがきれいな青年でしたが、年齢とともに内面も練り
こんで女形としてなお一層の艶を纏ってほしいものだと思います。
芝居見物などは分不相応ですが、芝のぶ丈の出世舞台ここは一つ
桟敷席でも奢って新橋へ繰り出す算段でもせにゃあなりますめぇ。

『なりこまやっ!』

歌舞伎美人 新橋演舞場
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/shinbashi/2007/10/post_6.html






2007年08月23日(木)      処 暑

 『処暑』 の今日は涼しくなって、過し
 やすい一日でした。まだまだ残暑は続く
 ようですが、段々と今日のような気候に
 移行していくでしょう。来週の火曜には
 久しぶりに 『皆既月食』 があります。
 夕方月の出のころには画像ほどに欠けて
いますが、おかげで皆既月食となる時間が早いので、観察も
容易でしょう。久しぶりの天体ショーをじっくり楽しみましょう。

そして、この月がもう一巡りして満ちると中秋の月になります。
暑さ寒さも何とやら、来月の満月にはきっと涼風も立つでしょう。

夏が往きますなあ。





2007年08月22日(水)      南 蛮

 焦熱にバテる人間をよそに、畑の里芋
 と唐辛子はいかにも元気で、鷹の爪
 は日に日に赤く実を熟していきます。
 巷ではクーラーにあたりすぎて体調
 を崩す方が多いようですが、冷房に
 ばかり頼らず、生活の知恵で乗り切
るようにしたいものです。辛いものを食べるのも一つでしょう。
頑張ろう日本の夏、ファイヤー!!

       炎天に燃え盛る実よとんがらし





2007年08月21日(火)      炎 上

 那覇空港で恐ろしい事故が起きました。
 あんなに飛行機というものは燃えるもの
 なんですねえ。幸い怪我をした方はいな
 かったようですが、荷物は丸焼け、旅行
 は台無し、恐ろしい思いをしていいこと
 なしでしょう。飛行機に乗ったことはあ
りませんが、なんだかあんな乗り物には乗る気になりません。

焼け出された乗客の皆々様にはお見舞い申し上げます。





2007年08月20日(月)      太陽熱

またまた暑くなりました。
この満天の太陽エネルギーを使わない手はありません。
そこで、暫く使っていなかった太陽熱温水器の点検をしました。

 朝早く屋根に上がり、給水ボールタップ
 など要所要所を点検しました。我が家の
 温水器は一番シンプルな集熱体と貯湯槽
 が一体のものです。太陽熱で温まった水
 が上部の貯水槽へ循環し、使った分の水
 が水道から補給されるというタイプ。
古いものなのでタンクが少々汚れていましたが、特に不具合は
無く夕方風呂にお湯をはってみるとなんと!49℃のお湯が出て
きました。夏場は相当の燃料節約になるでしょう。

太陽熱の効用もさることながら、常に300ℓの水の備蓄ができて
いると思うと、給湯以外の付加価値も感じます。上手に活用して
節約しながら二酸化炭素の排出削減を実践しようと思います。





2007年08月19日(日)      ヤスダヨーグルト

 おはよーうございます。
 8月19日日曜日、午前6時でぇございます。
 早くも庭の辛夷の木でミンミン蝉がうるさ
 く鳴いておりますが、お天気もよく、実に
 清々しい朝です。昨日は久しぶりに涼しい
 一日で、連日の暑さに参った体には有難い
 陽気でした。今日はまた暑くなるようです
 が、きばって参りましょー。





2007年08月17日(金)      送 り

 お盆の送りも終わりました。
 あの世などというものが無いことは重々
 解っていながら、送る儀式をすることで
 間接的に救われるのは今を生きてい乍ら
 亡くしたものの喪失感に苛まれる送る側
 の心でしょう。お盆も終わり、来週23日
は 『処暑』 暑さも衰えるころです。残暑はまだまだ厳しい
ですが、なあに、もうちょいもうちょい、がんばりましょう。





2007年08月16日(木)      炎暑のボヤキ

 ペーパーがゴトゴトまわるの、イヤデアル。
 ミシン目できちんと切れぬの、イヤデアル。
 駐車場斜めにとめるの、イヤデアル。
 本棚の背表紙でこぼこ、イヤデアル。
 割り箸の斜めに折れるの、イヤデアル。
 ゆで卵つるつるむけぬと、イヤデアル。

融通が きかぬ奴よと思います そんな自分が 実は大好き





2007年08月15日(水)      か ま

この暑いさなか、本焼き焼成をしています。
巷はお盆で、薮入りで、終戦記念日だってぇのに、焼成予定
の組み立てが下手なことが災いして今日、焼いております。

 只今午後6時、窯の温度はおよそ1,100℃
 そろそろ釉が溶けて、素地も焼き締まる
 温度です。目一杯寄って撮りましたが、
 中の器がうっすらと見えると思います。
 窯小屋の温度は42℃です。温度の調節を
 するのに窯小屋にいる時間はほんの数分
ですが、あっというまにだだーっと汗が出て、着ているものは
びっしょりになってしまいます。幸い今日は難しい調整が無い
焼き方なのでちーっとは楽ですが、焦熱はこたえます。
何しろ外のほうが涼しく感じるくらいですからなぁ。

