 いやぁ蒸しますな〜、いかにも梅雨らしい
陽気です。我が屋の外飼い猫達もべろーん
と伸びてしまいました。今日明日の2日間、
芋乃市場では織物の教室が開かれています。
簡易的な織機で、夏向きのタペストリーを
作ります。その様子は明日にご報告します。
むしむしで嫌な陽気ですが、この雨が米や野菜を育むのです
し、去年の長雨に比べれば今年はメリハリのある、いく〜らか
過ごしやすい梅雨なのではないでしょうか。辛抱、辛抱。
 良く晴れて、暑い一日でした。
こんな日に本焼き焼成をしています。
倍暑い・・・煙突から出る煙の具合を
見ていたら、蝙蝠が飛んでいるのが
目に入りました。写真を撮りました
が、黒い筋にしか写りませんでした。
かふもりの写真が撮れる午後七時
今日も梅雨らしい良い雨でした。
陽気も涼しくて、すごしやすかったです。
 紫式部の小さな花が咲き始めました。
アジサイの大柄な花と比べると、いかにも
微小な花で、よぉーく見ると薄紫の可愛ら
しい花弁に黄色のおしべめしべがするする
と伸びています。秋には、小さな紫の実を
沢山つけることでしょう。
明日はどうやら暑くなるようです。
蒸すんでしょうなあ・・・負けないようにいたしましょう。
 夏至も過ぎ、昼が長〜くなりました。
梅雨らしい時雨れたお天気の中、今日か
ら6月の 『芋乃市場』 がはじまりました。
山の油絵、日傘、織物、雑貨などを並べて
おります。29・30日には織物の教室もあり、
今月も賑やかな市場になりそうです。
お食事は 『お弁当』 と 『お蕎麦膳』 です。私は期間中
毎日早起きをしておそばを打ちます。夏の朝は清々しくて良い
気分ですよぉ。今朝は朝霧がたちこめて、空気が美味かったです。
お天気も明後日あたりからは梅雨の晴れ間が覗きそうです。
どうぞ皆様、お気軽にお立ち寄り願います。
毎月隔週で、港北区の施設で陶芸教室を開かせていただいて
いますが、3教室あるので1日中この施設にいます。畢竟お昼
はお弁当持ち、しかしながら昼食は麺類を食べたいので、今
まではお湯だけを携えて行き、即席物で済ましていました。
が・・・できあいのカップ物ではいよいよ満足ができなくなり、
麺弁当を考案しまた。
 今日の献立は 『つけめん』 です。大勝軒
の特製もりそばをあらかじめ茹で、タッパー
に入れてつゆと保冷剤を同胞します。湯は
魔法瓶に入れて持って行き、昼時間に麺を
一度蓋に出し、つゆを作っていただきます。
麺をほぐしてつけていただくのが本来です
 が、面倒なのでつゆに入れちゃいました。
これだけでは少々味気ないので、玉子焼き
とおにぎりを添えて出来上がり。（勿論、
海苔は直まきのしっとり形です。）麺の
ノビはいかんともしがたいですが、もとよ
り平気な私には格別の馳走でありました。
茹で置きの麺に少々抵抗がありましたが、コンビニで買うこの
手のものよりは数段美味しいものができます。もっと早く試み
るべきであったといくばくかの後悔をしています。いや、肯定
的に考えれば早く気が付いてよかったと言えましょう。
更に研究を深めて、またここでご紹介させていただきます。
昨年11月に創刊し、毎週刊行していた朝日ビジュアルシリーズ
週刊 『藤沢周平の世界』 が今月で完結しました。無論、
全巻を揃え、専用バインダーも購入し、ビシッとバインダーに
納めて満悦しています。
 全巻を通して実に内容の濃い編集でした。
朝日新聞さんは実によい仕事をしました。
一つ一つの小説のあらすじは元より、登場
人物の相関や、時代考証等々、丁寧に編ま
れ、小説の良き 『読本』 になっています。
藤沢小説は、再読のたびに味わいが増すと
言われますが、この読本を得て更に、再読
三読いや四読五読も楽しめることでしょう。
今、私は全巻を揃え終えた充実感とともに、蒐集が完了して
しまった寂寥感に浸っています。かれこれ7ヶ月、毎週本屋へ
行っては一等きれいな本を選りだし、折れないように持帰り、
一冊ずつバインダーに綴じるのが密かな楽しみでした。
刊行が終了して、この楽しみも共に終了です。
また新たなワクワクを探さねばと思うところですが、
何でも集めればいいという訳にはいかないので、また
新たな楽しみを見つけるべくアンテナをはって居りましょう。
朝日新聞のサイト
http://opendoors.asahi.com/data/detail/8153.shtml
