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過去の日記
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自己紹介は、《こちら》からどうぞ。
2006年10月27日(金) 近況報告

かなりのご無沙汰です。
今月いっぱいで仕事を辞めて、現在は有休消化中。
平行して来年からの新しい仕事場に研修がてら行っていて、
こちらが休みが不規則なのと慣れない環境とで、
少々肉体的疲労がたまり精神的余裕が枯渇していた。
来月から来春の転職までは、
新しい職場に不定期にバイトで入りつつ、
この機会にとりたかった資格を2、3取るための期間だ。

そして来月は引越し。
ちょーめんどくさい。

忙しい忙しいと言ってても、
実際は何にもしないで気ばかり落ち着かないわけだが。


手術の経過も順調。
ただ、一度で取りきれなかった部分があったらしく、
年内か年明けくらいにもう一度、小規模な再手術をするとのこと。
痛いのはまぁ我慢できるが、
お風呂に入れないのは辛い。
でも、その頃ならもうSamと同居してるから、
頑張ってまた洗ってもらおう。


来週、引越屋さんが見積りに来る。
それまでに、寝室の壁にかかってる鞭や大量の縄、
棚やクローゼットの怪しい道具類をしまっておかなければ。

あぁ、ちょーめんどくさい。

今時、SM道具見たくらいで引越屋さんが引いたりしないだろ?
という自堕落な思いと、
いや! こういうのは決して他人の目には触れさせてはならん。
という常識的社会人としての思いが入り乱れている。


ちなみに、
引越先は3階建ての3階、角部屋。
しかも現在隣は空き部屋。






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もちろん、床と壁には防音措置をするけれど。

今日はお休み。
荷物の整理とか、そろそろ始めないとなぁ・・・。



2006年10月16日(月) 着々と進行中

左手手術のその後は、
無事抜糸も終わって経過順調。
でもまだ傷口が痛々しいので、
SamはSMはもちろんセックスも控えめだ。
そんなの気にしなくていいのにな。

まあ、今月いっぱいは私も仕事が忙しいから、
少し禁欲するのもいいかもしれない。


先週のお休みの間に、いろんなことが進展した。
まず、引越し先が決定。
都心から離れる分、広さも環境も向上。
引越しは来月下旬。
そして、新しく迎える犬を愛護ボランティアさんと相談の上、決定。
生後半年のスピッツの男の子だ。
日曜日にSamに車を出させて、一日かけてドライブがてら面会に行った。
ボランティアさんもいい人だったし、
犬もすくすく元気な子で、
12月中旬に正式に我が家にやってくることに決まった。


引っ越したらSamはルームメイトになる。
将来のことを考えると、
まだ完全に安心して一緒に居られる、というわけではない。
私の生活もずいぶん変わるし、
Samがまた何かトラブルを起こしたら、
私の生活も破綻する恐れがある。

今の我が家で一番の新参者はSamなので、
ほかの動物たちにもどこかしら遠慮がちだ。
だからこの度迎える子犬はSamの初めての後輩で、
そういうのも加わってさらに可愛くてうれしいらしい。
「この子のためにも、もっとしっかりするよ。」
と言ったSamの言葉を、信じなくちゃいけないと思う。






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子犬と戯れるSamのにやけっぷりは、
今まであまり見たことのない温和な表情だったから。






2006年10月12日(木) 泣かせちゃった。

基本的に、泣く男は嫌いだ。
男じゃなくても、人前で泣く人間が嫌いなんだと思う。
正確に言えば、
人前で感情を制御できずに泣いたり怒ったりする人が嫌い。
もちろん、そんなこと口に出したり態度で表したりはしないけど。
そういう場面に出くわしたら、内心は「かんべんしてよ。」と思う。
自分でも、人前では喜怒哀楽はコントロールするようにしている。

面白みのない人間だ。


Samも比較的感情のフラットな人間で、
特に泣くところは2、3回しか見たことがない。
私との問題で泣いたのは一度だけだ。
あとは、私が意図して泣かせた。

どうやって?

