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過去の日記
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自己紹介は、《こちら》からどうぞ。
2006年09月28日(木) 反省するだけまし。

このところ周期的?に胃(だと思う)が痛くなって、
ひどいときには眠れないくらいだ。
でも先日友達に薦められて試した胃薬がすばらしく効いて、
もう痛くて眠れない夜にさよなら!と幸せな気分。
いや、ちゃんと病院にいくべきなのはよくわかってるのだが。
胃カメラ飲むのいやだよー。怖いよー。


最近、周りのSM友達とか知人がどんどん第一線を離れていく。
お店に関わっていれば閉店したり引退したり、
ショーに出るのをやめたり。
SMバーやサロン通いを卒業する、という人も。

今までもそうやって、世代交代はされてきたんだろう。
たぶん私も、年末に引っ越して東京から(都心から)離れれば、
SMは大部分を家庭内ですることになるし。

寂しいといえば寂しい。
みんなそれぞれ新しい環境にシフトしていこうとしてるのはわかるから、
そしてSM好きなことには変わりないから、
祝福して見送りたいと思う。


私も、SMするのは好きだけど、
SMについて語り合ったりするのは最近、ちょっと嫌い。
他人に自分の話をするのも、他人の話を聞くのも。
(じゃあなんでこんな日記を公開してるのか、という矛盾はおいとくとして。)
やっぱり、すごく個人的なことだし、本来ひっそりやるものだと思うし。






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私がひねくれているのか。
自分も話したり書いたりするときにはそうなってしまっているのか。

いろんな意味で、反省している今日この頃。


2006年09月25日(月) 「ほかの男じゃ満足できない体」

この週末はあまりSMって気分ではなくて、
もっぱら普通にセックスばかりしていた。
でも、Samは時折それを中断して鞭をふるったり、
体中を抓りあげたり。
SMの気分でない私を醒めさせず、
より快楽を深く鋭くするための痛み。
微妙な力加減も、阿吽の呼吸というのか、
私が不快に感じるギリギリのところでうまく調節する。

長くつきあうと、こういうところが便利で離れがたくなるんだな。


私がSamに期待するものはほとんど何もない。
経済力も、地位も、将来性もなにも持っていないから。
強いて言えばSamは砥石みたいなもので、
私を磨き鍛えるための存在。

SMもセックスも、お互いにやりたいことがやりたいだけできるし。

「御主人様」だった頃は、私の体はSamのものだった。
今は私のものは私のもの。
行為は同じで、私の体をSamは好きなようにいじくりまわすけれど、
私の意識としては
「貸し与えてる」
なのだ。
どちらかといえば、主導権を握っているのは私。






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Samがあまり射精にこだわらないせいもあるけど。

しかし、こんなに自分本位なセックスばかりしていたら、
この先ほかの男性とするときにいろいろと不便なんだろうな、と思う。
ある意味、「ほかの男じゃ満足できない体」にされてしまったわ。
でもまあ、この先、年齢的にももう新しい恋におちることもないだろうし、
気持ちのいいセックスは体だけの問題でもない、と思いたいので、
あまり悲観的にはならないことにしよう。




2006年09月23日(土) 二人の関係

昨日の電話で、
「明日は早めに仕事が終わるから、夕方にはそっちに着くよ。」と、Sam。
嬉しそうだ。
いつから、Samはこんなに喜怒哀楽を素直に出すようになったのかな。
私のほうは逆に、Samに対してあまり笑わないのに。

昔とはえらい違いだ。

もうすぐ9月も終わって、Samとの関係を再開して1年が経つ。
未だにSamを完全に信頼できないでいる私に、
Samはよく頑張っていると思う。
それにもある意味感心するが、
信頼できない相手と1年も(身体的には)深く関わっていられる、
ということにも、改めて驚く。


SMがなかったら、とっくに縁の切れている相手だ。
そう思うと、なんか寂しい気もする。






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人の心なんて、自分でもよく理解できなかったり、
制御もできなかったりするものだから。

この一年成り行きにまかせてきたように、
これからもまだまだ自然にまかせていくんだろうな。


2006年09月19日(火) 25分間プレイ

先週末から風邪気味。
2週間ぶりにSamは我が家に来たけれど、
鼻水ぐずぐず、咳ごほごほの私とSMどころかセックスもする気が失せたらしい。

でも、私の気分は「鞭」だったので。

「いーじゃん、鞭だけでいいからさー。」
「だめだってば! 熱でたらどうすんの?」
「プレイしてもしなくても治りは変わんないよ。だったらしたほうがいいじゃん。」
「・・・そんな気分じゃないよ。」
「嘘だね。そろそろ鞭振りたいと思ってるはずだ。」
「・・・そりゃ、そうなんだけど。」
「じゃ、しよ!」
「20分・・・うーん15分だけだよ! 縛りもなしで!」
「えー? 縛ろうよぅ。」