『鈍感力』 なる本が出版され、話題になっています。
ざっと斜め読みし、鈍感力なるものの大筋は理解しました。
はっきり申し上げて、私にはこの力は無いようです。能力で
あると定義して、肯定的に考えるポジティブシンキングには
多少の新鮮味を感じますが、能力だとしても身に付けたい
とは思えません。
 どちらかといえば過敏で、小さなことにま
で難癖を付けるタイプから見ると、大らか
で少々のことではへこたれない人を羨まし
く思うことはありますが、半面、そういった
タイプの人を、ちとトロいなとも思ってしま
います。ラジオの選局が苦手であったり、
灯油を入れると必ずこぼしたり、再三に渡っ
て注意しても同じ間違いをして平気でいる
人のそれを 『力』 と呼べるものかも疑問です。もし、これ
が力であるならば、『敏感力』 や、更に 『過敏力』 も定義
されてしかるべきでしょう。
この本が大いに出版部数を伸ばしているのは、読み物とし
て面白く、読みやすいからなのだと思いたいですが、読者
がこの能力に憧れているとしたら少々心配です。
日本人の良さは、細やかで慎ましく、勤勉なところだと思い
ます。勤勉がたたって皆が鈍感力を身に付けて、にぶーく
なってしまったら、国そのものの危機ではありますまいか？
流行語大賞になどならぬと良いですがねえ・・・
本屋で躍起になって探しても見つからず、ネット注文して買った
本が届きました。新刊で定価1,050円の本が早くも古本で出回っ
ており、送料手数料を入れても定価より安く、手元に届いた本は
非常にきれいな状態の本でした。あ、ラツキイ！
 今っぱやりの 『新書版』 です。タイトルは
『水はなんにも知らないよ』 著者は同志社
女子大学現代社会学部教授の左巻健男さん。
内容は、ニセ科学でそれらしく喧伝されてい
る 『イオン水』 『波動水』 『磁化水』 などを
科学の目で検証し、その化けの皮をはがし、
日本人の科学リテラシー向上を啓蒙しようと
いうもの。まだ完読してはいませんがとても
平易に書かれていて読みやすく、理路整然と
して痛快です。世の中には「水は人の言葉を理解する」などと
まことしやかにふれまわる輩がいるようですが、そういったこと
へもきちんと検証結果を説き、疑似科学を鵜呑みにする民草へ
警鐘を鳴らしつつ、水分子の構造を解説し、物の本質を明らか
にしてくれます。
水は生命の源です。日本は世界的にも、かなり高いレベルの
安全できれいな水道水を飲める誇らしい国です。そういった国
の国民が訳の判らぬ怪しげな水に振り回されるのは笑止千万。
きちんと学んで安全で正しい水文化を構築したいものです。
あ・め・あ・め・ふれ・ふれ・・・
 降りませんなあ・・・
アジサイもなんだか乾いちゃってますし、
かと思やあ渋谷じゃあスパは吹っ飛ぶし
新宿じゃあカンバンが落ちるし、物騒な
ことおびただしいですな。そうこうして
いるうちに22日は 『夏至』 です。
ちぃーっと降ってくんなきゃぁ困っちゃいますよねえ・・・
雨乞いをせねばならぬか夏至間近
 チーズ用のお皿を拵えてみました。
白いチーズが映えるように黒い土を使い、
気持ち厚手に成型し、周囲には櫛目を入れ、
白土で象嵌をしました。釉薬は上面の平ら
な部分だけに黒の艶消し釉を掛けました。
立ち上げの焼き締め部分と釉のコントラ
ストが良く、ぐるりの白化粧も効いていて、中々いいです。
このお皿を使って、第2回 『チーズの会』 を催しました。
お客様は緑園都市 『ぎゃらりぃ安土』 のオーナーと、お仲間
です。チーズのメニューは前回10日と同様6種類、愛宕山は
フェルミエから取り寄せた活きの良いナチュラルチーズです。
お皿に盛り付けてみると、ねらい通り良く映えました。（実は
また写真を撮る余裕がありませんでした・・・）チーズにパンに
パスタにワイン、そしてお持ち寄り頂いた手料理を加えて賑々
しく食事をし、燻製の会を開きましょうといった前向きな提案
も飛び出し、笑いの絶えない楽しい食事会でありました。
試みに催したこのチーズ会ですが、前回もそして今回も、良い
方々にご参加いただき、有意義な場がもてたように思います。
サービスの面では至らないところだらけであったと反省をして
いますが、回を重ねて学習をし、更に良い場を目指します。