Samの弱点、それは「動物モノ」に弱いこと。
「フランダースの犬」とか、「子ぎつねヘレン」とか、
「動物感動モノ」と見せるとまず、泣く。
自分でもわかっているから、そういうのは私と一緒のときは見ない。
無理やり一緒に見て、泣かせたのが何回か。


先日、いいフラッシュを見つけたのでSamに見せた。
フラッシュといえば笑えるものだと思い込んでいたSamは、
無警戒に見始めたのだが。

最初は「まだ面白くならないの? これから?」とわくわくしていたが、
だんだん無口に、
そしてぼろぼろと涙。
(背後から見ていた私も泣いたけど。何回見ても泣けるのだ。)






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意識してなくても、実は鬱憤がたまってたりするんだろうか。


ちなみに、そのフラッシュはこれ。
http://www.geocities.jp/urya_com/fwafwa.html

涙もろい人、ご注意を。


2006年10月11日(水) バイバイ、ピアス

手術のため、今週はまるまるお休み。
痛いのは左手だけで、体はなんともないので
そろそろヒキコモリにも飽きてきたかな。
毎日読書、昼寝、ネット、の繰り返しだもの。
お風呂にも入れないし髪も洗えないし、
あまり出かけるわけにもいかない。

今日は術後の経過を見せに病院に行く予定。
ついでに銀行やら区役所やら郵便局やら、
引越し準備活動もしてこようと思う。
あまり動き回るとまた手が腫れてしまうのだけど、
じっと寝てるのもつらいよー。


暇なので、乳首のピアスを外してしまった。
まったく衝動的。
最近また調子が悪く、変なにおいの体液が出て痛かったりしたし、
入れて一年以上の間、ほとんどプレイの邪魔にこそなれ
役には立たなかったのだ。
取っちゃって、見た目は寂しくなったけど
気分的にはすっきり。
ホールが落ち着けば、またおっぱい鞭とか乳首責めとかできるぞ!
ちょっと、いや、かなりうれしい。
たぶんSamも喜ぶだろう。

左手が回復するまで、しばらくきつい縛りもできないだろうから、
プレイとしては鞭とか針とかがメインになることだろう。






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状況、相手、気分、体調、その他いろんな要素がそろって初めて、
受け入れられるものなのだ。

と、そう思う私は実は、Mでもなんでもないのかもしれないな。
それならそれで構わないけど。


2006年10月09日(月) 術後の経過と新居探し

土曜日に予定通り手術は終わり、
まだ腫れが引かなくてドラえもん状態の左手。
まだお風呂もシャワーもだめだけど、
昨夜はSamが髪も体もきれいに洗ってくれた。
運動もNGなので、今週は本当に健全。
先生は「水に濡らさなければ、日常生活程度は大丈夫。」
と言っていたけれど、
果たしてSMプレイは日常生活なのか?というSamとの議論の結果、
結局おとなしくしてなさい、という結論。

手術の前日にSamは我が家に来ていたから、
普通のセックスはした。
でも、私が手術を控えているから、
「俺も射精断ちする。早くよくなるように願掛けだ。」だって。
射精を我慢したところで、何のご利益が??と思ったけど、
まぁ、Samなりの思いやり?なんだろう。


今日は連休の最終日だし、
手も痛みが引いてきたので、
新居を物色しに行ってきた。
二人で初めて降りる駅。
いくつか不動産屋を回って、ちょっと早いけど目星をつけて仮契約まで。
引越しは来月下旬だから、早めに決めたほうが安心といえば安心だけど。
犬も猫も飼えるし、何より広い。

色んなしがらみから自由になって、
すっきりと二人暮しが始まる、はず。
といってもラブラブであろうはずもなく、
寝室は別でプライベートも極力個別。






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もちろん、鞭を思い切り振れる広さも必要。

先のことを考えると不安がたくさんあるけれど、
なんとか乗り越えていくしかないもんなぁ。

楽観も悲観もせず、
できるだけいい方向に向かえるように。

私にできるのは、それくらい。





2006年10月06日(金) あなたにとってSMとは?