・・・と、こんな感じの問答があって、

結局軽くプレイはしたのだった。

鞭だけ、というわけにもいかないので。

Samの性格というか気質からいって、
私が風邪引いてようと調子悪かろうと、
プレイする。となったら手加減は無しなのだ。


最初は普通に背後から打たれていたのだが、
後半は高手後手に縛られて正座して上半身を伏せた私の頭のほうに立ち、
背中を片足で踏みつけてお尻のほうに打ってきた。
使ったのはバラ鞭と乗馬鞭。
我が家のバラ鞭は房がほっそーくて硬い。
2、3本だけぴょろっと長く飛び出ていて、
そのせいかバラ鞭のくせに痛い。
房が細いから、前方からお尻を打たれると先が巻き込んで、
たまに股間の隙間に先端がヒットする。
お尻を下げるとまた連打されるので、
怖いけど突き上げざるを得ない。

横パイもさんざん乗馬鞭で打たれ、
尻と太腿に何本もミミズ腫れができて凸凹になって、
私は鼻水と涙でぐちょぐちょになって、
プレイ終了。
合間にアナルとかお○んこもちょっといじられたけど、
これは正直、蛇足だった。
Samには言わないけど。






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結局、予定時間の15分を10分ばかりオーバー。
「はっ、いかん、10分過ぎてしまった。」
「いーじゃん、楽しかったでしょ?」
「そりゃ、まぁね・・・。」


たまには、短時間集中プレイもいいかもしれない。

風邪は、悪化もせず回復もせず。


2006年09月18日(月) ちょっと弱気。

今日は休日だけど、来年からの新しい職場に顔を出した。
相変わらずのプレッシャー。
もともと私は人見知りだ。
もういい大人だから、普通にふるまってはいるけれど。
内心は冷や汗。

スタッフが、私が早くなじめるようにと気を遣ってくれて、
色々アドバイスをしてくれる。
アドバイスというよりは忠告、苦言に近いものも。
正直凹むのだけど、
そういうのをひとつずつクリアして、
自分のあるべき姿、組織にうまくフィットする自分、に
自分を調整していくべきなのだ。
ここでいじけたり、周りを恨んだりするって手もあるけど、そうはならない。
問題点がたくさんあって凸凹でいびつでも、
ひとつずつ削って潰していけば、
いつかはきれいな球になるだろう。


楽天的過ぎるかもしれないな。
この世の中には、どんなひどいことも残酷なことも理不尽なことも、
いくらでも起こりうるってことは、
身にしみて解っているはずなのだが。


2006年09月10日(日) ほんの出来心

今週は、一人で過ごす週末。
一歩も外に出ず、ひたすら読書、睡眠、ネット、音楽の繰り返しだ。
たまにはこういうのもいい。
Samと住むようになったら、少し考えないといけないだろうな、と思う。
寝室を分けるとか、ヒキコモリ用の部屋を作るとか。
ずっと一緒に居たら、たぶんまただめになる。
わかっててなぜ一緒に住もうと思うのか?
自分でも、愚かだなぁってわかっている。

でも、同じ失敗は繰り返さないんではないか?という、
一縷の望みも捨てきれないでいるのだ。
幻想も過剰な期待もなく、
現実的に共同生活ができるなら、
それは総合的に見て私にもSamにもいいことだと思うから。


しかし、一人でいるとよくないこともある。
何の気なしにネットで見ていたDisk Unionのサイト、
もう20年近くも前に好きで好きで好きでどうしようもなかった人の、
懐かしいCDとDVD(もちろん再発)を見つけて、
ついうっかり購入してしまった。
音源や映像は残酷だ。
あの頃のままの声を、姿を、今でも同じく見ることができるなんて。
ほんの出来心なのに、届くのを待ってる今、変にどきどきしている。

その人のことは、今でも好きだ。
ずいぶん幸せな思いもしたし、ひどい目にもあったし、
そういう思い出を含めて、
その頃のかわいかった私を含めて、
その人と関わっていたことが今でも大切だ。

何にも知らないくせに、頭でっかちで。
いろんなものが怖かったくせに、変に大胆で。
あの頃に戻りたいとは思わないけど、
思い出すことでいつも、救われている。


たぶんこれからも、忘れない。
それは、私が自分に許した、数少ない「あまあま」な部分だから。
誰とセックスしてもSMしても、たとえ恋をしても、
私の中の底の一部にそんな「あまあま」を隠し持っていることが、
相手に対して悪いことだとは思わない。
もうそれは、私の心の一部分になっているから。

うまく言えないけど。






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しないけど。
これまでも、これからも。ずっと。

大事なものは、心の中でひっそりと。



2006年09月06日(水) フィストデビュー?