ご監修いただいたフェルミエの美甘奈津子様、
ご参加下さった皆々様、誠にありがとうございました。
心中より感謝申し上げます。 頓首
チーズメニュー
http://www.kamanariya.com/ltd/cheese0706/menu-0617
愛宕山フェルミエ http://www.fermier.fm/
ぎゃらりぃ安土 http://www.azuchi.biz/
 昨日、梅雨入りして良い雨が降りました。
一夜明けたらからりと晴れて、きれいな
夏空に白い雲がすぅ〜っと流れて、ちょ
いと拍子抜けした気分です。明日も予報
は晴れて暑くなる模様。今年の夏はどん
な夏になるのでしょうなあ・・
朝の連ドラ 『どんど晴れ』 を女房につられて見ています。
舞台が岩手と横浜であることから、主人公の奮闘ぶりをとても
身近に感じていますが、ドラマとしてはクサイ演出にげんなりし
ています。マズイ芝居、下手な南部訛り、お決まりの女将修行、
なんだか○流ドラマを日本語吹替えで見ているような錯覚すら
覚えます。でも、ついつい毎日見てしまうのはなんでだろう。
 このドラマの中でもキーワードになっている
『座敷童子』 は、ざしきわらしとか、ざしき
ぼっこと呼ばれますが、河童同様架空の生き物
です。遠野物語や、宮沢賢治の童話にも登場す
るなんとも愛らしいキャラクターです。言わば
『民話的妖怪』 といったところでしょう。
存在についての検証は措くとして、こんな子が
いたらいいなあと思ってしまいます。
三浦哲郎の小説 『ユタと不思議な仲間たち』 には、ペドロと
いう座敷わらしが登場し、主人公と微笑ましい交流をします。
現代では、南部の民家も電化され、曲がり屋は文化財として残る
ばかり、皆が文化的な生活をしていて『座敷』のない家も多いで
すから 「わらしもどこさ出でいいもんだがわがんね」 ことで
しょう。こういった人の心の弱さや危うさが生み出した『偶像』は
人の変化とともに消えていくものでしょうが、民話として伝えて
いくことで消し去らないようにしたいものです。そういう気持ちが
人の心に残っていれば、畳のなくなったマンションでも、いつか
は 『フローリングわらし』 なんてぇのが現れることでしょう。
どんな格好してんだろうねえ・・・
 栗の花も満開になりました。
いい〜ニオイがします。生命力にみなぎって
います。暑い夏が過ぎて涼風が立つと、イガ
グリが生るでしょう。夏あればこその実りです
が、じめじめの梅雨、そして暑い夏をこれか
ら迎えるかと思うと滅入りますな。
栗咲いてむせかえる香や梅雨まぎわ
かまなりやの器と楽しむ食事会 『チーズの会』 の第一回を
開きました。午前中の雷雨には胆を冷やしましたが、夕方には
あがって、きれいな青空がのぞきました。雨の中いらしていた
だくのは気が重かったですが、晴れて助かりました。
チーズのことは今だ初心ですが、愛宕山フェルミエの美甘先達
にご監修いただき、6種類の生チーズを厳選、天然酵母自家製
パンと手打ちパスタ、関塚農場さんの有機野菜サラダという
献立で、じっくりワインを楽しみました。
 画像はブルードーベルニュ（青かびタイプ）です。
チーズはこの他に、スプリンツ（ハードタイプ）
コンテドモンターニュ（セミハードタイプ）
ブリドモー（白かびタイプ）
シャビレザン（山羊のチーズ）
ペコリーノロマーノ（羊のチーズ）
というラインナップ。食べやすい有名どころばかりで、通には
少々物足りない感があるかと思いますが、参加された皆さんは
とても美味しいと喜んでくださいました。サービスに集中して
余裕がなく、会場の写真が撮れませんでした・・・
このチーズの会は、思いのほか応募が多く、定員を上回って
しまったので、当初1日であった日程を2日にわけました。
次回は来週17日に開催します。応募は締め切りましたが、更に
研鑽をして、第二回を開きたいと思っております。
器と楽しむ食事会は、 『天ぷらの会』 『チーズの会』 と
開いてきましたが、今後も何か面白い企画をと考えております。
我々の器だけでなく、芋乃市場でお馴染みの作家さん達、長野
の大越さん、鶴川の梅原さん、茅ヶ崎の宮崎さんなどなど、皆
さんお料理が達者です。そんな作家さん達の器と料理のコラボ
レイションも計画中です。
健康で、良質の食材を美味しくいただける喜びに、器の贅沢