昨夜、某バーでの女王様とS男性と私での会話。
お題は、「自分にとってSMとは何か?」。
女王様曰く、自分を表現する方法。
S男性曰く、相手への尊厳の表れ。
私は・・・趣味。

自分がMであるということは、
ただの性癖だ。
そこに哲学も美学もない。
通常のセックスで、正常位が好きか騎乗位が好きか、くらいの、
好みの問題だ。
体質もあるだろうし。

どんなにきれいな言葉でオブラートにくるんでも、
やってることは変態行為だし。






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身もふたもない、情緒のないM女だと思われたらしい。
でも、趣味ではあるけれど、
ものすごく真剣にやってる、と思う。
古いタイプのオタクみたいな生真面目さで。



昨日は珍しく、丸一日Samからの連絡がなかった。
こちらから送ったメールにも返信がなかったので、
また何か悪さしてトラブルか?と嫌な予感。
たとえばこんな風に連絡がつかなくなったとき、
事故にあったとか倒れたとかそういう心配ではなく、
警察に捕まってるんじゃないかとか
そういう方面の不安が先に立つということが情けない。
Samがそういう事件を起こしてからもう1年以上が経つのに、
まだまだ私はSamを全面的に信頼はできないでいる。

今朝は早くに電話があった。
明日は休みなので、今日仕事が終わったらまっすぐこちらに向かうとのこと。
明日の手術のこともあるし、
今週はたぶんSMはしないだろうな。

ちょっとつまんない。


2006年10月05日(木) タフだなぁ

昨夜は8時間も眠った。
2年位前の、不眠症時代が嘘のようだ。
体調もいいし。

昨日はかなり凹んでいたのだけど。
考えてもしかたのないことは、見ないふりをするということが
少しずつできるようになってきた。
これも、最近の進歩だ。
悩みがあっても熟睡できるのも、健康な証拠。


他人から攻撃されるのは、不可抗力だしな。
自衛できるだけするけど、
それ以上はもう、天災と思うしかないよな。


今週末、ちょっとした手術をする。
前から治療の必要あり、と言われてて、
でも急を要するものでもなかったので、
仕事が一段落する時期まで待ってたもの。
(整形とか痔ではありません。念のため。)
日帰りできるけど、
抜糸まではお風呂とか動かしたりとかが無理らしいので、
週末の連休はSamが「お世話係」として頑張るらしい。
激しいプレイはできないなぁ。残念だけど。






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女王様型Mのくせに、そんなことを企むのは、
やはり最近Mっ気が強くなってるせい、なのだと思う。
Samはそういうプレイ、嫌がるのはわかってるけど。


2006年10月04日(水) Mっ気が強くなる理由

今日は出勤が午後からなので、
朝風呂に入ってのんびり。
新堂冬樹の長編も読み終わり、そろそろまた図書館に行かなくちゃ。

「口は災いのもと」とよく言うけど。
まったくだ。
長年生きてるとそれは経験上身にしみてわかっていて、
だから年齢とともに口から出す言葉には慎重になる。
しかし、自分だけ気をつけていても、
周りの人間の失言で、やばいことになることもままあるのが困ったところ。

もちろんその人間に悪気はなくても、
うっかり口を滑らしてしまったことで
私の立場が激しく悪くなってしまった、
昨日の職場での出来事。

まぁ、他人に言われて困るようなことをしてるのが悪い。
とも自覚はしてるが。
私もそこまで完璧な人間ではないし。
それにしても、言っていいことと悪いことくらいわかっても良さそうなものだ。