そんなけなげな亭主をよそに、女房は横浜に呑みに行っちゃい
ました。まあ、窯には何の影響も無いですし、快く、ああ行っと
いでと送り出したんですが、土産に崎陽軒のシウマイを頼めば
よかったなあと後悔しています。まあ、気の利く女房ならその
くらいのことは口に出さなくても分かっているでしょうけれど
もね。ひそかに期待して帰りを待つとしましょう。

今日がんばった分、明日はいちんち遅れで 『薮入り』 として
のんびり休もうと思います。ちょっと夏バテ気味でもありますし、
ぼーんやりと体と脳を休めることにいたしましょう。





2007年08月14日(火)      酷 暑

真夏日が2週間も続いています。
全国的に見ても猛暑を通り越して酷暑と言えましょう。

 気象庁は先月25日に3ヵ月予報を修正し、
 『平年並み』 と発表しました。その後
 梅雨が明けた途端この暑さが14日続いて
 います。全く、気象庁はいい加減な長期
 予報をしたものです。観測史を塗り替え
 るようなこの陽気は、なぜに予見できな
かったのでしょうか?当初はエルニーニョの影響で 『猛暑』
といっていたのに・・・気象庁のスカポンターン!!

ま、気象予報士に八つ当たりしても何も変わりませんな。
いやでも秋はやって来るし、あと1月と少しでお彼岸です。
暑さを疎まず、暑いからこその 『飲』 『食』 を楽しんで、
過ぎれば短い夏に、悔いを残さぬように過ごしましょう。





2007年08月13日(月)      盆

 8月もなかばになりました。巷ではお盆。
 帰省もしなければ仏壇もない我が家は
 お盆には縁の薄いところです。ゆえに、
 今週も自宅でむくむく仕事です。でも
 教室が無いので至ってのんびり勤めて
 います。そして仕事を終えたら、渋滞の
 ニュースを見ながら晩酌です。いや〜、
 お気の毒ですなあ。

お盆の期間中も暑い晴天が続きそうですが
熱中症などには重々お気をつけ願います。





2007年08月12日(日)      気障り三点

コウ暑いとついイライラして、色々な事にケチをつけたく
なります。そこで、気障りなものを三点ほどこきおろして
暑気払いと洒落ましょう。

 近頃テレビCMの画面で必ず出てくるのが
 検索を勧める画面ですが、いかにも目障り
 です。インターネットを使っている人間が
 そう思うのですから、使っていない人は
 さらに嫌でしょう。『検索機能』 は確かに
 便利ですが、こう繰り返し見せられるとねぇ・・・
 
 でました!気障りの大関 『BABY IN CAR』
 そら赤さんかて車に乗ることもおまっしゃろ。
 せやからどうせえっちゅうねん。赤さん乗って
 へんかて、つついたり煽ったりせえへんわい。
 ステッカー貼りたい気持ちはわかるけどなあ
 客観的に見てみいな、気障りやで〜それ。

 コンビニのトイレで良く見かける感謝の言葉
 です。意図は汲めますし、一見優しい感じです
 が、用を足す前からそれも貼紙で謝辞を言われ
 ても違和感を感じるだけで、薄っぺらな誠意は
 逆効果ではと思います。中には 『店主』 では
 なく 『トイレ』 となっていて、幼稚さに呆れます。

違和感の原因はすべからく私の被害妄想で、これらのメッセージに
悪意はないと思います。でも、同じように感じている方も少なからず
いらっしゃるのではないでしょうか?これらの手法はいかにも米国流
で、そのアクのようなものにアレルギーを起こしているのは私の感覚
が日本的なものだからだと思います。

ステッカーをこきおろしはしましたが、小さなお子さんの乗って
いる車を見かけたら、あたたかく見守ってあげたいですねえ。
暑い時季ですし、ドライバーの皆々様、安全運転で参りましょう。





2007年08月09日(木)      蝉の蛻

 今年は蝉が多いように感じます。
 鳴き声もずいぶんとうるさく感じます。
 特に明け方、けたたましく鳴くみんみん蝉
 にはうんざりです。寝苦しい夜も明け方に
 やっと涼しくなって、さあもう一寝入りと
 いうところにあの鳴き声は公害です。
何年も土の中にいてやっと成虫になって短い期間で繁殖せねば
ならない蝉たちを疎ましく思うのはいかさま不憫とは思うものの、
やかましいものはやかましいのです。

蝉さんたちよ、なるべく遠くで鳴いておくんなさいな。





2007年08月08日(水)      茗 荷

 梅雨明けから一週間、途端に猛暑が続い
 て、夏バテしそうですが、おかげで夏の
 暑さにも体が慣れてきたようにも思います。
 しかし今日はすでに 『立秋』 季節は
 確実にすすんでいるようです。
 そろそろ1日くらい雨が欲しいですねえ・・・