をプラスして、一枚うわての 『食』 を糧といたしましょう。
チーズメニュー
http://www.kamanariya.com/ltd/cheese0706/menu-0610
 玄関先の紫陽花に今年は沢山の花芽が
付きました。ほんのりと色づいて、あと
一週間ほどできれいに染まるでしょう。
今年は梅雨入りが遅れています。せっかく
たくさん花が付いたのに、雨がなくては
かわいそう。降るべきときには降らない
と、いけませんなあ。水不足も少々心配ですしねぇ・・・
ギャラリー 『リンデンバーム』 の篠田さんから、巨樹を
撮影した写真集を頂戴し、とても楽しく拝見しました。50本
ほどの大木の一枚一枚に、撮影者の暖かなまなざしと環境へ
の警鐘が含蓄されて、重厚な一冊に仕上がっています。神奈
川県の木も数本載っています。やはり、鎌倉鶴ヶ丘八幡宮の
大銀杏、鶴巻温泉の大ケヤキ、中川の箒杉が良いですなあ。
 我が家の近所にも気になる木があります。
決して巨樹大木ではありませんが、すっくと
立っているその姿が美しい木です。我が家か
ら北へ、2�劼曚氷圓辰身�の道路際に立つこの
木は 『クスノキ』 だと思います。きちんと調べ
ていませんが、植物に詳しい方が、あれは楠
木だよと仰っていたので間違いないでしょう。
古くは樟脳を取り、市や区の木にも多く指定
されているなじみのある木です。
木は動くことができないので、人の都合で周りの環境は変わり
ともすれば切り倒されてしまう運命にありますが、文句も言わ
ず、枯れるか切られるまで黙々と何千年でも生きる姿に感動
します。人間の一生は長くてもたかだか100年、10分の1です。
植物を擬人化することはどうかとも思いますが、何千年も
耐えて生きた哲学を聞けるのであれば、ひとつ教授願いたい
ものだと思います。
藤沢周平3部作と銘打たれた3作目を鑑賞しました。
凡作でした。お決まりの俳優陣、大衆向けの脚本、無難な殺陣、
室内のセットでの無理な季節感・・・減点すればキリがありません。
映画としてはうまく纏まり、主演俳優も頑張って芝居をしています。
武士がその一分を通す人間ドラマにブレはなく、果し合いのシーン
も緊張感がありました。でも、心が震えるようなものがありません。
 原作は 『隠し剣・秋風抄』 に収められた短編
『盲目剣谺返し』 です。この小説の滋味は登場
人物が、慎ましい抑制を持ちつつ運命に流されな
がらも武士の、妻の、老僕のそれぞれの立場の
『矜持』 を感じさせるところにあります。決死の
立会いの中で剣の奥義の一端を垣間見て敵を倒し、
一段高い精神に到達した武芸者の、その心映えが
妻女を許す静かな邂逅こそが芯であり、その時、
武芸者の心中は波一つ無いのです。映画では、ラストに夫婦で抱き
合って泣き崩れますが、原作者の意図を酌めば、決してああいう画
は浮かびません。映画は映画であることは承知の上で、原作ファン
には残念でなりません。
最近の日本映画は、シネマコンプレックスの成功で興行的な心配が
なくなったせいか、はたまたDVDの売り上げで採算がとれるからか、
テレビスペシャル版程度のデキのものが垂れ流されているように
感じます。気軽に劇場に観に行けるようになったことは歓迎ですが
薄っぺらい内容のものをCMでだけ煽り立て、入場者数だけで云々
するようなことになれば、テレビの視聴率偏重と同じような弊害が
露呈し、映像文化は痩せ衰えてしまうことでしょう。
これから映画を作る皆々様にはぜひとも頑張って欲しいです。
新百合ヶ丘のギャラリー 『リンデンバーム』 さんへ、作品を置い
ていただくことになり、お届けに行ってきました。閑静な住宅街の
とても素敵なギャラリーです。後ほど詳しくご紹介をいたします。
（実は写真を撮り忘れました・・・）出張った勢いで、鶴川の梅原淳子
さんの陶工房を見学させていただきました。『武相荘』 にほど近い
鶴川街道沿いの工房は、作家さん自らリホームをして使い勝手を
良くした手作り工房で、質実剛健な造作でありました。
 そして、これが梅原さんの窯です。薪です。
でも陶器用ではありません。ピザ窯です。
さすがに焼物屋の作る石窯は一味違います。
焚き口が下にある二層構造の炉内は陶器用
のサヤと耐火煉瓦で組まれた横炎式。実に
熱効率よくできていました。特筆すべきは