最近、また少しSM関係の知人に会う機会が増えた。
昨夜はEとEの友達の女王様と3人でバーで話した。
(話はそれるけど、最近めっきりお酒が苦手になってきた。
飲むのは嫌いじゃないのに、すぐ眠くなったり気持ち悪くなったり。
それに、酔っ払った人を見るのがとても苦痛。
トシですかね・・・)
その女王様はフィストマニアらしく、私にも「やらせて!」とずいぶんしつこく誘われた。
アナルとお○んこ、両方だって。

私はフィストはやったことがない。
人間の体は結構どうにでもなるものらしいので、
たぶんがんばって拡張すればできるんだろう、とは思う。
でも個人的にやりたいか、というと・・・

あまり、気が進まない。


もちろん、パートナーがそれを望むなら拒むつもりはない。
今までのパートナーにそういうことを好む人がいなかったのが、
今までしなかった一番の理由だ。
基本的にMである私は全体的に受身で、
自分から「あれがしたい、これがしたい」という要望は出してこなかったから。
あくまでも、相手がしたいことをしたいように。
それを受け入れられる体と心を作り上げること、が大事だった。
(今は、Samにはかなり我を通しているけど。
Samは「御主人様」ではないから。)

SMに関して、私が欲するのは一番に、苦痛なんだと思う。
フィストが苦痛を伴うもの(鞭や針やなんかのような)なのかというと、
私の見聞した限りではそうでもなくて、
どちらかというと「こんなものが入った!」という達成感みたいなものが大きいような。
(いやもちろん、やったことがないから正確にはわからない。
ものすごく苦痛を伴うのかもしれない。
あくまでも想像。)

そういう達成感も、相手との関係の中ではとても大事で、
だからもしもパートナーが「やってみたい」と望むなら、
痛いとか気持ちいいとかはまた別で、
「やった! 入るようになった!」というMとしての喜び、というのは
ものすごく理解できる。


EもSamも、今のところフィストには興味はないらしい。
愛のないプレイはしない主義なので、
先述の女王様とフィストプレイする気もない。
なので、当面はその機会はなさそうだ。






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パンツを脱がなければ捕まらない、と言ってたけどそうなのかな?
EにしてもSamにしても、なんか健康的というか体育会的というか。

健全なSM、もあっていいのかもしれないけど。


2006年09月04日(月) 私がこんな風になった理由

昔に比べると、私はずいぶんとポジティブである。
言い換えれば、たくましくなったのかもしれないし、
単に鈍く、したたかになったのかもしれない。
うん、“鈍い”が一番当たってるかも。

それはたぶん、経験によって鍛えられただけだ。
盛りだくさんの人生、と昨日日記に書いたけれど、
悪いこと、経験せずにすむならしないほうがいいことが多い。
不妊治療であったり、離婚であったり、精神病院への長期入院であったり。
今でも、それらを嫌悪する気持ちは確かにある。
そういう経験をしないですんでいれば、
もっと弱く可愛げのある女性でいられたのかもしれない。

仮定の話は無意味で嫌い。


Samは、私がダメダメだった頃を少しだけ知っている。
その頃のほうがM女らしかった、と言っていた。
でも、今のほうがSamだって楽なのだ。


経験で得ることはもちろんたくさんあるのだが、
消耗することも同じくらいある。

絶望も、より深くなる。


それでも、もう私は精神を病んだりはしないだろうし、
図々しく生きていくんだろう。






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今日も、元気に明るく、行ってきます。


2006年09月03日(日) 凹んでますが、元気です。

人生、いいことばかりじゃない。
悪いこと、嫌なことのほうが印象深いぶん、
そちらの占める割合が多い気もする。

のっけから暗くて申し訳ない。

多分、私はずいぶん盛りだくさんな内容の人生を生きてると思う。
最悪な時期もあったし、今考えたらアホなことをしてた時期もあった。
それでも自分ではおおむね幸せだと思っている。

でも、やっぱりトラブルというか、
予想もしない事態というのは起こるものなのだ。
今がまさにそれ。
解決策は、二つの選択肢のどちらを取るか、ということだけ。
どっちを取っても一長一短、というか、まぁ大きな視野で見れば、
我を通すのか折れるのか、
或いは名を捨てて実をとるのか、という問題なのだけれど。

結論を出すにはまだ時間がたっぷりあるので、
よく考えようと思っている。


この週末はそんなこともあって、
Samに対しても不機嫌な態度でいた。
ただの八つ当たり、というか甘えだ。
そういう問題をSamに愚痴として言うことは言うけど、
例によって意見はしてほしくない。
Samも、すっかり心得てしまっていて、
いい聞き役に徹している。


こうやって、何でも自分ひとりで決めて、
ひとりでsurvive(大げさね)していくのは、
寂しいことだとは思う。


精神的にそれ以上の力になれない分を埋め合わせようとするのか、
肉体的にはSamは頑張って尽くしてくれた。
行為そのものを見れば、体中痣だらけの私のほうが犠牲者みたいだけど、
攻める・受けるという役割が完璧に分かれているだけで、
むしろ私のほうが楽なのかもしれない。

胡坐縛りをメインに、下半身を中心にスパンキング。
最近、Samは鞭をあまり使わない。
かわりによくするのは、手でのスパンキングと首絞め。
手も足も動けない状態で、
アナルを指でかき回されながら縄で首を締め上げられたり。
意識が薄れかけたところで、
内腿や股間を思い切り平手打ちされて正気に戻ったり。






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Samに言わせると、SMと射精は相容れないものらしく、
今日のプレイもSMではなくて「普通のセックス」
なのだそうだ。

私はどっちでもいい。
気持ちよくて楽しければそれで、充分でしょ。




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