       立秋は真夏日となりみやうがのこ





2007年08月07日(火)      横 綱

 今回の朝青龍関の謹慎は、思った以上に
 重い処罰であったと思います。2場所休場
 し、稽古もろくにできないのでは廃業勧告
 にも等しい厳しい処分といえましょう。
 武士に例えれば蟄居といったところでしょう。
 確かに、腰を痛めたといって巡業を休み、
自国でサッカーに興じていてはいけませんし、横綱としての自覚を
欠いていると非難されてもいたしかたないでしょう。しかしながら、
諸悪の根源は、部屋の親方と相撲協会でしょう。朝青龍ばかりを
悪役にせず、今後のことを真摯に考えてほしいものです。





2007年08月06日(月)      不 戦

今年も原爆記念日がやってきました。
毎年のことですが、「何も真夏のこんな暑い日に熱線爆弾で人
を焼き討たなくてもよかったんじゃあねえか米国さんよ」 と思い
ます。無為に亡くなった命のいたましさ。死を直視するほかなかっ
た人たちの無念。なぜここに落としたかという不条理。その後を
生きる上での差別の過酷・・・

 戦争を仕掛けたのは当時の日本政府です。
 無理な戦をつっかけて墓穴を掘ったのは言わ
 ば自業自得、グローバルな視点で原子爆弾が
 戦争終結を早めたことも概ね解釈できます。
 当時の日本政府は間違っていたと思います。
 が・・・こんなひどい核爆弾を2発もぶっ放し
た米国に潔い 『義』 はあったのでしょうか?原子爆弾投下正当
化の理論に捻れを感じるのは戦後生まれの青さなのでしょうか?

江戸鎖国の260年間が平和と呼べるか否かは措いて、殺し合いば
かりしてきた日本の歴史の中であれだけの期間 『戦』 がなかった
ことは評価できると思います。明治になったとたん、あちこちに
戦をつっかけ、増長しきって挙句、非人道的な原子爆弾で焼かれ
るまでたったの80年です・・・

戦後、日本で戦のない状態が今年で62年・・・その希少な期間に
生まれたことをことのほか幸運に思います。願わくばこの平和が
何百年も続くことを祈りたいですが、日本のお馬鹿な政治家は
危なっかしいことばかりを言っているように思います。

人の歴史を鑑みればきっとまた戦争はおきることでしょう。
独善的だといわれても、自分の生きている時代には決して
戦争はおこさないようにしたいと思うものです。





2007年08月05日(日)      ゴーヤー棚

 古い種を使ったせいか、気候のせいか、
 今年はゴーヤーの伸びが悪く、今日になって
 やっとこ棚を拵えました。いやいや暑かった
 です。かてて加えて蚊に刺され、毎年のこと
 ながら顔はでこぼこ、手はぶくぶくです。
 例年7月中旬には棚を作って、8月の中頃には
 収穫していますが、今年はお盆過ぎにならな
 いと実がつかなそうです。

ま、じっくりと実が付くのを待って、ひとつでも
生ればチャンプルーにでもしていただきましょう。





2007年08月03日(金)      せ み

 梅雨が明けたとたん、暑い日が続いています。
 蝉も一気に鳴きだして、風物とは言え些か
 やかましく感じます。南の地方では台風5号
 その名も 『ウサギ』 がまたもや上陸しました。
 今日は日本海へ抜けて一安心ですが、また
 東北へ近づく予報です。ちと心配ですな。

       日本海ウサギ台風蝉時雨





2007年08月02日(木)      海から花火

8月になって、ようやっと関東も梅雨が明けました。
そんな葉月遡日の宵に、神奈川新聞の花火大会へ友人たち
と打ち揃って出張りました。

 しかしながら、地べたの上からの見物で
 は無く、釣船を仕立てて沖からの見物と
 洒落ました。磯子の釣り船センターから
 出て本牧沖をぐるりと回り、横浜ベイブ
 リッジをくぐってMM沖の現場へ、錨をお
 ろした舟から綺麗な夕焼けが見えました。

 午後7時すぎから打ち上げ始めた花火は
 適度な間をおきながら色とりどりのバリ
 エーションで打ちあがり、最後は特大の
 二尺玉がどかんと上がり、沖に停泊した
 沢山の船の上の観客からは大きな歓声
 が上がっていました。

釣り船ですから、トイレも狭く、少々運転も荒々しかったですが、
逆にスリリングで、みんなアトラクションのようだと楽しんでいる
様子でした。帰りはとっぷり夜になりましたが夜景の横浜沖には
月もぼんやりと上がり、照明のともったベイブリッジをくぐった
ときには、ああ、横浜人でよかったなあとしみじみ思いました。
一夜明けて新聞記事で昨日は8,000発の花火が打ち上げられた
ことを知りました。ほぼ1時間ちょいでそれだけの花火が上がった
のかと思うとすごいもんだなあと思うばかりです。港の海上から
潮風に吹かれ、チビチビやりながら間近に花火見物をして何とも
果報なことでありました。

さて、夏も本腰を入れて焦熱を運んでくるでしょう。
きついけれども短い期間です。どうにか頑張ってみましょうか。




 < 過 去  目 次  未 来 >


陶 房 日 報