 きちんと温度計が付いていること！それも
陶芸用の熱電対とデジタル指示の温度計で
す。「焚いていいよー」という梅原さんの
お言葉に甘えて焚かせていただきました。
長い煙突をとっていない割りに火の通りが
良く、パイロメーターのおかげで温度管理
 もし易く、熾き火を貯めることで保温も
容易です。およそ350℃で5分ほど、これこ
の通り美しくピザが焼きあがりました。
梅原さんは窯の温度が上るまでのわずかな
間にパパッと生地を練り、サクサクと用意
をして下さいました。いや、旨かったです。
我が家でも石窯計画はありましたが、今ひとつモチベーションが
あがらずにいました。この窯に触発されて俄然製作意欲が湧いて
きました。陶房かまなりや炊事場計画は未だ絵に描いた餅です
が、ぜひ一角に石窯のスペースを組み入れることにしましょう。
いつできるのかなあ・・・
昨日お祭りでお世話になった浅間町のO田さん宅の近所には
西消防署の浅間町出張所があります。皆で縁日に出張った折に
O田家の若女将S子さんの申すには、市内でも珍しい特殊車両が
配備されているということで、なになにどれどれと野次馬根性
をむきだして見に行きました。
 ありましたありました。消防署には不似合い
なホイールローダーがドーンとありました。
さすがに消防車両だけあって真っ赤に塗装
されています。工事現場で見慣れた車両は
ほとんど黄色い塗装ですが、真っ赤なロー
ダーは一種異様な凄みがありますなぁ。
S子さんの話では災害用に配備されているもので、いざ震災など
という緊急時には、この車両が瓦礫の撤去等に出動するのだそう
です。横浜駅に程近く、重要な幹線道路が交差するところだけに
このような車両配備になったことは頷けます。横浜市のサイトに
は、『救急起動中隊』 として組織された編成図がありました。
げに、頼もしい限りです。まあ、できうることならばこの車両が
活躍するような災害はおきないでほしいものですが・・・
浅間さまのお祭りが終わるといよいよ入梅時期です。
関東でも、来週には梅雨入りでしょう。豊穣を支える雨期です
が、はっきり言って暮らしやすい季節とはいい難いですなあ。
辛抱の時季ですが、知恵を絞って乗り切りましょう。
今日はなかなかに盛り沢山の一日でした。
午前中自宅で陶芸教室を行い、午後は 『書』 でご協力させて
頂いた 『つゆさき日傘コレクション』 の展示を見に東京の神宮
前へ、作品を拝見して、作家さんお二人に小一時間ゆっくりとお話
を伺って、その後その足で西区の浅間神社のお祭へ伺いました。
 同級生の友人が住んでいる四丁目東に
寄せて頂くようになって彼此30年弱、がんを
患って他界された親父様の 『交通部長』と
いう重責を継いだ友人の家も、今ではまるで
我家のようにくつろがせて頂いております。
今年は16になった息子達がお神輿を担がせ
 てもらい、更に濃密にお世話になりました。
午後の1時から夕方の6時頃まで、こってり
と担いだお神輿1年生の倅ども、すっかり
よれよれです。慣れた人ならちょいと棒か
らはなれて休めますが、若い衆はそうはい
きません。まさに担ぎっぱなし！
 一方、30年前はやはり担がせて貰っていた
お父さんたちは、撮影班としてお神輿に付い
て回っているうちに神酒所でお呼ばれして
すっかりできあがり、遂には道路に座り込ん
で呑り始める始末、訳の分からないことを
のたまって奥様方に窘められておりました。
浅間神社の源流は富士山信仰であるそうです。あらぶる山の神を
鎮め、山開きの時季に行なわれる夏祭りは、夏場に流行する悪疫
を祓う悪病退散と、秋の実りを祈る五穀豊穣の祈願祭です。西区
浅間町の浅間神社は、旧東海道の街道筋の由緒ある神様です。
富士山まで行かずともお参りできることを喜びつつ、毎年こころ
よく受け入れて下さる 『四丁目東むつみ会』 の皆々様には、
心より感謝申し上げます。
 畑のジャガイモを探り掘りしてみました。
いや、小さい小さい。豆か？こりゃ。
日陰の株なので仕方ないですかな。でも
まあ芋は芋ですから、うでて食べて見ま
しょう。小さいとはいえ初物ですから、
ありがたくいただきましょう。
新じゃがは色白丸顔器量良し
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