そのフォローをどうやってするのか、
頭を悩ませている。

私も気づかないうちに、失言をしてるのかもしれないな。
ますます、言葉を放つのが怖くなる。

私は貝になりたい。


何もかもがうんざりで、
すべてをリセットしてどこか遠くに行きたくなるのはこんなとき。

これを乗り越えれば、また人として少しは大きくなれるんだろうか?
あまり逞しくなるのも考え物だ。






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それと、体のマゾ度とはどうやら比例するものらしく、
このまま行くと鋼の精神を持つドMになるのだろうか。

かわいくないな。




2006年10月02日(月) 感じ続けるということ

昨日の鞭跡は、
だんだん青黒く変色しつつ痛みがずっと続いている。

時として快楽よりも苦痛を望むのは、
それが持続する感覚だからなのかもしれない。
快楽は一時だが、苦痛は翌日も翌々日も残ったりするから。
ありふれた、Mとして一般的である意見としては、
痣が残ることで視覚も満足する。


クリトリスフッドにピアスを入れたものの、
期待していたそれによる持続的な快楽、というのはなかった。
愛撫されるときにはたぶん、
指や舌の柔らかさと金属の硬さがあいまって、
いい刺激にはなってると思う。


私はあまり情緒的な人間ではないので、
精神的な想いだけでは頼りないのだ、きっと。
体にダイレクトに感じる痛み、
その記憶や感覚に頼る部分が大きい。


自分でも間違ってると思うのは、
痛みの記憶によって思い返すのがSamではなく、
その行為そのものだということ。
Samという人間そのものではなく、
Samが与える苦痛や快楽に執着してるということ。






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Samはいつまで、こんな私に我慢できるんだろうか。


2006年10月01日(日) 泣くための鞭

さっきSamは帰っていった。
私はというと、お尻と背中が痛くてぐったりしている。
気だるいのは泣きすぎたせい。

私が日常所属している三つの社会において、
私はあまり感情的な人間ではない。
いい意味でも悪い意味でも、
喜怒哀楽が明確ではない。
それは私のもともとの性質ではなくて、
習慣と訓練によって身につけたもの。
だから、ストレスというほどのものではなくても
感情の波は、蓄積されていくのだ。


それをリセットするのに一番効果的なのは「泣く」ということだけど、
一人で泣くのはなんだか悲しいし、
他人の前で泣くのは理由がない。

SMというのは、泣くためのいいきっかけでもあるのだ。


今日は寝室ではなく久しぶりにダイニングテーブルを使った。
そう提案したのは、広いスペースで思い切り鞭を振ってほしかったから。
そこまで口にはしなくてもSamは、
私をテーブルにうつ伏せで両手両足を固定して、
乗馬鞭から始めてバラ鞭、一本鞭と、
いつになく多種類の鞭を長時間使った。
私が泣こうが変な声でうめこうが、
プレイ中はSamは手加減しない。
(マンション住まいなので、叫んだりわめいたりはできないのだ。
どんなに没頭していても大声は出さないということは、
まだまだ正気な部分は残っているということだろう。)

最後のほうで、鞭ではない痛みを感じて不自由な体勢で振り向くと、
ずっと昔にSamが自作したワイヤー製ケインだった。
自分でもどこにしまったか忘れてたのに、
Samはずいぶんノリノリだったんだろう。
一発打つごとに、皮膚に一直線のミミズばれというか、筋が残る。
流血はしないけど、うっすら血が滲む。


今日はSamは、自己嫌悪には陥らなかったらしい。
先日のビンタのときはすごく落ち込んでいたくせに。
体へのダメージという点では、今日のほうが重いのに、
どうもSamの反省ポイントはよくわからない。


散々泣いてすっきりして、
感情はちゃんとリセットできたし。






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なんとなく後回しにしてたら、
お互いにどうでもよくなってしまったのだ。

そういうこともあり、ということで。


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